レクサスは新型のLSシリーズ(LS500 LS500h)のフルモデルチェンジを行い2017年10月19日に発売した。LS500 価格:980万円~1,540万円、LS500h 価格:1,160円万円〜1,640万円。「LS350」の商標が、日本の特許庁に登録されているのが発見されている。日本でまず販売されるのは新グレードLS500 / LS500hがラインナップされる。
新型 LSシリーズ公式発表について
2017年3月7日から開催されるジュネーブ国際モーターショー2017にてLS500hを世界初公開した。2016年12月9日にティーザー画像を公開。2017年1月8日から開催された北米国際自動車ショー(デトロイトモーターショー)2017で正式発表された。2017年4月14日に開催されるニューヨークモーターショー2017にてLEXUS LS500F SPORTを初公開する。第45回東京モーターショー2017(2017年10月25日(水)~11月5日(日))にて新型LSを出展した。
外観は2016年1月11日に開催したデトロイトモーターショー2016で披露された新型 LEXUS LCのフロントフェイスに近いと予想される。
LEXUS LSシリーズについて
2006年まではトヨタ車のセルシオとして販売されており海外ではレクサスLSシリーズとし販売。日本ではレクサスLSは2006年9月から発売を開始。ビックマイナーチェンジ(メジャーチェンジ)を2013年に行い、主要構成部品約6,000点のうち約半数を変更するなど、実質的にはフルモデルチェンジに近い大幅な設計変更がなされたがエンジンなのどは変更しておらずやはりマイナーチェンジにすぎない。そして11年目にしてフルモデルチェンジをする。ライバルとなるのは当然メルセデスベンツSクラスだ。ちなみに去年メルセデス・ベンツSクラスは8年ぶりにフルモデルチェンジを果たしている。
LEXUS LSシリーズラインアップと価格
4.6L V型8気筒DOHCエンジン搭載モデル
LS460 8,548,000円〜11,120,000円
LS460L 11,634,000円〜13,485,000円
5L V型8気筒DOHCエンジン+モーター搭載モデル
LS600h 10,811,000円〜12,868,000円
LS600hL 14,102,000円〜15,954,000円
LSシリーズは日本車で一番高い車であり、LS600hL、15,954,000円である。
新型LEXUS LSシリーズについて
ガソリンモデル、ハイブリッドモデルだけではなく、東京モーターショー2015で発表された、FCV(燃料電池車)モデルを用意し、他社にないプレミアムセダンとして生まれ変わる。高級なだけではなくスポーティなイメージのものに路線を変更する。
新開発LEXUSプラットフォーム
「GA-L(Global Architecture for Luxury)」を採用。更に、新しいLEXUSプラットフォーム「GA-L(Global Architecture for Luxury)」と呼ばれる新開発のプラットフォームを採用し完全刷新する。高い空力性能を実現するなど、旧型モデルから大幅な進化を果たす。またボディのねじり剛性が先代モデル比でかなり向上している。新開発GA-Lプラットフォームにより、低く構えたスタイリングを実現する。
先進の予防安全パッケージLexus Safety System+Aを搭載
新しいLEXUSインフォテイメントシステム(ジェスチャーコントロールなどを備えた)予防安全パッケージLexus Safety System +に更に半自律走行機能など、車両への追突、対歩行者、走路逸脱、交差点(出会い頭衝突)という、深刻な事故につながる4つの事故形態をカバーした最先端の安全運転支援システムLexus Safety System+Aを採用する。
自動操舵で衝突回避支援するプリクラッシュセーフティを世界で初めて採用。進行方向に歩行者が飛び出してきた場合に、車両前方のカメラで衝突の可能性を検知。大型HUD(ヘッドアップディスプレイ)への表示により、従来の警報よりも早いタイミングからドライバーを危険な状態に近づけないよう注意喚起する。さらにカメラとミリ波レーダーの情報に基づき自動でブレーキをかけ、ブレーキだけでは回避できないとシステムが判断した場合、車線内の回避スペースを見つけて自動的に操舵制御し、歩行者との衝突回避を支援する。
Lexus Safety System+(進化版)
Lexus CoDrive
全車速追従機能付きレーダークルーズコントロール
レーントレーシングアシスト
レーンチェンジアシスト
新型LEXUS LSシリーズのインテリアついて
前席は、上部を水平基調のインストルメントパネル・ドアトリムで広がり感ある構成とし、下部は厚みのあるソフトなコンソール・アームレストにより、心地よい安心感を創出。上下で異なる空間構成とすることで、広がり感と安心感を両立した空間を実現している。また、運転席にはドライバーの体格を問わず高いホールド性を確保しながら、長時間座っていても快適であることを目指し、骨盤、大腿部、背中から肩、脇にかけて最適なサポート位置をきめ細かく設定できるシートとした。さらに、エアブラダ(空気袋)により背中から大腿部にかけて押圧するリフレッシュ機能も付与している。
後席は、人を包み込む連続性のある空間を目指し、ドアトリムやシートバックがシームレスにつながる構成とした。また、シートにはタッチパネルでヒーターやリフレッシュ機能を設定できるオットマン付きパワーシートを採用し、クラストップレベルのレッグスペースによる開放感と合わせ、くつろぎの空間を提供する。
