レクサスは新型「IS」のマイナーチェンジを行い2025年に発売すると予想されています。ISシリーズは2013年5月16日から発売を開始しており、丸12年目でのマイナーチェンジとなります。2度目のマイナーチェンジを2020年11月5日にしており、丸5年となるタイミングで3度目のマイナーチェンジが行われることになります。次期型は、一体どんなモデルになるのか、詳しく解説します。
レクサス 新型 IS マイナーチェンジ エクステリア について
ISはマイナーチェンジによりエクステリアをデザインの変更、RXから採用されているスピンドルボディ、グリル形状を変更してイメージを一新します、RXに似たリアテールランプの形状もより立体的な形状に変更、リアはウィンカーをLED化、最近のレクサス車と同様に、LEXUSロゴをリアに配置すると予想されいます。
レクサス 新型 IS マイナーチェンジ インテリア について
インテリアでは、より質感と操作性を高め、LBXでも採用されているLEXUSの最新デザインを取り入れた「12.3インチフル液晶メーター」が設定されています。マルチメディアシステムとコネクティッドサービスも刷新され、新たにタッチディスプレイが採用されました。ナビゲーションディスプレイは「10.3インチワイドディスプレイ」から「12.3インチタッチワイドディスプレイ」に大型化され、最新のコネクテッドナビが導入されています。また、新デザインの「シフトノブ」やその周辺の仕様も変更されると予想されます。
レクサス 新型 IS マイナーチェンジ 安全装備 について
第3世代の「次世代Lexus Safety System+ 」を全車に標準搭載します。「プロアクティブドライビングアシスト」「アドバンストパーク」「アドバンストドライブ(渋滞時支援)」機能が搭載されます。
レーザーレーダーとカメラを用いて優れた認識性能・信頼性を確保するとともに、衝突回避支援型PCS、LDA、AHBをパッケージ化。高速域まで対応する衝突回避支援/被害軽減性能を確保している。
昼間の自転車や夜間の歩行も検知可能となった「プリクラッシュセーフティ」や、前方車両との車間距離を一定に保つ「レーダークルーズコントロール」の作動時に、車線維持に必要なステアリング操作を支援する「レーントレーシングアシスト(LTA)」を搭載。ソフトウェアアップデートOTA(無線通信)により、販売店へ入庫することなく先進安全装備の性能向上のためのソフトウェア更新を可能。
歩行者検知機能付衝突回避支援型プリクラッシュセーフティ(PCS)レーザーレーダーとカメラを用いて前方の障害物を検知し、衝突の危険がある場合、まずドライバーにブザーとディスプレイ表示で警報を出すことでブレーキを踏むように促す。ドライバーが衝突の危険に気づいてブレーキを踏んだ場合、強力なブレーキアシストが作動。また、仮にブレーキを踏まなかった場合でも、例えば、停止車両に対し自車の速度が30km/hの場合は、自動ブレーキにより約30km/hの減速を行い、衝突回避を支援。自動ブレーキは約10~80km/hの幅広い速度域で作動し、実際に発生している追突事故の80%以上に対応。歩行者に対しては夜間でも同じく約10km/h~80km/hの範囲でPCSの自動ブレーキが作動するようになった。
ロードサインアシスト(RSA) 検知対象を拡大し、ほか、また、道路脇にある「制限速度」「一時停止」「進入禁止」「はみ出し禁止」といった主要な交通標識を読み取ってインパネに表示する。
レーンディパーチャーアラート(LDA)カメラによって走行車線の白線や黄線を認識し、車線逸脱の可能性を検知した場合にはブザーとディスプレイ表示でドライバーに警報を出すことで、車線逸脱による衝突事故の回避を支援。
アダプティブハイビームアシスト(AHS) LEDの点灯・消灯を細やかに制御することで、先行車や対向車に光が当たる部分だけを自動的に遮光できるシステムです。ハイビームを保持したまま走行できる頻度を高めて、夜間の優れた視認性を確保。
レーダークルーズコントロール 先行車との車間距離の検知にミリ波レーダーを使用し、設定車速内で先行車の車速に合わせて速度を調節することで一定の車間距離を保ちながら追従走行できるレーダークルーズコントロールを採用。前方車両の車線変更をミリ波レーダーとカメラで検知し、よりスムーズな加減速制御を実現。トヨタはモビリティ社会の究極の願いである「交通事故死傷者ゼロ」を目指し、「統合安全コンセプト」に基づいた各種の安全装備・システムを研究・開発し、「より安全な車両・技術開発」に邁進するとともに、「交通環境整備への参画」「人に対する交通安全啓発活動」を通じ、交通安全への幅広い取り組みを強化している。
レーントレーシングアシスト(LTA)レクサス 新型LSシリーズに搭載されたレーントレーシングアシスト[LTA]を次世代 Toyota Safety Sense Pに初採用。 高速道路や自動車専用道路を走行中、レーダークルーズコントロールの作動時にレーントレーシングアシスト[LTA]のスイッチをONにすると車線維持に必要なステアリング操作支援を行う。
先行車発進告知機能 信号待ちや渋滞で先行車に続いて停止し、先行車の発進に気づかずそのままでいる場合には、ブザーとディスプレイ表示でお知らせ。
レクサス Lexus Safety System+ 搭載車種まとめ
レクサス 新型 IS マイナーチェンジ 予防安全装備
