三菱は、ピックアップトラックの新型「トライトン」を2023年12月21日に正式発表、2024年2月15日に日本販売を予定。価格498万800円~540万1,000円(税込)とした。タイの三菱は、ピックアップトラックの新型「トライトン」を2023年7月26日(現地時間)世界初公開。
三菱 新型トライトン フルモデルチェンジ について
エクステリアは三菱最新のデザイン言語を採用。
新開発のラダーフレームを採用。
先進の安全支援システムを採用。
新開発の2.4L 直列4気筒 ディーゼルターボエンジンを採用。
3代目となる「トライトン」は、2014年に2代目が登場してから9年ぶりのフルモデルチェンジとなり、2018年にフェイスリフトが行われる。
三菱 新型トライトン フルモデルチェンジ エクステリア について
ボディサイズは全長5,320mm(5,360mm)、全幅1,865(1,930mm)mm、全高1,795mm(1,815mm) ホイールベース3,130mmとひと回り大型化するとともに水平基調で力強いスタイリングを実現。
デザインコンセプトは「BEAST MODE」「ダイナミックシールド」は、力強く立体的なフロントグリルやフェンダーから繋がる力強い造形、それを強調するプロテクターで、ピックアップトラックに最適化。3連のL字型LEDランプを配したデイタイムランニングランプは、その下に立体的な3眼プロジェクター式のヘッドライトを組み合わせる。「Ford Ranger」や「トヨタ ハイラックス」に対抗するために2023年後半に登場する。ピックアップはレムチャバン工場で生産される三菱のベストセラーモデル。タイで販売され、世界中の約150の市場に輸出されている。
三菱自動車工業株式会社 代表取締役社長 加藤隆夫氏のコメント 「新型トライトンは、世界各地で厳しい耐久テストを実施し、ラリーで得たノウハウを取り入れ、発売に向けて最終調整を行っています。」モータースポーツといえば、新型トライトンのラリー仕様バージョンが、昨年の勝利を再現することを期待して、チーム三菱ラリーアートと三菱自動車の公式技術サポートとともにアジアクロスカントリーラリー2023で開催される。
新型「トライトン」には新開発ラダーフレームを採用、従来型から断面積を65%増やし、曲げ剛性40%、ねじり剛性60%の強化を実現しながらも、新たに1180MPaのハイテン鋼の採用比率を大幅に増加することで重量増を最小限に抑え従来車に比べ軽量化を図っている。足回りも新開発、フロントに高い走行安定性を獲得する「コイルスプリング」と「ダブルウィッシュボーン」を組み合わせ、より広い室内空間と荷台を確保。
三菱 新型トライトン フルモデルチェンジ スペック について
エンジンには新開発の「2.4L 直列4気筒 ディーゼルターボエンジン(4N16型)」を採用し6速MTまたはスポーツモード付き6速ATを組み合わせ、高出力仕様では新型ターボチャージャーと新燃焼システムを採用、最高出力150kW、最大トルク470Nmを発生し、優れたトルクフルな走行を可能にした。標準仕様では最高出力135kW、最大トルク430Nmと、最高出力110kW、最大トルク330Nmの2仕様のエンジンを設定、どちらもタービン容量を可変制御するVGターボチャージャーを採用している。電子制御4WDの「スーパーセレクト4WD-Ⅱ」を採用する。また、走行モードの切り替える「イージーセレクト4WD」が設定される。
三菱 新型トライトン フルモデルチェンジ インテリア について
インテリアでは走行時の車体姿勢の変化をつかみやすい水平基調で力強い造形の「HORIZONTAL AXIS(ホリゾンタル・アクシス)」コンセプトを進化させたインストルメントパネルを採用。プロフェッショナルユースを意識し、乗員を保護するためにソフトパットを要所に採用し、実用性の高さを確保。ステアリングホイール、グリップ、ドアハンドル類は握り心地や逞しさを追求するなど「MITSUBISHI TOUCH(三菱タッチ)」という考え方に基づいてデザインしている。
三菱 新型トライトン フルモデルチェンジ 価格 グレード について
グレード | エンジン | トランス ミッション | 駆動 方式 | 価格 (10%) |
---|---|---|---|---|
GSR | 2.4L 直列4気筒 ディーゼル ターボエンジン 4N16型 | 6速AT | 4WD | 4,980,800円 |
GLS | 5,401,000円 |
三菱 トライトン について
三菱自動車工業が製造・販売するピックアップトラック(SUT)である。世界戦略車として位置付けられており、タイで生産が行われて、ほぼ全世界に輸出される。日本においては2006年9月から2011年8月の間輸入販売されていた。1番のライバルは日本でも既に発売されている「トヨタ ハイラックス」である。
▼詳しくはこちらの記事にまとめましたので参考にしてみて下さい。
→トヨタ 新型 ハイラックス 一部改良 2022年10月発売
新型トライトンとハイラックス ボディサイズ比較
ボディサイズは若干、「トライトン」が大きく、車内の広さなども違ってくることが予想される。
サイズ | 新型トライトン ダブルキャブ4WD | ハイラックス |
---|---|---|
全長 | 5,320mm(GSR) 5,360mm(GLS) | 5,340mm |
全幅 | 1,865mm(GSR) 1,930mm(GLS) | 1,855mm |
全高 | 1,795mm(GSR) 1,815mm(GLS) | 1,800mm |
ホイールベース | 3,130mm | 3,085mm |
乗車定員 | 5名 | 5名 |
新型トライトンとハイラックス NAエンジン比較
エンジンスペックも若干、「トライトン」が最高出力が高く、多く荷物を載せる場合や普段の走りでも違いがありそうだ。WLTCモード燃費にそこまで差がない。
スペック | 新型トライトン | ハイラックス |
---|---|---|
エンジン | 2.4L 直列4気筒 ディーゼル ターボエンジン 4N16型 | 2.4L 直列4気筒 直噴ディーゼル エンジン 2GD-FTV型 |
最高出力 | 150kW(204ps)/ 3,500rpm | 110kW(150PS)/ 3,400rpm |
最大トルク | 470Nm(47.9kgm)/ 1,500-2,750rpm | 400Nm(40.8kgm)/ 1,600-2,000rpm |
トランスミッション | 6速AT | 6速AT |
WLTCモード燃費 | 11.3km/L | 11.7km/L |
駆動方式 | 2WD(FF)/4WD | 2WD(FF)/4WD |
三菱 新型 トライトン はありなのか?
「トライトン」はありなのか?三菱では一番販売力や商品力の高い「デリカD:5」のコンパクトバージョンという位置付けをすることにより「デリカミニ」。そして今回の「トライトン」はその2台に次いで主力車種になることが予想される。どの車種もアウトドア志向の車であり、三菱ブランドとしてアウトドアに強いイメージが2024年は定着しそうだ。更に、ライバルの「ハイラックス」の現行モデルは海外では20215年から発売、日本では2017年から発売しており、新型「トライトン」の方が、エクステリア、インテリア共に最新のデザインを採用しており、新しさを感じることができそうだ。多様化の時代には派生はモデルをラインナップすることで販売力強化に繋がる可能性がありそうだ。
▼詳しくはこちらの記事にまとめましたので参考にしてみて下さい。
→仕様が判明 トヨタ 新型「ハイラックス」特別仕様車 「Revo Rocco」 2023年12月22日発表へ
三菱自動車
https://www.mitsubishi-motors.co.jp/
https://www.mitsubishi-motors.com/en/products/triton/
三菱自動車 ニュースリリース
https://www.mitsubishi-motors.com/jp/newsrelease/2023/detail5748.html