アストンマーティンは、新たなフラッグシップモデル「ヴァンキッシュ」を発表しました。このモデルは、DBSの後継として登場し、同社の最速車となることが期待されています。
年間1,000台未満の限定生産となるヴァンキッシュは、アストンマーティンの新たな象徴として注目されており、価格は未定ながら、第4四半期に最初の納車が予定されています。
アストンマーティン 新型 ヴァンキッシュ 2025年モデル について
ヴァンキッシュには、ツインターボ5.2リッターV12エンジンが搭載されており、最高出力824hp、最大トルク737ポンドフィートを発揮します。8速オートマチックトランスミッションを介して後輪に動力を伝え、最高速度は214mph(約344km/h)に達します。これは、これまでに生産されたアストンマーティンの中で最速のモデルです。また、0-60mph加速はわずか3.2秒で、驚異的なパフォーマンスを誇ります。
車体は、DBS 770アルティメットと比較して横剛性が75%向上した接着アルミニウム構造で、ビルシュタインDTXダンパーを備えた新しいサスペンションが採用されています。このサスペンションにより、ドライビングモードの切り替えで、快適性とスポーティな走行性能の両立が可能となりました。
ヴァンキッシュのデザインは、クラシックなスタイルと現代的なディテールが融合しており、アストンマーティンならではの存在感を放ちます。フロントエンドは、幅広いグリルとマトリックスLEDヘッドライトが特徴で、彫刻的なボンネットにはF1スタイルの「サーモスルーバー」が組み込まれています。後方に目を向けると、カーボンファイバー製の流線型ボディや21インチの鍛造アロイホイール、そして筋肉質のヒップが目を引きます。
リアエンドには、特徴的な「カムテール」デザインと7つのLED「ライトブレード」が採用されており、大型ディフューザーと4連のステンレススチール製テールパイプがスポーティな印象を与えます。オプションでチタン製排気システムも選択可能で、重量を軽減することができます。
インテリアは、VantageやDB12に似たデザインで、10.25インチのデジタル計器クラスターとインフォテインメントシステムが装備されています。さらに、16ウェイパワーシートやアルカンターラとセミアニリンレザーの内装、15スピーカーのBowers & Wilkinsオーディオシステムなど、高級感あふれる装備が揃っています。
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