メルセデスベンツは新型Bクラスのフルモデルチェンジを行い日本では2019年6月6日した。C型セグメントのハッチバック型に分類される。日本車のトヨタ「カローラ」マツダ「MAZDA3」スバル「インプレッサスポーツ」と比較してみた。
新型Bクラスについて
新型Bクラスはルノー日産とダイムラー共同開発の新前輪駆動プラットフォーム、「MFAⅡプラットフォーム」FF/AWDを採用し軽量化と剛性のupする。
先代モデルよりも全長を約55mm拡大、ボディサイズを拡大した。ベースとなっているAクラス(W177)より全高は120mmほど高くなっている。Cd値は0.24と、先代モデルの0.25と比べて向上している。更にルール形状を改めリアのヘッドスペースを拡大し、リアドアの開口部を広げるなど、快適性や使い勝手を改善する。旧型に比べデザインは伸びやかにフロントとリアまで曲線的につなぐルーフラインとなり、車体全体が低くスポーティに感じられ、少し下に乗っているような感覚となるだろう。
メルセデス・ベンツ 新型 Bクラス フルモデルチェンジ 2019年6月6日発売
新型カローラスポーツについて
トヨタは新型オーリス / オーリスハイブリッドの3代目となるフルモデルチェンジを行い米国では新型「カローラハッチバック」として、日本では新型「カローラスポーツ」として2018年6月26日発売。
トヨタカローラ店を通じて販売を開始。2018年8月2日にカローラ スポーツに6速マニュアルトランスミッション(6速MT)搭載車を新設定し発売を開始した。
TNGA(Toyota New Global Architecture)(GA-Cプラットフォーム)と呼ばれる新開発のプラットフォームを採用することによって、旧型モデルよりも広い室内空間を得ることが可能。高い空力性能を実現するなど、新開発のプラットフォームを採用により「低重心化」「ボディ剛性がUP」し旧型モデルから大幅な進化を果たす。
トヨタ 新型 カローラスポーツ ハイブリッド オーリス フルモデルチェンジ TNGA採用 2018年6月26日発売
トヨタ 新型 カローラスポーツ 一部改良 2019年9月発売
新型Bクラス VS 新型カローラスポーツ ボディサイズ比較
スペック | 新型Bクラス | 新型カローラスポーツ |
---|---|---|
全長 | 4,419mm~4,426mm | 4,375mm |
全幅 | 1,796mm | 1,790mm |
全高 | 1,541~1,562mm | 1,460mm |
ホイールベース | 2,729mm | 2,640mm |
新型Bクラス VS 新型カローラスポーツ ターボモデル比較
スペック | 新型Bクラス | 新型カローラスポーツ |
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エンジン | 直列4気筒1.4L ターボエンジン | 直列4気筒 DOHC 1.2L 直噴ターボエンジン |
最高出力 | 100kW(136PS)/ 5,500rpm | 85kW(116ps)/ 5,200-5,600rpm |
最大トルク | 200Nm/ 1,460~4,000rpm | 185Nm(18.9kgm)/ 1,500-4,000rpm |
トランスミッション | 7速DCT | 6iMT/CVT |
駆動方式 | 2WD(FF) /4WD | 2WD/4WD |
JC08モード燃費 | - | 17.2~19.6km/L |
WLCTモード燃費 | 15.0km/L | 15.2~16.4km/L |
価格 | 3,840,000円 | 213万8400円〜 241万9,200円 |
新型Bクラス VS 新型 MAZDA3
マツダは「アクセラ」 セダン/ハッチバックのフルモデルチェンジを行い、2019年5月24日に発売する。今回から新世代商品第一弾とし全世界共通で車名を「MAZDA3」改名した。マツダの新世代技術「SKYACTIV TECHNOLOGY(スカイアクティブテクノロジー)」と世界初となる「SPCCI(火花点火制御圧縮着火)」採用した次世代ガソリンエンジン「SKYACTIV-X」デザインテーマ「魂動(こどう)-Soul of Motion」を全面的に採用 車両構造技術「SKYACTIV-Vehicle Architecture(スカイアクティブ・ビークル・アーキテクチャー)」を採用。全方位で洗練されたダイナミック性能を実現。新型「MAZDA3」からの新たな技術投入する。
