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トヨタ 新型 GRヤリス 一部改良 ハイパフォーマンスモデル「GRMNヤリス2」を追加設定 2025年5月6日発売

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トヨタ自動車は、GRヤリスの一部改良モデルと、新パッケージ「GRヤリス エアロパッケージ」の発売を2025年5月6日に予定しています。今回の改良では、モータースポーツからの知見を反映し、走行性能をさらに向上させるアイテムを採用。特に、東京オートサロン2025で公開された「GRヤリス エアロパッケージ」は、空力性能の向上や冷却性能のアップなど、様々な改良が施されています。

トヨタ新型GRヤリスの変更点まとめ

  • 新型GRヤリス エアロパッケージ:
    • RZ"High performance"とRCグレード向けのオプションパッケージ
    • 空力性能を向上させる可変式リヤウィングなど6つのパーツをセット
    • 富士スピードウェイで約1秒のラップタイム短縮
    • プロドライバー大崎和也氏と共同開発
    • 縦引きパーキングブレーキ搭載
  • 8速AT「GR-DAT」の進化:
    • 幅広いドライバーからの評価を反映し改良
    • Dレンジ走行中のパドル操作でのシフトダウン可能領域を拡大
    • パドル操作から変速開始までの時間短縮
    • スポーツモード時のダイレクト感向上
    • 登坂勾配でのシフトアップタイミング最適化
  • 既存モデルの改良:
    • シャシー部品締結の一部に高剛性ボルト採用
    • フロント、リアの操縦安定性向上
    • リアサスペンションメンバー締結ボルトのフランジ幅拡大
    • ダンパー、電動パワーステアリングのチューニング最適化
    • バンパーへの除電アルミテープ貼付
    • AT車のフットレスト面積拡大
    • 縦引きパーキングブレーキを全グレードに拡大設定
    • 「RC」グレードにToyota Safety Sense+3.0を標準装備
    • 「RZ”High performance”」グレードにENKEI製ホイールをオプション設定
  • エクステリア: 3ドアハッチバック、専用設計で走行性能を強化、軽量化
  • サイズ・車体設計: 全幅を拡大し走行安定性を向上、軽量素材で車重増加を抑制
  • インテリア: ドライビングに集中できる空間、デジタルメーター搭載
  • GRMNヤリス2: ハイパフォーマンスモデルの設定を予定
  • スペック: 改良型1.6Lターボエンジン搭載、最高出力304ps、最大トルク40.8kgm
  • 燃費: GRヤリスRZで12.4km/L(6速MT)、10.8km/L(8速AT)
  • 価格: 改良により価格アップ、エアロパッケージはオプション
  • 発売日: 2025年5月6日
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目次

新型GRヤリス エアロパッケージ

新型GRヤリスの大きな目玉となるのが、新しいオプションパッケージ「GRヤリス エアロパッケージ」です。このパッケージは、「RZ”High performance”」と「RC」グレード向けに設定され、2025年10月からの生産開始が予定されています。

エアロパッケージには、可変式リヤウィングなどによる空力性能向上のほか、冷却性能をアップする6つのパーツがパッケージングされています。これらのパーツを装着することで、富士スピードウェイでのラップタイムを約1秒改善することが可能になります。

開発には、プロドライバーの大崎和也氏が携わり、富士スピードウェイで課題としていたTGRコーナーでのブレーキング時の挙動や、グリーンファイト100Rコーナーでのアンダーステア、操舵応答性などを改善しています。また、GRヤリスのRCグレードにメーカーオプション設定され好評の「縦引きパーキングブレーキ」も搭載されます。

エアロパッケージの主な装備内容は以下の通りです。

ダクト付アルミフード

全日本ラリーで先行採用されたこのフードは、走行中にダクトから熱を放出することで冷却性能を向上させます。GRMNヤリス採用のカーボン製フードと同形状のダクト付アルミフードが設定されています。

