2026年2月、スバル フォレスターにC型年次改良モデルが登場します。2025年4月にフルモデルチェンジを果たしたばかりの新型フォレスターですが、早くも進化を遂げることになりました。新グレード「Turing」の追加やハイブリッド車の装備充実など、マイナーチェンジによって魅力がさらに高まっています。この記事では、C型フォレスターの変更点から価格、スペック、装備まで、購入を検討している方に必要な情報を網羅的にご紹介します。

フォレスター C型の変更点まとめ
2026年1月19日に現行B型の受注が停止され、1月下旬から順次C型の受注が開始されることが明らかになりました。今回の年次改良では、大きく分けて3つの変更点があります。
まず最も注目すべきは、1.8Lガソリンターボモデルに新グレード「Turing(ツーリング)」が追加される点です。このTuringグレードは、従来のエントリーモデルだったSPORTよりも価格を抑えた廉価グレードとして位置づけられます。内装テーマカラーには「プラチナ」が設定され、法人ユーザーや装備をシンプルにしたいユーザーにとって魅力的な選択肢となるでしょう。ただし、S:HEVハイブリッドモデルにはTuringの設定がなく、ガソリンターボ専用グレードとなっています。
次に、S:HEVハイブリッド全グレードにおいて、これまでメーカーオプション扱いだった「AC100V/1,500Wのアクセサリーコンセント」が標準装備化されました。アウトドアや災害時の電源確保として非常に便利な装備が全車に搭載されることで、実用性が大幅に向上します。この装備充実に伴い、S:HEVグレードは約5万円程度の価格上昇となりますが、オプション費用を考えれば妥当な値上げと言えるでしょう。なお、ガソリンターボモデルにはアクセサリーコンセントの設定はありません。
さらに、2025年7月に追加された特別仕様車「Black Selection」も継続設定されます。SPORTとSPORT EXをベースとしたこの特別仕様車は、ブラックを基調とした精悍なスタイリングで人気を集めており、C型でも引き続き選択可能です。

基本的な内外装デザインや安全装備、パワートレインには変更がないため、C型はユーティリティの充実化とグレード展開の拡充がメインの改良内容となっています。
参照:https://bbs.kakaku.com/bbs/70100610160/#26386301
C型フォレスターの価格体系を詳しく解説

新型フォレスター C型の価格は、新グレードTuringの追加によってスタート価格が大きく下がることが最大の特徴です。全車4WD「シンメトリカルAWD」を標準装備し、駆動方式による価格差はありません。
1.8Lガソリンターボモデルでは、新設定のTuringが385万円、アイサイトX装着車のTuring EXが399万円となります。従来のエントリーグレードだったSPORTは404万8000円で価格据え置き、SPORT EX(アイサイトX装着車)も419万1000円で変更ありません。特別仕様車のSPORT Black Selectionは415万8000円、SPORT EX Black Selectionは430万1000円で継続設定されます。
Turingグレードの登場により、フォレスターのスタート価格は従来のB型から約20万円下がることになります。SPORTとの価格差を考えると、Turingでは11.6インチセンターナビゲーションディスプレイやアイサイトXなどの装備が省略される可能性が高いとされています。ただし、生産効率を考慮すると、ディスプレイサイズは維持される可能性もあり、具体的な装備内容は今後の正式発表を待つ必要があります。
一方、S:HEVハイブリッドモデルは装備充実化に伴い価格が上昇しました。X-BREAK S:HEVは420万2000円から425万円へ約5万円アップ、X-BREAK S:HEV EXは447万7000円から452万円へ約4万円アップとなります。Premium S:HEVは448万8000円から453万円へ、Premium S:HEV EXは459万8000円から464万円へとそれぞれ値上がりしています。これらの価格上昇は、AC100V/1,500Wアクセサリーコンセントの標準装備化によるものであり、オプション価格を考慮すれば実質的な負担増は限定的と言えるでしょう。
フォレスター全体の価格帯は385万円から464万円となり、ミドルクラスSUVとして競合車種と比較しても妥当な価格設定となっています。特にTuringグレードの追加は、予算を抑えたいユーザーや法人ユーザーにとって大きなメリットとなるでしょう。
先進的なエクステリアデザインの魅力