インテリジェントパーキングアシスト(巻き込み警報機能+バックガイドモニター機能+音声案内機能付)新機能追加。
インテリジェントクリアランスソナー(パーキングサポートブレーキ)アクセルの踏み間違いや踏みすぎなどで起こる衝突を緩和し、被害の軽減に寄与するシステム。車庫入れなどの運転時、静止物への接近を表示とブザーで知らせる「クリアランスソナー」に、静止物との接触を緩和する機能を追加。ソナーはコンビニなどのガラスもしっかり検知。低速走行時(15km/h以下)に進行方向にある静止物を検知している場合、ハイブリッドシステム出力を抑制し、さらに距離が縮まると自動的にブレーキをかける。
ドライブスタートコントロール シフト操作時における急発進を抑制し、衝突時の被害軽減に寄与。
緊急ブレーキシグナル(ハザードランプ点滅式)急ブレーキをかけると、ハザードランプが自動的に点滅。
デジタルインナーミラー 車両後部に取り付けたカメラの映像をルームミラーに表示する。
デジタルキー スマートフォンに専用のアプリケーションをインストールすることで、この機能を有する車両に対してスマートフォンをデジタルキーとして使用可能。スマートフォンを携帯していれば画面操作なしでロック、アンロック、エンジンスタートができ、所有するデジタルキーに対応した車が複数ある場合でも1台のスマートフォンだけで操作できる。スマートフォン間でデジタルキーの受け渡しが可能なため、家族や友人間で離れた場所での車両の貸し借りも容易に行える。
Advanced Park リモート機能付き 画面表示や音声・ブザー音による操作案内および、ハンドル、シフトポジション、アクセルとブレーキ操作を行うことにより、画面上で確認した目標駐車位置付近への後退駐車や縦列駐車からの出庫のアシスト。更に専用スマホアプリを用意されており車外から遠隔操作をして駐車を行うことが可能。
レクサス 新型 IS マイナーチェンジ パワートレイン について
パワートレインは見直しがおこなわれ、以前から噂されていたIS300とIS350が廃止となり、IS300hとIS500のみのラインナップとなると予想されます。
レクサス 新型 IS マイナーチェンジ スペック について
スペック | IS500 | IS300h |
---|---|---|
全長 | 4,760mm | 4,710mm |
全幅 | 1,840mm | 1,840mm |
全高 | 1,435mm | 1,435mm 1,440mm |
ホイールベース | 2,800mm | 2,800mm |
エンジン | 5.0L V8エンジン | 2.5L 直列4気筒 エンジン +モーター |
最高出力 | 352kW(479ps)/ 7,100rpm | 131kW (178ps) / 6,000rpm |
最大トルク | 535Nm(54.6kgm)/ 4,800rpm | 21Nm (22.5kgm) / 4,200~4,800rpm |
モーター 最高出力 | – | 105 kW(143ps) |
モーター 最大トルク | – | 300 Nm(30.6kgm) |
トランス ミッション | 8-Speed SPDS | 8-Speed SPDS |
駆動方式 | FR | FR |
乗車定員 | 5名 | 5名 |
レクサス 新型 IS マイナーチェンジ 価格 予想について
今回のマイナーチェンジで、価格上昇が行われており、円安や改良などの影響を受けると予想されます。およそ10万円から20万円ほど価格上昇を予想します。
ISシリーズ 2024年 現在の価格
グレード | エンジン | トランス ミッション | 駆動 方式 | 価格 (10%) |
---|---|---|---|---|
IS300h | 直列4気筒DOHC 2.5Lエンジン +モーター | 電気式 無段変速機 (THS II) | 2WD | 5,270,000円 |
4WD | 5,690,000円 | |||
IS300h “version L” | 2WD | 6,010,000円 | ||
4WD | 6,430,000円 | |||
IS300h “F SPORT” | 2WD | 5,810,000円 | ||
4WD | 6,230,000円 | |||
IS300h “F SPORT Mode Black Ⅲ” | 2WD | 6,310,000円 | ||
4WD | 6,730,000円 | |||
IS500 “F SPORT Performance | 5.0L V8エンジン | 8-Speed SPDS | 2WD | 8,500,000円 |
編集部から一言
現在のISシリーズは今や貴重なFRスポーツセダンです。2013年から発売され、マイナーチェンジや改良を行い続け、ついに3度目のマイナーチェンジとなりそうです。2020年の2度目のマイナーチェンジで大幅に改良され、当時の最新装備を多数採用していましたが、あれから既に4年が経過しているため現在のラインナップの中でも唯一ナビゲーションシステムが旧式であったり、安全装備も旧式が採用されている状態です。ISの販売を継続するのであれば、フルモデルチェンジまたはマイナーチェンジを行い、このあたりの改良は必ず近々行われます。今から新型「IS」の登場が楽しみですね。
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