スズキは、クロスオーバーモデル「SX4 S-CROSS」を全面改良したSUVの新型「S-CROSS(エスクロス)」を2021年11月25日世界初公開した。ハンガリー子会社のマジャールスズキ社で生産し、2021年末より欧州での販売を皮切りに中南米、大洋州、アジアへも輸出。欧州向けには、既に乗用車全てにハイブリッドを採用しているが、2022年よりストロングハイブリッドモデルのラインアップを強化する。
新型「S-CROSS」全面改良について
今回の全面改良はフルモデルチェンジと思わせるほどエクステリアもインテリアも進化した。フロントに大型グリルや特徴的な3灯式LEDポジションランプを採用。ボンネットと共に高く配置する。タイヤハウスにはスクエア形状のモールディングを施し、屈強さを表現。ボディーサイドは流れるようなショルダーラインを引き、強く且つ滑らかに走る力を表現。リヤもフロントと同様にランプとバンパー位置を高く配置し躍動感を表現するなど、どの角度から見ても堂々としたSUVの風貌を感じさせるエクステリアに仕上げた。
様々な情報を表示する中央に多機能な9インチの大型HDディスプレイオーディオを採用。スズキ独自の四輪制御システム「ALLGRIP(オールグリップ)」による走行性能と安全性を兼ね備えた。欧州仕様車には、全車48ボルトSHVSマイルドハイブリッドを採用。衝突被害軽減ブレーキ、標識認識機能、車線逸脱抑制機能、全車速追従機能付アダプティブクルーズコントロールなどの運転支援機能に加え、全方位モニターや後退時車両検知警報などの駐車支援機能も充実。大人5人がゆったり座れる快適性と、多用途に使える荷室容量430Lを実現。
新型「S-CROSS」全面改良 スペックについて
スペック | 新型Sクロス |
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全長 | 4,300mm |
全幅 | 1,785mm |
全高 | 1,595mm |
ホイールベース | 2,600mm |
エンジン | 1.4L直噴ターボエンジン +モーター |
最高出力 | 95kW/5,500rpm |
最大トルク | 235Nm/2,000-3,000rpm |
モーター最高出力 | 10.0kW |
モーター最大トルク | 50Nm |
乗車定員 | 5人 |
トランスミッション | ACVT |
駆動方式 | 2WD(FR)/4WD |
WLTCモード燃費 | -km/L |
SX4 S-CROSS について
日本などでは「SX4 S-CROSS」の名称となるが、台湾では「SX4 CROSSOVER」、中国・オーストラリア・インドでは「S-CROSS」と地域ごとに名称が異なる。スズキがSX4をモデルチェンジし「SX4 S-CROSS(エスエックスフォー エス クロス)」として販売を2014年2月19日発売する。一番変わるのは、欧州向けに制作されており、いわゆるBセグメント車からCセグメント車となる。ボディーサイズの全長が150mm、ホイールベースが100mm拡大しそれに合わせて室内空間も室内長を20mm増となった。更にハンガリーの製造子会社である「マジャールスズキ社」で生産し、日本に輸入して発売する自社ブランドの輸入車となった。エンジンは旧型とほぼ変わらない1.5Lからスイフトスポーツなどにも搭載されているM16A型を採用し1.6Lへと変更となった。燃費はJC08モード燃費18.2km/Lとなる。
2017年7月6日 SX4 S-CROSS (Sクロス)のビックマイナーチェンジ。ヘッドライトとリアコンビランプをLEDを採用。ヘッドランプ、フロントバンパー、フロントグリル、フロントボンネットフードの意匠を変更した力強いフロントデザインを採用した。215/55 R17サイズのタイヤを装着し最低地上高を185mmと従来のモデルよりも20mmアップ。トランスミッションをCVTから6速ATに変更しダイレクト感のある走りを実現する。新色の紺「スフィアブルーパール」と赤「エナジェティックレッドパール」をはじめ、全4色を設定。
スズキ ニュースリリース
https://www.suzuki.co.jp/release/d/2021/1125/index.html
https://www.globalsuzuki.com/automobile/lineup/s-cross/index.html