2023年6月に世界初公開されたレクサス新型「GX550」ですが、日本では2024年4月に初回100台限定モデル「GX550 “OVERTRAIL+”」の抽選販売が開始されました。この限定モデルは、同年12月頃から納車が始まっているようです。
当初、通常モデル「GX550」は2024年秋頃に発売予定でしたが、トヨタ自動車の認証不正問題の影響を受けて延期となり、2025年4月3日へと変更されました。
この新型GXは、レクサスのSUVラインナップにおいてフラッグシップモデル「LX」に次ぐ位置付けとなる、本格オフローダーです。トヨタ「ランドクルーザープラド」の後継モデル「ランドクルーザー250」をベースに開発され、高い悪路走破性とプレミアムSUVならではの洗練された質感を兼ね備えています。
今回は、日本導入が待ち望まれるレクサス新型GXの魅力を、最新情報に基づいて徹底的に解説していきます。エクステリア・インテリアデザイン、パワートレイン、走行性能、燃費、安全装備、価格、発売日など、詳細な情報をお届けしますので、ぜひ最後までご覧ください。
GX550 フルモデルチェンジ まとめ
レクサス新型GXの概要
- ランドクルーザープラドの後継モデル「ランドクルーザー250」をベースとした、レクサスの本格オフローダーSUV。
- 2023年6月に世界初公開され、日本では初回100台限定モデル「GX550 “OVERTRAIL+”」が2024年4月に発表された。
- トヨタ自動車の認証不正問題の影響で、通常モデルの日本発売は2025年1月に延期。
- 「ザ・プレミアム・オフローダー」を開発コンセプトに、オンロード・オフロードを問わず、あらゆるシーンで心躍るドライビングエクスペリエンスを提供。
- レクサス「LX」と同じ新開発の「GA-Fプラットフォーム」を採用し、車両の基本性能が飛躍的に向上。
- V6ツインターボエンジンと、レクサスのボディオンフレーム車としては初となるハイブリッドシステムを用意。
エクステリアデザイン
- 力強く、存在感のあるスタイル。
- 大型スピンドルグリルとシャープなヘッドランプによる精悍なフロントフェイス。
- 水平基調のシンプルなラインと力強いフェンダーアーチが特徴的なボディサイド。
- オフロード走行を意識した高い最低地上高。
- リアは「LEXUS」ロゴに変更され、左右のテールランプを繋ぐデザインを採用。
インテリア
- 広々とした室内空間。
- 上質な素材と先進的な装備を組み合わせた、レクサスらしいインテリア。
- 14インチの大型タッチディスプレイを備えたインフォテインメントシステム、12.3インチのフル液晶メーターを採用。
- 2列シートと3列シートの2種類のシートレイアウトを用意。
- 3列シート仕様では、2列目シートにキャプテンシートとベンチシートを選択可能。
- 3列目シートは電動格納式。
パワートレイン
- 3.5L V6ツインターボエンジン(GX550):最高出力353PS、最大トルク650Nm。10速ATと組み合わせ。
- 2.4L直列4気筒ターボハイブリッドシステム(GX550h):システム最高出力371PS。8速ATと組み合わせ。
走行性能
- 全車4WDを採用。
- トルセンLSD付きセンターデフ、4Hと4Lの切り替えを高速化するトランスファーケースなど、オフロード走行をサポートする機能が充実。
- 「GX“OVERTRAIL”」仕様には、レクサス初となるE-KDSS(Electronic-Kinetic Dynamic Suspension System)を採用。
燃費
- GX550(ガソリン):8.1km/L
- GX550h(ハイブリッド):13.5km/L
安全装備
- 最新の予防安全パッケージ「Lexus Safety System +」を標準装備。
価格
- 通常モデル:1,100万円~
- 初回100台限定販売モデル「GX550 “OVERTRAIL+”」(5人乗り):1,235万円
発売日
- 初回100台限定販売モデル「GX550 “OVERTRAIL+”」:2025年1月予定
- 通常モデル:2025年4月3日予定
レクサス新型GXの日本発売日は?
