レクサスRXは、ラグジュアリーSUVとして高い人気を誇る車種です。洗練されたデザイン、上質な乗り心地、そして先進の技術が融合した、まさにプレミアムSUVの代名詞と言えるでしょう。しかし、その一方で「RXは大きすぎる」という声も耳にすることがあります。
実際、レクサスRXのサイズは、全長4,890mm×全幅1,920mm×全高1,700~1,705mmと、国産SUVの中でもかなり大柄な部類に入ります。日本の道路事情や駐車場事情を考えると、そのサイズに不安を感じる方もいるかもしれません。
そこで今回は、レクサスRXのサイズ感について徹底的に検証していきます。本当に大きすぎるのか、それとも日本の道路環境でも問題なく運転できるのか、様々な角度から分析し、その魅力や注意点、そしてライバル車との比較などを詳しく解説していきます。
レクサスRXのサイズまとめ
サイズ感
- 全長4,890mm×全幅1,920mm×全高1,700~1,705mmと国産SUVの中でも大柄。堂々とした存在感。
- 全幅はBMW X5に次いで大きい。
- 全長は長めだが、フロントの見切りが良い
- 全幅はワイドだが、ミラーの見切りが良い
- 全高は高めだが、ルーフキャリア装着可能
- ホイールベースが長く、乗り心地抜群
- 最小回転半径は5.9mと小回りが利く。
運転支援システム
- 360度カメラシステム:狭い場所での取り回しや駐車をサポート
- 障害物検知センサー:接触事故のリスクを軽減
- 自動駐車アシスト機能:駐車が苦手な方でもスムーズに駐車可能
- レーンキーピングアシスト:車線の中央維持をサポート
- トラフィックアシスト:低速走行時に障害物を検知し自動ブレーキ
- ブラインドスポットモニター・デジタルインナーミラー:広い視野を提供し死角を減少
メリット
- 広々とした室内空間
- 優れた走行安定性
- 堂々とした存在感
注意点
- 狭い道でのすれ違い
- 立体駐車場の利用
- 洗車のしやすさ
選ぶ際のポイント
- サイズ感
- エンジンタイプ(ガソリン、ハイブリッド、PHEV)
- グレード(標準仕様、F SPORT、version L)
- オプション
レクサスRX:数字で見るサイズ感
まずは、レクサスRXの実際のサイズを見てみましょう。
最新モデルのRXは、
- 全長:4,890mm
- 全幅:1,920mm
- 全高:1,700~1,705mm
という堂々たる体格を誇ります。
これは、一般的なミニバンよりもわずかに短く、横幅はほぼ同じくらいです。
数字だけ見ると確かに大きく感じるかもしれません。しかし、レクサスRXは、そのサイズを感じさせない工夫と先進技術が凝縮されています。例えば、360度カメラや駐車支援機能などの最新技術は、狭い道や駐車時のストレスを大幅に軽減してくれます。
また、女性ドライバーにも優しいサポート機能も充実しており、誰もが安心して運転を楽しむことができます。
レクサスRXのサイズを様々な角度から検証
1. 全長・全幅・全高をライバル車と比較
まずは、レクサスRXのサイズ感を具体的に把握するために、ライバル車種と比較してみましょう。
車種 | 全長 | 全幅 | 全高 |
---|---|---|---|
レクサスRX | 4,890mm | 1,920mm | 1,705mm |
トヨタ ハリアー | 4,740mm | 1,855mm | 1,660mm |
BMW X5 | 4,935mm | 2,005mm | 1,745mm |
メルセデス・ベンツ GLE | 4,930mm | 1,955mm | 1,770mm |
アウディ Q5 | 4,680mm | 1,900mm | 1,660mm |
この表からわかるように、レクサスRXは全長、全幅ともにライバル車種と比べて遜色ないサイズです。特に全幅は、BMW X5に次いで大きい数値となっています。
2. 日本の道路事情におけるRXのサイズ感
日本の道路は、欧米諸国に比べて狭く、複雑な構造をしている場合が多いです。そのため、レクサスRXのような大型SUVを運転することに不安を感じる方もいるかもしれません。
しかし、RXは最小回転半径が5.9mと、その大きさの割に小回りが利きます。また、最新の運転支援システムが搭載されているため、狭い道や駐車場でも安心して運転することができます。
具体的には、以下の機能が役立ちます。
- パノラミックビューモニター:車両を真上から見下ろしたような映像を表示することで、周囲の状況を把握しやすくなります。
- パーキングサポートブレーキ:駐車時の衝突を回避または軽減するシステムです。
- レーンキーピングアシスト:車線を逸脱しそうになると、ステアリング操作を支援して車線内に戻してくれる機能です。
これらの機能を活用することで、日本の道路環境でもRXを快適に運転することができます。
3. 駐車場での取り回しやすさ
大型SUVにとって、駐車場での取り回しは大きな課題です。しかし、RXは前述の運転支援システムに加えて、以下の機能が搭載されているため、スムーズな駐車をサポートしてくれます。
- パーキングアシスト:ステアリング操作を自動で行い、駐車を支援する機能です。
- リモートパーキング:車外からスマートフォンで操作して、駐車や出庫を行うことができます。
これらの機能を活用することで、狭い駐車場でもストレスなく駐車することができます。
大きすぎる? そんなことはありません!
