日産を代表するコンパクトカー、ノート。e-POWERの搭載により燃費性能が大幅に向上し、幅広い層から支持を集めています。この記事では、ノートの販売台数と生産台数の推移、好調の要因、今後の見通しについて詳しく解説します。
日産ノートの販売台数推移
ノートは、2022年度(2022年4月~2023年3月)に11万3390台を販売し、電動車(ハイブリッド車を含む)販売台数で第1位を獲得しました。特に、e-POWER搭載モデルが人気を集め、ノート全体の販売台数を押し上げる結果となりました。2023年度も好調を維持しており、ノート オーラを含めたシリーズ累計販売台数は55万台を突破しています。
参考:日産
2022年 販売台数
2022年の年間の販売台数は驚異の110,113台でした。2022年の販売台数は3位となります。
年月 | 販売台数 |
---|---|
2022年1月 | 8,374台 |
2022年2月 | 9,788台 |
2022年3月 | 15,312台 |
2022年4月 | 8,114台 |
2022年5月 | 6,626台 |
2022年6月 | 8,734台 |
2022年7月 | 8,371台 |
2022年8月 | 7,871台 |
2022年9月 | 9,776台 |
2022年10月 | 7,603台 |
2022年11月 | 10,973台 |
2022年12月 | 8,571台 |
合計 | 110,113台 |
2023年 販売台数
2023年の年間の販売台数は驚異の102,508台でした。2023年の販売台数は4位となります。
年月 | 販売台数 |
---|---|
2023年1月 | 9,875台 |
2023年2月 | 10,709台 |
2023年3月 | 16,167台 |
2023年4月 | 7,224台 |
2023年5月 | 5,585台 |
2023年6月 | 8,535台 |
2023年7月 | 8,357台 |
2023年8月 | 6,192台 |
2023年9月 | 10,251台 |
2023年10月 | 6,753台 |
2023年11月 | 6,866台 |
2023年12月 | 5,994台 |
合計 | 102,508台 |
2024年 販売台数
2024年上半期(1月~6月)における販売台数が52,857台です。2024年1月下旬よりノートのマイナーチェンジモデルが発売開始されており、2月3月と台数が伸びているのがわかります。更に2024年6月13日にはノートオーラもマイナーチェンジが行われ7月の販売台数が伸びているのがわかります。
年月 | 販売台数 |
---|---|
2024年1月 | 8,502台 |
2024年2月 | 10,010台 |
2024年3月 | 12,731台 |
2024年4月 | 6,013台 |
2024年5月 | 7,365台 |
2024年6月 | 8,236台 |
2024年7月 | 9,000台 |
合計 | 61,857台 |
日産ノートの生産台数と納期
ノートの生産は、日産自動車九州株式会社の苅田工場で行われています。月間の生産目標台数は1万台とされていますが、受注状況によっては生産が追いつかず、納期が長引くケースも発生しています。最新の納期情報については、日産の公式サイトや販売店でご確認ください。
日産ノート好調の要因
ノートの好調の要因は、以下の点が挙げられます。
- e-POWERによる優れた燃費性能: e-POWERは、エンジンで発電し、モーターで駆動するシステムで、ガソリン車と同等の走行性能を維持しながら、優れた燃費性能を実現しています。
- 先進安全技術の搭載: ノートには、プロパイロットやインテリジェント エマージェンシーブレーキなど、最新の安全技術が搭載されており、安全性能に対するユーザーのニーズに応えています。
- 広々とした室内空間: コンパクトカーでありながら、クラストップレベルの広い室内空間を確保しており、ファミリー層からも支持されています。
- 多彩なグレード展開: 標準モデルに加え、スポーティなノート オーラ、SUVテイストのノート AUTECH CROSSOVERなど、幅広いニーズに対応するグレード展開がされています。
ノート スペック
スペック | ノート X | ノート X FOUR |
---|---|---|
全長 | 4,045mm | 4,045mm |
全幅 | 1,695mm | 1,695mm |