レクサス新型GXの発売日は、以下の通りです。
- 初回100台限定販売モデル「GX550 “OVERTRAIL+”」:2024年12月から納車開始
- 通常モデル:2025年3月発売予定
当初、通常モデルは2024年秋に発売予定でしたが、認証不正問題の影響により延期となりました。
レクサス新型GXとは?
レクサスGXは、2002年に初代モデルが登場したプレミアムSUVです。これまで北米を中心に販売され、高い走破性と上質なインテリアを両立したモデルとして、世界約30の国と地域で累計約54万台を販売してきました(2023年3月末時点)。
今回のフルモデルチェンジで3代目となる新型GXは、「ランドクルーザー250」の姉妹車で、「ザ・プレミアム・オフローダー」を開発コンセプトに、オンロード・オフロードを問わず、あらゆるシーンで心躍るドライビングエクスペリエンスを提供することを目指して開発されました。
新型GXは、レクサス「LX」と同じく、新開発の「GA-Fプラットフォーム」を採用。これにより、従来モデルから車両の基本性能が飛躍的に向上しています。ボディ剛性の向上、軽量化、低重心化など、様々なメリットをもたらすこのプラットフォームは、新型GXの走りの質を大きく進化させています。
また、パワートレインには、V6ツインターボエンジンと、レクサスのボディオンフレーム車としては初となるハイブリッドシステムが用意されています。環境性能にも配慮しながら、力強い走りを実現しています。
レクサス新型GX 力強いエクステリアデザイン
新型GXのエクステリアは、レクサスの最新デザイン言語に基づき、力強く、存在感のあるスタイルに進化しました。フロントフェイスは、大型のスピンドルグリルとシャープなヘッドランプが組み合わさり、精悍な印象を与えます。
ボディサイドは、水平基調のシンプルなラインと、力強いフェンダーアーチが特徴です。オフロード走行を意識した高い最低地上高も、新型GXのタフなイメージを強調しています。
リアは、従来の「L」ロゴから「LEXUS」ロゴに変更され、左右のテールランプを繋ぐデザインを採用。上位モデル「LX」との共通性を持たせながら、ワイド感を強調しています。
新型GXのボディサイズは、全長4,970mm×全幅1,980mm×全高1,925mmと、従来モデルよりも拡大されています。ホイールベースも2,850mmと長く、広々とした室内空間を確保しています。
レクサス 新型「GX550」インテリアについて
インテリアは、レクサスらしい上質さと機能性を両立。オフロード走行時の全方位における視認性などの機能性に配慮しつつ、使い勝手に優れた様々な機能を備え、どのような環境の中でも、お客様へ安心感をもたらすモダンで快適な室内空間をご提供しています。「人間中心」の思想をさらに進化させた、独自のコックピットデザイン「Tazuna Concept」に基づいて設計されています。さらにレクサスは、新設計のインテリアレイアウトと最大7人乗りの座席を備えているいます。
「12.3インチフル液晶メーター」と中央の HVAC 通気口は、ワイヤレス「Apple Carplay」と「Android Auto」を備えた大型の「14インチインフォテインメントシステム」に対応するために、ダッシュボードのかなり低い位置に移動。エアコンとオーディオの物理的なコントロールはまだありますが、車両のオフロード機能用の専用ボタンがギアセレクターの近くにあります。
シートレイアウトは、2列シートと3列シートの2種類が用意されています。3列シート仕様では、2列目シートにキャプテンシートとベンチシートを選択可能。3列目シートは電動格納式で、荷室容量の拡大にも貢献します。
最新の安全装備
新型GXには、最新の予防安全パッケージ「Lexus Safety System +」が標準装備されています。プリクラッシュセーフティ、レーンキーピングアシスト、レーダークルーズコントロールなど、様々な機能が搭載され、ドライバーの安全運転を支援します。
高い走破性を実現するパワートレインと4WDシステム
新型GXには、2つのパワートレインが用意されています。
- 3.5L V6ツインターボエンジン(GX550):最高出力353PS、最大トルク650Nmを発揮する、力強いガソリンエンジンです。10速ATとの組み合わせにより、オンロードでのスムーズな加速と、オフロードでの力強い走破性を実現しています。