レクサスRXが「大きすぎる」と感じる理由の一つに、日本の道路や駐車スペースの狭さがあります。確かに、全幅1,920mmというサイズは、狭い住宅街や駐車場では威圧感を与えるかもしれません。しかし、レクサスRXは、そんな不安を解消するための様々な機能を搭載しています。360度カメラシステムは、車の周囲を鳥瞰図のように表示してくれるので、狭い場所での取り回しや駐車も安心です。
障害物検知センサーは、接近した物体を音や表示で知らせてくれるので、接触事故のリスクを減らします。さらに、自動駐車アシスト機能を使えば、ハンドル操作を自動で行ってくれるので、駐車が苦手な方でもスムーズに車を停めることができます。
これらの先進技術を活用することで、「大きすぎる」という不安は解消され、むしろ「ちょうどいい」と感じられるはずです。
狭い道も安心! 運転支援システムをフル活用
レクサスRXは、最新の運転支援システムによって、狭い道でも安全・快適な走行を実現しています。例えば、「レーンキーピングアシスト」は、車線の中央を維持するのをサポートしてくれる機能です。これにより、狭い道路でも車がふらつくことなく、安定した走行を続けることができます。また、「トラフィックアシスト」は、低速走行時に周囲の障害物を検知し、自動でブレーキをかけてくれます。これにより、歩行者や自転車との接触事故を未然に防ぐことができます。
さらに、「ブラインドスポットモニター」「デジタルインナーミラー」は、従来のミラーよりも広い視野を提供し、死角を減らしてくれるので、周囲の状況をしっかりと把握することができます。これらの運転支援システムを駆使することで、狭い道でもストレスを感じることなく、安心して運転を楽しむことができるでしょう。
広々とした室内空間で、快適なドライブを
レクサスRXの魅力は、その広々とした室内空間にもあります。全長4,890mm、全幅1,920mmというサイズが生み出すゆとりは、他のSUVを圧倒する広さです。特に後部座席は、足元スペースが約1,000mmも確保されており、大人でもゆったりとくつろぐことができます。
また、シートのリクライニング機能も充実しており、長時間のドライブでも快適に過ごせます。荷室も広々としており、通常時で約612リットル、後部座席を倒せばさらに広がり、ゴルフバッグや大型スーツケースを複数積むことも可能です。
家族旅行やアウトドアなど、様々なシーンで活躍してくれることでしょう。
駐車場や狭い道での注意点
レクサスRXは、その大きさゆえに、駐車場や狭い道では注意が必要です。全幅1,920mmというサイズは、日本の標準的な駐車場ではギリギリの場合があります。隣の車との間隔が狭い場合は、ドアを開ける際に注意が必要です。また、狭い道を走行する際は、対向車とのすれ違いに注意が必要です。しかし、レクサスRXには、そんな状況をサポートする機能が充実しています。360度カメラや障害物検知センサーを活用することで、安全性を高めることができます。
電動格納式のドアミラーも、狭い場所での取り回しに役立ちます。
レクサスRX vs NX: 自分にぴったりのサイズは?
レクサスには、RX以外にも魅力的なSUV「NX」があります。RXとNXは、どちらも人気のSUVですが、サイズ感が大きく異なります。RXは、全長4,890mm、全幅1,920mmと、NXよりも一回り大きく、広々とした室内空間と荷室が魅力です。一方、NXは、全長4,660mm、全幅1,865mmと、RXよりもコンパクトで、取り回しの良さが光ります。
項目 | レクサスRX | レクサスNX | NXとの差 |
---|---|---|---|
全長 | 4,890mm | 4,660mm | +230mm |
全幅 | 1,920mm | 1,865mm | +55mm |
全高 | 1,705mm | 1,660mm | +45mm |
どちらを選ぶかは、ライフスタイルや用途によって異なります。家族旅行やアウトドアが多い方には、RXの広さが魅力的です。一方、街乗り中心で、狭い道や駐車場をよく利用する方には、NXのコンパクトさが便利です。
女性ドライバーにも安心のサポート機能
レクサスRXは、女性ドライバーが安心して運転できるよう、様々なサポート機能を搭載しています。例えば、「ブラインドスポットモニター(BSM)」は、死角にいる車両を検知して知らせてくれる機能です。車線変更時の事故リスクを軽減し、安全運転をサポートします。また、「インテリジェントクリアランスソナー」は、障害物に接近すると警告音で知らせ、必要に応じて自動でブレーキをかけてくれます。狭い駐車場でも安心して駐車することができます。さらに、360度カメラシステムや電動テールゲート、ハンズフリーオープン機能など、女性ドライバーに嬉しい機能が満載です。
レクサスRX: 燃費と維持費は?