全高 | 1,505mm | 1,505mm |
ホイールベース | 2,580mm | 2,580mm |
エンジン | 直列3気筒 1.2Lエンジン 「HR12DE」型 +モーター 「EM47」型 | 直列3気筒 1.2Lエンジン 「HR12DE」型 +モーター 「EM47」型 +モーター 「EM48」型 |
最高出力 | 60kW(82PS)/ 6,000rpm | 60kW(82PS)/ 6,000rpm |
最大トルク | 103Nm(10.5kgm)/ 4,800rpm | 103Nm(10.5kgm)/ 4,800rpm |
モーター 最大出力 | 85kW(116PS)/ 2,900-10,341rpm | 85kW(116PS)/ 2,900-10,341rpm |
モーター 最大トルク | 280Nm(28.6kgfm)/ 0-2,900rpm | 280Nm(28.6kgfm)/ 0-2,900rpm |
リアモーター 最高出力 | – | 50kW(68PS)/ 4,775-10,024rpm |
リアモーター 最大トルク | – | 100Nm(10.2kgm)/ 0-4,775rpm |
トランス ミッション | エクストロニック CVT (無段変速機) | エクストロニック CVT (無段変速機) |
バッテリー | リチウムイオン バッテリー (1.57 kWh) | リチウムイオン バッテリー (1.57 kWh) |
最小回転半径 | 4.9m | 4.9m |
乗車定員 | 5名 | 5名 |
駆動方式 | 2WD(FF) | 4WD |
WLTCモード 燃費 | 28.4km/L~ 29.5km/L | 23.8km/L |
ノートオーラ スペック
スペック | 新型ノートオーラ e-POWER | 新型ノートオーラ e-POWER |
---|---|---|
全長 | 4,045mm | 4,045mm |
全幅 | 1,735mm | 1,735mm |
全高 | 1,525mm | 1,525mm |
ホイールベース | 2,580mm | 2,580mm |
エンジン | 直列3気筒 1.2Lエンジン「HR12DE」型 +モーター「EM47」型 | 直列3気筒 1.2Lエンジン「HR12DE」型 +モーター「EM47」型 |
最高出力 | 60kW(82PS)/ 6,000rpm | 60kW(82PS)/ 6,000rpm |
最大トルク | 103Nm(10.5kgm)/ 3,600-5,200rpm | 103Nm(10.5kgm)/ 3,600-5,200rpm |
モーター 最大出力 | 100kW(136PS)/ 3,183-8,500pm | 100kW(136PS)/ 3,183-8,500pm |
モーター 最大トルク | 300Nm(30.6kgfm)/ 0-2,900rpm | 300Nm(30.6kgfm)/ 0-2,900rpm |
リアモーター 最高出力 | – | 50kW(68PS)/ 4,775-10,024rpm |
リアモーター 最大トルク | – | 100Nm(10.2kgm)/ 0-4,775rpm |
トランス ミッション | エクストロニックCVT (無段変速機) | エクストロニックCVT (無段変速機) |
バッテリー | リチウムイオン バッテリー(1.57 kWh) | リチウムイオン バッテリー(1.57 kWh) |
最小回転半径 | 5.2m | 5.2m |
乗車定員 | 5名 | 5名 |
駆動方式 | 2WD(FF) | 4WD |
JC08モード 燃費 | 33.0km/L | 27.0km/L |
WLTCモード 燃費 | 27.2km/L | 22.7km/L |
日産ノートの今後の見通し
ノートは、今後もe-POWERの進化や新技術の導入により、さらなる販売台数の拡大が見込まれます。また、世界的な電動化の流れを受け、e-POWER搭載モデルの需要はますます高まると予想されます。ノートは、日産の電動化戦略を牽引する重要なモデルとして、今後も市場をリードしていく存在となるでしょう。
編集部から一言
この記事では、日産ノートの販売台数と生産台数の動向、好調の要因、今後の見通しについて解説しました。ノートは、e-POWERの優れた燃費性能や先進安全技術の搭載などにより、多くのユーザーから支持を集めています。今後も、電動化の波に乗り、さらなる進化を遂げるノートに注目です。