ダイハツは「ハイゼットカーゴ」のフルモデルチェンジを17年ぶりに行い2021年12月20日に発売する。
新型 ハイゼットカーゴ フルモデルチェンジについて
エクステリアデザイン変更、スクエアなシルエットに進化。
新開発プラットフォーム「DNGA(Daihatsu New Global Architecture)」を採用する。車両構造の見直しによる車両の軽量化、上下曲げ剛性は従来比30%向上、アッパーボディのハイテン率10%向上させ車両全体の軽量化を実現。
トランスミッションの改良を行い「FR車専用新開発CVT」・エンジンの改良。日本初の「マルチスパーク(複数回点火)」などを採用により、エンジンは圧縮比の向上やインジェクター噴霧微粒化等により燃焼効率を高めた。
インテリアでは「9インチのディスプレイオーディオ」を採用。SmartDeviceLinkとApple CarPlayに対応したアプリをディスプレイ上で操作することが可能。
先進技術「次世代スマートアシスト」搭載。
新型 ハイゼットカーゴ 先進技術「次世代スマートアシスト」標準搭載
「次世代スマートアシスト」を搭載。ステレオカメラを採用、歩行者対応や従来より作動速度域を拡大。「セーフティ・サポートカーS〈ワイド〉」(サポカーS〈ワイド〉対象車対象車となる。
車体前後各二つのコーナーセンサー装備 さらに進化した「次世代スマートアシスト」が、運転中の「ヒヤッ」とするシーンで事故の回避を図り、あなたの安全運転を支援します。 ソナーセンサーに加え、ドライバーの視界や頭上空間を妨げない、世界最小ステレオカメラを新搭載。 歩行者や先行車、障害物などの様々な情報を的確に捉え、運転者に注意を促したり、緊急ブレーキを作動させます。
衝突警報機能/衝突回避支援ブレーキ機能 ①衝突警報(対車両、対歩行者) 走行中に前方の車両や歩行者をカメラが検知し、衝突の危険性があると判断した場合、ブザー音とメーター内表示でお知らせします。
②一次ブレーキ(対車両、対歩行者) 衝突の危険があるとシステムが判断した場合、自動的に弱いブレーキ(一次ブレーキ)をかけ、運転者に衝突回避を促します。
③被害軽減ブレーキアシスト(対車両、対歩行者) 一次ブレーキ機能が作動している時にドライバーがブレーキを踏むと、ブレーキアシストが作動し、ブレーキ制動力を高めます。
④緊急ブレーキ(対車両、対歩行者) 衝突が避けられないとシステムが判断した場合、強いブレーキ(二次ブレーキ)で減速。衝突を回避したり、被害を軽減します。
車線逸脱抑制制御機能 走行中、ウインカーなしで車線からはみ出しそうになると、ブザー音とメーター内表示でドライバーに警告し、操作を促す。更に車線内に戻すようステアリン グ操作をアシスト。
先行車発進お知らせ機能 停止時に先行車が発進したことに気づかず、発進しなかった場合にブザー音とメーター内表示でお知らせ。
AT誤発進抑制制御機能+ブレーキ制御付誤発進抑制機能 ①前方誤発進抑制制御機能 ステレオカメラにより、前方4m以内に車両や壁などの障害物を検知している時に、シフトポジションを「前進」にしたままアクセルペダルを踏み込んだ場合、エンジン出力を制限することで、急発進を抑制します。②後方誤発進抑制制御機能 リアバンパーに内蔵されたソナーセンサーにより、後方2~3m以内に壁などの障害物を検知している時に、シフトポジションを「後退」にしたままアクセルペダルを踏み込んだ場合、エンジン出力を制限することで、急発進を抑制します。更にブレーキ制御を付加した。
ハイビームアシスト ステレオカメラが対向車のヘッドランプなどの明るさを検知し、自動でハイビームとロービームを切り替えます。これにより、切り替え操作なくハイビームでの走行が可能になり、街灯の少ない道路でも安心して夜間の走行ができます。
アダプティブドライビングビーム ハイビームで走行中に、対向車を検知すると、対向車の部分のみ自動で遮光。
標識認識機能 進入禁止の標識をステレオカメラが検知すると、メーター内表示でお知らせ。
「スマートアシストⅡ」「スマートアシストⅢ」「次世代スマートアシスト」の違いについて
機能システム | スマートアシスト Ⅱ | スマートアシスト Ⅲ | 次世代 スマートアシスト |
---|---|---|---|
方式 | レーザーレーダー +単眼カメラ | ステレオカメラ | ステレオカメラ |
自動ブレーキ 歩行者 | – 警告のみ (50km/h以下) |
◯ | ◯ (50km/h以下) |
自動ブレーキ 衝突回避 |
◯ |
◯ | ◯ (30km/h以下) |
自動ブレーキ 被害軽減 |
