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スバル 新型 WRX STI フルモデルチェンジ & 新型 BRZ 最新情報まとめ【2026年版】ハッチバック復活・6MT・DCCD・電動化の全貌

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スバルが誇るスポーツカーの2大看板、「WRX STI」と「BRZ」が今まさに歴史的な転換点を迎えています。2025年10月に開催されたジャパンモビリティショー(JMS 2025)でのコンセプトカー公開を皮切りに、2026年の限定6MTモデル販売開始など、スバルファンが長年待ち望んできたニュースが次々と現実のものとなりつつあります。

2026年6月6日のスーパー耐久シリーズ2026第3戦にて、「現在3つのMTモデルを開発中」であることを発表しました。

本記事では、新型WRX STIのフルモデルチェンジ詳細から、新型BRZの電動化・AWD化の方向性まで、最新情報を網羅的にまとめています。

目次

新型WRX STI フルモデルチェンジの概要:ハッチバックが復活します

現行のWRX S4(VBH型)は2021年11月に登場した4ドアセダンであり、CVTのみを搭載する「走れるファミリーカー」的な立ち位置として一定の評価を得てきました。しかしWRXシリーズの本来のDNAである「ハッチバック×MT×DCCD」という組み合わせを愛するコアなファンにとっては、長らく物足りない状況が続いていました。その状況を打破するべく、スバルが動き出したのが2025年からの一連の動向です。

Performance-B STI concept
Performance-B STI concept

特許庁(JPO)のデータベースには2025年に入ってから複数の新型WRX関連の意匠・商標出願が確認されており、これが新型WRX STIフルモデルチェンジの現実味を大きく高めています。スバル社内のタイムラインによれば、2026年12月を目標に新型WRX STIの正式発売が計画されており、WRXシリーズにとって約7年ぶりとなるハッチバックスタイルの復活が有力視されています。

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Performance-B STI Concept:新型WRX STIの方向性を示すコンセプトカー

2025年9月29日、スバルはJMS 2025(ジャパンモビリティショー2025)に先駆けて「Performance-B STI Concept(パフォーマンスB STIコンセプト)」を初公開しました。「B」はBOXER(水平対向エンジン)を意味しており、スバルが電動化時代においても内燃機関(ICE)の走りを追求し続けるという強いメッセージを込めたモデルです。同展示会では翌月の2025年10月30日に「Performance-E STI Concept」も公開されており、「E(Electric)」すなわち電動モデルとの2本立てで未来のSTI像が示されました。

Performance-B STI concept
Performance-B STI concept

ボディサイズはWRX S4(全長4,670mm、全幅1,825mm、全高1,470mm)に対し、全長4,545mm・全幅1,886mm・全高1,495mm・ホイールベース2,665mmと、全長が125mm短く全幅が61mm広い、まさに往年のWRC参戦マシン(GDB/GRB型インプレッサ)を彷彿とさせるコンパクト&ワイドなスタンスとなっています。この数値だけでもWRXファンの心を揺さぶるに十分な内容です。

注目すべきメカニズムとして、Performance-B STI Conceptには以下の装備が確認または示唆されています。

  • ブリヂストン ポテンザ RE-71RS 255/40R18 タイヤ+BBS製18インチ STIアルミホイール
  • 前後6ポット/2ポット大型キャリパー採用のブレーキシステム
  • **DCCD(ドライバーズコントロールセンターデフ)**搭載の電子制御AWD
  • 6速マニュアルトランスミッション(TY85型):WRX S4のCVT(SPT)から完全刷新、WRC由来のギヤボックス技術を継承するとされています
  • STIチューニングの足回りと専用ボディ剛性パーツ群

このうちDCCDと6MTの組み合わせは、旧WRX STI(GC/GD/GRB/VAB型)以来となる正統派スポーツカーとしての復活を意味しており、スバルがWRX STIをただのスポーツセダンではなく「操る喜びを全身で感じるドライバーズカー」として再定義しようとしている姿勢が伝わってきます。

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予想スペック:新型WRX STI(市販版)の性能はどうなるのでしょうか

現時点では市販版のスペックは未公開ですが、複数の情報筋と北米参考車両「HiPerfX2(High Performance X Version II)」のデータを合わせると、以下のような方向性が浮かび上がってきます。

