トヨタの旧型ハリアーは日本国内限定車とし2013年12月2日から販売を開始。その後、ビックマイナーチェンジを2017年6月8日に発表し発売を開始した。既に発売から5年近く経つが人気は非常にある車種である。
自販連(日本自動車販売協会連合会)2018年上半期(6ヶ月)販売台数では22位 ハリアー 23,870台と順位は低いと思われると思うが300万円〜以上の高級車クラスでは相当順位はよく、月平均約3,900台出るとは5年近く経つが人気であることを証明している。
旧型ハリアーについて
価格:294万9,380円〜495万3,960円と幅が約200万円ある車種である、エンジンは3つあり「ガソリン車」「ターボ車」「ハイブリッド車」から選ぶ。更にグレードは「ELEGANCE 」「PREMIUM」「PROGRESS」から選択する。
まず一番頭を悩ますのがエンジンの選択である。
旧型ハリアー 燃費データ
ガソリン車の燃費はJC08モード燃費:16.0km/L (約12kmL)
ターボ車の燃費はJC08モード燃費:13.0km/L (約10km/L)
ハイブリッド車の燃費はJC08モード燃費:21.4km/L (約15km/L)
( )はおおよそ実燃費
スペック | 新型ハリアー | ||
---|---|---|---|
全長 | 4,725mm | ||
全幅 | 1,835mm | ||
全高 | 1,690mm | ||
ホイールベース | 2,660mm | ||
モデル | ガソリンモデル | ターボモデル | ハイブリッドモデル |
エンジン | 直列4気筒DOHC 2.0Lエンジン |
直列4気筒DOHC 2.0Lインタークラー付き ターボ |
直列4気筒DOHC 2.5L 「2AR-FXE」 +THS II |
最高出力 | 111kw(151ps)/ 6,100rpm |
170kw(231ps)/ 5,200-5,600rpm |
112kw(152ps)/ 5,700rpm |
最大トルク | 193Nm(19.7kgm)/ 3,800rpm |
350Nm(35.7kgm)/ 1,650-4,000rpm |
206Nm(21.0kgm)/ 4,400-4,800rpm |
フロントモーター最高出力 | – | – | 105kW(143ps) |
フロントモーター最大トルク | – | – | 270Nm(27.5kgm) |
リヤモーター最高出力 | – | – | 50kW(68ps) |
リヤモーター最大トルク | – | – | 139Nm(14.2kgm) |
トランスミッション | Super CVT-i (自動無段階変速機) |
6AT (6 Super ECT ) |
電気式無段階変速機 |
駆動方式 | 2WD/4WD | 4WD (E-Four) |
|
バッテリー | – | – | リチウムイオンバッテリー(6.5Ah) |
JC08モード燃費 | 14.8〜16.0km/L | 12.8〜13.0km/L | 21.4km/L |
価格 | 2,949,480円〜 4,324,320円 |
3,380,400円〜 4,574,880円 |
3,774,600円~ 4,953,960円 |
旧型ハリアー ハイブリッドで元が取れるまで
爽快な走りを求める人はターボ1択である、燃費と価格を考えたときに非常に悩ましい問題となった。
両方のグレード「PREMIUM」で比較した場合、ガソリンモデルは324万9,720円、ハイブリッドモデルは407万4,840円と82万5120円の差額となる。更にハイブリッド車は約16万5,300円(自動車取得税 約101,800円+ 自動車重量税約30,000円+グリーン化特例 約33,500円)の減税が受けられるので65万9,820円の差額となる。
ここでガソリンの計算となるが約65万円のガソリン代を埋める場合にどれほど乗ればお得となるのか検証する。現実的に上記記載の実燃費を元に計算すると。
ガソリン価格 1L 140円の場合
ガソリンモデル 10000km=11万6600円
ハイブリッド車 10000km=9万3300円
