トヨタは旧型モデル「アルファード」「ヴェルファイア」は3代目で2015年1月26日に約6年半ぶりのフルモデルチェンジを行う。マイナーチェンジを2017年12月25日に発表、2018年1月8日発売開始した。その後一部改良を行い2018年10月25日に発表発売開始した。アルファード特別仕様車「S “TYPE BLACK”」を追加し、ヴェルファイア 特別仕様車「Z “GOLDEN EYES“」を追加し2020年4月20日に発売する。
ミニバンの2018年での年間販売台数5位は新型アルファードである。年間58,806台と国内販売台数では15位となる素晴らしい実績を起こしている。個人的にはアルファードは販売台数は国内販売台数では実は2位だと思っている。理由としては姉妹車の存在だ。ヴェルファイア43,130台であり、合計101,936台となる。
そんな「アルファード」「ヴェルファイア」でハイブリッドかガソリンかどちらを選ぶべきかおすすめを考えてみた。
アルファード /ヴェルファイアには3つのエンジンがある
335万4,480円〜750万2,760円と価格の幅はなんと414万8,280円ある車種である。エンジンは3つ「2.5Lエンジン」「3.5L エンジン」「2.5L エンジン+モーター」第一に燃費を考える人は「ハイブリッド車」を選択することになる。燃費を気にせず走りを求める人は「3.5Lエンジン」を選ぶ。
スペック | 新型アルファード/ヴェルファイア | ||
---|---|---|---|
全長 | 4,945mm(4,950mm) | ||
全幅 | 1,850mm | ||
全高 | 1,930mm | 1,950mm | |
ホイールベース | 3,000mm | ||
排気量 | 2.5L | 3.5L | 2.5L+ハイブリッド |
エンジン形式 | 直4DOHC | V6 DOHC | 直4DOHC+モーター |
最高出力 | 182ps/ 6,000rpm |
221kW(301ps)/ 6,600rpm |
152ps/ 5,700rpm |
最大トルク | 24.0kgm/ 4,100rpm |
361Nm(36.8kgm)/ 4,600〜4,700rpm |
21.0kgm/ 4,400-4,800rpm |
モーター 最高出力 |
– | – | 前:143ps 後:68ps |
モーター 最大トルク |
– | – | 前:27.5kgm 後:14.2kgm |
ミッション | CVT | 8AT 「Direct Shift-8AT」 |
電気式 無段階変速機 |
JC08モード燃費 | 12.8km/L | 10.6〜10.8km/L | 18.4〜19.4km/L |
価格 | 335万4,480円~ 446万8,000円 |
452万,000円~ 737万2,080円 |
438万4,800円〜 750万2,760円 |
アルファード /ヴェルファイア ハイブリッドで元が取れるまで
JC08モード燃費でハイブリッド車は燃費19.4km/L、2.5L ガソリン車は燃費12.8km/Lと価格を考えたときに非常に悩ましい問題となった。
両方のグレード「S」7人乗りで比較した場合(2WD)は3,757,320円、ハイブリッドモデル(2WD)は4,632,120円と87万4,800円の差額となる。更にハイブリッド車は約16万5,300円(自動車取得税 約101,800円+ 自動車重量税約30,000円+グリーン化特例 約33,500円)の減税が受けられるので70万9,520円の差額となる。
ここでガソリンの計算となるが、約70万円のガソリン代を埋める場合にどれほど乗ればお得となるのか検証する。
ガソリン価格 1L 140円の場合
ハイブリッド車 10000km=7万2,164円
ガソリン車 10000km=10万9,375円
1万キロ走って37,211円しか差がでないので5万キロ走って18万6,005円なので10万キロ走って37万2,110円の差が出る。
通常5年ほどで新車を手放す可能性が高いかもしくは10万キロと考えてもハイブリッド車を選ぶと-42万7,890円となる。ハイブリッド車だからと言って安易に選ぶことができない。アルファード、ヴェルファイアの場合エクステリアデザインにハイブリッドとの差がなくドヤ顔できる訳でもない。
結論
リセールバユーを考えた場合に3年あまり5万キロ走行時にハイブリッド車の場合に約51万円を埋めることができればハイブリッド車でも選択する価値があるだろう。
アルファード
ヴェルファイア