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トヨタ新型RAV4のフルモデルチェンジで3つのモデルを展開、革新的なパワートレインと最先端UIが示す次世代SUVの姿を徹底解説

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トヨタ新型RAV4は、単なるフルモデルチェンジの枠を超え、デザイン、パワートレイン、そしてユーザーインターフェース(UI)の全てにおいて劇的な進化を遂げ、次世代SUVとしての地位を確立しました。気になる発売日は公式で2025年度内としており、2025年12月頃に発売するのではないかと予想されます。今回は、多様なニーズに応えるべく用意された3つのモデル「コア」「アドベンチャー」「GRスポーツ」展開、大幅に改良されたハイブリッドシステム、そして「アリーン」システムがもたらす直感的なコネクティビティは、RAV4がどのように未来のモビリティを牽引していくのかを明確に示しています。

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トヨタ新型RAV4:主要進化ポイントまとめ

全体的な進化

  • デザイン、パワートレイン、UI/コネクティビティの三分野で大幅な世代進化を遂げ、次世代SUVとしての地位を確立しました。
  • トヨタの最新デザイン言語「ハンマーヘッド」を採用したフロントフェイス

3つの異なるモデル展開

  • コア: 都会的で洗練されたデザイン。新しい「SUVハンマーヘッド」デザイン、ハニカムグリル、ナローフェンダーが特徴で、ハイブリッドとPHEVの両方を選択可能です。
  • アドベンチャー: 旧型RAV4のオフロードイメージを継承し、ワイドな樹脂パーツや力強いアルミホイール、堅牢なルーフレールが特徴です。
  • GRスポーツ: スポーティーさを追求したデザイン。ファンクショナルマトリックグリル、グロスブラックのアクセント、スポーティーなスポイラーが特徴です。
  • ヘッドライトデザインは全モデル共通で、LED間にヘッドランプユニットを配置する新しいアプローチを採用しています。
  • リアデザインもモデルごとに異なり、それぞれの個性を表現しています。

大幅に進化を遂げたパワートレイン

  • 第6世代ハイブリッドシステムを搭載し、小型化、低背化、効率向上、モーター強化を実現しました。
  • PHVモデルのバッテリー容量が従来比30%増加し、EV走行可能距離が85kmから150kmへと大幅に向上しました。これにより、日常使いのほとんどをEV走行でカバーできるようになりました。
  • エンジンの効率も向上し、出力12%向上、高さ15%減、重さ18%減を達成しました。
  • DC急速充電に対応し、V2H(Vehicle-to-Home)機能も搭載。
  • モータートルク増強に加え、静粛性も向上しています。

新しいUIとコネクティビティ機能

  • 新システム「アリーン(areen)」を採用し、UIをスマートフォンやタブレットのように直感的で使いやすいデザインに刷新しました。
  • ウィジェット表示やクイックコントロール(ドライブモード選択など)が可能です。
  • マルチメディアディスプレイとメーターディスプレイの連携が強化され、ナビゲーション情報などをメーターディスプレイに全面表示できます。
  • ドライブモードセレクトによる表示の変化など、エモーショナルな機能も搭載されています。
  • 充電設定、運転支援設定、車両設定の多くが画面上で操作可能です。
  • 音声認識機能が進化し、「ヘイ トヨタ」と話しかけることで、サンシェードの開閉、ワイパー、窓、エアコンなどの車両操作が可能に。反応速度が3.5秒から1秒に短縮されました。
  • 音声認識は発話者の位置を認識し、運転席側からの指示のみを受け付けるなど、安全面にも配慮されています。
  • パノラミックビューモニター(PVM)の性能が向上し、スムーズな映像表示、拡大縮小、水平移動が可能になりました。
  • 新しいCPU採用により、描画が綺麗になりました。
  • OTA(Over-The-Air)アップデートに対応し、安全支援機能などのアップデートや機能追加が可能となり、車両を常に最新の状態に保てます。

