ダイハツはスーパーハイトワゴン軽自動車「ウェイク」の生産を2022年8月11日終了すると7月に発表された。すでに公式ホームページは消去され、在庫がなくなり次第、販売終了となる。
ウェイクのタントファンクロスとなる
コンセプトカーとして登場した「DECA DECA」をベースにした「ウェイク」が2014年11月10日に発売した。軽最大の室内空間を1,835mmの全高で実現。室内高は、軽自動車No.1の1,455mm、目線の高さを1,387mmとして、運転しやすい軽自動車を実現。大きな荷物も積み込めるように、観音開きタイプのドアを採用したコンセプトモデル。実際の扉はスライドドアを採用している。
何と言っても特徴なのが車高が1835mmある。
はじめは大きさと使い勝手の良さが話題となり販売台数も好調であったが、次第に低迷。同じくダイハツの軽自動車ハイ系ワゴン「タント」「タントカスタム」はフルモデルチェンジを果たし、販売台数も好調を維持し続けた。軽最大の室内空間を1,835mmの全高で実現しているが軽自動車でそこまでを求めている人が少なっかったのも事実である。両側スライドドアの「タント」は逆に助手席側のセンターピラーレスを有効活用したパッケージングで「運転席ロングスライドシート(最大540mm前後可能)を採用。など使い勝手では上回り顧客ニーズを「タント」がカバーする結果となった。
「ウェイク」の販売終了により、日常用途はもちろん、レジャー用途など多用途に使える新ジャンルの軽自動車として、「タント」のアクティブモデルとして新モデル「FUNCROSS(ファンクロス)」を設定することで「ウェイク」の用途を補う。
新モデル タント「Fun Cross(ファンクロス)」
新モデルとなるタント「Fun Cross(ファンクロス)」はクロスオーバーデザインを採用しタフさを強調したデザインとなる。ルーフレール、防水加工ラゲッジルーム、シート、オレンジ内装アクセントを採用する。
スペック | ウェイク | タント |
---|---|---|
全長 | 3,395mm | 3,395mm |
全幅 | 1,475mm | 1,475mm |
全高 | 1,835mm | 1,755〜1,775mm |
ホイールベース | 2,455mm | 2,460mm |
エンジン | 直3 DOHC 660cc | 直3 DOHC 660cc |
最高出力 | 38kW (52PS)/ 6,800rpm | 38kW(52ps)/ 6,900rpm |
最大トルク | 60Nm (6.1kgm)/ 5,200rpm | 60Nm(6.1kgm)/ 3,600rpm |
トランス ミッション | CVT | CVT |
駆動方式 | 2WD/4WD | 2WD/4WD |
JC08モード燃費 | 25.4km/L(2WD) 23.2 km/L(4WD) | 27.2km/L(2WD) 25.4km/L(4WD) |
車両重量 | 990kg(2WD) 1070kg(4WD) | 880kg(2WD) 970kg(4WD) |
ウェイクについて
「ウェイク」は軽自動車としてはとてもインパクトのあった車種だと思います。当時、コンセプトカーとして登場した「DECA DECA」は話題性が強く。その後でた「ウェイク」はCMキャラクターには玉山鉄二さん、中島広稀さんと共に話題となりました。しかし、両側スライドドアのダイハツ車は「タント」「ムーヴキャンバス」「トール」商用利用であれば「アトレー」「ハイゼットカーゴ」などもあり、ある意味で中途半端なモデルとなってしまったのかもしれない。
ダイハツ タント
https://www.daihatsu.co.jp/lineup/tanto/
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