トヨタは新型プリウスEVの開発を行い2023年までに発表する予定だ。トヨタの将来のEVは先進的な全固体電池(ソリッドステートバッテリー)を使用し、ほんの数分で充電が可能だという。さらに容量はリチウムイオン電池の2倍もある。
トヨタ自動車 EV開発 人事について
2016年11月30日トヨタ自動車は代表取締役社長 豊田章男氏をはじめプリウスやプリウスPHVの開発担当者をEVモデルの開発責任者にしたと発表した。電気自動車(EV)の開発を加速するために新設する社内ベンチャー「EV事業企画室」に関わる内容となる。
トヨタニュースリリースより
役員の担当変更(12月1日付)
氏名
豊田 章男 代表取締役社長 EV事業企画室(統括)
加藤 光久 代表取締役副社長 未来創生センター(統括) EV事業企画室(統括)
寺師 茂樹 代表取締役副社長 戦略副社長会事務局(事務局長)EV事業企画室(統括)
小西 工己 常務役員 総務・人事本部付豊島 浩二 EV事業企画室(室長)兼 同室(チーフエンジニア)
小室 健一 EV事業企画室(主査)
トヨタ自動車 EV開発 により考えられるモデルは?
トヨタ車でEVモデルをプリウスPHVをベースに開発を進める様子である。また、今後プリウスをベースに開発しているモデルにEVモデルをラインナップしていく予定表だ!つまり、TNGA(Toyota New Global Architecture)と呼ばれる新開発のプラットフォームを採用したEV車となる。
全固体電池(ソリッドステートバッテリー)について
全固体電池(ソリッドステート電池)はなんと容量はリチウムイオン電池の2倍もある。従来のリチウムイオン電池は、液体電解質を使用するがソリッドステート電池はその名の通り、ソリッドつまり固体を液体の代わりに使用する。そのためソリッドステート電池には利点が多くありバッテリーの容量は大幅に増える。
従来のリチウムイオン電池に含まれる液体電解質は発火の恐れがあるため、ソリッドステート電池はより安全である。可燃性の液状電解液を使用することで、バッテリの安全性が向上し、複雑な冷却システムを削減することで、特に電気自動車でのコストとサイズの節約につながる。
自動車メディアAutomotive Newsより
「社長と副社長をEV部門の担当者にすることで、我々は電気自動車の開発における
スピードアップが図れると期待しています。社長は同部門の運営を直接監視することができ、素早く、円滑に決断を下すことができます」と語っている。
情報サイトmonoistより
トヨタ自動車は2016年11月30日、役員の担当変更と人事異動を発表した。同社は同年11月17日に、電気自動車(EV)の開発を加速するために社内ベンチャーを新設させる方針を表明。今回の発表は、その社内ベンチャーとなる「EV事業企画室」に関わる内容となっている。
まず、12月1日付で行う役員の担当変更では、社長の豊田章男氏、副社長の加藤光久氏と寺師茂樹氏という3人の代表取締役の担当役職に「EV事業企画室(統括)」が加わる。トップの豊田氏を含めて代表取締役3人が担当職を務めるのは異例のことで、EV事業企画室の設立の目的である「小さな組織で仕事を進めることでプロジェクトのスピードアップを図り、商品の早期投入を目指す」の実現に対する並々ならない意気込みを感じさせる。
そして同じく12月1日付の基幹職1級人事異動として、Mid-size Vehicle Companyのチーフエンジニアを務める豊島浩二氏が、EV事業企画室の室長兼チーフエンジニアに就任する。またEV事業企画室にの主査にはアイシン精機からの出向の小室健一氏が就く。
11月17日の発表では、社内ベンチャーに、トヨタ自動車、アイシン精機、デンソー、豊田自動織機の4社から1人ずつ参加するとしていた。12月1日付のEV事業企画室の発足に際しては、トヨタ自動車の豊島氏、アイシン精機の小室氏の他、基幹職2級の人事異動として、デンソーと豊田自動織機からも人員が出向している。EV事業企画室の室長となる豊島氏は4代目「プリウス」や、間もなく発売される「プリウスPHV」の開発責任者を務めたことで知られている。
今後新しい情報が入り次第お伝え致します。
ソース
https://monoist.atmarkit.co.jp/mn/articles/1611/30/news120.html
トヨタニュースリリース