フォレスター C型のエクステリアデザインは、2025年4月のフルモデルチェンジ時から変更はありませんが、現行デザインの魅力を改めて確認しておきましょう。
新型フォレスターは、スバルの最新デザイン言語を採用した先進的なスタイルが特徴です。フロントグリルは拡大され、ヘッドライトと接続するラインを採用することでワイドな印象を強調しています。左右に伸びるヘッドライトデザインは、力強さと洗練さを両立させた仕上がりです。
リアデザインも刷新され、左右のテールランプをつないだデザインが採用されました。デザインの重心を高めることで、SUVらしい力強い印象を与えています。前輪後部にはエアアウトレットが設けられ、フロント部分の揚力を軽減して走行安定性を向上させる機能も持っています。
グレードごとにアクセントカラーが異なる点も特徴的です。Premiumグレードはシルバーのアクセントカラーを採用し、19インチアルミホイールはダークグレー塗装に切削光輝を組み合わせた上質な仕上げとなっています。X-BREAKグレードは黒を基調にエナジーグリーンのアクセントカラーを配し、アクティブな印象を演出。装着される18インチアルミホイールにはダークメタリック塗装が施されます。SPORTグレードはブロンズカラーのアクセントを採用し、18インチアルミホイールもブロンズカラーで統一され、スポーティな雰囲気を醸し出しています。
サイドガードやルーフレールも標準装備され、タフなSUVスタイルを強調。最低地上高220mmを確保し、悪路走破性の高さを視覚的にもアピールしています。
広々とした室内空間とボディサイズ

新型フォレスターのボディサイズは、全長4655mm×全幅1830mm×全高1730mm、ホイールベース2670mmとなっています。前モデルと比較して全長が30mm、全高が15mm拡大されており、より広い室内空間が確保されました。

最低地上高220mmは本格SUVとしての走破性を担保しつつ、最小回転半径5.4mは取り回しの良さも両立しています。車重はグレードによって異なり、SPORT(1.8Lターボ)が1640〜1660kg、X-BREAK(2.5Lハイブリッド)が1730〜1770kg、Premium(2.5Lハイブリッド)が1750〜1780kgとなっています。
車体構造には、フルインナーフレーム構造を採用しました。インナーフレームのみをアンダーボディに溶接で取り付けた後、アウターパネルを溶接する製造方法により、従来の製造方法より部品点数を削減しながら10%の高剛性化を実現しています。ボルトによる骨格接合をスポット溶接に置き換えることで、静粛性も大幅に向上。高速道路走行時の風切り音やロードノイズも効果的に低減されています。
さらに、モーターアシスト軸とドライバーのステアリング操作軸を別軸とした2ピニオン方式の電動パワーステアリングを新採用。滑らかで応答遅れのないスポーティなステアリングフィールを実現し、運転する楽しさを高めています。
質感を高めた先進的なインテリア

フォレスター C型のインテリアデザインも、基本的にはフルモデルチェンジ時から変更はありませんが、グレードごとの個性が際立つ設計となっています。
インテリアはエクステリアと同様に、グレードごとにアクセントカラーが変更され、それぞれの世界観を創出しています。新グレードのTuringには「プラチナ」のテーマカラーが設定され、シンプルで落ち着いた雰囲気が演出されるとされています。

