2021年乗用車車名別販売台数の年間販売台数においてアルファードは4位で95,049台ある。更にミニバンとしては1位となる。今回は新型アルファード(2021年5月モデル)の2.5Lガソリン車 モデル「S“C パッケージ”」7人乗りに乗って500kmあまり走行した感想などをまとめてみた。
トヨタは新型「アルファード」のマイナーチェンジを2017年12月25日に発表、2018年1月8日発売開始した。その後、一部改良を行い2021年4月28日発表、5月10日に発売している。
アルファード エクステリアについて
エクステリアデザインはマイナーチェンジによりより大型グリルとメッキによってトヨタの高級車らしさが表現されている。言うまでもなく見ればわかる豪華さや、カッコよさがある。
アルファード インテリアについて
アルファードの人気理由は広くて豪華なインテリアだ。「S“C パッケージ”」グレードには2列目のセカンドシートに「エグゼクティブパワーシート」を採用、最大500mmの前後シートスライド(手動)が可能。さらには電動でオットマンの展開・収納とリクライニング操作が行える。筆者が座った感想としては「家にも自分の身近にこんなに座り心地のいい椅子ないよ。」と言った感想だった。最上級グレードの「Executive Lounge S」には更に豪華なセカンドシート「エグゼクティブラウンジシート」はさらに幅が広がり、オットマンもより伸びるようになっている。もちろん、電動パーキングブレーキ&ホールド機能も搭載。
アルファード 2.5Lエンジンはどうなんだ?
とてもボディサイズの大きいアルファード、当然だが車重も重くなるのでエンジンラインアップは「2.5Lエンジン」「2.5Lエンジン+ハイブリッド」「3.5Lエンジン」が用意されている。その中でも1番小さい「2.5Lエンジン」に乗ってみたが、結論としては一切不満はなかった。むしろ走り出しや100km/hまでの加速などは一般的な車と比較しても速いと感じるぐらいだ。価格や維持費を考えても「2.5Lエンジン」モデルを筆者はおすすめする。ハイブリッドモデルは燃費を気にする人にはおすすめだが、元が取れるまで乗ることができるか?リセールバリューの問題などを含めて慎重に検討するべきである。
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アルファード 走行性能について
アルファードの乗車して感じるのが非常に揺れがすくないと感じる。更にコーナリングでの安定性もこのクラスでは素晴らしいと感じた。高さのある車だとどうしても右左に揺られるシーンがあるのだがそれもあまり感じなかった。ただし、運転席からの乗り降りはどうしても高さがあるため少しSUVなどに乗っている様な感覚もある。
衝突回避支援パッケージの第2世代となる次世代 Toyota Safety Senseを標準装備。レーダークルーズコントロールなどを使用したが、レーントレーシングアシスト(車線維持)も付いているので精度も非常に高いと感じた。
アルファード スペック
スペック | アルファード/ヴェルファイア | ||
---|---|---|---|
全長 | 4,945mm(4,950mm) | ||
全幅 | 1,850mm | ||
全高 | 1,930mm | 1,950mm | |
ホイールベース | 3,000mm | ||
排気量 | 2.5L | 3.5L | 2.5L +ハイブリッド |
エンジン形式 | 直4DOHC | V6気筒 DOHC | 直4DOHC +モーター |
最大出力 | 134kW(182ps)/ 6,000rpm |
221kW(301ps)/ 6,600rpm |
112kW (152ps)/ 5,700rpm |
最大トルク | 235Nm (24.0kgm)/ 4,100rpm |
361Nm(36.8kgm)/ 4,600〜4,700rpm |
206Nm (21.0kgm)/ 4,400-4,800rpm |
モーター 最高出力 |
– | – | フロント105kW (143ps) リヤ50kW (68ps) |
モーター 最大トルク |
– | – | フロント270Nm (27.5kgm) リヤ139N・m (14.2kgm) |
トランス ミッション |
Super CVT-i | Direct Shift-8AT | 電気式 無段階変速機 |
JC08モード燃費 | 12.8km/L | 10.6〜10.8km/L | 18.4〜19.4km/L |
価格 | 3,520,000円~ 4,421,000円 |
4,883,000円~ 7,421,000円 |
4,547,000円〜 7,752,000円 |
アルファード はどうだったか?
