2025年8月29日、テスラが世界で最も売れている電気自動車「モデルY」の最上位グレード「モデルY パフォーマンス」を発表しました。このモデルは、ファミリー向けクロスオーバーSUVでありながら、スーパーカー並みの加速性能を実現した革新的な車両として大きな注目を集めています。
新型モデルY パフォーマンスは3.3秒で0-60mph(0-96km/h)を達成し、従来のモデルY パフォーマンスよりも0.2秒の短縮を実現しています。
テスラ モデルY パフォーマンスの概要と特徴
世界No.1販売台数EVの最強バージョン
テスラ モデルYは2023年にEVとして初めて世界の車種別販売台数トップを記録した車種です カーライフ。このモデルYに新たに追加されたパフォーマンス仕様は、シリーズの頂点に位置する最強モデルとして設定されました。
主な特徴
- 驚異的な加速性能:0-100km/h加速3.5秒(0-60mph:3.3秒)
- 高出力モーター:460ps/73.7kgm(欧州仕様)、北米仕様では510ps予想
- 優れた航続距離:580km(WLTP、欧州値)
- 最高速度:250km/h(電子制御リミッター)
外装デザイン:スポーティーさを強調した専用パーツ
エアロダイナミクスを重視した専用ボディキット
新型モデルY パフォーマンスは、標準モデルと一線を画す専用の外装パーツを装備しています:
フロント
- 専用フロントバンパーインテーク
- エアロダイナミクスを改善する新設計
サイド・リア
- 21インチ Arachnid 2.0ホイール(専用デザイン)
- レッドブレーキキャリパー
- カーボンスポイラーエクステンション
- より深いリアディフューザー
- リアバンパー追加ベント
- 専用テールゲートバッジ
これらの専用パーツにより、スポーツ性能を視覚的にもアピールしながら、実際の空力性能と走行性能の向上を実現しています。
内装:スポーツ志向の快適装備
スポーツシートと最新テクノロジー
シート
- 統合ヘッドレスト付きスポーツシート
- 強化されたサイドサポート
- シートヒーター・ベンチレーション機能
- 電動調整機能
インフォテイメント
- 16インチ高解像度ディスプレイ(標準の15.4インチから拡大)
- カーボンファイバートリム
- 15スピーカー音響システム(サブウーファー付き)
動力性能:デュアルモーターAWDシステム
パワートレインスペック
欧州仕様
- 出力:460ps(343kW)
- トルク:73.7kgm
- 駆動方式:デュアルモーターAWD
北米仕様(予想)
- 出力:510ps(380kW) - モデル3 パフォーマンスと同等
- 駆動方式:デュアルモーターAWD
加速性能の比較
モデル | 0-100km/h加速 | 従来モデルとの差 |
---|---|---|
新型パフォーマンス | 3.5秒 | -0.2秒 |
モデル3 パフォーマンス | 3.1秒 | -0.4秒(軽量のため) |
ヒュンダイ IONIQ 5 N | 3.4秒 | -0.1秒 |
シャシー・サスペンション:走行性能の大幅向上
アダプティブサスペンション採用
新型モデルY パフォーマンスでは、標準モデルの周波数選択ダンパーに代わり、電子制御連続可変ダンパーを採用。このシステムはモデル3 パフォーマンスのものをベースに、クロスオーバー専用にチューニングが施されています。
シャシー強化ポイント
- アップグレードされたサスペンションハードウェア
- スタッガード(前後異サイズ)ホイール設計
- 新しいドライブモード
- リア重視のトルク配分設定可能
航続距離と充電性能
高性能と実用性の両立
高性能にもかかわらず、新型モデルY パフォーマンスは優秀な航続距離を維持:
- WLTP航続距離:580km
- ロングレンジ比較:わずか6km(4マイル)短いのみ
- 急速充電:スーパーチャージャーで15分間に243km分の充電が可能
この優秀な効率性は、高密度バッテリーセルの採用と、より広い熱動作範囲を持つ新パワートレインによって実現されています。
価格と市場展開
欧州での価格設定
ドイツ
- モデルY パフォーマンス:61,990ユーロ(約1065万円)
- ロングレンジとの価格差:9,000ユーロ(約154万円)
イギリス
- モデルY パフォーマンス:61,990ポンド(約1270万円)
- ロングレンジとの価格差:10,000ポンド(約204万円)
発売時期と地域
2025年9月開始予定地域
- ヨーロッパ
- イギリス
- 中東
- アフリカ
北米
- 詳細未発表、近日発表予定
競合車種との比較
高性能電動SUV市場での位置づけ
車種 | 0-100km/h加速 | 航続距離 | 価格帯 |
---|---|---|---|
テスラ モデルY パフォーマンス | 3.5秒 | 580km | 約1065万円 |
BMW iX M60 | 3.8秒 | 566km | 約1400万円 |
アウディ e-tron GT | 3.3秒 | 488km | 約1300万円 |
ヒュンダイ IONIQ 5 N | 3.4秒 | 448km | 約800万円 |
テスラ モデルYL:3列シート仕様も展開
ロングホイールベースモデルの特徴
海外では、より大きなファミリー向けとして「モデルYL」も設定されています:
サイズ拡大
- 全長:+179mm
- 全高:+44mm
- ラゲッジスペース:2,539L(+401L)
装備強化
- 3列シートレイアウト
- 16インチインフォテイメントディスプレイ
- 最大6人乗車対応
安全装備と自動運転技術
Tesla Vision システム
新型モデルY パフォーマンスには、テスラの最新安全システムが搭載:
- 高解像度カメラ:フロント・リア・サイドリピーター
- Tesla Vision:カメラ中心のセンシングシステム
- オートパイロット:標準装備
- 将来的な完全自動運転:ソフトウェアアップデートで対応予定
まとめ:ファミリーSUVの新基準
新型テスラ モデルY パフォーマンスは、ファミリー向けクロスオーバーSUVの概念を根本から変える革新的なモデルです。スーパーカー並みの加速性能を持ちながら、580kmの実用的な航続距離と7人乗車(YL仕様)の実用性を両立させた点は、まさに電気自動車時代の到来を象徴しています。
欧州での価格設定を見ると、高性能電動SUV市場において競争力のあるポジションを確立しており、今後の北米展開にも大きな期待が寄せられます。
電気自動車の普及が加速する中、テスラ モデルY パフォーマンスは「高性能」と「実用性」を高次元で融合させた、次世代モビリティの象徴的存在として注目を集め続けるでしょう。