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RX-7やめとけ? 伝説のスポーツカーを取り巻く現実と魅力

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RX-7 Don't Do It? The reality and appeal surrounding the legendary sports car.

マツダ RX-7。その名を聞けば、車好きならずとも心を躍らせる人は多いでしょう。リトラクタブルヘッドライト、流麗なフォルム、そして唯一無二のロータリーエンジン。まさに日本が世界に誇るスポーツカーの象徴です。

しかし、インターネット上では「RX-7やめとけ」という声がちらほら見受けられます。一体なぜなのでしょうか? 憧れのスポーツカーを所有する夢を諦めるべき理由があるのでしょうか?

この記事では、RX-7の歴史を振り返りつつ、その魅力と所有する際の現実、そして「やめとけ」と言われる理由について深く掘り下げていきます。

目次

RX-7とは? ~ロータリーエンジンの申し子~

RX-7は、マツダが1978年から2002年まで生産していたスポーツカーです。最大の特徴は、レシプロエンジンではなく、ロータリーエンジンを搭載している点にあります。

小型・軽量でありながら高出力を発揮するロータリーエンジンは、RX-7のスポーティな走りを支える心臓部として、多くのファンを魅了してきました。

RX-7は、以下の3世代に分けられます。

  • 初代 SA22C型 (1978-1985):コンパクトで軽量なボディが特徴。12A型ロータリーエンジンを搭載。初代 RX7 (SA22C)
  • 2代目 FC3S型 (1985-1992):初代よりも大型化し、高級感を増したモデル。13B型ロータリーエンジンを搭載。ターボモデルも登場。2代目 RX7 (FC3S)
  • 3代目 FD3S型 (1991-2002):美しい流線型のボディと優れた走行性能で、RX-7の代名詞的存在に。シーケンシャルツインターボを搭載した13B-REW型エンジンは、280馬力を発揮。3代目 RX7 (FD3S)

特に3代目 FD3S型は、初期型で1991年から1996年まで生産され、その後1996年から1998年まで中期型、1999年から2002年まで後期型と、マイナーチェンジを繰り返しながら進化を続けました。

RX7 (FD3S) 後期型

映画「ワイルドスピード」シリーズに登場したことで、世界的な人気を博し、現在でも多くのファンから愛されています。

RX-7の魅力 ~唯一無二のドライビングエクスペリエンス~

RX-7の魅力は、何と言ってもその走行性能にあります。ロータリーエンジン特有の滑らかで高回転まで吹け上がる加速感は、他の車では味わえない独特のものです。また、FR(フロントエンジン・リアドライブ)レイアウトによる優れたハンドリング性能も、多くのドライバーを魅了してきました。さらに、スタイリングもRX-7の魅力の一つです。

特に3代目 FD3S型は、その流麗なフォルムとリトラクタブルヘッドライトが織りなす美しいデザインは、時代を超えて愛されています。

RX-7の現実 ~維持の難しさ~

しかし、RX-7は、その魅力的な反面、所有するには高いハードルが存在します。まず、維持費が高額です。ロータリーエンジンは、構造上、オイル消費量が多く、定期的なメンテナンスが必要です。また、燃費も悪く、燃料費がかさむ傾向にあります。さらに、部品の入手も容易ではありません。RX-7は生産終了から20年以上が経過しており、純正部品の供給が限られています。

そのため、修理やメンテナンスに時間がかかったり、高額な費用がかかったりすることがあります。

なぜ「RX-7やめとけ」と言われるのか?

インターネット上で「RX-7やめとけ」と言われる主な理由は、以下の点が挙げられます。

  • 維持費の高さ: 上述の通り、燃費の悪さやオイル消費量の多さ、特殊なエンジンのため専門的な知識が必要なメンテナンスなど、維持費が高額になりがちです。
  • 故障のリスク: ロータリーエンジンは、熱に弱く、オーバーヒートやオイル漏れなどのトラブルが発生しやすいと言われています。また、経年劣化による故障のリスクも高く、修理費用も高額になる可能性があります。
  • 部品の入手難: 生産終了から時間が経っているため、純正部品の入手が困難な場合があります。中古部品も流通していますが、状態や品質にバラつきがあり、入手にも手間がかかります。
  • 環境性能: 現代の車と比べると、排ガス規制などの環境性能面で見劣りします。環境への意識が高い人にとっては、購入をためらう理由になるかもしれません。
  • 日常使いの難しさ: スポーツカーとしての性能を追求した設計のため、乗り心地が硬かったり、車内空間が狭かったりなど、日常使いには不便な面もあります。

RX-7は本当に「やめとけ」なのか?

ここまで、RX-7のネガティブな面を挙げてきましたが、それでもRX-7は、唯一無二の魅力を持つ車です。「やめとけ」と言われる理由を理解した上で、それでもRX-7に乗りたいという強い気持ちがあるならば、所有する価値は十分にあります。

RX-7を所有する際は、以下の点に注意しましょう。

  • 購入前の車両チェック: 車両の状態をしっかりと確認し、購入前に整備記録や修復歴などを確認しましょう。信頼できる販売店で購入することが大切です。
  • 定期的なメンテナンス: ロータリーエンジンは、定期的なメンテナンスが不可欠です。専門知識を持つ整備工場に依頼し、適切なメンテナンスを行いましょう。
  • 維持費の計画: 燃費の悪さや修理費用などを考慮し、維持費の計画をしっかりと立てておきましょう。
  • 愛情と情熱: RX-7は、手間ひまをかけて維持していく必要があります。愛情と情熱を持って、大切に乗り続けましょう。

編集部から一言

RX-7は、ロータリーエンジンを搭載した、日本を代表するスポーツカーです。しかし、維持費の高さや故障のリスク、部品の入手難などの問題点も存在します。RX-7の購入を検討する際は、これらの問題点を理解した上で、それでも乗りたいという強い気持ちがあるかどうかが重要です。

もし、あなたがRX-7の魅力に惹かれ、その困難を乗り越える覚悟があるならば、きっと最高のドライビングエクスペリエンスを得ることができるでしょう。

RX-7

https://www2.mazda.com/ja/stories/history/rx-7

RX-7 Don't Do It? The reality and appeal surrounding the legendary sports car.

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この記事を書いた人

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