レクサスはコンパクトSUV新型LBXのハイパフォーマンスモデル「LBX MORIZO RR」を新グレード「F SPORT Performance」として2024年8月頃に発売します。詳しい内容を説明いたします。
レクサス「LBX MORIZO RR」発表について
「LBX MORIZO RR CONCEPT」は、「東京オートサロン2024」で公開されました。この車は、トヨタ自動車の代表取締役会長である豊田章男氏(モリゾウ)の愛車を展示する「MORIZO Garage」にて紹介されました。
この車は「コンセプト」と名付けられていますが、実際にはほぼ市販車です。搭載されているエンジンは、レクサス初のエンジンであり、「進化版GRヤリス」に採用される「G16E-GTS」をチューニングした1.6L直列3気筒インタークーラーターボエンジン「G16-GTS」です。最高出力224kW(304PS)/6,500rpm、最大トルク400Nm(40.8kgm)/3,250-4,600rpm(目標値)を発生します。また、4WDシステム(スポーツ4WDシステム“GR-FOUR”)が組み合わされています。
“普通のクルマ好きのおじさん”として登場したトヨタ自動車の代表取締役会長、豊田章男氏(モリゾウ)は、「モリゾウから新年のご挨拶」を行いました。そのプレゼンテーションでは、6台の愛車が展示されており、その中に「LBX MORIZO RR CONCEPT」も含まれていました。
また、イベント中に開かれた「愛車座談会」では、発売に関する質問がありましたが、豊田氏の回答は曖昧で「そのうち」と述べるに留まりました。
動画内でも楽しそうに運転しているモリゾウ氏が印象的だ。
レクサス LBX ハイパフォーマンスモデル について
レクサスのコンパクトモデル「LBX」をベースにしたハイパフォーマンスモデルには「進化版GRヤリス」に採用されている「G16E-GTS」をチューニングした1.6L直列3気筒インタークーラーターボエンジン「G16-GTS」型を搭載しています。最高出力は224kW(304PS)/6,500rpm、最大トルクは400Nm(40.8kgm)/3,250-4,600rpm(目標値)です。さらに、スポーツ4WDシステム“GR-FOUR”が組み合わされています。
このモデルは、バンパーやサスペンションなど多くのパーツが専用に開発されています。また、モリゾウのシグネチャーカラーであるイエローを採用しており、タイヤはコンチネンタルの235/45R19を装着しています。ボディサイズは全長4190mm、全幅1845mm、全高1535mm、ホイールベース2580mmです。
進化型「GRヤリス」マイナーチェンジ 大幅進化で価格アップ 2024年3月21日発表
レクサス LBX ハイパフォーマンスモデル 主要装備 変更点 について
エクステリア
- フロントバンパー&グリル(ブラックメッキモール専用イエロー加飾)
- カラードフェンダーアーチモール/ロッカーモール
- ドアフレームモール(ブラックメッキ)
- ドアベルトモール(ピアノブラック)
- 19inch鍛造アルミホイール
- リヤバンパー
- 専用イエローブレーキキャリパー
- 専用「MORIZO RR」バッジ
インテリア
- 専用スポーツシート
- 専用アルミペダル
- 専用イエローシートベルト(MORIZO RRロゴ)
レクサス LBX ハイパフォーマンスモデル インテリア
ドライバーのニーズに合わせて作られた Tazuna コックピットは、「12.3インチフル液晶メーター」「9.8インチインフォテインメントシステム」の採用など運転支援の拡充させた。ライフスタイルに寄り添った5つの世界観のご提案と内装色・シート素材・刺繍パターン等を選び、約33万通りの組み合わせから唯一無二の1台を作りあげるオーダーメイドシステム「Bespoke Build」を設定した。
外部の騒音に邪魔されることなく、高品質の遮音裏地により、豪華な低い座席にさらに快適に落ち着くことができ「Mark Levinson製オーディオシステム」を採用、更に「ヒーター付きのフロントシート」「デジタルインナーミラー」「ヘッドアップ ディスプレイ」「アンビエントイルミネーション」「ワイヤレススマートフォン充電器」や「ナノイー™ X テクノロジー」を採用する。後部座席を使用時に332L。
レクサス LBX ハイパフォーマンスモデル 安全装備
第3世代の「次世代Lexus Safety System+ 」全車標準搭載する。更に、高度運転支援技術「Lexus Teammate Advanced Park」を搭載。レーザーレーダーとカメラを用いて優れた認識性能・信頼性を確保するとともに、衝突回避支援型PCS、LDA、AHBをパッケージ化。高速域まで対応する衝突回避支援/被害軽減性能を確保している。昼間の自転車や夜間の歩行も検知可能となった「プリクラッシュセーフティ」や、前方車両との車間距離を一定に保つ「レーダークルーズコントロール」の作動時に、車線維持に必要なステアリング操作を支援する「レーントレーシングアシスト(LTA)」を搭載。ソフトウェアアップデートOTA(無線通信)により、販売店へ入庫することなく先進安全装備の性能向上のためのソフトウェア更新を可能。
レクサス LBX ハイパフォーマンスモデル スペック について
スペック | レクサス LBX ハイパフォーマンスモデル |
---|---|
全長 | 4,190mm |
全幅 | 1,845mm |
全高 | 1,535mm |
ホイールベース | 2,580mm |
エンジン | 1.6L 直列3気筒 インタークーラーターボ G16E-GTS |
最高出力 | 224kW(304PS)/ 6,500rpm |
最大トルク | 400Nm(40.8kgf)/ 3,250~4,600rpm |
トランス ミッション | GR-DAT(8速AT) |
駆動方式 | 4WD スポーツ4WDシステム “GR-FOUR” 電子制御多板クラッチ式 (3モード選択式) |
乗車定員 | 5名 |
タイヤ | 235/45R19 |
編集部から一言
今回の「LBX」のハイパフォーマンスモデルは、進化型「GRヤリス」に搭載された1.6L直列3気筒DOHC直噴ターボチャージャーを搭載しており、通常モデルの「LBX」とは全く異なるモデルとなることは間違いありません。また、ラグジュアリーコンパクトSUVにこのエンジンを搭載することで、「GRヤリス」には興味がない人でも、「LBX」のハイパフォーマンスモデルには興味を持つ人が多いと予想されます。どんな走りをするのか、ワクワクさせるような車になっていることでしょう。今まで日本車に興味がなかった人も、この車には興味を持つかもしれません。新型「LBX」の登場が本当に楽しみですね。今後も新しい情報が入り次第、お知らせします。
トヨタニュースリリース
https://global.toyota/jp/newsroom/lexus/39233145.html
https://global.toyota/jp/newsroom/lexus/40022751.html
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