インフォテイメントシステムには、11.6インチの縦長フルHDタッチディスプレイを採用。ナビゲーションやオーディオのほか、車両設定など多彩な機能を直感的に操作できます。スマートフォンのような縦型大画面は、地図表示時に先の道路状況を広範囲で確認できるメリットがあります。メーターには12.3インチのフル液晶メーターが採用され、表示内容をカスタマイズできる利便性も備えています。
後席の快適性も向上しており、設計見直しにより足元空間やヘッドクリアランスが拡大されました。長距離ドライブでも後席乗員が快適に過ごせる空間が確保されています。
パワーリアゲートは、足先のジェスチャーによる開閉に対応。両手が荷物でふさがっている時でも、足をかざすだけでリアゲートを開けることができる便利な機能です。ラゲッジスペースは、ハイブリッドモデルで485L、ガソリンモデルで512Lを確保。1250mmの広い開口部とスクエアな形状により、大きな荷物も積載しやすくなっています。さらに、アクセサリー取り付け用のねじ込み式ポイントが設けられ、カスタマイズ性も高められています。
C型で標準装備化されたAC100V/1,500Wアクセサリーコンセント(S:HEVモデルのみ)は、キャンプや車中泊時の家電使用、災害時の非常用電源として大変便利です。最大1500Wまで対応するため、電気ケトルや小型調理器具なども使用可能で、アウトドアライフの幅が大きく広がります。
新世代S:HEVハイブリッドシステムの実力

フォレスター C型のパワートレインは、1.8Lガソリンターボと2.5L S:HEVハイブリッドの2種類が用意されています。
1.8Lガソリンターボエンジンは、水平対向4気筒で177ps/30.6kgmの出力を発揮します。Turingグレード、SPORTグレード、特別仕様車Black Selectionに搭載され、ダイレクトな加速感とスバルらしい水平対向エンジンのフィーリングを楽しめます。
一方、S:HEVハイブリッドシステムは、トヨタとの協力関係から生まれた新世代ストロングハイブリッドです。水平対向4気筒2.5Lガソリンエンジン(160ps/21.3kgm)に、119.6ps/27.5kgmの出力を持つ電気モーターを組み合わせています。
従来の「e-BOXER」は13.6ps/6.6kgmのモーター出力によるマイルドハイブリッドでしたが、S:HEVでは大幅にモーター出力が向上し、EV走行可能範囲が拡大されました。発進時や低速走行時はモーターのみで静かに走行し、燃費性能も大幅に改善されています。
モーターの瞬時に駆動力を配分できる特性を活かし、4WDシステムの性能も向上。オンロードでのコーナリング性能はもちろん、悪路での走破力も高められています。全車に搭載される「シンメトリカルAWD」は、レスポンスを高めたアクティブトルクベクタリングを採用し、走破性能を高める「X-MODE」も搭載されています。
燃費性能の大幅な向上
フォレスター C型の燃費性能は、WLTCモード値で1.8LターボのSPORTグレードが13.6km/L、S:HEVハイブリッドのX-BREAKグレードが18.8km/L、Premiumグレードが18.4km/Lとなっています。
前モデルでは、1.8Lターボエンジンと2Lハイブリッド「e-BOXER」の燃費差がわずか0.4km/Lでしたが、新世代フォレスターではS:HEVハイブリッドが1.8Lターボに対して5.2km/Lも優れた燃費性能を実現しています。モーターによる走行範囲の拡大が、この大幅な燃費向上に貢献しています。
年間走行距離を10,000kmと仮定し、ガソリン価格を170円/Lとした場合、1.8Lターボの年間燃料費は約125,000円、S:HEVハイブリッドX-BREAKの年間燃料費は約90,000円となり、年間で約35,000円の差が生まれます。5年間では17万5千円、10年間では35万円の差となるため、走行距離が多いユーザーほどハイブリッドのメリットが大きくなります。
最新アイサイトで実現する高い安全性能