HiPerfX2は2026年のST-Qクラスに投入された競技ベース車であり、Performance-B STI Conceptの5ドアハッチバック版に相当するとされています。そのスペックは次の通りです。

  • 全長:4,514mm(従来比+24mm)
  • ホイールベース:2,675mm(WRX S4同等)
  • エンジン:2.4L 水平対向4気筒ターボ(FA24型)
  • 最高出力:364PS(268kW)/359hp
  • 最大トルク:475Nm(350 lb-ft)
  • トランスミッション:6速MT
  • 駆動方式:AWD(シンメトリカルAWD)
  • 燃料:ENEOS E20対応

注目すべきはエンジン出力であり、WRX S4の275PS・350Nmから大幅に引き上げられた364PS・475Nmという数値は、市販版WRX STIの出力レンジを大きく塗り替えるものです。ただし、このスペックはあくまで競技向けの参考値であり、市販モデルは排出ガス規制や耐久性の観点から調整される可能性が高いです。市販版の最高出力は概ね350〜400ps前後になると予想されています。

価格についても、DCCDや6MT、STI専用装備を考慮すると600万〜700万円台になる可能性があり、スバルの現行スポーツモデルの中でも最上位に位置付けられると見られています。

WRX STI Sport♯(シャープ):フルモデルチェンジへの"橋渡し"となる限定モデル

フルモデルチェンジを前に、スバルは2026年1月の東京オートサロン2026で「WRX STI Sport♯(シャープ)」を公開し、2026年4月9日に正式発表・抽選受付を開始しました。これは現行WRX S4(VBH型)をベースに、STIがコンプリートカーとして仕上げた600台限定の特別仕様車であり、現行WRXに日本仕様として初めて6速MTを搭載した歴史的な1台でもあります。

WRX STI Sport♯
WRX STI Sport♯

メカニズムの核心は、2.4L直噴ターボエンジン(FA24型)と6速MTの組み合わせです。MT搭載に際しエンジンセッティングはCVT仕様の275PS/38.2kgmから275PS/35.7kgmに変更され、6速MTのキャラクターに最適化されています。さらにピストン・コンロッド・クランクシャフトのバランス公差を徹底的に低減した「バランスドエンジン」が採用されており、スムーズな高回転フィールが実現されています。

専用装備の充実ぶりも特筆に値します。足回りにはSTIチューニングを施したZF製電子制御ダンパー、ブレーキにはゴールド塗装のbrembo製18インチ対向6ポット(フロント)・2ポット(リヤ)キャリパーとドリルドディスクローターを採用しています。タイヤはブリヂストン ポテンザ S007(245/35R19)とマットグレー塗装の19インチアルミホイールの組み合わせとなっています。内装にはRECARO製フロントシート(STIロゴ入りウルトラスエード、ブラック/イエローパーフォレーション)を採用し、スポーツカーとしての高揚感を演出しています。

ボディカラーはWRブルー・パール、セラミックホワイト、そして限定設定のサンライズイエロー(5万5,000円高)の3色です。価格は税込6,105,000円(税抜5,550,000円)と設定されており、抽選倍率は10〜15倍を超えたとも伝えられており、スバルファンのMT復活への渇望の大きさを改めて示した形となりました。

このモデルはあくまでWRX S4ベースの「コンプリートカー」であり、真のWRX STIフルモデルチェンジ版ではありませんが、スバルがDCCDを除く6MTのフィールと実力を市場で確認するための"テストベッド"的な役割も担っていると見ることができます。

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WRX S4の最新ラインアップと今後のモデルサイクル

現行WRX S4は2026年9月を目途にマイナーチェンジまたは生産継続が予定されています。2024年12月の改良では特別仕様車「STI Sport R-Black Limited」の設定やボディカラー変更(ギャラクシーパープルパール新設、ソーラーオレンジ廃止)が行われ、2025年5月には500台限定のSTIコンプリートカー「S210」(最高出力300PS)も設定されました。現行ラインアップの価格帯は次の通りとなっています。

  • WRX S4 GT-H EX:447万7,000円
  • WRX S4 STI Sport R EX:502万7,000円
  • 特別仕様車 STI Sport R-Black Limited:530万2,000円
  • 限定車 WRX STI Sport♯:610万5,000円(600台・抽選)

