ホンダは、中国にて「e:N（イーエヌ）シリーズ」の第2弾となる新型バッテリーEVモデル「e:NP2」「e:NS2」を2024年4月25日から開催される北京モーターショー2024にて世界初公開しました。
ホンダが、電気自動車（EV）SUVの新たな一手として「e:NP2」を2025年12月に日本市場へ投入します。中国ですでに販売されている「e:NS2」の兄弟車にあたるe:NP2は、2024年4月の北京モーターショーで世界初公開され、注目を集めました。
フラッグシップミニバン「オデッセイ」に続き、中国で生産され輸入販売されるe:NP2は、ホンダのEV戦略を担う重要なモデルとして位置付けられています。
この記事では、e:NP2の魅力を余すところなくお伝えします。先進技術の数々、洗練されたエクステリアとインテリア、そしてパワフルな走り。e:NP2が切り拓くEVの未来を、ぜひ体感してください。
e:NP2・e:NS2 について
「e:NP2」は、広汽本田汽車有限公司から2024年4月25日に発売されます。「e:NS2」も、東風本田汽車有限公司から2024年6月に発売される予定です。
ホンダはe:Nシリーズ専用の「e:N Architecture F」をベースに、自動車と運転者の一体感を高めるダイナミックな走行体験を追求しました。e:NP2では、IPU（インテリジェントパワーユニット）に大容量のバッテリーを搭載し、制御技術と低走行抵抗により、545kmの航続距離を実現しました。
先進的で機能性の高いHMI（ヒューマン・マシン・インターフェース）を備え、大型のヘッドアップディスプレイや光の演出を通じて、利便性と快適性を向上させました。12.8インチの大型ディスプレーオーディオや「Honda CONNECT 4.0」などのコネクテッド技術も搭載されています。さらに、冬場の快適性を高めるために、インテリジェントヒーティングシステムを初めて採用しました。
エクステリアはSUVの実用性とセダンの流麗なデザインを融合し、洗練された未来志向の外観に仕上げました。インテリアでは、水平基調のスッキリとしたインストルメントパネルと上質な素材を使用し、心地よい空間を提供します。さらに、車内に好みの香りを拡散させるアロマシステムも導入されています。
最新技術が満載！ e:NP2の注目ポイント
e:NP2は、最新のEVパワートレインを搭載し、545kmの航続距離を実現しました。さらに、大型ヘッドアップディスプレイ、12.8インチの大型ディスプレイオーディオ、最新のAIアシスタント、リヤシート確認カメラなど、先進装備も充実しています。
ホンダ初となるアロマシステムは、ディスプレイオーディオやスマートフォンアプリから好みの香りを選択し、車内で楽しむことができます。また、電力消費を抑えながら快適性と静粛性を高めたインテリジェントヒーティングシステムも、ホンダ車として初めて採用されました。
洗練されたエクステリアデザイン
e:NP2のエクステリアは、新世代のデザイン言語を採用し、質感を高めています。フロントには、コの字型のヘッドライトと、ライティングを採用した「H」エンブレムが特徴的です。リアは大きく傾斜したウィンドウを持つクーペSUVスタイルで、空力性能を向上させています。フロントと統一されたライトデザインが、存在感を際立たせています。足元には、18インチホイールが装着され、スタイリッシュな印象を与えます。
広々とした室内空間と最新装備を備えたインテリア
e:NP2のボディサイズは、全長4787mm、全幅1838mm、全高1570mm、ホイールベース2735mmです。水素燃料電池を搭載するフラッグシップSUV「CR-V e:FCEV」に近い全長と、2735mmまで延長されたホイールベースにより、広い室内空間を確保しています。EV専用の「e:N Architecture F」プラットフォームを採用することで、EVパワートレインに最適化され、快適性も高められています。
インテリアでは、12.8インチの大型ディスプレイオーディオが目を引きます。最新の「Honda CONNECT」を搭載し、ジェスチャーやAIアシスタントによる操作に対応することで、直感的な操作を可能にしています。また、Honda車初となるアロマシステムも搭載し、快適なドライブをサポートします。
スマートフォンやスマートウォッチから車両の状態や位置を確認できるほか、後部座席を撮影するカメラで子供の取り残しがないかを確認したり、子供が検知された場合にメッセージを送信するなど、安全性にも配慮しています。さらに、BOSE製サウンドシステムも設定され、上質なサウンドを楽しむことができます。
冬場の快適性を向上させるインテリジェントヒーティングシステムも、Honda車として初めて採用されました。エアコンとヒーターの協調制御などにより電力消費を最小限に抑えながら、フロント、リヤシート、ステアリングホイールに加え、運転席と助手席のサイドドア部分からも暖めることで、快適性と静粛性を向上させています。
最新プラットフォームにより拡大されたラゲッジスペースには、電動テールゲートが搭載され、使い勝手が向上しています。
パワフルな走りを実現するEVパワートレイン
e:NP2には、最新の電動パワートレインが搭載されています。電気モーターは最高出力204ps、最大トルク31.6kgmを発揮し、68.8kWhのバッテリーにより545kmの航続距離を実現しました。スポーツモードやSNOWモードも用意され、ホンダEVスポーツサウンドにより、高揚感のある走りを楽しむことができます。
先進の安全装備「Honda SENSING」
e:NP2には、最新の安全運転支援システム「Honda SENSING」が標準装備されています。前方を広角に検知するフロントワイドビューカメラと、車両前後に装着された計8つのソナーセンサーを組み合わせることで、従来機能を拡充し、近距離衝突軽減ブレーキを追加しました。また、「渋滞追従機能付ACC（アダプティブ・クルーズ・コントロール）」も採用し、ドライバーの疲労軽減に貢献します。
期待される価格と発売日
e:NP2の価格は、中国では約340万円からとなっています。日本での価格はまだ発表されていませんが、最新の装備を採用しながらも、競争力のある価格設定が期待されます。
日本での発売は2025年12月を予定しており、中国から輸入販売されます。ホンダはEVモデルのラインナップを拡充することで、新世代の技術をアピールしていく方針です。
e:NP2は、先進技術と洗練されたデザインを兼ね備えた、ホンダのEV戦略を担う重要なモデルです。2025年12月の日本発売が待ち遠しいですね。今後の最新情報にも注目しましょう。
ホンダニュースリリース