インテリアデザインと実用性

  • インテリアもモデルごとに差別化されています。
    • アドベンチャー: オレンジのアクセントや汚れを拭き取りやすい素材のシートなど、遊び心のあるデザイン。
    • コア: ベーシックで落ち着いた雰囲気。水平基調のダッシュボード、大型液晶モニター(メーター12.3インチ、センター12.9インチ)、シートベンチレーション、置くだけ充電2つ、USB-Cポート2つ(45W)などを装備しています。シートはツートーンカラーでウルトラスウェード素材を使用。後席は拳2つ以上のスペースを確保し、シートヒーターとUSB-Cポートも備わります。
    • GRスポーツ: 赤ステッチや刺繍入りのスポーツシートなど、GRの世界観を表現したデザイン。
  • 基本的な造形は共通で、新しいデザインのハンドル、水平基調のインパネ、太いコンソールが特徴です。
  • ラゲッジスペースは先代同様に広大で実用性が高く、電動テールゲートを装備し、ゴルフバッグの横積みや後席を倒して自転車も積載可能です。
目次

顧客の個性に寄り添う3つのモデル展開

新型RAV4の最大の特長の一つは、顧客の多様なライフスタイルや好みに合わせて選べる「コア」「アドベンチャー」「GRスポーツ」の3つのモデルが設定されたことです。それぞれのモデルは、外観デザインにおいて明確な個性を放ち、ユーザーの求めるイメージを具現化します。

RAV4 CORE エクステリア

コアは、都市に溶け込む洗練されたデザインが魅力です。すっきりとしたハニカムグリル、ボンネットレベルに配置された新しいトヨタマーク、そしてトヨタの新たなデザイン言語である「SUVハンマーヘッド」デザインが、都会的な印象を際立たせます。ナローな樹脂フェンダーや都会的なデザインのホイール、低いタイプのルーフレールは、まるで電動車のようなクリーンでモダンな雰囲気を醸し出します。COREモデルは、ハイブリッドとPHEVの両パワートレインを選択できるため、新型RAV4ラインナップの中心を担うモデルとして、幅広いユーザー層のニーズに応える設計となっています。

RAV4 ADVENTURE エクステリア

アドベンチャーは、旧型RAV4が築き上げてきたオフロードの力強いイメージを継承し、ワイドな樹脂パーツ、逞しいデザインのアルミホイール、そして堅牢なルーフレールが、その冒険心を象徴しています。これは、これまでRAV4に親しんできたユーザーにとって、最も親しみやすく、かつ進化を感じさせるモデルと言えるでしょう。

RAV4 GR SPORT エクステリア

GRスポーツは、その名の通り、スポーティーな走りを追求するユーザーのためにデザインされました。ファンクショナルマトリックグリルやグロスブラックのアクセントが施されたパーツ類、そしてスポーティーな形状のスポイラーが、車体をよりワイドに見せ、視覚的にもそのパフォーマンスの高さを表現しています。

ヘッドライトデザインは全モデル共通で、LEDとLEDの間にヘッドランプユニットを配置するという、従来のトヨタ車とは異なる新しいアプローチが採用されました。リアデザインもモデルごとに異なる表情を見せ、それぞれの個性を際立たせています。

新型 6代目モデル RAV4 ボディサイズ

サイズCOREAdventureGR SPORT
全長4,600mm4,620mm4,645mm
全幅1,855mm1,880mm1,880mm
全高1,680mm1,680mm1,685mm
ホイールベース2,690mm2,690mm2,690mm

飛躍的な進化を遂げたパワートレイン:環境性能と走行性能の高次元での両立

新型RAV4は、第6世代のハイブリッドシステムを搭載し、そのパワートレインは大幅な進化を遂げました。この新システムは、小型化、低背化、そして効率向上を実現しながら、モーター出力も強化されています。

特に注目すべきは、プラグインハイブリッド(PHV)モデルの進化です。バッテリー容量22.7kWhと従来比で30%増加した結果、EV走行可能距離は従来の85kmから驚異の150kmへと大幅に伸長しました。これは、日常使いのほとんどをEV走行でカバーできる可能性を示しており、ガソリン消費を抑えながら環境に優しい走行を可能にします。エンジンの効率も向上し、システム合計出力:E-Four 324psとし、出力が12%向上した一方で、高さが15%、重さが18%それぞれ削減されるという革新的な改良が施されました。0-100km/h加速:E-Four 5.8秒としています。

ハイブリッドモデルでは前輪駆動バージョンで、合計最高出力が229ps、全輪駆動車では239psを発揮し、力強い走りと優れた燃費性能を両立します。0-100km/h加速は8.1秒としています。全輪駆動モデルは、後部に取り付けられた3番目の電気モーターにより、必要に応じて後輪を駆動する先進的なAWDシステムを搭載し、オフロード性能も向上しています。

