2023年は車業界でもコロナウィルスの影響で生産や販売状況に影響が出たその中、トヨタ車でひっそりと生産終了となった車種たちがある。また今までで生産終了した車種も合わせてお伝えする。
C-HR
トヨタは「C-HR」の国内の生産および販売を2023年7月下旬をもって終了すると、公式Webサイトにて 2023年3月10日発表した。2代目「C-HR」以降は海外専売車種となる。
コンパクトSUV「C-HR」を2代目では日本モデルの生産を行わず海外専用車種とする予定であるが、理由はいくつか考えられるが、最大の理由としては「ライズ」「ヤリスクロス」「カローラクロス」の販売が好調であることだろう。
コンセプトとしてもそうではあるが運動性能にこだわって開発されており、ニュルブルクリンクを始めとする世界の様々な道での走行テスト・欧州の一般道路でのハンドリングやショックアブソーバーのチューニングなどC-HRならではの「味付け」がされている。スポーツカーさながらの運用がされているという異色のクロスオーバーSUVである。それもあってか視界・居住性・積載量・最低地上高などよりもスポーツ路線を優先したSUVであるため、どうしても日本市場では「ライズ」「ヤリスクロス」「カローラクロス」が受け入れられるといったことになる。
「C-HR」は、トヨタが2016年12月14日から発売しているコンパクトSUVである。プリウスに続く共通プラットフォームTNGA(Toyota New Global Architecture)を採用する第2弾モデルとなる。当時のトヨタ車としてコンパクトSUVという新たなジャンルに挑戦している。今回の2代目も5代目新型「プリウス」に続く最新の「ハイブリッドシステム」「安全装備」などこのクラスとしては素晴らしい装備を採用している。
パッソ
パッソは、ダイハツ工業が開発・生産し、トヨタ自動車が販売するハッチバック型小型乗用車。ダイハツの「ブーン」のOEMで、車両型式表記もダイハツ流で製造事業者もダイハツであり、当然ながらスマートエントリーも「キーフリーシステム」である。販売台数が少ないことも影響して販売終了となる。
カムリ
トヨタはセダンモデルの「カムリ」の日本国内販売を終了する。海外モデルはフルモデルチェンジをし11代目も販売を継続、海外専売車種となる。
カムリの歴史を見ると現在は10代目となるが、過去は5~6年おきにフルモデルチェンジを果たしているが、2023年〜2024年にフルモデルチェンジをすることは考えらえる。日本国内は残念ながら10代目で販売を終える。
カローラと共にトヨタ自動車の屋台骨を支える世界戦略車でもある。カムリは、1980年国内専用モデル「セリカ カムリ」(FR車)として誕生し、1982年には、FFレイアウトを採用した現在の車名「カムリ」として一新し、グローバルに販売を開始した。カムリはこれまで、「トヨタのグローバルミッドサイズセダン」として、米国15年連続乗用車販売台数No.1獲得をはじめ、100カ国以上の国や地域で販売し、累計1,800万台超えを達成している。
ピクシス ジョイ
ピクシス ジョイは、トヨタ自動車が販売する軽トールワゴン及び、販売していた軽クロスオーバーSUVである。ダイハツ工業からOEM供給を受けて販売されているトヨタブランドの軽自動車「ピクシス」シリーズの第5弾で、軽乗用車では4車種目となる。販売台数が少ないことも影響して販売終了となる。
最後に
2023年の販売終了車種をまとめてみたが、廃止されたが、海外ではフルモデルチェンジをし販売が続く車種や今後復活する可能性もあるだろう。