日産は新型リーフのフルモデルチェンジを行い2017年9月6日発表した。2017年10月2日から日本で発売を開始。 アメリカ、カナダ、欧州をはじめ世界各国で2018年1月より販売を開始する。 40kWh駆動用バッテリー搭載モデル 価格:315万360円~399万600円
補助金を適用すれば275万円からとなりそうだ。2019年1月発売される予定のハイパフォーマンスモデル 60kWh駆動用バッテリー搭載モデル:400万円〜450万円
新型リーフ 公式発表
自動運転を具現化したコンセプトカー「Nissan IDS Concept(ニッサン IDS コンセプト)」を東京モーターショー2015で公開した。これが次期リーフだ。ルノー・日産アライアンスの最高経営責任者のカルロス・ゴーン氏は、「2017 International CES(コンシューマー・エレクトロニクス・ショー)」で行ったプレスカンファレンスにおいて、日産の電気自動車の新型リーフに半自律走行機能を搭載する見通しであることを明らかにした。
2017年5月18日(北米時間)に次世代リーフの最初のティーザーイメージを発表した。2017年6月30日に新型リーフを2017年9月6日に発表すると新しいティーザーイメージと共に発表した。新型リーフに、国産車初の本格的自動駐車システム「プロパイロット パーキング」を搭載すると2017年7月5日に発表した。2017年9月6日 幕張メッセ「ワールドプレミアム記者発表」にて全世界に向けて発信。第45回東京モーターショー2017(2017年10月27日(金)~11月5日(日))にて量産モデルを公開する。既にプロトタイプを使い、プロモーション撮影が行われており、モザイクのない車両のスパイショットの撮影もされている。
新型リーフ エクステリア
低重心でスリークなプロポーション、そしてシャープでダイナミックなデザインを採用。
優れたエアロダイナミクスとともに、スリークなシルエットとクールで先進的な表現が、EVらしい爽快な走りを予感させる。フロントには、日産のデザインランゲージであるブーメラン型のランプシグニチャーや、Vモーショングリルを採用。また、深みのあるクリアーブルーのフラッシュサーフェイスグリルや、リアバンパーのブルーモールディングなど、日産の電気自動車であることを表現した。
新型リーフ インテリア
シートやダッシュボード、ステアリングホイールなどには、日産の電気自動車であることを表現。力強いブルーのステッチが施され、メーター内には7インチのフルカラー(TFT)ディスプレイを装備。ディスプレイは画面レイアウトを刷新し、セーフティ・シールドの作動状況やモーターの出力や回生状況を表示するパワーゲージやオーディオやナビゲーションシステムの情報などの主要機能を分かりやすく表示。ナビゲーションシステムには、「Apple CarPlay」が搭載される。
ナビゲーションシステムに「Apple CarPlay」が搭載される。
新型リーフについて
今回のフルモデルチェンジによりバッテリースペース確保を行い、更に大容量バッテリーモデルをラインナップに加える。旧型型と同じく2種類のバッテリー容量から選択できる。2018年12月に発売される予定のハイパフォーマンスモデルの上級仕様の新型リーフは具体的には現在のモデルの倍となる60kWh駆動用バッテリーを搭載し、JC08モード550kmとなる。
エントリーモデルも容量アップをし40kWh駆動用バッテリーを搭載し、JC08モード400kmとなる。200V充電で約16時間、100Vは約56時間で100%充電となる。(旧型 200V充電で8時間、100Vは28時間で100%充電。)やはり、バッテリー容量が増えることで充電時間が増える。200V急速充電器を使用することで80%まで充電するのにかかる時間(急速充電)は 40分で充電可能なのである程度はカバーできるだろう。
新型リーフのモーターについて
モーターは
最高出力:80kW (109PS)から110kW(150PS)にUP
最大トルク:254N・mから320N・mにUP
0-100km/h加速:約6秒
最高速度:180km/h
「EM57」型
最高出力:110kW(150PS)/3283-9795rpm
最大トルク:320Nm(32.6kgm)/0-3283rpm
リチウムイオンバッテリー:40kWh
JC08モードの航続距離:400km
「EM57」型
最高出力:110kW(150PS)/3283-9795rpm
最大トルク:320Nm(32.6kgm)/0-3283rpm
リチウムイオンバッテリー:60kWh
JC08モードの航続距離:550km
新型リーフ サイズについて
全長:4,480mm
全幅:1,790mm
全高:1,540mm
ホイールベース:2,700mm
乗車人数:5人乗り
最低地上高:150
空力抵抗(Cd値):0.28
タイヤ:205/55R16 or 215/50R17
車両重量:1,490-1,520kg
車両総重量:1,765-1,795kg
普通充電:6時間(3kW)/ 8時間(6kW)
80%まで充電するのにかかる時間(急速充電) 40分
自律走行技術 ProPILOT(プロパイロット) パイロットドライブ 1.0搭載
更に目玉となるのが新型セレナに搭載される自律走行技術 プロパイロット1.0搭載今後より上のプロパイロット 2.0搭載される。