1万キロ走って23,300円しか差がでないので10万キロ走っても23万3000円しか差がでず。約30万キロ乗らないと差が埋まらないことに・・・
通常5年ほどで新車を手放す可能性が高いかもしくは10万キロと考えてもハイブリッド車を選ぶと-426,820円となる。ハイブリッド車だからと言って安易に選ぶことができない。
更に、ハリアーの場合エクステリアデザインにハイブリッドとの差がなくドヤ顔できる訳でもない。
新型ハリアー 価格 グレード
2Lガソリンエンジンモデル
モデル | 駆動方式 | 価格 |
---|---|---|
ELEGANCE | 2WD(FF) | 2,949,480円 |
4WD | 3,143,880円 | |
PREMIUM | 2WD(FF) | 3,349,720円 |
4WD | 3,444,120円 | |
PREMIUM Metal and Leather Package | 2WD(FF) | 3,599,640円 |
4WD | 3,794,040円 | |
PROGRESS | 2WD(FF) | 3,780,000円 |
4WD | 3,974,400円 | |
PROGRESS Metal and Leather Package | 2WD(FF) | 4,129,920円 |
4WD | 4,324,320円 |
2.0L ターボモデル
モデル | 駆動方式 | 価格 |
---|---|---|
ELEGANCE | 2WD(FF) | 3,380,400円 |
4WD | 3,574,800円 | |
PREMIUM | 2WD(FF) | 3,519,720円 |
4WD | 3,714,120円 | |
PREMIUM Metal and Leather Package | 2WD(FF) | 3,850,200円 |
4WD | 4,044,600円 | |
PROGRESS | 2WD(FF) | 4,050,000円 |
4WD | 4,344,400円 | |
PROGRESS Metal and Leather Package | 2WD(FF) | 4,380,480円 |
4WD | 4,574,880円 |
2.5L ハイブリッドモデル
モデル | 駆動方式 | 価格 |
---|---|---|
ELEGANCE | E-Four(4WD) | 3,774,600円 |
PREMIUM | E-Four(4WD) | 4,074,840円 |
PREMIUM Metal and Leather Package | E-Four(4WD) | 4,424,760円 |
PROGRESS | E-Four(4WD) | 4,604,040円 |
PROGRESS Metal and Leather Package | E-Four(4WD) | 4,953,960円 |
グレード「PREMIUM」「ELEGANCE」の価格の違いついて
筆者はおすすめグレードは「PREMIUM」であるが以下の違いがある。
「PREMIUM」「ELEGANCE」の価格差
ガソリン車:300,240円
ハイブリッド車:300,240円
ターボ車:139.320円
グレード「PREMIUM」「ELEGANCE」の装備の違いついて
ガソリン車とハイブリッド車は300,240円の差となるがターボ車は139.320円であるのには理由がある。
エクステリア
タイヤ&ホイール
ターボ車は「PREMIUM」「ELEGANCE」も同じタイヤ&ホイールとなっている。
「ELEGANCE」(ハイブリッド車・ガソリン車)は225/65R17タイヤ7Jアルミホイールが標準装備。
「PREMIUM」(ハイブリッド車・ガソリン車)は235/55R18タイヤ7½Jアルミホイールが標準装備。
ヘッドランプ
ターボ車は「PREMIUM」「ELEGANCE」共にヘッドランプ LEDクリアランスランプ/メッキ加飾+LEDシーケンシャルターンランプを採用しているのが139.320円であるのには理由がある。
「ELEGANCE」(ハイブリッド車・ガソリン車)はヘッドランプ(ハロゲンハイビーム・LEDロービーム・オートレベリング機能付&LEDクリアランスランプ)
