BYDは新型ハイエンド e-Sedan「SEAL(シール)」のヨーロッパモデルを2023年9月5日に発表した。ドイツのミュンヘンで2023年9月5日から開催されるIAAモビリティ2023で公開した。ヨーロッパでは年末までに現地市場に投入される。「SEAL」は、「DOLPHIN」と同じく海からのインスピレーションを得ており、スポーティーかつエレガントなデザインを特徴としたEVセダン。
BYD 「SEAL(シール)」最新技術を結集したハイエンドe-Sedan について
「シール」は非常に重要な車両となる。私たちがすでによく知っているBYD「Atto 3」や「Dolphin」と同じBYDが独自開発した「ブレードバッテリー」を搭載したEV専用のプラットフォーム「e-Platform 3.0」を共有する、これら2つとは異なり、ブランドの「Cell-to-Bodyテクノロジー」を使用する最初のBYDモデルです。これは、バッテリーが車両構造内に組み込まれていることを意味し、安全性が向上する。
バッテリーに関して言えば、それはBYDの高度なBladeバッテリーで、正極材料としてリン酸鉄リチウムを使用しており、コバルトを100%含んでいません。ヨーロッパで納入されるモデルには、82.5kWh のバッテリーパックが搭載されていますが、より小型の61kWhパックも搭載されている。
ヨーロッパにおける「シール」シリーズのベースとなるのはデザインバージョンで、後輪に230kW (308hp) を発生する単一の電気モーターを装備、0-100km/h加速5.9秒。WLTP航続距離570kmも確保。シリーズの最上位に位置するのは、2つの電気モーターを搭載、合計390kW(523hp)を発揮する「Seal Excellent-AWD」。バージョンでは、0-100km加速3.8秒かかり、WLTP航続距離520km走行。どちらのバージョンにも、11kW 三相オンボード AC充電器が標準装備、150kW DC高速充電をサポート。つまり、バッテリーを26分で30%から80%まで充電できる。
シールはDセグメントで競合し、テスラ モデル3と直接競合。ホイールベース2,920mmで、乗員に十分なスペースを提供し、トランクには400Lの荷物容量があり、フランクにはさらに53Lの荷物が追加。高い安全性と長い航続距離を誇るBYDの最先端技術が結集された「SEAL」が、EVの新しい選択肢となることを期待している。
▼詳しくはこちらの記事にまとめましたので参考にしてみて下さい。
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