徐々に機能が追加されていく。
Piloted Drive 1.0
高速道路の単一のレーンを自律的に走行することが出来るのみである。
Piloted Drive 2.0
2018年にはレーンチェンジや道路上の危険を判断しての回避も出来るようになる。
Piloted Drive 3.0
2020年には市街の交差点を安全にナビゲート出来るようなるそうだ。
Piloted Drive 4.0
無人運転を可能にする完全自動運転だ。
プロパイロット パーキング搭載
日産は新型リーフに、国産車初の本格的自動駐車システム「プロパイロット パーキング」を搭載すると2017年7月5日に発表した。
駐車操作のすべて(アクセル・ブレーキ・ハンドル・シフト、さらにパーキングブレーキまで)を自動制御する。
e-Pedal搭載
アクセルペダルのみの操作で、発進、スピードアップ、スローダウン、停止保持が可能な「e-Pedal」搭載
新型リーフのボディカラーについて
単色8色、ツートンカラーが6色の全14色をラインナップした。
単色
ブリリアントホワイトパール
スーパーブラック
ブリリアントシルバー
ラディアントレッド
タンジェリンオレンジ
ダークメタルグレー
オーロラフレアブルーパール
スプリングライトグリーン
ツートンカラー
ボディカラー×ルーフカラー
ブリリアントホワイトパール×オーロラフレアブルーパール
スーパーブラック×ダークメタルグレーメタリック
チャイナブルー×スーパーブラック
サンライトイエロー×スーパーブラック
ラディアントレッド×スーパーブラック
ブリリアントホワイトパール×スーパーブラック
新型リーフ グレードについて
S:3,150,360円
X:3,513,240円
G:3,990,600円
S
ハロゲンヘッドランプ
電動格納式リモコンドアミラー
ウレタンステアリング
e-ペダル
フルオートエアコン
4スピーカー
16インチスチールホイール&ホイールカバー
インテリジェントエマージェンシーブレーキ
車線逸脱警報
進入禁止標識検知
X
Sに加えて
サイドターンランプ付電動格納式リモコンドアミラー
本革巻きステアリング
乗る前エアコン
リモート充電
G
Xに加えて
LEDヘッドランプ
ハロゲンフォグランプ
プロパイロットパーキング
インテリジェントアラウンドビューモニター
インテリジェントルームミラー
電動パーキングブレーキ
プラズマクラスター搭載フルオートエアコン
ヒートポンプシステム
17インチアルミホイール
フロント&バックソナー
プロパイロット
後側方車両検知機能
後退時車両検知警報
車線逸脱防止支援システム
ふらつき警報
新型リーフ スペック
スペック | リーフ |
---|---|
全長 | 4,480mm |
全幅 | 1,790mm |
全高 | 1,540mm |
ホイールベース | 2,700mm |
エンジン | 通常モデル「EM57」型 |
最高出力 | 110kW(150PS)/3283-9795rpm |
最大トルク | 320Nm(32.6kgm)/0-3283rpm |
乗車人数 | 5人乗り |
空力抵抗(Cd値) | 0.28 |
車両重量 | 1,490-1,520kg |
普通充電 | 6時間(3kW)/ 8時間(6kW) |
80%まで充電するのにかかる時間 (急速充電) | 40分 |
リチウムイオンバッテリー | 40kWh |
JC08モード航続距離 | 400km |
WLTPモード航続距離 | 322km |
旧型リーフについて
旧型モデルは2010年12月に日本とアメリカで発売を開始している。2012年には世界で量販される5ドアハッチバック型の電気自動車である。「リーフ(LEAF)」は、英語で「葉」を意味する「leaf」が由来となっており、植物の葉が大気を浄化することから車名に選ばれた。
バッテリーには、日産とNECの合弁会社であるオートモーティブエナジーサプライによって製造される、セル192個を直並列接続し90kW以上の出力を発生するラミネート型リチウムイオンバッテリーが採用された。充電に関しては、3相200Vの急速充電器の利用により、バッテリー残量警告灯が点灯した状態から電池容量の80%まで30分で充電することができる。
単相200Vの普通充電の場合約8時間でバッテリー残量警告灯点灯から100%まで充電可能であり、基本的には200Vでの充電が推奨される。100Vの充電ケーブルは標準装備されず、オプション対応が可能であるが、充電器の仕様により単相100Vの普通充電ではおよそ28時間かかる。
2012年11月のマイナーチェンジでは、モーター類の軽量化に加え、バッテリーモジュールとケースの構造の合理化やその他のパーツの軽量化により、およそ80kg軽量化がなされている。現在の航続距離は24kWh駆動用バッテリーでJC08モードで228kmだ。2015年12月に マイナーチェンジ を行い、大容量30kWh駆動用バッテリーにより
1充電走行距離JC08モード280kmへと伸ばした。
旧型モデルはこの二つの駆動用バッテリーモデルがある。衝突回避および衝突時の被害低減を支援する「エマージェンシーブレーキ」走行中の車線逸脱回避を支援する「LDW(車線逸脱警報)」を全車標準装備する。26万台を超える世界で最も売れている電気自動車である。
日産