三菱は、欧州市場向けの新型コンパクトハッチバック「コルト」のフルモデルチェンジを行い2023年6月9日発表した。「ASX」に続き、アライアンスパートナーであるルノーからOEM供給を受けるモデル。
欧州で発売される 新型「コルト」フルモデルチェンジモデルはどんなモデルか?
三菱の「コルト」を復活させるが、ベースとなるモデルはルノー「クリオ」でありハイブリッド パワートレインを採用する。エクステリアは三菱自動車のフロントデザインコンセプトである「ダイナミックシールド」の要素を取り入れた、両サイドに広がる勢いを表現したグリルを採用、上部にスリムなフルLEDヘッドライト、下部にL字型のLEDデイタイムランニングランプを組み合わせることで、シャープな表情に仕上げている。リヤではワイド感を強調するバンパーにより、スポーティで安定感のあるデザインを実現。
インストルメントパネルの中央にスマートフォン連携ディスプレイオーディオ(SDA)を配置。7インチと9.3インチのディスプレイから、走行モードやエンジンの出力特性、ステアリングフィール、車内環境などを個別設定できる「マルチセンス」システムを操作可能。
三菱「ASX」と同様に「CMF-B アーキテクチャ (CMF-B プラットフォーム) 」を共有する。CMF(Common Module Family、コモン・モジュール・ファミリー)とは日産自動車とルノーが共同開発した、プラットフォーム基本的に「コックピット」、「エンジン」、「フロントアンダーボディ」、「リヤアンダーボディ」の各モジュールに「電子アーキテクチャー」を加えた5つのモジュールから構成されるのがCMFである。「E-Tech Plug-inハイブリッドシステム」を含む複数のパワートレインオプションを備えている、ルノー クリオが提供するオプションと同じ、90 hp (67 kW / 91 PS) のターボチャージャー付き 1.0 リッター ガソリンと 143 hp (107 kW / 145 PS) の 1.6 リッター ハイブリッドが含まれる。
新CMF-Bプラットフォーム を採用
従来、セグメントごとに設計・開発・製造していたプラットフォームを、複数のプラットフォームに共通した モジュールとして増加させることで、コンポーネントを共有化し、プラットフォームごとの台数を増やすことが出来るシステムとして開発された。これにより、コンパクトカークラスから大型セダン、SUVまで幅広く展開させることが可能であると同時に、ルノー=日産アライアンスの特徴であるスケールメリットを活かし、「開発費削減」「部品点数削減」「製造コスト削減」「工期短縮」を効率よく行うことで、すべてのアイテムの経費を軽減させる役割も担う。
三菱 新型「コルト」運転支援システム Advanced Driver Assistance System を採用する
スピードアラート付き交通標識認識 Active Emergency Braking、スピードリミッター付きクルーズコントロール、自動ハイビーム付きLEDヘッドライト、Highway&Traffic Jam Companionなど、標準および利用可能な安全機能を数多く備えています。アダプティブクルーズコントロール、出発警告、レーンアシスト、360度パーキングカメラなどを搭載。
三菱ニュースリリース
https://www.mitsubishi-motors.com/jp/newsrelease/2023/detail5714.html