ランドローバーのクロスオーバーSUV、レンジローバー ヴェラールがフルモデルチェンジを行い、2025年頃に発売されます。
ランドローバーは「2030年までに完全自動化のモダンな高級車メーカー」への変革を掲げており、2032年までにジャガーとランドローバーの全モデルにEVを設定する計画です。初代ヴェラールは2017年の発売から8年を経て、第2世代へとフルモデルチェンジし、ついにBEV(バッテリー電気自動車)化されることになります。
現在、既存ラインナップのBEV化を進めるランドローバーですが、その第一弾となる「レンジローバー ヴェラールEV」の市販型プロトタイプが初めてカメラに捉えられ、スパイショットも撮影されました。
電動化の波に乗り、大きく生まれ変わるレンジローバー ヴェラール。今後の情報にますます注目が集まります。
新型 レンジローバー・ヴェラール フルモデルチェンジ について
この新型ヴェラールは、ジャガー・ランドローバーが開発した電動モジュラーアーキテクチャ(EMA)を採用した完全電気自動車となる予定です。ヘイルウッド工場で生産されることも発表されており、ディスカバリースポーツの後継EVバージョンとプラットフォームを共有する可能性もあります。
電動化だけでなく、デザイン面でも大幅な進化を遂げる新型ヴェラール。その変貌ぶりは、現在開発中の「レンジローバー・エレクトリック」以上とも言われています。
先日、撮影されたプロトタイプからは、スポーティさを増したデザインが確認できます。後退したヘッドライトやメッシュスクリーンが特徴的なフロントフェイス、流線型のボディ、そして洗練されたルーフラインなど、従来モデルから大きく進化していることがわかります。リアデザインも刷新され、ナンバープレートの位置が変更されるなど、新鮮な印象を与えます。
スポーティな装いに生まれ変わるヴェラールの登場が、今から待ち遠しいですね!
次世代型EVは、ポルシェ・マカンEVと競合する位置付けにあり、レンジローバーなどに比べ、オンロード性能を重視したSUVになると予想されます。
写真・情報提供:APOLLO NEWS SERVICE
ジャガー・ランドローバーのエレクトリファイド・モジュラー・アーキテクチャについて
市販型ヴェラールEVは、ジャガー・ランドローバーの電動化戦略の中核を担う「エレクトリファイド・モジュラー・アーキテクチャ(EMA)」を採用します。このプラットフォームは、英国ヘイルウッド工場で生産される、ランドローバー初の新型BEVモデルとなり、その後にはレンジローバー「イヴォーク」やランドローバー「ディスカバリー スポーツ」の後継EVも続く予定です。
ジャガー・ランドローバーはまだ正式な仕様を発表していませんが、ヴェラールEVは800Vのアーキテクチャを採用する可能性が高いと見られています。これにより、急速充電や高出力モーターへの対応が可能となり、航続距離の延長にも貢献するでしょう。さらに、ランドローバーの伝統である牽引能力、渡渉性能、オフロード技術も継承し、それをさらに進化させることが期待されています。
他の高級電動SUVと同様に、ヴェラールEVも高い走行性能と快適性を両立させ、ラグジュアリーな電動SUV市場をリードする存在となるでしょう。
編集部から一言
ランドローバー ヴェラールが、電動化とデザイン刷新で新たなステージへ! スパイショットから垣間見えるスポーティな進化は、まさに次世代モデルにふさわしい姿。2025年の登場が待ち遠しいですね。 編集部一同、今後の情報にも注目していきます!
レンジローバー・ヴェラール について
2017年2月、レンジローバーファミリーに新たな仲間「ヴェラール」が加わることが発表されました。同年3月には詳細が公開され、2017年7月11日には日本で受注が開始されました。
「ヴェラール」という名前は、実は初代レンジローバーの開発段階で使われていたコードネームに由来しています。「ベールに包まれたクルマ」という意味を込め、ラテン語で「覆う」を意味する「velare」から名付けられたのです。
イヴォークとレンジローバースポーツの中間に位置するミドルクラスSUVとして開発されたヴェラールは、ジャガーのモデルと共通のアーキテクチャを採用し、アルミニウム素材を多用することで軽量化を実現しています。
そして2018年には、その美しいデザインが認められ、「ワールド・カー・デザイン・オブ・ザ・イヤー2018」を受賞する栄誉に輝きました。
ランドローバー