フルモデルチェンジ後のWRX STIは現行S4の価格帯を大きく上回る可能性が高く、STIコンプリートカーとして位置付けられれば最終的な車両価格は700万円台にも達するとの予測もあります。

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新型WRX STIのタイムライン:これまでの動きと今後の予定

スバルの新型WRX STI開発プロセスは、以下のような流れで進行してきました。

  • 2025年9月:Performance-B STI Conceptが国内初公開
  • 2025年10月(JMS 2025):Performance-B STI Concept・Performance-E STI Conceptが正式展示、DCCD・6MT搭載の方向性が明示
  • 2026年3月10日:北米向けHiPerfX2の諸元・仕様が公開
  • 2026年3月:HiPerfX2がST-Qクラスで競技参戦(4台)
  • 2026年4月9日:WRX STI Sport♯(600台限定)を正式発表・抽選受付開始
  • 2026年5月〜6月(CTO時期):スバル社内でのWRX STI市販化プロジェクト本格始動
  • 2026年9月(予定):WRX S4が継続改良
  • 2026年12月(目標):新型WRX STI 正式発売

その先のロードマップとしては、2027〜2028年に向けてSTIコンプリートカーの追加、さらに2028〜2029年を目標に次世代電動化モデルへの展開が示唆されています。

新型BRZ フルモデルチェンジの方向性:電動化×AWD化の衝撃

WRX STIと並んでスバルスポーツカーの両輪をなすBRZも、大きな変革が近づいています。現行2代目BRZ(ZD8型)は2021年登場のFRスポーツカーとして高く評価されていますが、次世代BRZはトヨタGR86との協業関係を維持しつつも、スバル独自の方向性を打ち出す可能性があります。

Performance-E STI concept
Performance-E STI concept

JMS 2025でスバルが公開した「Performance-E STI Concept」は、まさにその方向性を示唆するBEV(純電気自動車)ベースのコンセプトカーです。主要諸元は以下のように伝えられています。

  • モーター最高出力:約300PS
  • 0-100km/h加速:約4秒
  • 航続距離:約400km
  • 駆動方式:AWD(電動モーター前後配置による4WD)

現行BRZがFRであることと対比して、Performance-E STI ConceptはAWDを採用している点が大きなトピックです。スバルらしいシンメトリカルAWDの思想を電動化時代に引き継ぐ形となっており、コーナリング性能や悪天候での安定性が大幅に向上することが期待されます。

一方、ICEベースのコンセプトカー「Performance-B STI Concept」はBRZへの応用についても検討されており、こちらは2.4L水平対向4気筒ターボ(FA24型)搭載・280PS・350Nm・AWD・MTというスペックを持っています。従来のBRZがNAエンジン+FRを堅持してきたことを考えると、これはBRZのキャラクターを根本から変える可能性を秘めた構成です。

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新型BRZと現行GR86:プラットフォームとエンジンの分岐点

現在のBRZとGR86はトヨタ・スバルが共同開発したプラットフォームとFA24型水平対向4気筒NAエンジン(2.4L、235PS)を共有しています。次世代では協業関係に変化が生じる可能性があり、特にGR86がトヨタ独自の1.6L 4気筒ターボエンジン(G16E-GTS型、272HP)を採用するとの情報もあります。

これに対してスバルの新型BRZは以下のいずれかのパワートレインを採用することが想定されます。

  • 2.4L水平対向4気筒ターボ(FA24型)搭載のICEモデル(AWDまたはFR)
  • BEV(電動モーター)モデル(Performance-E STI Concept方向)

予想価格帯は標準グレードで350万円前後、STIグレードで450万〜500万円前後と見られており、現行モデルと比較してSTI仕様の価格が大幅に上昇する可能性があります。

スバルの幹部は複数のメディアインタビューで「STIブランドは消えない」と明言しており、たとえ電動化が進んでもSTIの走り哲学を体現したモデルが引き続きラインアップされることは確実です。

新型BRZのタイムライン(予想)

  • 2025年10月(JMS 2025):Performance-E STI Conceptを世界初公開
  • 2026年:次世代BRZ開発プロジェクトの詳細が明らかになる見込み
  • 2027年:新型BRZ デビューまたはプレビューの可能性
  • 2027〜2028年:新型BRZ 日本・北米市場での正式発売が有力

