トヨタは新型プリウスのフルモデルチェンジを行い2023年1月10日に発売する。今までハイブリッドエンジンのラインナップは1種類であったが、5代目からは「1.8L」「2.0L」のハイブリッドモデルをラインナップ。ハイブリッドシステムも「シリーズパラレルハイブリッドシステム」を採用し高出力でありながら低燃費を実現。
新型 プリウス 5代目 搭載エンジン
第5世代ハイブリットシステムを採用
第5世代ハイブリットシステム、直列4気筒DOHC 1.8L エンジン「2ZR-FXE」にモーターを組み合わせたリダクション機構付きシリーズパラレルハイブリッドを採用。更に上級グレードには2.0L 直4 DOHC「M20A-FXS」 +モーターを採用し走りと燃費を両立している。
1.8L 直4 DOHC +モーター モデル
直4 DOHC 1.8L+モーター(リダクション機構付きシリーズパラレルハイブリッド)モデルは4代目「プリウス」と比べ、フロントモーター リアモーター が大幅に強化されており、フロントのモーターは、最高出力 53kW(72ps) →70kW(95PS)、最大トルク 163Nm(16.6kgm) →185Nm(18.9kgfm)、リアモーターが最高出力 5.3kW(7.2ps) →30kW(41PS)、最大トルク 55Nm(5.6kgm) →84Nm(8.6kgfm)、システム出力90kW(122ps)→103kW(140ps)となる。0-100km/h加速は9.3秒。
2.0L 直4 DOHC +モーターモデル
そして今回の最大の変更点である直4 DOHC 2.0L+モーター(リダクション機構付きシリーズパラレルハイブリッド)を採用により、出力の高いエンジンとモーターを採用し走りと燃費に貢献している。システム最高出力144kW(190PS)、従来型比1.6倍となり、スポーティに生まれ変わった「プリウス」にふさわしい動力性能を確保。0-100km/h加速はなんと7.5秒。
スペック | 新型プリウス 1.8L (X/U) | 新型プリウス 2.0L (G/Z) |
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全長 | 4,600mm | 4,600mm |
全幅 | 1,780mm | 1,780mm |
全高 | 1,430mm | 1,420mm |
ホイールベース | 2,750mm | 2,750mm |
エンジン | 直4 DOHC 1.8L+ モーター (リダクション機構付き シリーズパラレル ハイブリッド) | 直4 DOHC 2.0L+ モーター (リダクション機構付き シリーズパラレル ハイブリッド) |
最高出力 | 72kW(98ps)/ 5,200rpm | 112kW(152ps) |
最大トルク | 142Nm(14.5kgm)/ 3,600rpm | 188Nm(19.2kgm)/ 4,400-5,200rpm |
フロントモーター 最大出力 | 70kW (95PS) | 83kW (113PS) |
フロントモーター 最大トルク | 185Nm (18.9kgfm) | 206Nm (21.0kgfm) |
リアモーター 最大出力 | 30kW (41PS) | 30kW (41PS) |
リアモーター 最大トルク | 84Nm (8.6kgfm) | 84Nm (8.6kgfm) |
システム出力 | 103kW (140ps) | 144kW (190PS) |
0-100km/h加速 | 9.3秒 | 7.5秒 |
WLTCモード 燃費 | 32.6km/L | 28.6km/L |
新型 プリウス 5代目 0-100km/h加速 について思うこと
「プリウス」は、トヨタが1997年から発売している世界初の量産ハイブリッド専用車であるがいつもトヨタの最新技術を詰め込んできた。今回の5代目も最新の「ハイブリッドシステム」「安全装備」などこのクラスとしては素晴らしい装備を採用している。ハイブリッドシステムを2つ採用、かつ排気量2.0Lモデルをラインナップすることで燃費だけではなく約1.6倍の高出力を実現し、0-100km/h加速7.5秒と快適性も兼ね備えたモデルとなる。時代が変わり4代目まではトヨタの「ハイブリッドシステム」を採用している車種が「プリウス」ぐらいであったが、現在では多くの「トヨタ車」で同様の「ハイブリッドシステム」を採用しているため「プリウス」を選択する人が減ったのも事実であるが、発売がスタートしてどれだけ販売台数が伸びるか楽しみである。
トヨタ プリウス
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