日産が、大人気ミニバン「セレナ」のマイナーチェンジを行い、2025年8月に予定しています。
現行モデル(C28型)は2022年11月にフルモデルチェンジを果たし、2024年には待望のハイブリッド4WDモデル「e-4ORCE」の追加や、スポーティグレード「AUTECHスポーツスペック」の設定など、着実に進化を続けています。今回のマイナーチェンジでは、エクステリアデザインを中心に大幅な刷新が予想され、質感の向上と新世代の日産デザインを取り入れることで、さらなる魅力アップが期待されています。本稿では、現時点で判明している新型セレナのスペック、装備、変更点などを詳細に解説し、その全貌に迫ります。
新型セレナマイナーチェンジ情報まとめ
- 発売時期: 2025年8月頃にマイナーチェンジモデル発売予定。
- 主な変更点:
- エクステリアデザインを大幅刷新(フロントマスク中心)。
- インテリアデザインの大きな変更はなし。
- エクステリア:
- 日産の最新デザイン言語(アリア風)を採用。
- フロントグリルはフラットでシームレスなデザインに変更。
- ヘッドライトは薄型化、LEDデイタイムランニングライトも新意匠に。
- アルミホイールのデザインを刷新。
- インテリア:
- 12.3インチデジタルメーター&インフォテインメントシステム、スイッチ式電制シフト、ヘッドアップディスプレイなどは基本的に継続。
- e-POWER FF車の8人乗り設定、3列目シートスライド、豊富な収納、デュアルバックドア、ハンズフリーオートスライドドアなど、現行の利便性は維持。
- 運転席足元スペースやスイッチ式シフトの操作性に関する変更は見送られる可能性。
- 近接時アンロック/降車時オートロック機能は継続採用の見込み。
- パワートレイン:
- 2.0Lガソリンエンジン(FF/4WD)と1.4L e-POWER(FF/e-4ORCE)を継続搭載。
- e-POWERは高い静粛性、力強い走り、優れた燃費性能(FF: 20.6km/L, e-4ORCE: 17.0km/L)が特徴。
- e-POWERにAC100V/1500Wコンセント設定あり。
- 安全装備:
- 運転支援技術「プロパイロット(ナビリンク機能付)」を全車標準装備。
- 最上級グレード「ルキシオン」には高速道路でのハンズオフ走行が可能な「プロパイロット2.0」を標準装備。
- 衝突回避ステアリングアシスト、プロパイロットパーキング(メモリー機能付き)、プロパイロットリモートパーキングなども引き続き搭載(グレード別設定含む)。
- ボディサイズ・グレード:
- ベースグレードは5ナンバーサイズ、ハイウェイスター/ルキシオンは3ナンバーサイズを維持。
- グレード構成(X, XV, ハイウェイスターV, ルキシオン, AUTECHなど)は基本的に変更なし。
- LUXIONのe-4ORCE(4WD)モデル追加は見送られる見込み。
- カスタムモデル:
- 「AUTECH」(専用グリルデザイン変更あり)、「ステップタイプ」、「マルチベッド」を引き続き設定。
- 価格:
- 装備変更などにより、全体的に小幅(5万円程度)な値上げが見込まれる。
日産 新型セレナ マイナーチェンジ エクステリアデザイン:アリア譲りの新世代フェイスへ
今回のマイナーチェンジにおける主な変更点は、エクステリアデザインの刷新です。日産の電気自動車アリアなどからインスピレーションを得た、新世代のデザイン言語が採用される見込みです。
具体的には、フロントマスクが大きく変わり、水平基調でフラットな印象を与える大型グリルが新たに採用されると予想されています。また、現行モデルで縦に配置されていたヘッドライトは薄型化され、シャープな印象のスリムなデイタイムライトとの組み合わせにより、より先進的で洗練されたイメージへと進化するでしょう。足元には、新デザインのアルミホイールが採用され、全体のスタイリングを引き締める効果が期待されます。
個性を際立たせるカスタムモデルも健在
新型セレナでは、多様なニーズに応えるカスタムモデル「AUTECH」「ステップタイプ」「マルチベッド」も引き続き設定される見込みです。
セレナAUTECH は、上質なスポーティさを追求したモデルです。専用のドットパターンフロントグリルやブルーに光るシグネチャーLED、メタル調フィニッシュの専用パーツなどが、個性的で洗練されたエクステリアを演出します。インテリアには、柔らかなレザレットシートや紫檀調のインストフィニッシャー、ブルーステッチなどが施され、上質な空間を提供します。e-POWER車では、セカンドシートに快適なキャプテンシートが採用される点も特徴です。