新型LEXUS LSシリーズのサイズについて
スペック | 新型LSシリーズ |
---|---|
全長 | 5,235mm |
全幅 | 1,900mm |
全高 | 1,450mm |
ホイールベース | 3,125mm |
新型LEXUS LSシリーズラインアップ
新型LEXUS LSシリーズの気になるエンジンのラインアップはLS460 の後継は旧型は4.6L V型8気筒DOHCエンジンだが新型GSなどに搭載している3.5L V型6気筒エンジンを搭載しダウンサイジング化を図る。LS350 新モデル、LS500 新モデル、新開発V型6気筒3.5Lツインターボエンジン、最高出力:421ps/5,200~6,000rpm、最大トルク:61kgm/1,600~4,800rpm、トランスミッション:10速AT。
新型LEXUS LSシリーズ グレード・価格
LS500
LS500“EXECUTIVE ”
2WD(FR)15,000,000円
4WD 15,400,000円
LS500“version L”
2WD(FR) 13,200,000円
4WD 13,600,000円
LS500“F SPORT”
2WD(FR) 12,000,000円
4WD 12,100,000円
LS500“I package”
2WD(FR) 10,420,000円
4WD 10,820,000円
LS500
2WD(FR) 9,800,000円
4WD 10,200,000円
LS500h
LS500h“EXECUTIVE ”
2WD(FR) 16,400,000円
4WD 16,800,000円
LS500h“version L”
2WD(FR) 14,600,000円
4WD 15,000,000円
LS500h“F SPORT”
2WD(FR) 13,100,000円
4WD 13,500,000円
LS500h“I package”
2WD(FR) 11,800,000円
4WD 12,200,000円
LS500h
2WD(FR) 11,200,000円
4WD 11,600,000円
新型LEXUS LS500と旧型LS460比較
スペック | 新型LS500 | LS460 |
---|---|---|
全長 | 5,235mm | 5,090mm |
全幅 | 1,900mm | 1,875mm |
全高 | 1,450mm | 1,465mm |
ホイールベース | 3,125mm | 2,970mm |
エンジン | 新開発V型6気筒3.5L
ツインターボエンジン |
V型8気筒4.6L エンジン |
最高出力 | 421ps/5,200~6,000rpm | 392ps/6,400rpm |
最大トルク | 61kgm/1,600~4,800rpm | 51.0kgm/4,100rpm |
トランスミッション | 10速AT | 8速AT |
駆動方式 | FR /AWD | |
JC08モード燃費 | 11km/L | 8.3km/L |
価格 | 980万円~1,540万円 | 854万8000円〜 |
マルチステージハイブリッドシステム
LS600hの後継は新型LS500hとなり新型LC500h同様に「マルチステージハイブリッドシステム」を採用。旧型よりも優れた燃費のハイブリッドモデルV6DOHC 3.5L+モーターも登場する。
LS500 エンジン 新モデル
スペック | 新開発V型6気筒3.5Lツインターボエンジン |
---|---|
最高出力 | 421ps/5,200~6,000rpm |
最大トルク | 61kgm/1,600~4,800rpm |
トータル最高出力 | – |
トランスミッション | 10速AT |
駆動方式 | FR/4WD |
新型LS500hは新型LC500h同様に「マルチステージハイブリッドシステム」を採用。旧型よりも優れた燃費のハイブリッドモデルV6DOHC 3.5L+モーターも登場する
LS500h エンジン
スペック | V型6気筒 3.5Lエンジン+モーター (マルチステージハイブリッドシステム) |
---|---|
最高出力 | 299ps(220kW)/6,600rpm |
最大トルク | 348Nm/4,900rpm |
トータル最高出力 | 358ps(264kw) |
トランスミッション | CVT |
駆動方式 | FR/4WD(E-Four) |
スポーツモデル「LEXUS LS F」用にV8 DOHC 5.0Lツインターボエンジン最高出力600hp。
新型 LEXUS LSシリーズ グレード 別装備について
ベースグレード
Lexus Safety System+
三眼フルLEDヘッドライト
乗降モード付き電子制御エアサスペンション(AVS機能付き)
パドルシフト付き本革巻きステアリング(ステアリングヒーター付き)
本革シート(前席シートヒーター&シートベンチレーション機能付き)
電動リアウィンドウサンシェード
パノラミックビューモニター
パーキングサポートアラート&パーキングサポートブレーキ
運転席20WAY・助手席18WAYパワーシート
レクサスクライメイトコンシェルジュ
パワートランクリッド
VDIM(アクティブステアリング制御付き)+LDH(LDHは2WDのみ)
I package
ベースグレードにプラス
Lexus Safety System+(進化版)
大型ヘッドアップディスプレイ(24インチ)