さらに、DC急速充電への対応や、災害時などに車両から住宅へ電力を供給できるV2H(Vehicle-to-Home)機能の搭載は、新型RAV4が単なる移動手段に留まらず、新たな価値を提供することを示唆しています。モータートルクの増強に加え、車内の静粛性も向上しており、より快適で質の高いドライビング体験を提供します。

人と車が融け合う新次元のUIとコネクティビティ:アリーンシステムがもたらす革新

新型RAV4の最も革新的な要素の一つが、新しい「アリーン(Arene)」システムを採用したUIとコネクティビティ機能の劇的な進化です。このシステムは、UIをスマートフォンやタブレットのように直感的で使いやすいデザインへと刷新しました。ウィジェット表示やドライブモード選択などのクイックコントロールを可能にし、ユーザーはよりスムーズに車両を操作できます。

マルチメディアディスプレイとメーターディスプレイの連携は飛躍的に強化され、ナビゲーション情報などをメーターディスプレイに全面表示することで、ドライバーは視線移動を最小限に抑え、より安全な運転を続けることが可能です。ドライブモードセレクトによる表示の変化など、エモーショナルな機能も用意され、運転の楽しさを視覚的にも演出します。

充電設定や運転支援設定、ヘッドランプ調整など、多くの車両設定が画面上で操作可能となり、ユーザーはよりシームレスに車両をカスタマイズできるようになりました。エアコン操作においては、主要な機能は物理ボタンとして残しつつも、多くの設定が画面上で操作可能となり、先進性と操作性のバランスが取れています。

音声認識機能も大幅に進化し、「ヘイ トヨタ」と話しかけるだけで、サンシェードの開閉、ワイパー、窓、エアコンなどの車両操作が可能です。従来よりも反応速度が向上し、3.5秒かかっていた処理がわずか1秒に短縮されるという驚異的な改善を実現しました。音声認識は発話者の位置を認識し、運転席側からの指示のみを受け付けるなど、安全面にも細やかな配慮がなされています。

また、シフトパネルはシフト、電動バーキングブレーキ(EPB)、プレーキHOLDスイッチを集約し、運転中の視線移動や動作を最小化。シフトバイワイヤを採用し、シンプルクリーンなデザインを実現するとともに、ピアノブラックによる仕上げて質感を向上させています。

パノラミックビューモニター(PVM)の性能も向上し、映像のサクサク感、拡大縮小、水平移動がスムーズに行えるようになり、死角の多いSUVにおいて安全確認をより容易にしました。新しいCPUの採用により、描画も格段に綺麗になり、視覚的な情報提供もより洗練されています。

パノラミックビューモニター(PVM)車両透過
パノラミックビューモニター(PVM)車両透過

アリーンシステム採用の最大の利点は、OTA(Over-The-Air)アップデートによるシステム進化が可能になった点にあります。これにより、安全支援機能などのアップデートや機能追加が常時可能となり、車両は常に最新の状態に保たれ、まさに「進化し続ける車」を実現しました。収集されたデータを分析し、安全制御の学習に活用し、それをOTAで配信することも可能であり、RAV4は単なる移動手段を超えた、パーソナルアシスタントのような存在へと変貌を遂げたのです。

個性を際立たせるインテリアデザインと優れた実用性

新型RAV4のインテリアデザインも、モデルごとの差別化が図られ、それぞれのコンセプトを際立たせています。

基本的な造形は共通で、新しいデザインのハンドル、水平基調のインパネ、そして力強い印象を与える太いコンソールが、新型RAV4らしい力強さと洗練された雰囲気を醸し出しています。

コアモデルのインテリアは、ベーシックながらも落ち着いた雰囲気で、幅広い層に受け入れられる洗練された空間を提供します。水平基調の力強いデザインが特徴で、大型液晶モニターの採用によりデジタル化が大きく進みました。運転席には12.3インチのメーターパネル、センターモニターには12.9インチのものが配置され、未来的な印象を与えます。ハンドルデザインはセンターパッドがより角張ったデザインに変更され、ダッシュボードはメタル調パーツやソフトパッド、トレーなどが巧みに組み合わされています。