セレナステップタイプ は、助手席と助手席側スライドドアから同時に使えるロングステップが特徴です。ドアの開閉に連動してステップが展開・格納され、ステップイルミネーションも装備することで、夜間や暗い場所での乗降を安全かつスムーズに行うことができます。
セレナマルチベッド は、3列目シートを取り払い、収納式のベッドシステムを搭載したモデルです。防水性のあるベッドマットを採用し、大人2人がゆったりと就寝できる広さを確保しています。アウトドアや車中泊など、多様な用途に対応できるのが魅力です。
日産 新型セレナ マイナーチェンジ 最新装備はそのままに:使い勝手の良いインテリア空間
一方、インテリアに関しては、現時点では大幅な変更はないとされています。しかし、最新の装備の採用により、使い勝手の向上が図られることは十分に考えられます。現行モデルでも好評の12.3インチフルデジタルメーターと12.3インチインフォテインメントシステムのデュアルディスプレイは継続採用される可能性が高く、視認性の高さと豊富な情報表示でドライバーをサポートします。また、日産初となるスイッチタイプの電制シフトも、すっきりとしたデザインと直感的な操作性で引き続き採用される見込みです。さらに、10.8インチのヘッドアップディスプレイも装備され、運転に必要な情報をドライバーの視線移動を最小限に抑えながら提供します。
シートレイアウトは3列シートを基本とし、前モデルで7人乗りだったe-POWER車もFFモデルではガソリン車と同様の8人乗りとなるなど、乗車定員は維持されると予想されます。2列目シートのスライド機構に加え、3列目シートにもスライド機構が標準装備されたことで、フル乗車時でも快適な居住空間が確保されています。運転席周りでは、足元の通過スペースが拡大され、運転席と助手席間の移動がよりスムーズになるなど、細やかな改良も期待できます。収納スペースも各所に配置され、利便性の高さは維持されるでしょう。
ラゲッジスペースは、クラストップの広さを誇り、使い勝手の良い「デュアルバックドア」も引き続き採用される見込みです。これにより、後方のスペースが限られた場所でも、荷物の出し入れが容易に行えます。また、両手が塞がった状態でも足のジェスチャーで開閉可能な「ハンズフリーオートスライドドア」も、センサー感度の向上によりさらに使いやすくなると予想されます。
日産 新型セレナ マイナーチェンジ パワートレイン:進化を続けるe-POWERと信頼のガソリンエンジン
新型セレナのパワートレインは、2.0L直列4気筒ガソリンエンジンと、進化した「e-POWER」ハイブリッドシステムが引き続き搭載される見込みです。ガソリンモデルは、最高出力150ps、最大トルク20.4kgmを発揮するエンジンにCVTが組み合わされ、FFまたは4WDを選択可能です。
注目は、改良が施される「e-POWER」ハイブリッドシステムです。発電専用エンジンが従来の1.2Lから1.4Lに排気量アップされ、発電量の増加と発電時間の短縮により、静粛性の向上が期待されます。また、走行用モーターのトルクと出力も向上し、より力強くスムーズな加速性能を実現するでしょう。さらに、AC100V/1500Wコンセントも設定され、利便性が高まります。2024年の改良で追加設定された、リアモーターを搭載する4WDモデル「e-4ORCE」も引き続きラインナップされ、雪道や滑りやすい路面での安定した走行をサポートします。
燃費性能も向上しており、WLTCモード燃費でガソリンFFモデルが13.4km/L、4WDモデルが11.6km/L、e-POWER FFモデルが20.6km/L、4WDモデルが17.0km/Lとなっています。前モデルと比較して、e-POWERだけでなくガソリンモデルでも燃費が改善されている点は注目です。
スペック | 新型セレナ | 新型セレナ e-POWER |
---|---|---|
全長 | 4,690mm〜4,765mm | 4,690mm〜4,765mm |
全幅 | 1,690mm〜1,715mm | 1,690mm〜1,715mm |
全高 | 1,870mm | 1,870mm |
ホイールベース | 2,870mm | 2,870mm |
エンジン | 直列4気筒DOHC 2.0 L | 直列3気筒DOHC 1.4 L +モーター型式:EM57 |
最高出力 | 110kW(150ps)/ 6,000rpm | 72kW(98ps)/ 5,600rpm |
