スバルはトヨタからハイブリッド技術での協力を受け、新型86、新型BRZの次期モデルの開発を進めていることを明らかにした。
スバル提携するトヨタ自動車と開発面で協力を深める
日本経済新聞より
富士重工業の吉永泰之社長は日本経済新聞の取材に応じ、提携するトヨタ自動車と開発面で協力を深める方針を示した。共同開発したスポーツ車で次期モデルの検討を進めるほか、車両の電動化でトヨタの技術を使う。業界で相次ぐ燃費不正については「業界全体の不信につながらないようにする必要がある」と話した。富士重は米国の工場でトヨタ車を受託生産しているが、今夏に終了する。 トヨタとの提携の柱の1つがなくなるが、吉永社長は「巨額の投資を伴う環境技術を全て自社開発するのは難しい」と指摘、開発面で協力を続ける考えを示した。具体的にはトヨタからハイブリッド技術で協力を受ける一方、富士重のエンジンを搭載した「TOYOTA 86」「SUBARU BRZ」の次期モデル開発に向けて協議を進めていることを明らかにした。 吉永社長は主力の米国市場では「スバル車の需要は底堅い。16年の全体需要が(15年比約50万~100万台減の)1650万~1700万台程度でも影響はない」と強調。16年に計画する61万5千台の販売達成に自信を見せた。燃費データの測定方法などを巡って三菱自動車とスズキで不正が相次いでいる。「富士重に不正はない」とした上で、消費者の業界不信につながらないように努める考えを示した。
日本経済新聞
https://www.nikkei.com/article/DGXLASDZ20HQX_Q6A520C1TJC000/