マツダが誇るフラッグシップSUV、CX-60。ここでは、CX-60の販売台数と生産台数に関する最新情報をまとめ、その動向を探ります。
販売状況
マツダCX-60は2022年に発売された比較的新しいモデルです。日本市場では2022年9月から販売が開始され、欧州市場では同年春から導入されました。この新型SUVは、マツダのラインナップの中でも注目を集める車種の一つとなっています。
2022年 販売台数
2022年の年間販売台数はCX-60が5,774台となりました。
年月 | CX-60 販売台数 |
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2022年1月 | -台 |
2022年2月 | -台 |
2022年3月 | -台 |
2022年4月 | -台 |
2022年5月 | -台 |
2022年6月 | -台 |
2022年7月 | -台 |
2022年8月 | 514台 |
2022年9月 | 813台 |
2022年10月 | 1,738台 |
2022年11月 | 1,405台 |
2022年12月 | 1,304台 |
合計 | 5,774台 |
2023年 販売台数
2023年年間の販売台数はCX-60が、23,941台となりました。
年月 | CX-60 販売台数 |
---|---|
2023年1月 | 3,023台 |
2023年2月 | 4,375台 |
2023年3月 | 4,313台 |
2023年4月 | 2,101台 |
2023年5月 | 897台 |
2023年6月 | 2,790台 |
2023年7月 | 1,625台 |
2023年8月 | 1,265台 |
2023年9月 | 940台 |
2023年10月 | 976台 |
2023年11月 | 944台 |
2023年12月 | 692台 |
合計 | 23,941台 |
2024年 販売台数
2024年の半年販売台数はCX-60が3,514台となりました。平均台数585台です。
年月 | CX-60 販売台数 |
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2024年1月 | 518台 |
2024年2月 | 677台 |
2024年3月 | 848台 |
2024年4月 | 473台 |
2024年5月 | 477台 |
2024年6月 | 521台 |
合計 | 3,514台 |
生産体制
生産面では、マツダはCX-60の増産体制を強化しており、今後も安定供給が見込まれます。半導体不足などの影響はあるものの、マツダは部品調達先の多角化などにより、生産能力の向上に努めています。
CX-60の生産は主に日本国内で行われています。マツダの主力工場である防府工場で製造されており、国内需要だけでなく海外輸出用の車両も生産されています。
販売実績
具体的な販売台数は公表されていませんが、CX-60は日本市場と欧州市場を中心に展開されています。マツダの中型SUVセグメントにおける重要なモデルとして位置づけられており、一定の需要があると考えられます。
各種報道や販売ランキングなどから、CX-60が着実に2023年1月~3月は販売台数を伸ばしていることが伺えます。しかし、2023年4月以降から度重なるCX-60のリコールにより販売台数が減り始めています。
参考:国土交通省 令和5年4月6日 国土交通省 令和5年10月26日 国土交通省 令和6年5月16日など
マツダCX-60の発売2022年6月時点での月間目標販売台数は、2,000台です。2024年に入ってから平均台数が500台程度と目標販売台数を大きく下回っています。
市場での評価
マツダは新世代ラージ商品群の第1弾となる新型「CX-60」を2022年9月15日に発売する。数多くあるマツダのSUVとして一体どんな進化を遂げているのか?
CX-60は、マツダの「LARGE製品群」の一翼を担う車種として注目を集めています。高級感のあるデザインや先進的な技術を採用しており、プレミアムSUV市場での競争力強化を目指しています。
「CX-60」はどんなモデルか?
