BYDが日本市場に満を持して投入する初の軽自動車EV「RACCO(ラッコ)」がいよいよ2026年7月28日に正式発売されます。価格は249万円〜と、補助金を活用すれば200万円台前半での購入も現実的な選択肢となり、日本の軽自動車市場を大きく塗り替える存在として注目を集めています。本記事では、BYD RACCOのグレード・価格・スペック・安全装備・デザインまで、気になるすべての情報を徹底的に解説します。
BYD RACCOとは?軽自動車EV参入の背景:
BYD(比亜迪/ビーワイディー)は中国深圳に本社を置くバッテリーメーカー発祥の電動自動車メーカーで、現在は世界70を超える国と地域でEV乗用車・EV商用車を展開しています。
日本でもEVバス市場において約7割のシェアを握るなど、すでに実績のあるブランドです。2022年上半期にはテスラを抜いて世界トップの電気自動車販売台数を記録し、そのブランド力と技術力はグローバルで高い評価を受けています。
BYD Japanはこれまでドルフィン・シール・シーライオンといった「海洋シリーズ」モデルを日本で展開してきましたが、RACCOはその海洋シリーズの最新モデルとして位置づけられています。そしてRACCOが他のモデルと大きく異なるのは、日本で最も販売台数が多い「軽自動車」規格に初めて対応したEVモデルである点です。ホンダN-BOXをはじめとするスーパーハイトワゴン型の軽自動車が市場を席巻する日本において、軽自動車規格のEVを投入することはBYD Japanにとって最大の勝負手と言えます。
RACCOは2025年10月29日のジャパンモビリティショー2025で世界初公開され、発売に向けた情報が段階的に公開されてきました。2026年5月29日にはBYD Auto Japanが安全装備や快適装備など商品情報の一部を新たに公開するとともに、「BYD RACCO 300Premium 価格当てキャンペーン」を5月30日10時より開始。最上位モデルの価格を予想して応募すると、正解者の中から抽選で1名にRACCO 300Premiumが贈呈されるという話題性の高いプロモーションも展開されています(当選者発表は2026年7月28日予定)。
BYD RACCO 2026年7月28日発売|価格・グレード構成:
RACCOのモデルラインアップは、一充電走行距離200kmの「200」と、300kmの「300Plus」「300Premium」の計3グレード展開となっています。
- 200グレード(価格:249万円) ― 航続距離200km、バッテリー容量20kWh、シート素材は布地を採用。両側電動パワースライドドア、10.1インチタッチスクリーン、Apple CarPlay/Android Auto対応、リアビューカメラ、安全運転支援機能を標準装備。タイヤサイズは165/65R15で、スチールホイール+ホイールカバーの組み合わせ。ボディカラーはアークティックホワイト・コスモスブラック・チーズイエローの3色から選択可能です。
- 300Plusグレード(価格:299万円) ― 航続距離300km、バッテリー容量30kWhに強化。200グレードの全装備に加え、運転席・助手席シートヒーター、15インチアルミホイール、スマートフォンNFCキー&Bluetoothキー、タイヤ空気圧モニタリングシステム(TPMS)、フロントフォグライト、幼児置き去り検知機能を追加。ボディカラーはアークティックホワイト・コスモスブラック・チーズイエローに加え、アークティックブルー・ミッドナイトグリーン・ルビーレッドを追加した全6色展開となります。
- 300Premiumグレード(価格:299万円) ― 300Plusの全装備に加え、シート素材が合皮にアップグレードされ、運転席6way式電動調整機能、ホットカップホルダー、BYDアラウンドビューモニター(全周囲カメラ)、足元投影ガイド付きハンズフリースライドドアを追加した最上位モデル。内装色はブラックに加えてホワイトも選択可能で、上質な乗車体験を実現しています。ボディカラーは300Plusと同様の全6色から選択可能です。
補助金については、国や自治体の電気自動車購入補助金を活用することにより、実質的な購入価格を200万円台前半に抑えられる可能性があります。軽自動車EVとして非常に競争力の高い価格設定と言えるでしょう。
BYD RACCOのスペック・航続距離:
RACCOに搭載されるパワートレインは、BYD独自開発の新世代電動ユニットです。走行用モーターはフロントに搭載されて前輪を駆動するFWD(前輪駆動)方式を採用。軽自動車の自主規制に合わせた最高出力64ps・最大トルク18.4kgmというスペックは、EV特有の即応性の高いトルク特性と合わさることで、日常のあらゆるシーンで力強い走りを実現します。

車両サイズは全長3,395mm×全幅1,475mm×全高1,800mmと、軽自動車規格の枠内でルーフ高を最大限に活用したスーパーハイトワゴンスタイルを採用。ホンダN-BOXや日産ルークスといった人気軽スーパーハイトワゴンと同様の使い勝手の良さを、EV技術で実現しています。
バッテリーにはBYD独自開発の「ブレードバッテリー」を採用しています。これは「刀(ブレード)」のような薄く長い形状のセルを並べることで空間効率を高め、バッテリーセル自体をバッテリーパックの構造部品として機能させるEV専用設計です。強い衝撃を受けても発火・炎上しにくい高い安全性と、高エネルギー密度を両立させた次世代バッテリー技術として世界的に高く評価されています。バッテリー容量は200グレードが20kWh(航続距離200km)、300Plus・300Premiumグレードが30kWh(航続距離300km)の2タイプを設定しており、使用目的やライフスタイルに合わせた選択が可能です。
重量のある走行用バッテリーを床下に搭載する設計により低重心化を実現しており、軽自動車でありながらコーナリング時の安定感と操舵フィールの向上に貢献しています。また、軽自動車では珍しい4輪ディスクブレーキを採用することで、制動性能と操作フィールをさらに高めている点も注目ポイントです。
さらに、V2L(Vehicle to Load)とV2H(Vehicle to Home)にも対応。V2Lは車から家電製品などへ直接給電できる機能で、キャンプやアウトドアシーンでの活用はもちろん、災害時の非常用電源としても大きな安心感をもたらします。V2Hは自宅への給電に対応しており、電気代の節約や停電時の生活継続を強力にサポートします。
BYD RACCOの外装(エクステリア)デザイン:
RACCOの外装デザインは、EVプラットフォームの特性を最大限に活かした先進的なスタイルが特徴です。フロントフェイスはEVパワートレインの採用によりエンジン冷却が最小限で済むことから、従来のガソリン車に比べてフロントグリルの開口部を大幅に縮小し、空力抵抗の低減と洗練されたデザインを同時に実現しています。