フロントリップスポイラー

当初はフロントスポイラーを除くパーツでエアロパッケージが検討されていましたが、大嶋ドライバーからの「フロントの接地感の不足と空力バランスが悪い」というコメントから開発が延長され、最終的にフロントリップスポイラーが追加採用されました。

フェンダーダクト

ノーズダイブの際、ホイールハウス内に溜まる空気によるステアリングフィールの悪化や、コーナー入口での操縦安定性低下を解決するため、ダクトからホイールハウス内の乱流を放出します。

燃料タンクアンダーカバー

S耐32号車に搭載された、安全燃料タンク下面フラット形状のアイデアを採用。ボディ下面の整流を行うことでCd値を改善します。

可変式リアウィング

高速域での操縦安定性に寄与し、ブレーキング時のスネーキング現象を抑制します。任意で角度を調整でき、モータースポーツ種目やユーザーのドライビングシーンに応じた変更が可能です。

リアバンパーダクト

S耐の現場で走行中にリアバンパーが外れたことが開発のきっかけとなりました。ダクトによりCd値を低減し、パラシュート効果を抑制します。

8速AT「GR-DAT」の進化

新型GRヤリスでは、2024年4月の改良時に新しく設定されたオートマチックトランスミッション「GR-DAT」の改良も実施されます。「GR-DAT」は、発売後もプロドライバーやマスタードライバーによる走行のほか、ジェントルマンドライバーとして早川副会長にラリーチャレンジに参戦してもらうなど、幅広いドライバーからの評価を開発に反映。MT同様の走りと2ペダルならではの操作性との両立を狙い、Dレンジ走行中のパドル操作にて2速から1速へのシフトダウン可能な車速領域を拡大。

また、パドル操作から変速開始までの時間を短縮。マニュアルモードにてスポーツモード選択時、レッドゾーン付近でのダイレクト感を向上。アクセル全開加速におけるシフトアップタイミングの最適化として、登坂勾配ではエンジン回転数の上昇が遅いためシフトアップタイミングを若干遅らせるなどによって、シフトアップ後も高出力を維持することが可能になっています。

既存モデルの改良

新型GRヤリスでは既存グレードの改良も実施され、シャシー部品締結の一部にフランジ剛性の高いボルトを採用。フロント部分はステアリング操作に対する手ごたえ感と応答性、リア部分はコーナリング時のグリップ応答性と操舵時のしっかり感を向上させています。

また、リアサスペンションメンバー締結ボルトのフランジ二面幅を22mmから24mmにアップすることで、直進安定性やステアリング応答性の向上に寄与。加えて、ダンパーや電動パワーステアリングのチューニング最適化、バンパーへの除電アルミテープ貼付を実施。AT車では、フットレスト面積を拡大することで操縦性を向上させています。

縦引きパーキングブレーキは、オプション設定を全グレードに拡大。「RC」グレードでは、Toyota Safety Sense+3.0を標準装備することで最新の法規に対応。「RZ”High performance”」グレードには、「RZ」グレード用とされていたENKEI製ホイールが新たにオプション設定されます。

エクステリアデザイン

新型GRヤリスの外装は、専用の設計を採用することにより大きく走行性能が強化されています。ボディタイプは3ドアハッチバックで、アグレッシブなボディワークとブリスターホイールアーチ、専用のバンパーや大型フロントグリルによりベースモデルから大きく車幅を拡大。カーボン製ルーフ、アルミ製のボンネットとドアを採用することで軽量化されています。

サイズと車体設計

トヨタ新型GRヤリスのボディサイズは、全長×全幅×全高:3995×1805×1455mm、ホイールベース:2558mm、車重:1280kg。ベースとなる「ヤリス」から全幅を大幅に拡大し、高い走行安定性を獲得しています。車重は4WDを採用することで増加していますが、アルミ素材のエンジンフード、トランクリッド、ドアパネルに加え、SMC工法で成形されたカーボンファイバー素材のルーフパネルを採用することにより走行性能を向上させています。

