日産は新型電気自動車(EV)クロスオーバー「アリア」を2020年7月15日発表、2021年に発売する。第46回東京モーターショー2019にて、電気自動車(EV)のコンセプトモデル「NISSAN ARIYA CONCEPT」を披露しているが「アリア」は具現化したモデルである。
NISSAN ARIYA CONCEPT
日産は2019年10月23日に開催されている第46回東京モーターショー2019にて、電気自動車(EV)のコンセプトモデル「NISSAN ARIYA CONCEPT(ニッサン アリア コンセプト)」を世界初公開した。
「NISSAN ARIYA CONCEPT」は発光する力強い形状のVモーショングリルや特徴的なブレード型のリヤコンビネーションランプ、そして短いオーバーハングやラウンジのようなインテリアなど、これまでの常識にとらわれない新しさに満ちており、近い将来に登場する量産モデルのコンセプトを示唆。
「NISSAN ARIYA CONCEPT」は、「ニッサン インテリジェント モビリティ」の新しい象徴となるモデルです。最新の先進技術を搭載したEVに次世代のヒューマン・マシン・インターフェース(HMI)とコネクテッドカー技術を採用することで、これまでにない全く新しいドライブ体験をご提供する。
「NISSAN ARIYA CONCEPT」には最先端の運転支援システム「プロパイロット2.0」 が搭載。「プロパイロット2.0」は、高速道路の本線に合流してナビ連動ルート走行を開始すると、ルート上にある高速道路の出口までの走行を追い越しや分岐などを含めて支援し、同一車線内でのハンズオフを可能。
「ニッサン アリア コンセプト」は、前後に高出力電動モーターを配置したツインモーター4輪制御システム「e-4ORCE」を採用。瞬時に緻密なトルクコントロールが可能な電動モーターを前後に合計2基設置することによって、高次元の発進、加速性能を実現しています。さらに前後のモータートルクやステアリング、ブレーキなどを統合制御することによって、雪道やぬかるんだ道などの滑りやすい路面においても優れたトラクション性能を発揮し、ドライバーの操作に応じて最適な駆動力コントロールとブレーキ制御を行うことで、ドライバーの思い通りのドライビングを実現します。この統合制御技術は、エンジニアが、「Nissan GT-R」に搭載されているATTESA E-TSや「エクストレイル」に搭載されているインテリジェント4x4などの開発から得たノウハウを基に開発しました。
インストルメントパネルとドアパネルがシームレスにつながり、一体感のあるすっきりとしたダッシュボード周りには、ボタンやスイッチを配していません。「ニッサン アリア コンセプト」を起動すると、インストルメントパネルに柔らかな輝きを放つハプティック(触覚)操作ボタンが表示されます。物理的なボタンやスイッチは、スタートボタンと12.3インチのディスプレイモニター用の操作ノブ、そしてエアコン操作ボタンのみで、これらはインストルメントパネル下部の木製部分に美しく組み込まれています。超極薄フレームを採用したシートは乗員を快適にサポートしながら、より広々とした室内空間と優れた視界を生み出します。背面と座面にはパーコレーションレザー(孔のあいた革)を採用し、孔の下から覗く鮮やかなカッパー色のファブリックが、美しさと深みを増しています。
ニッサン アリア コンセプトのボディは全長4600mm×全幅1920mm×全高1630mmである。
日産 電動駆動 4輪制御技術「e-4ORCE」CES 2020 発表
日産 ニュースリリース
https://www.nissan.co.jp/MS/TOKYO2019/
https://global.nissannews.com/ja-JP/releases/release-ca1de8ee90b59d5607f12d104801ccf8-191023-01-j
https://global.nissanstories.com/ja-JP/releases/concept-is-first-step-to-reality