「PREMIUM」(ハイブリッド車・ガソリン車)はヘッドランプ LEDクリアランスランプ/メッキ加飾+LEDシーケンシャルターンランプを標準装備している
アルミホイールのデザインとサイズの違いやヘッドライトをLEDとLEDシーケンシャルターンランプ(流れるウィンカー)でありエクステリアのデザインに大きな違いがある。
インテリア
ハンドル
「ELEGANCE」(ハイブリッド車・ガソリン車)本革巻き3本スポークステアリングホイール(ディンプル加工)
「PREMIUM」(ハイブリッド車・ガソリン車)本革巻き3本スポークステアリングホイール(黒木目×幾何学柄)
ターボ車は「PREMIUM」「ELEGANCE」共に本革巻き3本スポークステアリングホイール(レッドステッチ×ディンプル加工)
パワーバックドア
「PREMIUM」(ハイブリッド車・ガソリン車・ターボ車)にはパワーバックドア(挟み込み防止機能・停止位置メモリー機能・予約ロック機能付)を標準装備。
ドア キー
「ELEGANCE」(ハイブリッド車・ガソリン車・ターボ車)はスマートエントリー(運転席・助手席・バックドア/アンサーバック機能付)&スタートシステム[スマートキー×2]
「PREMIUM」(ハイブリッド車・ガソリン車・ターボ車)はスマートエントリー(運転席・助手席・バックドア/アンサーバック機能付)&スタートシステム[スマートキー×2] カードキー付
イルミネーテッドエントリーシステム
「PREMIUM」(ハイブリッド車・ガソリン車・ターボ車)に標準装備。
安全装備・先進技術
アダプティブハイビームシステム
「PREMIUM」(ハイブリッド車・ガソリン車・ターボ車)に標準装備。LEDの点灯・消灯を細やかに制御することで、先行車や対向車に光が当たる部分だけを自動的に遮光できるシステムです。ハイビームを保持したまま走行できる頻度を高めて、夜間の優れた視認性を確保。
オートマチックハイビーム
「PREMIUM」(ハイブリッド車・ガソリン車・ターボ車)に標準装備。ハイビームとロービームを自動で切替、夜間の歩行者などの早期発見をサポート。切替忘れを防ぐほか、手動操作の煩わしさも軽減。
自動防眩インナーミラー
「PREMIUM」(ハイブリッド車・ガソリン車・ターボ車)に標準装備。インナーミラー本体に取り付けられたセンサーが、周囲の光と後方からの光の度合いを検知。鏡面に当たる光の反射状態を自動で変化させ、ドライバーの視認性低下を緩和。
雨滴感応式フロントワイパー
「PREMIUM」(ハイブリッド車・ガソリン車・ターボ車)に標準装備。センサーがガラス表面の雨滴量を検知し、最適な払拭間隔でワイパーが作動。
まとめ
グレード「ELEGANCE」「PREMIUM」「PREMIUM “Metal and Leather Package”」「PROGRESS」「PROGRESS “Metal and Leather Package”」「ELEGANCE “GR SPORT”」に加えハイブリッド車・ガソリン車・ターボ車からの選択なので非常に悩むことになる。
ハイブリッド車とガソリン車ならガソリン車の方がトータルコストが安い。
エクステリアで「ELEGANCE」「PREMIUM」で比較するとマイナーチェンジモデルの証であり世界的に流行りのヘッドライトをLEDとLEDシーケンシャルターンランプ(流れるウィンカー)が付くか付かないか、デザインの違いのある17インチか18インチか。「PREMIUM」を選択したい。
インテリアはパワーバックドアやイルミネーテッドエントリーシステムなどの高級車だよねやっぱりハリアーはといった機能が標準で装備されており好き付きではあるがやっぱり「PREMIUM」を選択したい。先進技術や安全装備も何かと欠けているのは嫌なのでやっぱり「PREMIUM」を選択したい。300万円以上の車に30万円の差であるのであれば「PREMIUM」を選択して問題ないですよ本当に。
結論、旧型ハリアーで一番おすすめは「ガソリン車」「PREMIUM」である!!
トヨタ 新型 ハリアー VS レクサス 新型 NX
トヨタ 新型 ハリアー VS レクサス 新型 NX 徹底比較
トヨタ ハリアー VS トヨタ RAV4
ハリアー
トヨタ