◯ |
◯ | ◯ (80km/h以下・ 対歩行者 50km/h以下) |
誤発進抑制 前方/後方 | ◯ | ◯ | ◯ (ブレーキ制御) |
車線逸脱警報 | ◯ | ◯ | ◯ |
先行者発進 お知らせ | ◯ | ◯ | ◯ |
オートハイビーム orアダプティブ ハイビームシステム | – | ◯ | ◯ |
標識認識機能 | – | – | ◯ |
コーナーセンサー | – | – | ◯ |
新型 ハイゼットカーゴ スペック
スペック | 新型 ハイゼットカーゴ | 新型 ハイゼットカーゴ |
---|---|---|
エンジン形式 | NA | ターボ |
全長 | 3,395mm | 3,395mm |
全幅 | 1,475mm | 1,475mm |
全高 | 1,890mm | 1,890mm |
ホイールベース | 2,450mm | 2,450mm |
エンジン | 660cc 直3 DOHC エンジン | 660cc 直3 DOHC ターボエンジン |
最高出力 | 39kW(53ps)/ 7,200rpm | 47kW(64ps)/ 5,700rpm |
最大トルク | 60Nm(6.1kgm)/ 4,000rpm | 91Nm(9.3kgm)/ 2,800rpm |
トランスミッション | CVT | CVT |
駆動方式 | FF/4WD | FF/4WD |
JC08モード燃費 | 20.5km/L(2WD) 20.3km/L(4WD) | 19.7km/L(2WD) 19.0km/L(4WD) |
WLTCモード燃費 | 15.6km/L(2WD) 15.6km/L(4WD) | 14.7km/L(2WD) 14.7km/L(4WD) |
新型 ハイゼットカーゴ 価格について
グレード | エンジン | トランス ミッション |
駆動 方式 |
価格 (10%) |
---|---|---|---|---|
スペシャル | 直列3気筒DOHC 0.66L |
5MT | 2WD | 1,045,000円 |
4WD | 1,199,000円 | |||
CVT | 2WD | 1,100,000円 | ||
4WD | 1,254,000円 | |||
スペシャルクリーン | 2WD | 1,122,000円 | ||
4WD | 1,276,000円 | |||
デラックス | 5MT | 2WD | 1,155,000円 | |
4WD | 1,309,000円 | |||
CVT | 2WD | 1,210,000円 | ||
4WD | 1,364,000円 | |||
クルーズ | 5MT | 2WD | 1,232,000円 | |
4WD | 1,386,000円 | |||
CVT | 2WD | 1,331,000円 | ||
4WD | 1,485,000円 | |||
クルーズターボ | 直列3気筒DOHC 0.66Lターボ |
2WD(FR) | 1,452,000円 | |
4WD | 1,606,000円 | |||
ハイゼットデッキバン L | 直列3気筒DOHC 0.66L |
5MT | 2WD(FR) | 1,320,000円 |
4WD | 1,474,000円 | |||
CVT | 2WD(FR) | 1,375,000円 | ||
4WD | 1,254,000円 | |||
ハイゼットデッキバン G | 2WD(FR) | 1,551,000円 | ||
4WD | 1,705,000円 |
ハイゼットカーゴについて
ダイハツの軽1BOXである。アトレーワゴンと基本構造を同一である。
現在は10代目
2004年12月20日 ハイゼットカーゴのみ先行フルモデルチェンジ。
2007年12月10日 マイナーチェンジ。フロントバンパーのデザインを変更するとともに、3本スポークウレタンホイールと明るいグレー色基調採用のインテリアに変更。その後一部改良を繰り返し行なっている。
ダイハツは新型ハイゼットカーゴ マイナーチェンジを行い2017年11月13日発売した。 新型タント/ タントカスタム 、新型ミライースに搭載された先進技術「スマートアシストⅢ」を採用する。(世界最小の「小型ステレオカメラ」を採用。)スマートアシストⅢはJMCPN 予防安全性能アセスメントにおいて「ASV++」を獲得している。
LEDヘッドライト、LED フォグランプ、新意匠のメッキフロントグリル、フロントバンパー、リアバンパー、リアコンビランプの変更などを行う。プレミアムシャインブラックを中心に、メッキやシルバー塗装による加飾で上質感あるインパネに変更。