最大トルク | 200Nm(20.4kgm)/ 4,400rpm | 123Nm(12.5kgm)/ 5,600rpm |
モーター 最高出力 | - | 120kW(163ps)/ 4,400-5,000rpm |
モーター 最大トルク | - | 315Nm(32.1kgm)/ 2,400-4,000rpm |
駆動方式 | 2WD/4WD | 2WD/4WD |
乗車定員 | 8名 | 7名~8名 |
WLCTモード燃費 | 13.0km/L~ 13.4km/L | 18.4km/L~ 20.6km/L |
今回のマイナーチェンジで、これらのパワートレインに関する大幅な変更はアナウンスされていませんが、制御系の熟成など、細かな改良が加えられる可能性はあります。
日産 新型セレナ マイナーチェンジ あらゆる角度から徹底的に科学したクルマ酔い軽減技術
第2世代「e-POWER」と高剛性サスペンションが、車体の動きをなめらかにし、新開発のシートが車体の揺れの伝達を抑え、クルマ酔いにつながる頭の急な揺れを抑制。アクセルペダルだけで車速を自在にコントロールできる「e-Pedal Step」の操作性も向上させました。さらに、高剛性ステアリングの採用により操縦安定性を高め、ミニバンが苦手とする横風を受け流す車体構造によりふらつきを抑えることで、高速でも安定した走りを実現。
日産 新型セレナ マイナーチェンジ 運転支援システム 360°セーフティアシストについて
日産の先進運転支援システム「プロパイロット2.0」や「 360° セーフティアシスト」は、7種類の先進運転支援システムで構成される。「インテリジェント エマージェンシーブレーキ」「踏み間違い衝突防止アシスト」「アダプティブハイビームアシスト/ハイビームア」「後退時車両検知警報 RCTA」「インテリジェントLI /LDW(車線逸脱警報)」「RCTA 後退時車両検知警報」「標識検知機能」を採用。
インテリジェント エマージェンシーブレーキフロントカメラで前方の車両(約10〜80km/h)や歩行者(約60km/h以下)を検知。夜間走行時にも動作。衝突の可能性が高まるとメーター内ディスプレイへの警告表示とブザーで注意を喚起し、ドライバーに回避操作を促します。万一、ドライバーが安全に減速できなかった場合には、ブレーキによる衝突回避操作をサポート、または衝突時の被害や傷害を軽減。
踏み間違い衝突防止アシスト進行方向に壁などがある場所での駐車操作中(約15km/h未満)、ブレーキ操作が遅れたり、アクセルペダルをブレーキペダルと間違えて踏み込んでしまった場合、警告すると共にエンジン出力やブレーキを制御し、過度の加速や衝突防止を支援。車両や歩行者の検知。
インテリジェントLI /LDW(車線逸脱警報)意図せず走行車線を逸脱しそうな場合、表示と音で注意を喚起。
アダプティブハイビームアシスト/ハイビームアシスト前方検知用のカメラで、先行車や対向車のライト、道路周辺の明るさを検知し、ハイビームとロービームを自動で切り替え。
インテリジェント BSI(後側方衝突防止支援システム) 死角になりやすい隣接レーンの後側方を走行する車両を検知すると、ドライバーに表示で知らせ、さらに車線変更を開始した場合には、警報とともに車両をもとの車線内に戻すような力を発生し、隣接レーンの車両との接触を回避するようアシスト。
インテリジェント ルームミラー インテリジェント ルームミラーは、車両後方のカメラ映像をミラー面に映し出す。
インテリジェント クルーズコントロール 先行車を検知している場合、ドライバーが設定した車速(約30~100km/h)を上限として、停止~約100km/hの範囲で先行車との車間を保つよう追従走行。
インテリジェント アラウンドビューモニター上空から見下ろしているかのような映像をディスプレイに映し出し、スムースな駐車をサポート。
プロパイロット2.0 (最上級グレード「LUXION(ルキシオン)」に設定)車両に搭載した7個のカメラ、5個のレーダー、12個のソナーで、白線、標識、周辺車両を検知し、更にナビゲーションシステムと3D高精度地図データを使うことで、制限速度をはじめとした道路状況を把握しながら、ドライバーが常に前方に注意して道路・交通・自車両の状況に応じ直ちにハンドルを確実に操作できる状態にある限りにおいて、同一車線内でハンズオフ走行を可能とし、安全でスムーズなドライビングを実現。更に、準天頂衛星システムなどからの高精度測位情報を受信し、自車位置をより高精度に把握することが可能。運転支援の状態が直感的に把握できるよう、メーターディスプレイやヘッドアップディスプレイには作動状況がリアルタイムに表示。