まずはトータル的にはこの価格帯でこの車格と装備ついて安いと言った印象だ。走行性能でも話したが、乗り心地が非常にいい。更に2.5Lガソリン車であってももたつきの少ない走行が可能となっており非常に車としての完成度を感じることができた。
アルファードは安い?
今回乗ったグレードは「S“C パッケージ”」であるが、車両価格は4,681,600円である。もちろん450万円以上する車なので高級車であることは間違ないが、これだけの広さと高級感を考えると決して高くはない。更にリセールバリューはトップクラスにいいのである程度乗ってから違う車に乗り換えを考えてもそこまで損をせず資産として考えれば決して高い買い物ではなさそうだ。
新型 アルファード 2021 価格グレード
2.5ガソリン Gグレードを廃止。ハイブリッド S・G・SRグレードを廃止。
グレード | 定員 | エンジン | トランス ミッション |
駆動 方式 |
価格 (10%) |
---|---|---|---|---|---|
X | 8名 | 2AR-FE(2.5L) | Super CVT-i |
2WD | 3,597,000円 |
3,851,000円 | |||||
X “サイドリフトアップ チルトシート装着車” |
7名 | 3,705,000円 | |||
S | 8名 | 3,941,000円 | |||
4WD | 4,196,000円 | ||||
7名 | 2WD | 3,985,000円 | |||
4WD | 4,240,000円 | ||||
S“サイドリフトアップ チルトシート装着車” |
2WD | 3,954,000円 | |||
アルファード特別仕様車 S “TYPE GOLD Ⅱ” |
2WD | 4,240,000円 | |||
4WD | 4,495,000円 | ||||
S“C パッケージ” | 2WD | 4,681,600円 | |||
4WD | 4,935,600円 | ||||
GF | 2GR-FKS(3.5L) | Direct Shift- 8AT |
2WD | 5,202,600円 | |
4WD | 5,400,600円 | ||||
GF“サイドリフトアップ チルトシート装着車” |
2WD | 4,899,000円 | |||
SC | 5,277,600円 | ||||
Executive Lounge | 2WD | 7,269,000円 | |||
4WD | 7,466,000円 | ||||
Executive Lounge S | 2WD | 7,421,000円 | |||
4WD | 7,619,000円 | ||||
X | 8名 | リダクション機構付 THSⅡ (2AR-FXE 2.5L) |
電気式 無段階変速機 |
4WD (E-Four) |
4,613,000円 |
7名 | 4,656,000円 | ||||
X“サイドリフトアップ チルトシート装着車” |
4,647,000円 | ||||
アルファード特別仕様車 S “TYPE GOLD Ⅱ” |
5,088,400円 | ||||
G“F パッケージ” | 5,573,000円 | ||||
SR“サイドリフトアップ チルトシート装着車” |
5,380,000円 | ||||
SR“C パッケージ” | 5,720,000円 | ||||
Executive Lounge | 7,599,000円 | ||||
Executive Lounge S | 7,752,000円 |
トヨタ 新型 アルファード /ヴェルファイア マイナーチェンジ 第2世代の次世代 Toyota Safety Sense P 全車標準搭載 2018年1月8日発売開始
トヨタ 新型 アルファード / ヴェルファイア 一部改良 インテリジェントクリアランスソナー 全車に標準装備2018年10月25日発売
トヨタ 新型 アルファード / ヴェルファイア 一部改良 2019年12月発売
トヨタニュースリリース
https://global.toyota/jp/detail/19957475
https://global.toyota/jp/newsroom/toyota/20433735.html
トヨタ アルファード