シート表皮はインパネと統一感ある黒基調とし、質感を向上し先進的で上質な意匠の自発光式メーターを採用。間口が広く使いやすい助手席トレイ/センタートレイ、メッシュ形状に変更したことで置いたものが一目でわかるオーバーヘッドシェルフ、マルチユーティリティフックを新たに採用し、使い勝手を向上。紫外線、赤外線、花粉などを防ぎ、快適性を高める「ビューティーパック」をメーカーオプションで設定した。新エコアイドル(アイドリングストップ機能)を搭載。
ハイゼット カーゴ特装車シリーズについて
「デッキバン」「カーゴ2シーター」「カーゴ2シータークリーン」「カーゴ2シーターブラインド仕様」「カーゴセパレート2シーター」「カーゴ冷蔵車」はダイハツ生産車独自のラインナップ。
ハイゼット デッキバンについて
上級グレードの G“SAⅢ”、G はメッキフロントグリルや LED ヘッドランプ/LED フォグランプを標準装備するなど、スタイルと質感を向上した。ガードフレームの標準装備化やガードバーの形状変更により、積荷をロープ等で固定しやすくしたことでオープンデッキの使い勝手を向上。助手席シートスライドを固定式から 120mm のスライド式に変更「カラーパック」を新設定し、全 7 色から選択可能に 。
今回のマイナーチェンジで新型タント/ タントカスタム 、新型ミライースに搭載された先進技術「スマートアシストⅢ」を採用する。(世界最小の「小型ステレオカメラ」を採用。)スマートアシストⅢはJMCPN 予防安全性能アセスメントにおいて「ASV++」を獲得している。
スペック | 新型ハイゼット カーゴ NA | 新型ハイゼット カーゴ ターボ |
---|---|---|
全長 | 3,395mm | 3,395mm |
全幅 | 1,475mm | 1,475mm |
全高 | 1,875mm | 1,875mm |
ホイールベース | 2,455mm | 2,455mm |
エンジン | 直3 DOHC 660cc | 直3 DOHC 660cc ターボ |
最高出力 | 39Kw(53ps)/ 7,200rpm | 47Kw(64ps)/ 5,700rpm |
最大トルク | 60Nm(6.1kgm)/ 4,000rpm | 92Nm (9.4kgm)/ 3,200rpm |
駆動方式 | 2WD/4WD | 2WD/4WD |
JC08モード燃費 | 16.0 km/L-18.8 km/L | 16.0 km/L-18.8 km/L |
車両重量 | 820-890kg | 840-900kg |
エンジンに変更はなし、しかしアイドリングストップシステムの新「eco IDLE」エコアイドル(アイドリングストップ機能)搭載、電動式パワーステアリング、新開発のタイヤを採用し燃費向上を果たしJC08モード燃費17.2km/L→17.8km/Lとなる。
新型ハイゼットカーゴ ボディカラーについて
ファインミントメタリック
ライトローズマイカメタリック
ミストブルーマイカメタリック<669>
ブラックマイカメタリック
パールホワイトⅢ
ブライトシルバーメタリック
ホワイト
先進技術「スマートアシストⅢ」を搭載
旧型のスマートアシストIIではJNCPN予防安全評価最高ランク獲得している。今回のマイナーチェンジで新型タント/ タントカスタム 、新型ミライースに搭載された先進技術「スマートアシストⅢ」を採用する。(世界最小の「小型ステレオカメラ」を採用。)スマートアシストⅢはJMCPN 予防安全性能アセスメントにおいて「ASV++」を獲得している。
「スマートアシストⅡ」「スマートアシストⅢ」の違いについて
機能システム | スマートアシストⅡ | スマートアシストⅢ |
---|---|---|
方式 | レーザーレーダー +単眼カメラ | ステレオカメラ |
自動ブレーキ 歩行者 | 警告のみ(50km/h以下) | 〇(50km/h以下) |
自動ブレーキ 衝突回避 | 〇(20km/h以下) | 〇(30km/h以下) |
自動ブレーキ 被害軽減 | 〇(30km/h以下) | 〇(80km/h以下・ 対歩行者 50km/h以下) |
誤発進抑制 前方/後方 | 〇 | 〇 |
車線逸脱警報 | 〇 | 〇 |
先行者発進お知らせ | 〇 | 〇 |
オートハイビーム | – | 〇 |
2019年11月1日一部改良では、スマートアシストⅢ付グレードに「LEDヘッドランプ」を標準装備(ハイゼット カーゴ冷蔵車“SA III”を除く)。夜間の視界をより明るくすることで、安全性を向上させた。
ダイハツ