日産 新型セレナ マイナーチェンジ プロパイロット2.0搭載:先進の安全運転支援システム
新型セレナには、全車標準装備となる運転支援技術「プロパイロット」が搭載されます。ナビゲーションと連携し、カーブの手前で自動的に減速する「ナビリンク機能」も引き続き採用される見込みです。最上級グレード「ルキシオン」には、高速道路の同一車線内でハンズオフ走行が可能な「プロパイロット2.0」が搭載され、より高度な運転支援を提供します。
「プロパイロット2.0」は、車両に搭載された複数のカメラ、レーダー、ソナー、GPS、そして高精度な3D地図データを活用し、車両の周囲360度の情報をリアルタイムに把握します。さらに、ドライバーモニターカメラがドライバーの注視状態を常に監視することで、安全なハンズオフ走行を可能にしています。ルート走行を開始すると、追い越しや分岐なども含めて、システムが高速道路の出口まで走行を支援します。また、ナビゲーションと周囲のセンシング情報に基づき、車線変更の適切なタイミングをドライバーに提案し、ドライバーの操作によって車線変更を支援する機能も搭載されています。
その他、新型セレナには、衝突の危険を回避するためにドライバーのステアリング操作をアシストする「衝突回避ステアリングアシスト」や、駐車場所を記憶してスムーズな駐車を支援するメモリー機能付きの「プロパイロット パーキング」(ルキシオンに標準装備)なども搭載されます。さらに、「ルキシオン」には、リモコン操作で車両を出し入れできる「プロパイロット リモート パーキング」も搭載され、狭い場所での乗り降りや荷物の出し入れをより便利にします。
日産 新型セレナ マイナーチェンジ ボディサイズ:5ナンバー維持と3ナンバーの存在感
新型セレナのボディサイズは、ミドルクラスミニバンとしての取り回しの良さを重視し、ベースモデルでは全長4690mm、全幅1695mm、全高1870mmと、5ナンバーサイズを維持する見込みです。ホイールベースは2870mm、車両重量はガソリンモデルで1670kg、e-POWERモデルで1790kg、最小回転半径は5.7m、最低地上高は135mm、タイヤサイズは205/65R16となっています。
一方で、カスタムモデルの「ハイウェイスター」と最上級モデルの「ルキシオン」は、専用のデザインを採用するために全長と全幅が拡大され、3ナンバーサイズとなります。ただし、全幅は前モデルのハイウェイスターよりもわずかに抑えられており、日常での使いやすさにも配慮されています。
価格は小幅な上昇に留まるか
新型セレナの価格は、改良に伴い小幅な上昇が見込まれています。現行モデルの価格帯は、ガソリンモデルのFF車で約270万円から、e-POWERモデルの最上級グレード「ルキシオン」で約480万円となっています。マイナーチェンジによる装備の充実やデザインの変更などを考慮すると、数万円程度の価格上昇に留まる可能性が高いと予想されます。
日産 新型「セレナ e-POWER」一部改良 2024年モデル 価格・グレードについて
今回のフルモデルチェンジにより「G」を廃止。新グレード「LUXION」を追加ラインナップ。「LUXION」は「プロパイロット2.0」「12.3インチメーターディスプレイ」「12.3インチコネクトナビ&6スピーカー」をはじめとする先進装備を多数採用している。
そして、2024年の一部改良により4WD(e-4ORCE)モデルを追加し、価格改定が行われます。なんとガソリンモデルは値下げとなりました。AUTECH価格はわかり次第お伝えします。
直列4気筒DOHC 2.0L エンジン 搭載モデル グレード 価格
グレード | エンジン | トランス ミッション | 駆動 方式 | 乗車 定員 | 旧価格 (10%) | 新価格 (10%) |
---|---|---|---|---|---|---|
X | 直列4気筒 DOHC 2.0L 直噴エンジン | CVT | 2WD | 8名 | 2,768,700円 | 2,719,200円 |
XV | 3,088,800円 | 2,988,700円 | ||||
ハイウェイスターV | 3,269,200円 | 3169,100円 | ||||
AUTECH | 3,733,400円 | 3,633,300円 | ||||
X | 4WD | 3,034,900円 | 2,985,400円 | |||
XV | 3,355,000円 | 3254,900円 | ||||
