ジープが2023年に生産終了した人気SUV「チェロキー」が、2026年モデルとして復活することが正式発表されました。新世代となる新型チェロキーは、環境性能と走行性能を両立するハイブリッドシステムを搭載し、2025年後半から生産開始予定です。
新型チェロキーはSTLA Largeプラットフォームを採用し、ワゴニアSやRecon EVと共通のアーキテクチャを使用することで、従来以上の高性能を実現します。
新型チェロキー フルモデルチェンジ の主要変更点まとめ
デザイン革新ポイント
- 角張ったスクエアデザインを採用し、従来の曲線的スタイルから一新
- Recon 4xeのデザインDNAを取り入れたフロントフェイス
- 5本縦グリルでジープらしい力強さを表現
- リヤデザインにランドローバー・ディスカバリー風の高級感を追加
パワートレイン革新
- 新開発ハイブリッドシステムを標準搭載
- 従来ガソリンエンジンも継続設定
- 将来的な電気自動車モデルも計画中
- STLA Largeプラットフォームで全パワートレイン対応
内装テクノロジー
- ワゴニアS風の最新ダッシュボードデザイン
- 大型デジタルメータークラスター搭載
- 角度付き中央タッチスクリーンで操作性向上
- タッチセンシティブエアコン操作パネル
注目のエクステリアデザイン|スクエアボディで本格SUV復活
フロントデザインの特徴
新型チェロキーは、前モデルの流線型デザインから大胆に方向転換し、角張ったスクエアボディを採用。これは近年のSUVトレンドに合致した変更で、よりタフで本格的な印象を与えます。
- 5本縦グリル:従来より高く、よりプロポーション良く設計
- 電動Recon 4xe風フロントフェイス:未来的な先進性を表現
- LEDヘッドライト:新世代の視認性と省電力性を実現
リヤデザインの洗練性
KindelAutoのリーク画像により判明したリヤデザインは、ピアノブラックトリムで囲まれたスクエアなテールライトが特徴的です。これにより、高級感とSUVらしい力強さを同時に表現しています。
新型チェロキー フルモデルチェンジ 革新的インテリア|ワゴニアS譲りの最新技術満載
ダッシュボード設計の進化
新型チェロキーの内装は、ワゴニアS EVのデザイン言語を取り入れ、従来のグランドチェロキーとは一線を画す先進的な仕上がりとなっています。
主要装備:
- 大型デジタルメータークラスター
- 角度付きセンタータッチスクリーン
- タッチセンシティブクライメートコントロール
- ロータリー式シフトノブ
- ドライブモード切替スイッチ
操作性への配慮
物理ボタンを残しつつ、タッチセンシティブ技術を組み合わせることで、運転中の安全性と先進性を両立。温度調整などの頻繁に使用する機能は、インフォテインメントシステムを使わずに操作可能です。
新型チェロキー フルモデルチェンジ パワートレイン詳細|ハイブリッド中心の環境対応戦略
ハイブリッドシステムの導入
ジープCEOのボブ・ブロダードルフ氏によると、新型チェロキーは「新しく効率的で強力なハイブリッドプロパルション」オプションでデビューします。
予想スペック:
- エンジン:直列4気筒2.0Lターボ + 48Vマイルドハイブリッド
- 出力:約270hp/約40.8kgm
- 燃費性能:従来比30%向上見込み
将来のパワートレイン展開
STLA Largeプラットフォーム採用により、以下のパワートレイン展開が可能:
- 従来ガソリンエンジン:価格重視のエントリーモデル用
- プラグインハイブリッド(PHEV):EV走行100km対応
- 完全電気自動車(BEV):500hp、航続距離550km以上
新型チェロキー フルモデルチェンジ 市場ポジション|コンパスとグランドチェロキーの中間戦略
競合他車との比較
新型チェロキーは、ジープラインナップにおいてコンパスとグランドチェロキーの中間に位置し、以下の競合車と直接対決します:
- フォード・ブロンコスポーツ
- トヨタ・ハイランダー
- ホンダ・パイロット
- 現代・サンタフェ
価格戦略とターゲット
CEOのコメントによると、新型チェロキーは「最大車両セグメントの中核を狙う競争力のある価格設定」が予定されており、主流ミドルクラスSUV市場でのシェア拡大を目指します。
新型チェロキー フルモデルチェンジ 予想ボディサイズ|拡大で居住性向上
新型チェロキー(予想) スペック
項目 | サイズ |
---|---|
全長 | 約4,800mm |
全幅 | 約1,950mm |
全高 | 約1,780mm |
ホイールベース | 約2,870mm |
新型チェロキーと現行モデルのサイズ比較
モデル | 全長 | 全幅 | 全高 |
---|---|---|---|
コンパス | 4,550mm | 1,928mm | 1,640mm |
新型チェロキー(予想) | 約4,800mm | 約1,950mm | 約1,780mm |
グランドチェロキー | 4,900mm | 1,980mm | 1,810mm |
新型チェロキーは前モデルから大幅サイズアップし、室内空間の向上と荷室容量の拡大を実現します。
新型チェロキー フルモデルチェンジ 発売日・価格予想|2025年後半生産開始
発売スケジュール
- 生産開始:2025年後半
- 米国発売:2025年末~2026年初頭
- 日本導入:2026年前半予定
価格予想
- ベースグレード:約500万円~
- ハイブリッドモデル:約600万円~
- 上級グレード:約700万円~
新型チェロキーは競争力のある価格設定で、コンパス(479万円~)とグランドチェロキーの中間に位置する見込みです。
編集部から一言
新型ジープ・チェロキーは、環境性能と走行性能の両立、先進的なデザインと実用性、競争力のある価格設定により、激戦のミドルサイズSUV市場で重要な役割を果たすことが期待されます。
特に注目すべきポイント: ワゴニアS譲りの最新インテリア技術
- 効率的なハイブリッドシステム標準搭載
- 将来のEV化にも対応可能なプラットフォーム
- スクエアデザインでSUVらしさを強調
2026年の正式デビューに向けて、ジープファンならずとも注目すべき一台となりそうです。最新情報は随時更新予定ですので、続報をお待ちください。