エアコン吹き出し口やスイッチ類はタフなデザインで、両サイドのスイッチ類はメカニカルな配置です。ドライブモードはノーマル、エコ、スポーツ、カスタムがあり、メーターの色が変わることで視覚的にも変化を楽しめます。EVモードスイッチや置くだけ充電が2つ、シートベンチレーションも装備され、トレーの下にはUSB-Cポートが2つ(45W)搭載されるなど、使い勝手にも細やかな配慮がなされています。シフトレバーはスティック状のスマートなタイプで、パーキングブレーキとホールドボタンを装備し、ハイブリッドとPHEVモデルならではの洗練されたデザインが特徴です。コンソールボックスは両開き式で、利便性を高めています。シートはツートーンカラーで、ヘッドレストや中央部分にステッチやパーフォレーションが施され、中央部分にはウルトラスウェード素材が使用され、上質な肌触りを提供します。

リアシートのスペースは先代と数値は変わらないものの、拳2つ以上のスペースが確保されており、比較的ゆったりと座れる印象を受けます。リアシートにはシートヒーターとUSB-Cポートが装備され、後席の快適性も向上しました。背もたれは高さがあり、アームレストには横向きのカップホルダーが装備され、後席の室内灯もLED化されています。リアシートの背もたれは2段階のリクライニングが可能で、長距離移動でも快適性を維持できます。ドアハンドルは操作性が高く、手が引っかかるデザインで、内側も回り込む形状となっており、物を置けるスペースも確保されています。

アドベンチャーモデルのインテリアは、オレンジのアクセントや汚れを拭き取りやすい素材のシートが採用され、遊び心と実用性を兼ね備えたデザインが特徴です。

GRスポーツモデルのインテリアは、赤ステッチや刺繍入りのスポーツシートが施され、GRの世界観を車内でも存分に表現し、スポーティーなドライビング体験をさらに高めています。

ラゲッジスペースに関しても、新型RAV4はその実用性を維持し、さらに向上させています。ラゲッジの荷室容量を従来の733Lから749Lに拡大。リアシート折りたたみ時の角度をさらにフラットにすることで、長尺物の収納性も向上させました。電動テールゲートを装備し、ゴルフバッグを横向きに積載できるほどの広大な空間が確保されており、「相当積める」という評価は決して誇張ではありません。先代と同様に、かなり有効に使えるラゲッジスペースは、アクティブなライフスタイルを送るユーザーにとって大きな魅力となるでしょう。背もたれは6対4分割可倒式で、後席を倒すと以前と変わらず自転車なども積載できるほどの広大なスペースが出現します。

編集部から一言

新型トヨタRAV4は、そのデザイン、パワートレイン、そして先進的なUI・コネクティビティ機能において、旧型から劇的な進化を遂げたモデルとして市場に登場しました。3つの異なるモデル展開によって、顧客は自身のライフスタイルや好みに合わせて最適な選択が可能です。特に、第6世代ハイブリッドシステムの進化によるPHVモデルの航続距離の大幅な向上や、アリーンシステムによる直感的で先進的なUI、そしてOTAによる継続的な機能アップデートは、新型RAV4の最大の魅力であり、競合他社との差別化を図る大きな要因となっています。これらの変更点は、RAV4が一気に次世代へとステップアップしたことを明確に示しており、今後、SUV市場においてその存在感を一層強めていくことでしょう。

トヨタ ニュースリリース

https://global.toyota/jp/newsroom/toyota/42758102.html

トヨタ RAV4

https://toyota.jp/rav4/

トヨタ

https://toyota.jp/

2025-toyota-rav4

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この記事を書いた人

KAZUのアバター KAZU 編集長

自動車専門メディア『最新自動車情報』編集長のKAZU。IT企業から独立後、自動車専門サイト『最新自動車情報』を立ち上げ、編集長として12年間運営に携わってまいりました。これまでに、新車・中古車、国産車(日本車)から輸入車(外車)まで、あらゆるメーカーの車種に関する記事を6,000本以上執筆。その経験と独自の分析力で、数々の新型車種の発表時期や詳細スペックに関する的確な予測を実現してきました。『最新自動車情報』編集長として、読者の皆様に信頼性の高い最新情報、専門的な視点からの購入アドバイス、そして車(クルマ)の奥深い魅力をお届けします。後悔しない一台選びをしたい方、自動車業界のトレンドをいち早く知りたい方は、ぜひフォローをお願いいたします。

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