新型Bクラス VS 新型 MAZDA3 ボディサイズ比較
スペック | 新型Bクラス | 新型MAZDA3 |
---|---|---|
全長 | 4,419mm~4,426mm | 4,460mm |
全幅 | 1,796mm | 1,795mm |
全高 | 1,541~1,562mm | 1,440mm |
ホイールベース | 2,729mm | 2,725mm |
新型Bクラス VS 新型 MAZDA3 ターボモデル比較
スペック | 新型Bクラス | 新型MAZDA3 |
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エンジン | 直列4気筒1.4L ターボエンジン | 2.0L 直列4気筒 エンジン |
最高出力 | 100kW(136PS)/ 5,500rpm | 114kW(155ps)/ 6,000rpm |
最大トルク | 200Nm/ 1,460~4,000rpm | 196Nm(20.0kgm)/ 4,000rpm |
トランスミッション | 7速DCT | 6速AT |
駆動方式 | 2WD(FF) /4WD | 2WD |
JC08モード燃費 | - | - |
WLCTモード燃費 | 15.0km/L | 15.8km/L |
価格 | 3,840,000円 | 2,470,000円〜 2,719,200円 |
マツダ 新型 MAZDA3 アクセラ フルモデルチェンジ SKYACTIV-X搭載 2019年5月24日発売
https://car-repo.jp/blog-entry-1042.html
新型Bクラス VS 新型インプレッサスポーツ
旧型モデルは5代目で2016年10月に発売された。旧型インプレッサはマイナーチェンジを行いC型として2018年10月11発表、11月2日発売開始。次世代プラットフォーム「Subaru Global Platform(SGP)」を採用。国産車で初となる「歩行者保護エアバッグ」を全車標準搭載。スバル アイサイトver.3 全車標準搭載。
新型Bクラス VS 新型インプレッサスポーツ ボディサイズ比較
サイズ | 新型Bクラス | 新型インプレッサスポーツ |
---|---|---|
全長 | 4,419mm~4,426mm | 4,460mm |
全幅 | 1,796mm | 1,775mm |
全高 | 1,541~1,562mm | 1,480mm |
ホイールベース | 2,729mm | 2,670mm |
乗車定員 | 5名 | 5名 |
新型Bクラス VS 新型インプレッサスポーツエンジン比較
スペック | 新型Bクラス | 新型インプレッサスポーツ |
---|---|---|
エンジン | 直列4気筒1.4L ターボエンジン | 1.6L水平対向4気筒 DOHC |
最高出力 | 100kW(136PS)/ 5,500rpm | 85kW(115ps)/ 6,200rpm |
最大トルク | 最大トルク200Nm/ 1,460~4,000rpm | 148Nm(15.1kgm)/ 3,600rpm |
トランスミッション | 7速DCT | 6AT (リニアトロニック) |
駆動方式 | 2WD(FF)/4WD | AWD (4WD) |
JC08モード燃費 | – | 18.2km/L |
WLTPモード燃費 | 15.0km/L | – |
価格 | 3,840,000円 | 192万2,400円〜 216万円 |
スバル 新型 インプレッサ マイナーチェンジ C型 オートビークルホールド機能搭載 2018年10月11発表、11月2日発売
最後に一言
いかがですか?新型Bクラスのライバル車たちは各社の特色を活かした魅力的なモデルであることは間違いない。現在ガソリンターボモデルとディーゼルターボのみのラインアップであり各社の比較をしたが燃費面では他社と比較して差がない。価格面では国産車の方が割安ではあるが、Bクラスには「安全運転支援システム「インテリジェントドライブ」」や「インフォテイメントシステム「MBUX(メルセデス・ベンツ ユーザーエクスペリエンス)」」を搭載しており、決して高いとも言い切れない。C型セグメントではストレスや疲労軽減は間違えなく、Bクラスがトップである。参考にして頂けたら幸いです。
mazda3
https://www.mazda.co.jp/cars/mazda3/
カローラスポーツ
https://toyota.jp/corollasport/
インプレッサスポーツ