スズキ インドにて新たな3列シートSUV(Y17)の開発を行い2025年から2027年に発売を予定している。マルチ・スズキ・インディアが2022年7月20日発表した「グランドビターラ」よりも大型なSUVモデルとなる。
スズキ 新型 大型3列シートSUVモデルについて
スズキの大型3列SUVはコードネームY17で、自己充電式ハイブリッドパワートレインのオプションを備えて2025年にデビューすると海外メディア「AUTOCAR」は報じている。このモデルは、全長4,345mmの「グランドビターラ」と基礎を共有し、その引き伸ばされたボディには追加のシート列とより大きなトランクのためのスペースが確保。マルチ・スズキ・インドの竹内久最高経営責任者(CEO)は、同社の現地ラインナップには十分なSUVがなく、「下位のものと上位のもの」を提供することで埋められる「ギャップ」がまだあることを認めた。「顧客がより大きなSUVを望むなら、我々はそのニーズを満たすだろう」と語った。
スズキ インド 新型「グランドビターラ」 について
スズキは、グローバルにおけるSUVのフラッグシップとして、新型「グランドビターラ」を開発。エクステリアはショルダーラインや前後フェンダーを強調することで、SUVらしい力強さを表現するとともに、フロントに特徴的な3灯式LEDランプ、左右のランプをつなぐクロームバー、多角形グリルを採用。
インテリアは、剛性感のあるインパネや太いコンソールを採用、逞しいSUVの印象を持たせながら、インパネやトリムはボルドーとブラックの2トーンカラーにシルバーステッチを施した合皮を採用。全方位モニターやヘッドアップディスプレイなどの先進装備を採用、インドでマルチ・スズキ社が展開するコネクテッドサービス「スズキコネクト」に対応、ワイヤレスチャージャーや後部座席のエアコン吹き出し口などの快適装備を採用。
パワートレインにはマイルドハイブリッド、ハイブリッドシステム「インテリジェントエレクトリックハイブリッド」をインドで初導入、4WD仕様車には4つの走行モードをダイヤルで簡単に選択できる「ALLGRIP」をインドで初採用。
グランドビターラとは?
日本で販売されているエスクード(海外名:ビターラ)の海外向けモデルとして生産・販売されていたが、エスクードが4代目へフルモデルチェンジしたタイミングで2015年をもって生産を終了。2022年にトヨタ自動車との協業により生産されるモデルとして約7年ぶりに車名復活となった。現行、エスクードよりも洗練されており、上位モデルとして日本でも「グランドビターラ」を販売する価値はありそうだ。
スズキニュースリリース
https://www.suzuki.co.jp/release/d/2022/0720a/index.html
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