なお、米国のEdmundsおよびSubaru of Americaはすでに2027年モデルのBRZの価格情報(36,140〜38,770ドル)を公開しており、現行プラットフォームを継続した小改良版が2027年モデルとして継続販売されつつ、次世代フルモデルチェンジは2028年以降になるとの見方も根強くなっています。


WRX STI vs GRB:なぜ今ハッチバックなのでしょうか

スバルWRX STIの歴史を振り返ると、その黄金期はGC型(初代)・GD型(2代目)・GRB型(3代目)という5ドアハッチバックをラインナップに持つ時代と完全に重なります。世界ラリー選手権(WRC)での連覇をはじめとするモータースポーツでの栄光も、主にこの時代のハッチバックモデルが担ってきました。4ドアセダンのVAB型(4代目)が2014年に登場して以降、コアなSTIファンの間では「ハッチバックWRX STIの復活」が最大の要望として挙げられ続けてきた経緯があります。

Performance-B STI Conceptが5ドアハッチバックのシルエットを持ち、サイズ感もGRB型に近い数値を示している事実は、スバルがそのファンの声を真剣に受け止めていることを示しています。単なるノスタルジーではなく、コンパクトで幅広のボディはダウンフォース効率や重量バランスの観点からも理にかなっており、新世代のWRX STIが走行性能面でも現代のスポーツカー市場で勝負できるポテンシャルを持つことを予感させます。


スバルの電動化戦略とSTIの未来:ボクサーエンジンは消えるのでしょうか

スバルは2025年、「Driving the Subaru Difference」を中期経営方針のキーワードに掲げ、電動化と内燃機関の両立という独自路線を打ち出しています。Performance-E(電動)とPerformance-B(ボクサー)という2つのコンセプトが並立して存在することは、スバルがどちらか一方に舵を切ることなく、ユーザーの選好や規制環境の変化に応じてラインアップを構成する意図があることを示唆しています。

スバルのCTOは2025年6月の会見で「水平対向エンジンの魅力は電動化時代においても色褪せない」と発言しており、少なくとも2028〜2030年代前半にかけてはFA24型エンジンをベースにしたターボスポーツカーが存続することが確認されています。一方で長期的な展望として2028年以降の次世代モデルでは電動化の比率が高まるとも予想されており、BRZをはじめとするスポーツカーラインアップの電動化は現実の問題として計画されつつあります。

スバルファンとして最も希望が持てるシナリオは、ICEの「WRX STI(DCCD+6MT搭載)」と電動AWDの「新型BRZ(Performance-E系)」という2本柱がしばらく並立することであり、現在のスバルの動向はその方向性に沿って進んでいるように見えます。

まとめ:スバルスポーツカーの2026〜2028年は「最も熱い時代」になります

2026年12月を目標とする新型WRX STIのフルモデルチェンジ、そして2027〜2028年に向けた新型BRZの登場は、スバルスポーツカーの歴史において一つの大きなエポックとなる可能性が高いです。5ドアハッチバックの復活、DCCD搭載6MTの再登場、364PS超の出力引き上げ、そしてBRZのAWD・電動化という変革の波は、長年スバルを支持してきたファンにとっても、初めてスバルスポーツカーを手にしようとする新世代のユーザーにとっても、心躍る選択肢をもたらすことになります。

最新情報は随時スバル公式サイト(subaru.jp)および各種発表イベントにてアップデートされる予定ですので、引き続き動向から目が離せない状況が続きます。


本記事の情報は2026年6月時点のものです。発売日・スペック・価格等は今後変更される可能性があります。正式な情報はスバル公式発表をご確認ください。

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この記事を書いた人

KAZUのアバター KAZU 編集長

自動車専門メディア『最新自動車情報』編集長のKAZU。IT企業から独立後、自動車専門サイト『最新自動車情報』を立ち上げ、編集長として12年間運営に携わってまいりました。これまでに、新車・中古車、国産車(日本車)から輸入車(外車)まで、あらゆるメーカーの車種に関する記事を6,000本以上執筆。その経験と独自の分析力で、数々の新型車種の発表時期や詳細スペックに関する的確な予測を実現してきました。『最新自動車情報』編集長として、読者の皆様に信頼性の高い最新情報、専門的な視点からの購入アドバイス、そして車(クルマ)の奥深い魅力をお届けします。後悔しない一台選びをしたい方、自動車業界のトレンドをいち早く知りたい方は、ぜひフォローをお願いいたします。

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