19インチランフラットタイヤ&アルミホイール(ハイパークロムメタリック塗装)
version L
I packageにプラス
後席シートクッションエアバッグ
前席イージーアクセスバックル
デジタルインナーミラー
キックオープン機能付きパワートランクリッド
ウルトラスエードルーフ/サンバイザー
電動リアドア・リアクォーターサンシェード
セミアニリン本革シート(前後席シートヒーター・前席シートベンチレーション機能付き)
フロントリフレッシュシート
18WAYリアパワーシート
レクサスクライメイトコンシェルジュ
リアマルチオペレーションパネル
EXECUTIVE
verison Lにプラス
リアクォーターガラス(Rカット・ソフトプライバシー機能付き・遮音タイプ)
助手席420mmロングシートスライド
助手席可倒式ヘッドレスト
22WAYリアパワーシート
温感リラクゼーション機能(後席左右)
電動オットマン(後左席)
リアクーラー
マークレビンソンリファレンス3Dサラウンドサウンドシステム
リアエンターテインメントシステム
クールボックス(LS500 EXECUTIVEのみ)
F SPORT
ベースグレードにプラス
F SPORT専用エクステリア
F SPORT専用内装
F SPORT専用液晶メーター
F SPORT専用本革・ウルトラスエードスポーツシート
F SPORT専用フロント6ポッド・リア4ポッドアルミモノブロックキャリパー
F SPORT専用スパイラルフィン式ベンチレーテッドディスクブレーキ
Lexus Safety System+(進化版)
大型カラーヘッドアップディスプレイ(24インチ)
28WAYフロントパワーシート(前後席シートヒーター&前席シートベンチレーション機能付き)
キックオープン機能付きパワートランクリッド
ウルトラスエードルーフ/サンバイザー
20インチランフラットタイヤ&アルミホイール(ダークプレミアムメタリック塗装)
新型 LEXUS LSシリーズ ボディカラー全13色について
ソニッククォーツ(085)※1
ソニックシルバー(1J2)
ソニックチタニウム(1J7)
マンガンラスター(1K2)
ブラック(212)
グラファイトブラックガラスフレーク(223)
レッドマイカクリスタルシャイン(3R1)
ソニックアゲート(3U3)
スリークエクリユメタリック(4U7)※1
アンバークルスタルシャイン(4X2)
ディープブルーマイカ(8X5)※1
ホワイトノーヴァガラスフレーク(083)※1
ヒートブルーコントラストレイヤリング(8X1)
※1 F SPORTには選択不可
新型 LEXUS LSシリーズ インテリアカラーについて
ベースグレード
ブラック
アイボリー
I package
シャドー
ブラック
アイボリー
トバーズブラウン
F SPORT
ホワイト
ブラック&ホワイトグレー
フレアレッド
version L
ホワイト
ブラック
アイボリー
トバーズブラウン
ノーブルブラウン
EXECUTIVE
ホワイト
ブラック
クリムゾン&ブラック
キャラメル
ブラウン
新型 LEXUS LSシリーズ スペックについて
スペック | 新型LSシリーズ | |
---|---|---|
全長 | 5,235mm | |
全幅 | 1,900mm | |
全高 | 1,450mm | |
ホイールベース | 3,125mm | |
エンジン | 新開発V型6気筒3.5Lツインターボエンジン | V型6気筒 3.5Lエンジン+モーター (マルチステージハイブリッドシステム) |
最高出力 | 421ps/5,200~6,000rpm | 299ps(220kW)/6,600rpm |
最大トルク | 61kgm/1,600~4,800rpm | 348Nm/4,900rpm |
トータル最高出力 | – | 358ps(264kw) |
トランスミッション | 10速AT | CVT |
駆動方式 | FR/4WD | FR/4WD(E-Four) |
JC08モード燃費 | 11km/L | 17km/L |
価格 | 980万円~1,540万円 | 1120万円〜1680万円 |
新型LEXUS LSの今後の展開について
LSは、レクサスのフラグシップセダンとして販売されているセダンであり、今後数多くの展開をしていくことになる。
新型LEXUS LS FCV 水素燃料電池車
東京モーターショー2015で披露予定の新型LS画像。 LF-FC concept、そして、2020年開催の東京オリンピックに合わせて水素燃料電池ドライブトレインを搭載したバージョン燃料電池車FCVモデルがある。LF-FCである。「LF」は、レクサスのコンセプトカーに共通するキーワードであり、レクサス・フューチャー(Lexus Future)を意味。「FC」は、燃料電池車(Fuel Cell)を表す。
トヨタのMIRAIと同じ仕組みを採用することだろう。CFRP製のリムを備えた21インチのアルミニウムホイールを採用している。2015年10月28日東京モーターショー2015で初披露した。
トヨタMIRAI
LEXUSとし初のミラーレス車をラインナップ。ドアミラーをオプション設定する。LF-FC conceptの画像では正にミラーレス車となっている。国土交通省 ミラーレス車 カメラ代用で公道走行可能へ 2016年にもカメラとモニターの代用が可能に。
BMWと共同開発中の「LEXUS SC」とをいくつか共通化するとも言われている。
今後情報が入り次第お伝え致します。
LEXUS