リアはスクエアなフォルムでまとめられており、室内空間の効率的な確保と視認性の高さを両立。リアドアには軽自動車ユーザーから高い支持を得ているスライドドアを採用しており、狭い駐車場でも乗降しやすい実用性の高さはファミリーユーザーにとって大きな魅力となっています。全体的に有機的な曲線を取り入れたデザイン言語が採用されており、親しみやすさと先進性を両立させた印象を与えます。

ボディカラーはアークティックホワイト・コスモスブラック・チーズイエロー・アークティックブルー・ミッドナイトグリーン・ルビーレッドの最大6色が用意されており、個性豊かなカラーバリエーションも選ぶ楽しさを高めています。
BYD RACCOの内装(インテリア)デザイン・装備:
内装は外装デザインと統一された曲線基調のデザイン言語を採用しており、親しみやすさと上質感を兼ね備えた空間に仕上がっています。インフォテインメントシステムには12.3インチの大型タッチスクリーンを採用(200グレードは10.1インチ)し、スマートフォンとのシームレスな連携を実現するAndroid Auto・Apple CarPlayに標準対応。デジタルメーターと組み合わせることで、走行情報やナビゲーション情報を直感的に確認できます。

走行モードはECO・NORMAL・POWERの3モードを用意しており、シーンや好みに応じた走りのキャラクターを選択することが可能です。300Plusグレード以上では運転席・助手席のシートヒーターが標準装備され、冬場のドライブ快適性も確保されています。最上位の300PremiumグレードではNFCキー・Bluetoothキーによるスマートエントリー、足元投影ガイド付きハンズフリースライドドア、ホットカップホルダー、BYDアラウンドビューモニターなどが追加され、軽自動車の枠を超えた豪華装備が揃います。

BYD RACCOの安全装備(ADAS):
RACCOにはBYDの最新運転支援システムが標準装備されており、安全性能においても国産軽自動車と十分に渡り合えるレベルを実現しています。
主な安全装備として、同一車線内での走行をサポートする「ナビゲーションパイロット(車線維持支援)」、死角に入った車両を検知してドライバーに警告する「ブラインドスポットインフォメーション(BSM)」、前方の車両や歩行者を検知して自動的にブレーキを作動させる「自動緊急ブレーキシステム(AEB)」、そして前後左右を俯瞰で確認できる「パノラミックビューモニター(PVM)360°」が搭載されています。300Plus以上では幼児置き去り検知機能も追加され、子育て世代のファミリーユーザーに向けた安全への配慮も見受けられます。
BYD RACCOは誰におすすめか?競合モデルとの比較:
BYD RACCOは特に以下のようなユーザーに強くおすすめできます。現在ホンダN-BOXや日産ルークス・スズキスペーシアといったスーパーハイトワゴン軽自動車を検討している方で、EVへの乗り換えを視野に入れている方には最有力候補となります。また、自宅に充電設備を設置できる方や、通勤・買い物・送り迎えなど日常の走行距離が片道100km以内に収まるユーザーにとっては、300kmの航続距離があれば実用上ほぼ不満なく使用できるはずです。V2LやV2H対応により、電気代の節約や防災対策の観点から導入を検討している方にとっても非常に魅力的な選択肢と言えます。
価格面では、補助金適用前の249万円〜という価格はガソリン車の上位モデルと同等水準ですが、燃料費がガソリン代の約3分の1に抑えられるという試算もあり、長期的なランニングコストの優位性は明らかです。国産の軽EV市場では日産サクラ・三菱eKクロスEVが先行していますが、RACCOはスーパーハイトワゴンボディ・スライドドア・最大300km航続距離・V2H対応・先進安全装備という点で大きく差別化されており、日本の軽EV市場に本格的な競争をもたらす存在として注目されています。



BYD RACCO 発売日・まとめ:
BYD RACCO(ラッコ)は2026年7月28日に日本での正式発売が予定されています。2025年10月29日のジャパンモビリティショーでの世界初公開から約9ヶ月、待望の軽自動車EVがいよいよ日本のユーザーの手に届く日が近づいています。価格は249万円(200グレード)〜、航続距離は最大300km、ブレードバッテリー・4輪ディスクブレーキ・V2L/V2H対応・充実の安全装備と、スペック面での充実度は際立っています。
軽自動車EVの選択肢がさらに広がる2026年、BYD RACCOは日本のカーライフを変える一台になるかもしれません。発売に向けた最新情報は今後も随時更新予定ですので、購入を検討している方はぜひ引き続き注目してください。
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