マツダは新型CX-4を新型5人乗りクーペSUVを中国市場専用車種として2016年6月に発売を開始。新型アテンザをベースにCX-5よりも全長が長く、全高が低いクロスオーバーSUVである。
新型CX-4 スペック
サイズ | CX-4 | |
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全長 | 4,633mm | |
全幅 | 1,840mm | |
全高 | 1,535mm | |
ホイールベース | 2,700mm | |
エンジン | 2.0L 直列4気筒DOHC SKYACTIV-G 2.0 |
2.5L 直列4気筒DOHC SKYACTIV-G 2.5 |
最大出力 | 155ps/6,000rpm | 188ps/5,700rpm |
最大トルク | 20.0kgm/4,000rpm | 25.5kgm/3,250rpm |
トランスミッション | SKYACTIV-6MT / SKYACTIV-DRIVE 6AT | |
駆動方式 | 2WD/4WD |
先進安全技術について
先進安全技術i-ACTIVSENSE(アイ・アクティブセンス)新世代カーコネクティビティシステムMZD(エムジーディー)コネクト、オートホールド機能など
新型CX-4について
新型CX-4はアテンザベースのSUVクーペモデルとなる。全長はCX-5よりも長く、全高はCX-5よりも低いのが特徴的だ。エンジンはアテンザに搭載されているSKYACTIV-G 2.5を搭載。新型CX-4が「中国カーデザイン・オブ・ザ・イヤー2017」をマツダとして初受賞をした。
マツダニュースリリースより
『CX-4』は、「SKYACTIV(スカイアクティブ)」技術と「魂動(こどう)」デザインを全面的に採用した、マツダ新世代商品の最新モデルです。「Exploring Coupe(エクスプローリング・クーペ)」というコンセプトのもとに開発された『CX-4』は、既存のSUVとは一線を画す「際立つ存在感」、使い手の期待に応える「考えぬかれた機能性」、“人馬一体”の走りを実現する「サステイナブルZoom-Zoom」を提供し、お客様の創造的なライフスタイルをサポートする、新しいタイプのクロスオーバーSUVです。
発売日について
気になる発売日は中国では2016年6月発売となり日本発売は2019年予定である。
CXシリーズサイズ比較
スペック | 新型CX-4 | 新型CX-5 | 新型CX-8 | 新型CX-9 |
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全長 | 4,633mm | 4,545mm | 4,900mm | 5,065mm |
全幅 | 1,840mm | 1,840mm | 1,840mm | 1,969mm |
全高 | 1,535mm | 1,690mm | 1,730mm | 1,716mm |
ホイールベース | 2,700mm | 2,700mm | 2,930mm | 2,925mm |
エンジン | SKYACTIV-G 2.0 2.0L 直列4気筒DOHC |
SKYACTIV-D 2.2 2.2L 4気筒DOHC 直噴ターボ |
SKYACTIV-G 2.5T 直列4気筒2.5L直噴 ターボエンジン |
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最高出力 | 155ps/ 6000rpm |
175PS/ 4500rpm |
230ps/ 5,000rpm |
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最大トルク | 20.0kgm/ 4000rpm |
42.8kgm/ 2000rpm |
420Nm/ 2,000rpm |
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トランスミッション | SKYACTIV-DRIVE 6AT | |||
JC08モード燃費 | – | 18.0km/L | 17.6km/L | – |
乗車定員 | 5名 | 7名 | ||
価格 | – | 246〜万円 | 319万6,800円~ 464万2,272円 |
– |
新型CX-4 ライバル車種について
新型CX-4のライバル車種はスバルのレガシィアウトバックだ。クーペ型の全高が低いSUV(クロスオーバーステーションワゴン)は日本車ではほぼない。サイズやコンセプトに違いがあるがレガシィアウトバックの市場を脅かす可能性がありそうだ。
新型 レガシィアウトバック
スペック | 新型レガシィアウトバック | 新型CX-4 |
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全長 | 4,815mm | 4,633mm |
全幅 | 1,840mm | 1,840mm |
全高 | 1,605mm | 1,535mm |
ホイールベース | 2,745mm | 2,700mm |
排気量 | 水平対向4気筒 DOHC 2.5L エンジン | 直列4気筒DOHC 2.0L エンジン |
最大出力 | 175ps/ 5,800rpm | 155ps/ 6,000rpm |
最大トルク | 24.0kgm /4,000rpm | 20.0kgm/ 4,000rpm |
トランスミッション | リニアトロニックCVT | SKYACTIV-6MT / SKYACTIV-DRIVE 6AT |
JC08モード燃費 | 14.8km/L | - |
価格 | 329万4,000円~ 356万4,000円 | - |
コンセプトモデルについて
2015年9月15日フランクフルトモーターショー2015において新しいコンセプトモデル「Mazda Koeru Concept」(マツダコエルコンセプト)を披露した。噂では3列シートの新型CX-9ではないかと言われていたが、実は新型のCX-4もしくはCX-7だと言われていた。理由はマツダコエルコンセプト5人乗りクロスオーバーSUVコンセプトでフラットな室内空間が特色で全長約4,600mmと発表された。これはCX-9よりも全長約400mm短くCX-5よりも約60mm長いつまり間のCX-4もしくはCX-7ということになる。
マツダ株式会社、代表取締役 社長兼CEOの小飼 雅道氏は海外メディアに対し「現在のラインナップに関連の無い、よりステーションワゴンに近い新しいジャンルのモデル」になると話した上でスバル アウトバックの名を上げ、アウトバックの様なクロスオーバーステーションワゴンを目指しているそうだ。
確かに北米市場ではスバル アウトバックは人気車種となっており、対抗車としての開発が進んでいる様子だ。CX-7は2006年12月から生産がスタートしたクロスオーバーSUVであるが日本では2012年1月 が終了したが2013年からは中国市場専売車となっている。
新型モデルCX-4が今回の「Mazda Koeru Concept」(マツダコエルコンセプト)である。デザインは「越 KOERU デザイン」前面に取り入れモダンなデザインボディは、走行時に発生する空気の乱流を最適化するように設計されており、高速走行時の高い安定性を実現している。その技術は室内空間への騒音や振動の低減する効果もあるとのこと。21インチだと思われるアルミホイールも印象的だ。シャシーは軽量で高強度の高い物を採用し、高効率の「SKYACTIVエンジン」が搭載されると発表された。新型CX-9もこの「越 KOERU デザイン」を採用すると言われておりこれを一回り大きくし7人乗りにしたモデルが正に新型CX-9と言っていいと思われるので今回の発表により待ち望んでいる人々にかなりのデザインヒントを与えたことになっただろう。
2016年4月25日に記者会見で正式発表され2016年4月29日に開催予定の北京モーターショー2016で量産モデルが一般に初披露された。
今後新しい情報が入り次第お伝え致します。
マツダニュースリリース
https://www2.mazda.com/ja/publicity/release/2016/201603/160314a.html
https://www2.mazda.com/ja/publicity/release/2016/201604/160425b.html
マツダ