新開発プラットフォームを採用しマツダのSUVモデルとして初の駆動方式FRとした。
マツダ初PHEVモデル「e-SKYACTIV PHEV」と新開発 直列6気筒ディーゼル「e-SKYACTIV D」モデルを設定を設定した。
最新の「Kodo-Soul of Motion」デザインを採用
最新「NEW MAZDA CONNECT(ニューマツダコネクト)」12.3インチインフォテインメントシステム、デジタルメーターを採用。
最新安全システムに「 MAZDA CO-PILOT (コ・パイロット)1.0 」を搭載。
2022年以降のクロスオーバーSUV商品群の拡充計画を2021年10月7日発表。ラージ商品群の道路や駐車場が比較的狭い欧州や日本には、2列シートの 「CX-60」 、3列シートの 「CX-80」 を、一方、より大きなサイズや存在感が求められる北米などの市場には、ワイドボディ2列シートの 「CX-70」 、3列シートの 「CX-90」 を展開し、ミッドサイズクロスオーバーSUVのラインアップを拡充させる。
「CX-60」 では最新のエクステリアデザインを採用、インテリアデザインも今までにないデザインを採用。新開発の「FRプラットフォーム」を採用。既存の「CX-5」よりもプレミアムな2列シートSUVとなる。「CX-5」よりもワイド&ローとなり全長+200mm、全幅+50mm、全高-15mm、ホイールベース+170mmの差がある。CX-8と比較すると全長-155mm、全幅+50mm、全高-55mm、ホイールベース-60mmと全幅以外は一回り小さいのでちょうど中間サイズといっていいサイズ感である。CX-60は後輪駆動であるためCX-5よりも最小回転半径を-0.1mとしている。
スペック | マツダ CX-5 | マツダ CX-60 | マツダ CX-8 |
---|---|---|---|
全長 | 4,545mm | 4,745mm | 4,900mm |
全幅 | 1,840mm | 1,890mm | 1,840mm |
全高 | 1,690mm | 1,675mm | 1,730mm |
ホイールベース | 2,700mm | 2,870mm | 2,930mm |
乗車定員 | 5名 | 5名 | 6名~8名 |
最少回転半径 | 5.5m | 5.4m | 5.8m |
最新安全システムに「i-ACTIVSENSE」はもちろんだが、更に「MAZDA CO-PILOT (コ・パイロット)1.0」を採用。ドライバーの発作・急病などの異常を検知し、事故の回避・事故の被害軽減を支援する、「ドライバー異常時対応システム(DEA)」を初採用。ドライビングポジションの調整支援を行う「ドライバー・パーソナライゼーション・システム」を採用した機種を設定、マツダの安全思想「MAZDA PROACTIVE SAFETY」に基づき、運転するドライバーだけではなく、同乗するパートナーやご家族にも安心・安全をお届けすることを目指した。
エンジンは「CX-60 PHEV」マツダ初のプラグインハイブリッドシステム2.5 L 直列4気筒エンジン「e-SKYACTIV PHEV」とその性能を最適化することを目的とした電気モーターは最高出力100kW、17.8kWhの大容量バッテリーを組み合わせたパワートレインの恩恵を受け、トータル最高出力241kW(327hp)、トータル最大トルク500Nmを獲得。加速性能は0-100km/h加速5.8秒。非常に優れたパフォーマンスを発揮。時速100km以下の全電気モードで航続距離63kmとなる。直列6気筒ディーゼルエンジンに「電動化技術M HYBRID BOOST (48V マイルドハイブリッド)」を組み合わせ、アクセルを踏み込んだ瞬間から感じられる人馬一体の走りの進化と燃費性能向上を実現した「e-SKYACTIV D」、排気量アップによる高出力化とクリーンな排ガス性能を同時に実現した直列6気筒ディーゼルエンジン「SKYACTIV-D 3.3」、軽快なパフォーマンスと優れた燃費性能を発揮する2.5Lガソリンエンジン「SKYACTIV-G 2.5」の4種類を設定。これらのエンジンにダイレクト感と伝達効率に優れる新開発のトルコンレス8速ATを組み合わせ、優れた環境性能とお客様の期待に応える走りの両立を追求しました。また、これらの高出力化と環境性能を両立するパワーユニットを、縦置きに配置するプラットフォームと組み合わせる。
マツダ 新型 CX-60 エンジンスペックについて
スペック | SKYACTIV-G 2.5 | SKYACTIV-D |
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エンジン | 直列4気筒DOHC 2.5L 直噴 エンジン | 直列4気筒DOHC 3.3L デーゼルターボ |
最高出力 | 138kW(188ps)/ 6,000rpm | 170kW(231ps)/ 4,000~4,200rpm |
最大トルク | 250Nm(25.5kgm)/ 3,000rpm | 500Nm(51.0kgm)/ 1,500rpm~3,000rpm |
トランス ミッション | SKYACTIV-DRIVE 8速AT(8速自動変速機) | SKYACTIV-DRIVE 8速AT(8速自動変速機) |