インテリアデザイン

トヨタ新型ヤリスの内装は、ムダをそぎ落とすことで、ドライビングに集中できる空間に仕上げられています。インテリアトリムには専用のアクセントやステアリングが採用され、ホールド性を高めるスポーツシートを装備。2024年の改良では、インテリアレイアウトを変更し操作性を高めたほか、最新の12.3インチデジタルメーターを搭載しています。

GRMNヤリス2を追加

トヨタGRヤリスには、ハイパフォーマンスモデルとなる「GRMNヤリス2」の設定が予定されています。「GRMNヤリス2」は、2022年にシリーズの最上位500台限定モデルとして設定されていた「GRMNヤリス」を最新の技術、ノウハウにより進化させたモデルです。

マイナーチェンジしたGRヤリスをベースに、専用のエアロを採用することで走行性能をアップ。また、専用の剛性強化パーツ、専用セッティングされたエンジンを採用することで、切れ味鋭い走りを楽しむことができるようになります。ブレーキシステムには、Endless製大容量ブレーキを装備することで、高い走行性能を安定して発揮することができます。

スペックと走行性能

トヨタ新型GRヤリスのパワートレインには、改良された直列3気筒1.6Lガソリンターボエンジンが搭載されています。最高出力は304ps、最大トルクは40.8kgm。トランスミッションは6速MTに加え、新開発の8速AT「GR-DAT」が設定されています。電子制御式4WDシステムを搭載し、前後駆動配分を0:100~100:0で可変させることが可能です。前後のデフにはトルセンLSDが設定され、高いトラクション性能を発揮します。サスペンションはフロントがストラット式、リアは専用開発されたマルチリンク式とすることで基礎から走行性能が強化されています。

燃費

トヨタ新型GRヤリスの燃費(WLTCモード)は、GRヤリスRZ(1.6Lターボ&4WD)で6速MT:12.4km/L、8速AT:10.8km/Lとなっています。

価格

トヨタ・GRヤリスのグレード、価格は以下の通りです。価格改定が予定されています。

グレードエンジントランス
ミッション
駆動
方式
価格
(10%)
RZ1.6L 直列3気筒
インタークーラー
ターボ
G16E-GTS
6速MT
(iMT)
4WD
(FF)
4,480,000円
RZ
“High performance”
4,980,000円
RZ“High performance
Sébastien Ogier Edition”
8,450,000円
RZ“High performance
Kalle Rovanperä Edition”
8,450,000円
RZ8速AT
(GR-DAT)
4,830,000円
RZ
“High performance”
5,330,000円

トヨタ 新型「GRヤリス」マイナーチェンジ スペック について

スペックGRヤリス
全長3,995mm
全幅1,805mm
全高1,455mm
ホイール
ベース
2,560mm
トレッドフロント1,535mm
リヤ1,565mm
乗車定員4名
車両重量1,280kg
(GR-DAT搭載
モデルは1,300kg)
エンジン1.6L 直列3気筒
インタークーラーターボ
G16E-GTS
最高出力224kW(304PS)/
6,500rpm
最大トルク400Nm(40.8kgf)/
3,250~4,600rpm
トランス
ミッション
iMT(6速MT)
GR-DAT(8速AT)
駆動方式スポーツ4WDシステム
“GR-FOUR”
電子制御多板クラッチ式
(3モード選択式)
差動装置トルセン®LSD
サスペンションマクファーソンストラット式
ダブルウィッシュボーン式
ブレーキベンチレーテッドディスク
(18インチアルミ対向
4ポットキャリパー)
ベンチレーテッドディスク
(16インチアルミ対向
2ポットキャリパー)
ホイールBBS製 鍛造アルミホイール
8J インセット45mm
タイヤ225/40ZR18
ミシュラン Pilot Sport 4S
燃料タンク
容量
50L

GRヤリス

https://toyota.jp/gryaris

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