2025年7月10日にフルモデルチェンジが発表されるマツダCX-5。新型を待つべきか、それとも熟成された現行モデルを選ぶべきか、悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
本記事では、特に現行 CX-5 がなぜ「今、買うべき一台」なのかを徹底レビューします。結論から言えば、現行CX-5は価格、装備、完成度のすべてが揃った、まさに「コスパ最強SUV」。この記事を読めば、フルモデルチェンジを待たずに現行モデルを選ぶべき明確な理由がわかります。
なぜ今、CX-5が現行モデルが「買い」なのか?
フルモデルチェンジを控えたモデルは、通常買い控えが起こりがちです。しかし、CX-5に限っては、まさに成熟に達した今だからこそのメリットが存在します。新型では価格上昇や仕様変更が予想される中、完成された現行モデルを現在の価格帯で購入できる最後のチャンスとも言えるのです。
現行 CX-5を強く推奨する6つの理由
理由1:完成された現行モデルの圧倒的信頼性
現行CX-5は、長年の改良を経てあらゆる面で完成度が高められています。デザイン、走行性能、装備のバランスが完璧な領域に達しており、まさに成熟したと呼べるモデルです。フルモデルチェンジで導入が噂されるハイブリッドシステムや新技術も魅力的ですが、熟成されたが故のトラブルの少なさや安定した品質は、現行モデルならではの大きなアドバンテージです。
理由2:日本の道に最適!立体駐車場もOKな「ジャストサイズ」
CX-5の大きな魅力の一つが、その絶妙なボディサイズです。全長4.5m強、全幅1.85mというサイズは、日本の道路環境にまさにジャストフィット。特に、都市部で課題となる機械式駐車場(立体駐車場)のパレット幅、全幅1.85m制限をクリアできる点は、上位モデルのCX-60やCX-80にはない大きなメリットです。フルモデルチェンジする新型CX-5が大型化する可能性も秘めており、 日々の使い勝手を考えた時、現行CX-5が「ジャストサイズ」は計り知れない価値を持ちます。
理由3:価格破壊!「コスパ最強SUV」と称される充実すぎる標準装備
「コスパ最強SUV」と言われる最大の理由が、価格と装備のアンバランスなまでの充実度です。
- 夏も快適!シートベンチレーションが標準装備 2023年の商品改良で、この価格帯では異例とも言えるシートベンチレーションが標準装備されました。車両本体価格3,581,600円(FF)でこの快適装備が手に入るのは、トヨタのハリアーの上位グレードなどごく一部の車種に限られ、SUVではライバルを圧倒しています。
- 先進性も万全!最新マツコネ&ヘッドアップディスプレイ 10.25インチの大型ディスプレイを備えた最新世代の「マツダコネクト」や、運転に必要な情報を視線移動なく確認できるヘッドアップディスプレイも搭載。先進装備に抜かりはありません。
- 後席もVIP待遇!リアシートヒーターまで標準 同クラスのハリアーなどでは設定がない、リアシートヒーターまで標準装備。前席だけでなく、後席の同乗者への配慮も万全です。
驚くべきは、これらの豪華装備を備えたFFモデルが、総額約420万円で手に入ることです。これは、同等の装備を求めるならトヨタのハリアーよりも安く、上質なSUVが購入できるという驚異的な価格設定です。
グレード | エンジン | 駆動方式 | 価格(10%) |
---|---|---|---|
20S i Selection 【新設定】 | SKYACTIV-G 2.0 2.0L 直列4気筒 エンジン | FF | 2,810,500円 |
4WD | 3,041,500円 | ||
20S Black Selection 【新設定】 | FF | 3,140,500円 | |
4WD | 3,371,500円 | ||
20S Field Journey | 4WD | 3,520,000円 | |
20S Retro Sports Edition | FF | 3,426,500円 | |
4WD | 3,657,500円 | ||
Sport appearance | SKYACTIV-G 2.5 2.5L 4気筒 直噴 ガソリンエンジン | FF | 3,581,600円 |
4WD | 3,812,600円 | ||
XD i Selection 【新設定】 | SKYACTIV- D 2.2 2.2L 4気筒 直噴ターボ ディーゼルエンジン | FF | 3,129,500円 |
4WD | 3,360,500円 | ||
XD Black Selection 【新設定】 | FF | 3,459,500円 | |
4WD | 3,690,500円 | ||
XD Field Journey | 4WD | 3,839,000円 | |
XD Retro Sports Edition | FF | 3,745,500円 | |
4WD | 3,976,500円 | ||
XD Sport appearance | FF | 3,900,600円 | |
4WD | 4,131,600円 | ||
XD Exclusive Mode | FF | 3,994,100円 | |
4WD | 4,225,100円 |
理由4:クラスを超える内外装の高級感とスポーティなデザイン
エクステリア: 後期型CX-5の精悍なフロントマスクは、「CX-60よりもスタイリッシュ」との声も上がるほど評価が高いデザインです。「スポーツアピアランス」では、グリル、フェンダー、ホイールがブラックで統一され、引き締まったスポーティな印象を際立たせています。