スバル新型フォレスターには、ブランドの誇る最新安全システム「アイサイト」が全車標準装備されています。
最新のアイサイトでは、トリプルカメラシステムを採用。従来のステレオカメラから画角を約2倍に拡大し、より広く遠い範囲まで認識できるようになりました。画像認識ソフトウェアや制御ソフトウェアも改良され、検知精度が大幅に向上しています。カメラはフロントガラス取り付け式に変更され、レンズフードを採用することでレンズへの誤接触を防ぐ設計です。
さらに、低速走行時に新型ステレオカメラよりも広角で二輪車や歩行者を認識できる単眼カメラも追加搭載。プリクラッシュブレーキで対応できるシチュエーションが拡大され、より多くの危険を回避できるようになりました。
上位グレードにメーカーオプション設定される「アイサイトX」では、3D高精度地図データ、GPS、準天頂衛星「みちびき」を活用して自車位置を正確に特定します。カーブ前減速機能のほか、渋滞時(0km/h〜約50km/h)に一定条件を満たした場合、自動車専用道路でハンズオフ走行が可能となる先進機能も搭載されています。長距離ドライブでの疲労軽減に大きく貢献する装備です。
C型では、新グレードTuringにアイサイトXが選択できるかは現時点では不明ですが、廉価グレードという位置づけから、Touring EX(アイサイトX装着車)の設定はない可能性が高いとされています。
主要スペック一覧表
| 項目 | 1.8Lターボ | S:HEVハイブリッド |
|---|---|---|
| エンジン | 水平対向4気筒1.8Lターボ | 水平対向4気筒2.5L+モーター |
| エンジン出力 | 177ps/30.6kgm | 160ps/21.3kgm |
| モーター出力 | - | 119.6ps/27.5kgm |
| 駆動方式 | 4WD(シンメトリカルAWD) | 4WD(シンメトリカルAWD) |
| 全長×全幅×全高 | 4655×1830×1730mm | 4655×1830×1730mm |
| ホイールベース | 2670mm | 2670mm |
| 最低地上高 | 220mm | 220mm |
| 最小回転半径 | 5.4m | 5.4m |
| 車重 | 1640〜1660kg | 1730〜1780kg |
| 燃費(WLTCモード) | 13.6km/L | 18.4〜18.8km/L |
| 価格帯 | 385万円〜430万1000円 | 425万円〜464万円 |
価格とグレード構成まとめ
【1.8Lガソリンターボモデル】
- Turing:385万円【新設定】
- Turing EX(アイサイトX装着車):399万円【新設定】
- SPORT:404万8000円
- SPORT EX(アイサイトX装着車):419万1000円
- SPORT Black Selection(特別仕様車):415万8000円
- SPORT EX Black Selection(特別仕様車):430万1000円
【S:HEVハイブリッドモデル】
- X-BREAK S:HEV:425万円
- X-BREAK S:HEV EX(アイサイトX装着車):452万円
- Premium S:HEV:453万円
- Premium S:HEV EX(アイサイトX装着車):464万円
※全車4WD設定、価格は消費税込み
C型フォレスターの発売時期と受注状況
スバル新型フォレスター C型は、2026年1月19日に現行B型の受注を停止し、2026年1月下旬から順次新モデルの受注を開始する予定です。正式な発売は2026年2月を予定しています。
現行B型を購入した顧客への納車が遅れている状況も報告されており、C型の受注開始後も工場出荷までにある程度の期間を要する可能性があります。早期納車を希望する方は、受注開始と同時に商談を進めることをおすすめします。
新グレードTuringの詳細な装備内容や、C型での生産計画については、正式発表を待つ必要があります。購入を検討されている方は、スバル公式サイトやディーラーで最新情報を確認することをおすすめします。
まとめ:C型で完成度がさらに向上したフォレスター
スバル新型フォレスター C型は、フルモデルチェンジからわずか9ヶ月での年次改良となりましたが、新グレードTuringの追加とS:HEVモデルの装備充実化により、ラインナップの完成度が高まりました。
Turingグレードの385万円という価格設定は、フォレスターの門戸を広げる重要な施策です。法人ユーザーや装備をシンプルにしたいユーザーにとって、魅力的な選択肢となるでしょう。一方、S:HEVモデルのアクセサリーコンセント標準装備化は、アウトドアや災害対策を重視するユーザーの実用性を大きく高めます。
新世代プラットフォームによる高い剛性と静粛性、トリプルカメラアイサイトによる先進安全性能、そして18.8km/Lという優れた燃費性能を実現したS:HEVハイブリッドシステムなど、フォレスターは本格SUVとしての実力を十分に備えています。
2026年2月の正式発売に向けて、さらなる詳細情報が公開されることが期待されます。フォレスターの購入を検討されている方は、C型の最新情報をチェックしながら、自分に最適なグレードを選択してください。
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