ポルシェは2シーター・オープンモデル「718ボクスター」のフルモデルチェンジを行い2025年モデルとし、新型はガソリンエンジンモデル廃止、電気自動車(EV)「718ボクスターEV」を設定2024年末発表する。2024年現在、開発を進めテスト走行も始まっており、スパイショットも撮影されている。
ポルシェ 新型 「718ボクスターEV」について
983コードのオープンスポーツ「718ボクスター」と「718ケイマン」は、10年間で内燃機関のドライブトレインを廃止、完全に電動化へ。ケイマンやボクスターの現行の内燃モデルと並行して行われ、今後数年間は併売される。「プレミアム・プラットフォーム・エレクトリック(PPE)」プラットフォームを採用。ベース車は後輪にシングルモーターを搭載、後輪を駆動するが、より強力なデュアルモーター仕様では、ボクスターとケイマンは初めて全輪駆動となり、少なくとも400hpオーバーを発揮する。アルミと高強度スチールの複合素材を採用し軽量化、高い走行性能と環境性能が両立。新型718ボクスターEVの価格は、電動パワートレインや軽量車体素材の採用などによりアップ。
ポルシェ 新型 「718ボクスターEV」エクステリア について
718ボクスターEVのヘッドライトは、「タイカン」や「マカン」と同じデザインを採用することが明らかになりました。フロントにはポルシェ最新のクアッドLEDデイタイムランニングライトが搭載されており、同社の新しいマトリックスLEDランプユニットが装備されている可能性があります。この技術は昨年末に発表されたもので、最大600メートル先の路面を照らすことができ、夜間の運転で視認性を向上させ、安全性を高めることができる。さらに、リアにはリアエンド全体に伸びるスリムな水平方向のLEDユニットが装備。これらの変更により、718ボクスターEVは従来のボクスターとは大きく異なる外観になることが予想される。
ポルシェ 新型 「718ボクスターEV」インテリア について
最近のポルシェ車同様に、デジタル化が大幅に進んでおり、開発中のプロトタイプから、「タイカン」や「マカン」と同じように、フルデジタルインストルメントクラスター、及びインフォテイメントを備える、デュアルスクリーンと静電容量式タッチコントロールを搭載。
ダッシュボードはタッチスクリーンと物理的なスイッチを組み合わせ、中央ディスプレイの下には航空機のようなトグルスイッチ、エアコン吹き出し口、USBポートが配置。エアコンやシートヒーターの操作は、タッチセンサーと物理的なノブを組み合わせたセンターコンソールに移行されている。
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