インテリア: ドアトリムのステッチ、Boseサウンドシステムの金属調リング、質感の高い本革シートなど、内装の随所にこだわりが感じられます。さらに、ルーフライニング(天井の内張り)もブラックで統一することで、室内に上質で落ち着いた空間を演出しています。
理由5:「人馬一体」を実感。熟成された2.5Lエンジン・2.2L ディーゼルエンジンと上質な走り心地
マツダが追求する「人馬一体」の走りはCX-5でも健在です。
- 滑らかな加速と静粛性: 熟成された2.5L自然吸気エンジンと滑らかな変速が魅力の6速ATの組み合わせは、ドライバーの意のままに加速します。走行中の静粛性も非常に高く、上位モデルのCX-80よりも静かに感じるという評価もあるほどです。熟成された2.2Lディーゼルターボエンジンのため低層域からパワー十分。一方で発進加速が良すぎると感じることがあるほどです。
- 自然なステアリングフィール: 低速から高速まで、違和感のない自然なステアリングフィールは、CX-60やCX-80と比較しても「CX-5の方が人馬一体感がある」と感じさせるほど。毎日の運転が楽しくなる一台です。
理由6:お財布に優しい!経済的なレギュラーガソリンまたはディーゼル仕様
2.5Lのパワフルなエンジンでありながら、燃料はレギュラーガソリン仕様。または、燃費と燃料が安い2.2L ディーゼルエンジン仕様、ハイオク仕様車に比べて日々のランニングコストを抑えられるのは、大きなメリットです。ガソリン車はWLTCモード燃費は13.8km/L(FF)、ディーゼル車はWLTCモード燃費は17.4km/L(FF)と特別燃費がいいわけではありませんが、車両本体価格の安さを考えれば、トータルでの経済性は非常に高いと言えるでしょう。
国内市場での安定した人気
近年特に注目されているのが、20代から30代の若い世代でのCX-5人気の高まりです。20~30代が購入者の過半数を占めるという驚きのデータもあります。これは、CX-5が提供する「大人っぽい高級感」と「手の届く価格設定」のバランスが、若い世代の心を掴んでいることを示しています。
日本国内においても、CX-5は安定した人気を誇っています。SUV市場が拡大する中、その洗練されたデザインと快適な乗り心地は、多くのユーザーから支持されています。2023年の国内販売台数は、前年を下回る結果となりましたが、マツダの販売ではトップと、その存在感を改めて示しました。
CX-5オーナーの実際の声と評価
オーナーが語る満足ポイント
実際のCX-5オーナーからは、以下のような満足の声が多く聞かれます:
エクステリア・インテリアの質感 「エクステリア、インテリアとも素晴らしい。安全装備や便利機能がてんこ盛りで価格も良心的」という評価が多く、デザインと機能性の両立が高く評価されています。
走行性能への満足 「走りが安定していて運転が楽しい」「ディーゼルモデルはトルクの太さから高速道路でも安心感がある」など、走行性能に対する評価も非常に高くなっています。
コストパフォーマンスの良さ 「とにかくコスパがよい」「価格に対して得られる満足感の高さ」といった声が多く、CX-5の大きな魅力となっています。
今だからこそのCX-5はやっぱりアリだよなぁ
— カタリ (@katari_ytch) May 10, 2025
使いやすいサイズ感・必要十分なエンジン・比較的買いやすい価格...
確かに最新第7世代と比べると物足りない部分があるのも事実だけど、その分安心して乗れるというのは大きい
モデル末期ではありますが、最高に買い時のCX-5
いかがでしょう😆 pic.twitter.com/UT0oBO6fbd
オーナーが感じる課題点
一方で、オーナーからは以下のような課題も指摘されています:
マツダコネクトの使い勝手 「マツダコネクトが使いにくい」という声は比較的多く、インフォテインメントシステムの改善を求める意見があります。
ディーゼル車のエンジン音 「ディーゼル車のエンジン音が気になる」という意見もありますが、これは個人の好みによる部分も大きいとされています。
CX-5を選ぶ人の心理と動機
実用性と美しさの両立を求める心理
CX-5を選ぶ人の多くは、「実用性だけでなく、美しさも妥協したくない」という心理を持っています。家族のための実用車であっても、自分が乗って満足できるデザイン性を求める傾向があります。
この心理は、特に30代から40代の男性に強く見られ、家族の要求と個人の嗜好を両立させたいという現代的な価値観を反映しています。
ブランドに対する信頼と期待
マツダというブランドに対する信頼も、CX-5選択の大きな動機となっています。「一度マツダ車に乗ると次もマツダを選ぶ」という「マツダ地獄」という現象があるほど、ブランドロイヤリティの高さが特徴です。
これは、マツダが一貫して掲げる「走る歓び」という哲学や、技術開発への真摯な取り組みが評価されているからです。
まとめ:賢い選択は、フルモデルチェンジ前の「完成形CX-5」
マツダCX-5は、モデル末期だからこそ実現した「完成度」「サイズ感」「圧倒的コストパフォーマンス」「デザイン」「走り」のすべてを高いレベルで満たした奇跡の一台です。
特に、300万円台でシートベンチレーションをはじめとする豪華装備が手に入る点は、現在のSUV市場において他の追随を許しません。フルモデルチェンジによる価格上昇はほぼ確実視されており、これだけの価値を備えたCX-5をこの価格で手に入れられるのは今しかありません。
「最高のSUVを、最も賢く手に入れる」なら、選択肢はただ一つ。フルモデルチェンジを待つのではなく、成熟した現行CX-5を選ぶことこそ、最も満足度の高い選択となるでしょう。