MENU

ホンダ オデッセイ 販売台数と生産台数の推移:栄光と衰退の歴史

本ページにはプロモーションや広告が含まれています。
honda-odyssey-sales-and-production-history-of-glory-and-decline

かつて一世を風靡したホンダのミニバン、オデッセイ。1994年の登場以来、その革新的なデザインと優れた走行性能でファミリー層を中心に絶大な人気を誇りました。しかし、近年は販売台数が低迷し、2021年末には惜しまれつつも国内生産を終了改良という形で再販となり2023年12月8日に発売を再開しました。今回は、オデッセイの販売台数と生産台数の推移を振り返りながら、その栄光と衰退の歴史を紐解いていきます。

目次

オデッセイの歴史

1990年代:ミニバンブームの火付け役

1994年10月に登場した初代オデッセイは、それまでの「RV=1BOX」という概念を覆す、乗用車感覚で乗れるスタイリッシュなミニバンとして大きな話題を呼びました。低床・低重心設計による優れた走行性能と広々とした室内空間は、ファミリー層から高い支持を獲得。1995年には年間販売台数12万5559台を記録し、当時のミニバン市場を牽引する存在となりました。

2000年代:進化を続けるもライバル車の台頭

2代目、3代目とモデルチェンジを重ね、進化を続けるオデッセイ。2003年には国内累計販売台数100万台を達成するなど、依然として高い人気を維持していました。しかし、トヨタ アルファードやヴェルファイアといった強力なライバル車の登場により、徐々にシェアを奪われていきます。

2010年代:4代目、5代目の登場と低迷の始まり

4代目オデッセイは、車高を低くしたスタイリッシュなデザインを採用しましたが、従来のユーザー層からは不評を買い、販売台数は低迷。5代目では原点回帰を目指し、広々とした室内空間と快適な乗り心地を追求しましたが、販売台数の回復には至りませんでした。

2020年代:生産終了と新たな章へ

2021年、ホンダは狭山工場の閉鎖に伴い、オデッセイの国内生産を終了することを発表。長きにわたり愛されてきたオデッセイは、2021年末にその歴史に幕を閉じました。しかし、2023年12月から中国工場で新型オデッセイが生産され、再度、日本で発売されており、今後の動向に注目が集まっています。

オデッセイの販売台数と生産台数の推移

2024年 販売台数

2023年12月に再販がスタート、月間目標台数は1000台と発表されました。

年月販売台数
2024年1月1,018台
2024年2月1,184台
2024年3月1,301台
2024年4月817台
2024年5月903台
2024年6月1,031台
2024年7月1,166台
2024年8月1,106台
2024年9月1,041台
合計9,567台
オデッセイ 登録台数 出典:日本自動車販売協会連合会

毎月の販売台数を見ていると目標台数を少し上回る販売台数となっており、順調であることが伺えます。現在は中国の増城工場で日本仕様として生産。

オデッセイの販売台数と生産台数の推移から見えるもの

オデッセイの販売台数と生産台数の推移は、時代の変化やユーザーニーズに対応することの重要性を示しています。かつては革新的な存在であったオデッセイも、市場の変化やライバル車の台頭により、その地位を築き上げることが難しくなりました。

まとめ

ホンダ オデッセイは、日本のミニバン市場に新たな風を吹き込んだ革新的な車でした。その栄光と衰退の歴史は、自動車業界の競争の激しさと、ユーザーニーズを捉えることの重要性を物語っています。今後のホンダのミニバン戦略、そして中国で販売されている新型オデッセイの動向に注目していきましょう。

ホンダ オデッセイ

honda-odyssey-sales-and-production-history-of-glory-and-decline

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらシェアしてね!

この記事を書いた人

サイト運営11年目となりました。車(クルマ)に関する記事は5000本以上書いてきました。新車・中古車、各メーカー、日本車から外車まで幅広い情報を紹介致します。多くの新型車種の予想も当ててきています。フォローお願い致します。

目次