ハイウェイスターV | 3,535,400円 | 3,435,300円 | ||||
AUTECH | 3,933,600円 | 3,833,500円 |
e-POWER 搭載モデル グレード 価格
「セレナe-4ORCE」モデルは、シートレイアウトは7人乗りのみです。価格は2WDと比べて、36万6300円アップに。
グレード | エンジン | 駆動 方式 | 乗車 定員 | 旧価格 (10%) | 新価格 (10%) |
---|---|---|---|---|---|
e-POWER X | 直列3気筒DOHC 1.4L +モーター(EM57) | 2WD | 8名 | 3,198,800円 | 3,248,300円 |
4WD | 7名 | - | 3,614,600円 | ||
e-POWER XV | 2WD | 8名 | 3,499,100円 | 3,548,600円 | |
4WD | 7名 | - | 3,914,900円 | ||
e-POWER ハイウェイスターV | 2WD | 8名 | 3,686,100円 | 3,735,600円 | |
4WD | 7名 | - | 4,088,700円 | ||
e-POWER AUTECH | 2WD | 8名 | 4,150,300円 | 4,199,800円 | |
4WD | 7名 | - | 4,486,900円 | ||
e-POWER LUXION | 2WD | 7名 | 4,798,200円 | 4,847,700円 | |
AUTECH SPORTS SPEC | 2WD | 7名 | - | 4,386,800円 |
マイナーチェンジ後の正式な価格は、発売が近づくにつれて発表される予定です。デザインの刷新や細かな改良を考慮すると、若干の価格上昇はやむを得ない部分かもしれませんが、その価値に見合う魅力向上が期待されます。
日産 新型セレナ マイナーチェンジ 懸念点:バッテリー上がり問題への対策は?
現行C28型セレナ、特にe-POWERモデルの一部ユーザーからは、バッテリー上がり(補機バッテリー)が頻発するという声が報告されています。短期間に複数回のバッテリー上がりを経験したという事例もあり、特に最上級グレードのLUXIONでは、プロパイロット2.0をはじめとする多くの電子制御システムが搭載されているため、暗電流(待機電力)が多いのではないか、あるいはバッテリー容量や充電制御に問題があるのではないか、といった点が指摘されていました。バッテリーが上がってしまうと、e-POWERシステムが正常に起動せず、ジャンプスターターでの復旧も困難な場合があり、ディーラーでのシステム復旧作業が必要になるケースもあったようです。
セレナepowerバッテリー上がり多すぎう
— ととぱぱ@E13(名護支店:アクリル&デザイン担当) (@RYUKYU_E13) March 14, 2025
セレナe-POWERのエンジンがかからず、ディーラーさんに診てもらった所、バッテリー上がりとのこと。毎週乗ってるけど、近所の買い物程度じゃダメみたい。 pic.twitter.com/zdeY3qp0gc
— 八巻 辰二 (@s_hachimaki) January 21, 2023
私は魔女のキキ。こっちはバッテリー上がって文鎮になったセレナe-power。 pic.twitter.com/6DSWwgkAvF
— 有職(28) (@of_high) July 14, 2024
今回のマイナーチェンジにあたり、このバッテリー上がり問題に対して何らかの対策が施されるのかどうかは、多くのユーザーや購入検討者にとって非常に気になるポイントです。もし対策が施されるのであれば、その具体的な内容や原因、そして既に納車されている車両に対するリコールやサービスキャンペーンなどの改善措置が行われるのかどうかも注目されます。現時点では、この問題に関する公式なアナウンスや、マイナーチェンジでの対策有無についての明確な情報はありません。今後の情報公開が待たれるところです。
編集部から一言
マイナーチェンジ版となる日産 新型セレナは、2025年8月の発売が予定されています。日産は、今回のマイナーチェンジによって、主力ミニバンであるセレナの魅力をさらに高め、幅広いユーザーにアピールしていくことでしょう。新世代のデザイン、進化したパワートレインと安全装備、そして多様なニーズに対応するカスタムモデルの存在が、新型セレナの競争力を強化すると期待されます。今後の詳細な情報公開にも注目が集まります。