- 2.4L直列4気筒ターボハイブリッドシステム(GX550h):システム最高出力371PSを発揮する、レクサス初のボディオンフレーム車用ハイブリッドシステムです。8速ATと組み合わさり、力強い加速と優れた燃費性能を両立しています。
駆動方式は、全車4WDを採用。トルセンLSD付きセンターデフや、4Hと4Lの切り替えを高速化するトランスファーケースなど、オフロード走行をサポートする機能が充実しています。
さらに、「GX“OVERTRAIL”」仕様には、レクサス初となる**E-KDSS(Electronic-Kinetic Dynamic Suspension System)を採用。これは、前後のスタビライザーを電子制御することで、オンロードでの安定性とオフロードでの走破性を高次元で両立させるシステムです。
レクサス 新型「GX550“OVERTRAIL”」スペック について
3.5 L V6 ツインターボ「V35A-FTS」、最高出力349hp(353PS/260kW) 最大トルク479lb-ft (650Nm)を提供。古いV8よりも46Nm大きいです。 ダイレクトシフト10速ATを組み合わせ、牽引能力は標準牽引ヒッチを備えたグレードで3,629kg)と評価されています。フルタイム4WDはこれまでと同様に標準装備、トルセンリミテッドスリップセンターデフも装備され、さらに、トランスファーケースの改良により、4Hと4L間の切り替えも高速化されています。
スペック | GX550 “OVERTRAIL” |
---|---|
全長 | 4,970mm |
全幅 | 1,980mm |
全高 | 1,925mm |
ホイールベース | 2,850mm |
アプローチ アングル | 26度 |
ランプブレーク オーバーアングル | 23度 |
デパーチャー アングル | 23度 |
エンジン | 3.5 L V6 ツインターボ 「V35A-FTS」 |
最高出力 | 260kW(353PS)/ 4800~5,200rpm |
最大トルク | 650Nm(66.3kgm)/ 2000~3,600rpm |
トランス ミッション | 10速AT (Direct Shift-10AT) |
駆動方式 | 4WD |
WLTCモード燃費 | 8.1km/L |
乗車定員 | 5名 |
燃費性能
新型GXのWLTCモード燃費は、以下の通りです。
- GX550(ガソリン):8.1km/L
- GX550h(ハイブリッド):13.5km/L
従来モデルの4.6L V8ガソリンエンジン(米国値で約6.8km/L)と比較して、大幅に向上しています。特にハイブリッドモデルは、優れた燃費性能を実現しています。
レクサス新型GXの日本価格について
新型GXの価格は、以下の通りです。
- 通常モデル:1,100万円~
- 初回100台限定販売モデル「GX550 “OVERTRAIL+”」(5人乗り):1,235万円
従来モデルの米国価格が約650万円~であったことを考えると、新型GXは価格が上昇しています。しかし、最新技術の導入や装備の充実を考えると、妥当な価格設定と言えるでしょう。
グレード | 駆動 | 価格(10%) |
---|---|---|
GX550“OVERTRAIL+” | AWD | 12,350,000円 |
編集部から一言
今回の、「GX550 “OVERTRAIL+”」の生産開始と発売を延期は、抽選が当たった人も非常に残念ですが、更に、通常販売を待ち望む人達もいるため非常にショックがでかそうです。
レクサス新型GXは、力強いエクステリアデザイン、上質なインテリア、最新の技術、そして高い走破性を兼ね備えた、魅力的なプレミアムSUVです。日本導入により、新たなユーザーを獲得することが期待されます。
発売が待ち遠しい新型GXの最新情報については、今後もレクサスの公式ウェブサイトやニュースリリースなどで随時更新される予定です。ぜひチェックして、最新情報を入手してください。
ソース
詳しい内容については日本経済新聞を見てください
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOFD244Y30U4A620C2000000/