トヨタとKINTOは、新しいクルマのサブスクリプションサービスとして「KINTO Unlimited」を本日立ち上げ、新型プリウスの一部グレード(「KINTO Unlimited」専用)よりご提供を始める。「KINTO Unlimited」の価格は「プリウス」の記者発表日に合わせて発表する。「アップグレード」と「コネクティッド」のご提供開始に向けて、2023年2月を目途に、「KINTO Unlimited」専用のアプリを公開する。
新サブスクサービス「KINTO Unlimited」
「KINTO Unlimited」では、KINTOがご提供するサブスクリプションサービスをベースに、新たに、クルマをお届けした後の「進化」と「見守り」を通じてクルマの価値を維持し、その分を、サブスクの月額利用料の引き下げにあらかじめ充てることにより、お客様が本サービスをリーズナブルにご利用いただけるようにする。新型プリウスの一部グレードよりご提供を始め、お客様からの反響などを踏まえて、今後、ほかの車種にも積極的に拡大する。
アップグレード
ご契約いただいたクルマに対し、ソフトウェアとハードウェアのアップグレードをご提供することにより、クルマをお届けした後の「進化」を実現。
ソフトウェア
OTA(Over The Air)を通じたソフトウェアの更新により、衝突被害軽減ブレーキをはじめとしたToyota Safety Senseを、その都度最新に「進化」させていきます<トヨタ初>。費用はサブスクの月額利用料に含めるため、お客様の追加のご負担は不要となります。
ハードウェア
ご契約いただいたクルマにあらかじめ施す「アップグレードレディ設計」<トヨタ初>を通じて、お客様のニーズに合わせたハードウェアの装備や機能の後付けを可能。「アップグレードレディ設計」では、配線の調整やセンサーの取り付けなど、アップグレードに必要な施工作業の大部分をクルマにあらかじめ織り込んでおくことで、実際に行う作業を簡素化させます。作業にかかる時間を大幅に短縮することにより、全国で施工のご対応が可能となり、アイテムの選択肢も広がるため、多くのお客様に「進化」をご提供。ハードウェアのアップグレードのご提供は2023年の年央から始めます。まずは、「ブラインドスポットモニター」や「パノラミックビューモニター」「ステアリングヒーター」などをラインアップ、今後、将来登場する装備や機能もその都度後付けいただけるように、アイテムの拡充を進めていく。費用のお支払いは、アイテムごとに、「一括」もしくは、手軽にご利用いただけるように、「サブスクの月額利用料への加算」の2つの方法からお選び。
コネクティッド
トヨタのコネクティッド技術を用いてお客様が運転する際のデータを収集・分析することにより、お客様とクルマ双方の「見守り」を実現。
コネクティッドドライブトレーナー
コネクティッドサービス「T-Connect」を通じて、アクセルやブレーキの踏み方などの基本的な挙動に加え、ハンドル操作やウィンカーを出すタイミングなど、細部にわたるお客様の運転データを収集・分析することで、お客様ごとに異なる安全な運転や燃費の向上につながるポイントを、専用のアプリを通じてアドバイスします。なお、当面、実証実験と位置づけるため、費用は追加でご負担いただく必要はなく、将来的に、サブスクの月額利用料に含めてご提供。
コネクティッドカーケア
通常、定期的に交換するエンジンオイルの劣化の度合いが、走行距離や運転の仕方、外部環境などにより異なる点に着目し、お客様の運転データをもとにオイルの状態を把握する独自の技術を開発しました。これにもとづき、従来、一定の「期間」や「距離」を踏まえてご提供してきたエンジンオイルの交換を、専用のアプリやディスプレイオーディオなどを通じて、クルマごとの「使用状況」に合わせたタイミングでご提案。
エンジンオイルの交換のご提案から始め、その後、メニューを拡充。費用はサブスクの月額利用料に含めるため、お客様の追加のご負担は不要とした。
新サブスクサービス「KINTO Unlimited」について思うこと
筆者も初期の「Toyota Safety Sense P」 2世代の「Toyota Safety Sense」も使ってきたが、やはり進化していると感じる。筆者は乗り換えてきたから感じられる進化であった。今回の「KINTO Unlimited」ソフトウェアとハードウェアのアップグレードを提供するということでとても素晴らしいサービスだと感じた。コネクテッドサービスも現代的で先進性を感じることができる。開始する段階なので1つ不満点とすると、新型プリウスの一部グレードよりご提供を始めることである。個人的にはどのグレードであっても同様の仕様で、更に「KINTO Unlimited」でしか購入できないグレードでないことが望ましいと筆者は思う。
今すぐには難しいと思いますし、コストアップになりますが、どのグレードでも、このクルマにあらかじめ施す「アップグレードレディ設計」やOTAアップグレードを受けられることで町中の車が最新の安全装備を採用することで事故が1件でも減ることが望ましいと筆者は思います。
トヨタニュースリリース