レクサスRXは、高級SUVながら、燃費性能にも優れています。最新のRXシリーズには、ガソリン車とハイブリッド車がラインナップされており、WLTCモード燃費は、ガソリンモデルで11.2km/Lから11.8km/L、ハイブリッドモデルで18.7km/Lから20.2km/Lを実現しています。ハイブリッドモデルを選べば、燃料費を大幅に節約することができます。維持費としては、自動車税や保険料、メンテナンス費用などがかかります。レクサスRXのような大型SUVは、タイヤ交換費用がやや高めになる傾向があります。
しかし、燃費性能の良さやリセールバリューの高さなどを考慮すると、長期的にはトータルコストを抑えられる可能性があります。
レクサスRX スペック
スペック | RX350 “version L” | RX350h “version L” | RX450h+ “version L” |
---|---|---|---|
全長 | 4,890mm | 4,890mm | 4,890mm |
全幅 | 1,920mm | 1,920mm | 1,920mm |
全高 | 1,705mm | 1,700mm | 1,700mm |
ホイールベース | 2,850mm | 2,850mm | 2,850mm |
エンジン | 2.4L直噴ターボ D-4ST エンジン (T24A-FTS) | 直列4気筒 2.5L 直噴エンジンD-4S +モーター (A25A-FXS) | 直列4気筒 2.5L 直噴エンジンD-4S +モーター (A25A-FXS) |
最高出力 | 205kW(279PS)/ 6,000rpm | 140kW(190ps)/ 6,000rpm | 135kW(185PS)/ 6,000rpm |
最大トルク | 430Nm(43.8kgmf)/ 1,700-3,600rpm | 236Nm(24.1kgm)/ 4,300-4,500rpm | 228Nm(23.2kgmf)/ 3,600-3,700rpm |
フロントモーター 最高出力 | – | 134kw(182ps) | 134kW(182ps) |
フロントモーター 最大トルク | – | 270Nm(27.5kgm) | 270Nm(27.5kgm) |
リアモーター 最高出力 | – | 40kW(54ps) | 40kW(54ps) |
リアモーター 最大トルク | – | 121Nm(12.3kgfm) | 121Nm(12.3kgfm) |
システム 最高出力 | – | 184kW(250ps) | 227kW(309ps) |
トランス ミッション | Direct Shift 8AT | 電気式 無段変速機 | 電気式 無段変速機 |
駆動方式 | 2WD /AWD | 2WD/AWD | AWD |
WLTCモード 燃費 | 11.8km/L(2WD) 11.2km/L(AWD) | 20.2km/L(2WD) 18.7km/L(AWD) | 19.6km/L(AWD) |
EV走行距離 | – | – | 86km |
乗車定員 | 5名 | 5名 | 5名 |
レクサスRX:後悔しない選び方
レクサスRXは、グレードやオプションによって価格が大きく異なります。購入前に、予算、使用シーン、ライフスタイルなどを考慮し、自分にぴったりの一台を選びましょう。家族構成、荷物の量、走行距離、駐車スペースの広さなど、様々な要素を検討することが大切です。試乗をして、実際のサイズ感や使い勝手を確認することもおすすめです。
レクサスRXのサイズによるメリット
レクサスRXの大きなサイズは、デメリットばかりではありません。むしろ、以下のようなメリットをもたらしてくれます。
1. 広々とした室内空間
RXの大きなボディは、広々とした室内空間を実現しています。前席、後席ともにゆとりがあり、長時間のドライブでも快適に過ごせます。また、ラゲッジスペースも広いため、たくさんの荷物を積むことができます。
2. 優れた走行安定性
大きなボディと重量は、走行安定性に大きく貢献します。高速道路での直進安定性はもちろん、カーブでの安定感も抜群です。
3. 堂々とした存在感
レクサスRXの堂々とした存在感は、所有する喜びを与えてくれます。街中を走っていても、周りの視線を集めること間違いなしです。
レクサスRXのサイズに関する注意点
レクサスRXのサイズに関する注意点としては、以下の点が挙げられます。
- 狭い道でのすれ違い
- 立体駐車場の利用
- 洗車のしやすさ
これらの点については、事前に確認しておく必要があります。
レクサスRXを選ぶ際のポイント
レクサスRXを選ぶ際には、以下のポイントを考慮しましょう。
- サイズ感:ご自身のライフスタイルや使用環境に合っているか
- エンジンタイプ:ガソリン、ハイブリッド、PHEVから選択可能
- グレード:標準仕様からスポーティなF SPORT、ラグジュアリーなversion Lまで、様々なグレードが用意されている
- オプション:豊富なオプションから、自分好みのRXにカスタマイズ可能
編集部から一言
レクサスRXは、確かに大きなサイズのSUVです。しかし、最新の運転支援システムや快適装備が充実しているため、日本の道路環境でも問題なく運転することができます。
広々とした室内空間、優れた走行安定性、そして堂々とした存在感など、レクサスRXの大きなサイズには多くのメリットがあります。
購入を検討されている方は、ぜひ試乗して、その魅力を体感してみてください。
レクサス RX