ホンダは新型「N-BOX」の一部改良を行い2019年10月3日発表、10月4日発売する。2019年7月9日にタント タントカスタム フルモデルチェンジをしたばかりだが、2019年8月の軽四輪車通称名別新車販売速報では1位はホンダ N-BOXで18,282台で首位となった。2位がダイハツ タント16,838台でありN-BOXの人気は根強い。どのような差があるのかスペックを元に比較をしてみた。
ホンダ 新型N-BOX / N-BOX カスタム
ホンダは新型N-BOX / N-BOXカスタム のフルモデルチェンジを行い2017年8月31日に発表した。2017年9月1日に発売開始。
今回のフルモデルチェンジはキープコンセプトであるが、9割の部品を見直し、使い勝手や操作性の向上、約80kgの軽量化による燃費向上となる。
気になる燃費だがJC08モード燃費 NA:27.0km/L ターボ:25.6km/Lとなる。
各パーツのレイアウト変更により助手席が後席近くまでスライドが可能になる新開発「助手席スーパースライドシート」を採用し、スライド幅57cmとなり居住空間を拡大することで競争力を維持することになる。
Honda SENSING(ホンダ センシング)全モデル標準搭載。
2019年10月4日には先進運転支援システム 「Honda SENSING(ホンダ センシング)」の機能向上により衝突軽減ブレーキシステム(CMBS)は「無街灯歩行者認識」と「自転車、横断自転車検知機能」に対しても衝突回避を支援。
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ホンダ 新型 N-BOX / N-BOX カスタム フルモデルチェンジ Honda SENSING 全モデル標準搭載 2017年9月1日発売
ホンダ 新型 N-BOX 一部改良 2019年10月3日発表 10月4日発売
ダイハツ 新型 タント タントカスタム
ダイハツは新型タント/タントカスタムのフルモデルチェンジを行い2019年7月9日に発売。Dモノコック(軽量高剛性ボディ)更に進化させた新開発プラットフォーム「DNGA(Daihatsu New Global Architecture)」を採用する。更に、新開発の「DCVT(Dual mode CVT)」や「次世代スマートアシスト」を採用する。
旧型モデルと同様「ミラクルオープンドア」を採用し両側スライドドアである。「ミラクルウォークスルーパッケージ」として、車内での移動や乗り降りのしやすいパッケージとした。更に、世界初となる最大540mmの「運転席ロングスライドシート」を「ハンズフリースライドドア」採用する。「タッチ&ゴーロック」「ミラクルアクセス」などの新機能も搭載される。
タントの情報はこちら
ダイハツ 新型 タント タントカスタム フルモデルチェンジ DNGA 次世代スマアシ採用 2019年7月9日発売
新型タントと新型N-BOX ボディサイズ比較
サイズ | 新型タント | 新型N-BOX |
---|---|---|
全長 | 3,395mm | 3,395mm |
全幅 | 1,475mm | 1,475mm |
全高 | 1,755〜1,775mm | 1,790~1,815mm |
ホイールベース | 2,460mm | 2,520mm |
乗車定員 | 4名 | 4名 |
サイズは軽自動車の規格制限もあるのでどちらも差がない。しかし、若干ではあるがホイールベースは新型N-BOXの方が長いので安定性や乗り心地で有利となる可能性があるだろう。
新型タントと新型N-BOX NAエンジン比較
NAエンジンは最高出力や最大トルクでは新型N-BOXの方が出力が高く多少の差がある。
スペック | 新型タント | 新型N-BOX |
---|---|---|
エンジン | 658cc 直列3気筒 DOHC エンジン | 658cc 直列3気筒 DOHC i-VTECエンジン |
最高出力 | 38kW(52ps)/ 6,900rpm | 43kW(58PS)/ 7,300rpm |
最大トルク | 60Nm(6.1kgm)/ 3,600rpm | 65Nm(6.6kgm)/ 4,800rpm |
トランスミッション | CVT | CVT |
駆動方式 | 2WD(FF)/4WD | 2WD(FF)/4WD |
JC08モード燃費 | 25.4km/L〜27.2km/L | 25.0km/L〜27.0km/L |
価格 | 122万400円〜 167万4,000円 | 138万5,640円~ 174万9600円 |
新型タントと新型N-BOX ターボエンジン比較
ターボエンジンは日本の軽自動車規定に基づき最高出力には差がない。燃費においても誤差と言えるだろう。価格面では新型タントの方が割安感が感じられる。
スペック | 新型タント | 新型N-BOX |
---|---|---|
エンジン | 660cc 直列3気筒 DOHCターボ | 658cc 直列3気筒 DOHC i-VTECエンジン |
最高出力 | 47kW (64PS)/ 6,400rpm | 47kW(64PS)/ 6,000rpm |
最大トルク | 100Nm(10.2kgm)/ 3,600rpm | 104Nm(10.6kgm)/ 2,600rpm |
トランスミッション | CVT |
CVT |
駆動方式 | 2WD(FF)/4WD | 2WD(FF)/4WD |
JC08モード燃費 | 23.8km/L〜25.2km/L | 23.4km/L〜25.6km/L |
価格 | 156万600円〜 187万3,800円 | 169万8,840円~ 202万6,080円 |
新型タントと新型N-BOX その他スペックを比較
機能を比較するとタントは最大540mmの「運転席ロングスライドシート」を採用。N-BOXは最大570mm「助手席スーパースライドシート」を採用。運転席側がロングスライドするか助手席側がロングスライドするかが大きな違いになるが、後部座席に人を多く載せるなら助手席側のロングスライドがおすすめであり乗り降りはしやすいだろう。助手席に人がいたり、後部座席に運転席側から移動したい人はタントがおすすめになってくるだろう!
更にN-BOX同様には「ハンズフリースライドドア」をオプション設定しており利便性でもどちらも同様な使用と今回なっている。
新型タントと新型N-BOX 安全装備 比較
システム 装備 | 新型タント | 新型N-BOX |
---|---|---|
方式 | ステレオカメラ | ミリ波レーダー +単眼カメラ |
CMBS | ◯ (昼 歩行者) | ◯ (昼・夜間 歩行者 自転車) |
誤発進抑制機能 | ◯ | ◯ |
歩行者事故低減 ステアリング | ◯ | ◯ |
路外逸脱抑制機能 | ◯ | ◯ |
ACC | ◯ 全車速追従機能付 | ◯ (0km/h~ 約100km/h) |
LKAS | ◯ | ◯ |
先行車発進 お知らせ機能 | ◯ | ◯ |
標識認識機能 | ◯ | ◯ |
後方誤発進抑制機能 | ◯ | ◯ |
オートマチック ハイビーム | ◯ | ◯ |
駐車支援機能 | ◯ | - |
ホンダの安全運転支援システム「Honda SENSING」どうなのか?
新型タントと新型N-BOXスペック比較の感想
スペックなどトータル的に見て、使い勝手や機能面ではどちらもほぼ差がない印象である。あとはエクステリアやインテリアの好き好きでしか判断できないかもしれない。
2018年 日本自動車販売年間ランキング 1位は日産ノートとホンダN-BOX
ダイハツ 新型 タント / タントカスタム VS ホンダ 新型 N-BOX / N-BOX カスタム 徹底比較
ホンダN-BOX
タント
https://www.daihatsu.co.jp/lineup/tanto/
タントカスタム
https://www.daihatsu.co.jp/lineup/tanto_custom/
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