駆動方式 | 2WD(FF)/4WD | 2WD(FF)/4WD |
WLTCモード 燃費 | 13.0-13.1km/L(2WD) 14.1-14.2km/L(4WD) | 19.0-19.8km/L(2WD) 18.3-18.5km/L(4WD) |
乗車定員 | 5名 | 5名 |
スペック | e-SKYACTIV-D | SKYACTIV-G 2.5 PHEV |
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エンジン | 直列4気筒DOHC 3.3L デーゼルターボ 48Vマイルドハイブリッド (M HYBRID BOOST) | 直列4気筒DOHC 2.5L 直噴 エンジン +モーター |
最高出力 | 186kW(254ps)/ 3,750rpm | 138kW(188ps)/ 6,600rpm |
最大トルク | 550Nm(15.6kgm)/ 1,500rpm~2,400rpm | 250Nm/4,000rpm |
モーター最高出力 | 17ps | 175ps/5,500rpm |
モーター最大トルク | 15.6kgm | 270Nm/400rpm |
システム最高出力 | - | 241kW(323ps) |
システム最大トルク | - | 500Nm(51.0kgm) |
トランス ミッション | SKYACTIV-DRIVE 8速AT(8速自動変速機) | SKYACTIV-DRIVE 8速AT(8速自動変速機) |
駆動方式 | 2WD(FF)/4WD | 2WD(FF)/4WD |
WLTCモード 燃費 | 21.0-21.1km/L(4WD) | 14.6km/L(4WD) |
EV航続距離 | 0km | 63km |
0-100km/h加速 | 7.3秒 | 5.8秒 |
乗車定員 | 5名 | 5名 |
マツダ 新型 CX-60 価格 グレードについて
グレード | エンジン | トランス ミッション | 駆動 方式 | 価格 (10%) |
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25S S Package | 直列4気筒DOHC 2.5L 直噴 エンジン SKYACTIV-G 2.5 | 8AT | 4WD | 3,217,500円 |
2WD | 2,992,000円 | |||
25S L Package | 3,415,500円 | |||
4WD | 3,641,000円 | |||
25S Exculusive Mode | 2WD | 3,844,500円 | ||
4WD | 4,070,500円 | |||
XD | 直列4気筒DOHC 3.3L デーゼルターボ SKYACTIV-D | 8AT | 2WD | 3,239,500円 |
4WD | 3,465,000円 | |||
XD S Package | 2WD | 3,580,500円 | ||
4WD | 3,806,000円 | |||
XD L Package | 2WD | 4,004,000円 | ||
4WD | 3,229,500円 | |||
XD Exculusive Mode | 2WD | 4,433,000円 | ||
4WD | 4,658,500円 | |||
XD-HYBRID Exclusive Sports | 直列4気筒DOHC 3.3L デーゼルターボ e-SKYACTIV-D | 8AT | 4WD | 5,054,500円 |
XD-HYBRID Exclusive Modern | 4WD | 5,054,500円 | ||
XD-HYBRID Premium Sports | 4WD | 5,472,500円 | ||
XD-HYBRID Premium Modern | 4WD | 5,472,500円 | ||
PHEV S Package | 直列4気筒DOHC 2.5L 直噴 エンジン SKYACTIV-G 2.5 PHEV | 8AT | 4WD | 5,390,000円 |
PHEV Exclusive Sports | 4WD | 5,846,500円 | ||
PHEV Exclusive Modern | 4WD | 5,846,500円 | ||
PHEV Premium Sports | 4WD | 6,264,500円 | ||
PHEV Premium Modern | 4WD | 6,264,500円 |
今後の展望
マツダは環境に配慮した車づくりにも注力しており、CX-60にはプラグインハイブリッド(PHEV)モデルも用意されています。この点からも、今後の販売拡大が期待されています。
新車購入を検討している人は事前にネットで価格を調べましょう
中古車で欲しい人は事前に調べるべき
愛車の高額買取なら
編集部から一言
今後も、CX-60の販売台数と生産台数の動向は、マツダの業績を占う上で重要な指標となるでしょう。市場のニーズを的確に捉え、魅力的な商品を提供し続けることで、マツダはさらなる成長を目指しています。
マツダ