スズキは軽乗用車「スペーシア」に新モデル「スペーシア ベース」を追加し2022年8月26日に発売する。「スペーシア ベース」は2021年2月15日に日本の特許庁に申請(商願2021-017275)した。
新モデル「スペーシア ベース」について
新モデル「スペーシアベース」は「遊びに仕事に空間自由自在。新しい使い方を実現する軽商用バン」をコンセプトに、商用車の積載性や広い荷室空間、使い勝手のよさと、乗用車のデザインや快適性、運転のしやすさを融合した新型軽商用車。パッケージングは、隙間のないフルフラットなフロアと低く抑えた荷室開口地上高による、使いやすく荷物が出し入れしやすい荷室空間と、スペーシアと同等の乗り降りしやすいシート高や乗り心地のよいフロントシートによる、快適な前席空間を両立。全車標準装備のマルチボードを使い、車中泊やワーケーションなど、目的に合わせて室内空間を自由にアレンジすることが可能。
「スペーシアベース」は「スペーシア」「スペーシアカスタム」「スペーシアギア」と違い、荷室面積をしっかり確保する事に重点を置いたモデル、「スペーシアカスタム」のデザインをベースにインテリアでは「マルチボード」を使い、今までにないシートアレンジを可能とした「軽貨物自動車(軽商用車)」として登録可能。フロントグリルやドアハンドル、ドアミラー、バックドアガーニッシュなどの加飾をブラックで統一することで、重厚感を強調するとともに、リヤクォーターパネルやチェッカープレートをモチーフにした専用エンブレムを採用。インパネカラーパネルやリヤクォーターポケットなどのアクセントカラーにグレーイッシュブルーを採用、力強さを表現した。
「オーバーヘッドシェルフ」「リヤクォーターポケット」「フロアコンソールトレー」など多彩な収納スペースを設置、「ユーティリティーナット」や「LEDルームランプ」「運転席&助手席シートヒーター」「助手席シートバックテーブル」「防汚タイプラゲッジフロア」「USB電源ソケット[Type-A/Type-C]」を採用。
安全システムには夜間の歩行者も検知する「デュアルカメラブレーキサポート」を設定。経済産業省や国土交通省などが普及を推進する「サポカーS ワイド」、国土交通省による「衝突被害軽減ブレーキ(AEBS)認定車」に該当する。
新モデル「スペーシア ベース」価格・グレード
グレード | 駆動方式 | 価格(10%) |
---|---|---|
HYBRID XF | 2WD | 1,547,700円 |
4WD | 1,667,600円 | |
HYBRID GF | 2WD | 1,394,800円 |
4WD | 1,518,000円 |
新モデル「スペーシア ベース」スペックについて
スペック | 新型スペーシアベース |
---|---|
全長 | 3,395mm |
全幅 | 1,475mm |
全高 | 1800mm |
ホイールベース | 2,460mm |
エンジン | 直列3気筒660cc +モーター (マイルドハイブリッド) |
最高出力 | 52ps/6,500rpm |
最大トルク | 6.1kgm/4,000rpm |
モーター最大出力 | 3.1ps/1,000rpm |
モーター最大トルク | 5.1kgm/100rpm |
トランスミッション | CVT |
駆動方式 | 2WD(FF)/ 4WD |
乗車定員 | 4名 |
JC08モード燃費 | 21.2km/L(4WD) 19.9km/L(4WD) |
新型「スペーシア ベース」で思うこと
ホンダの「N-VAN」が最大のライバルとなるが、エクステリアデザインを「スペーシアカスタム」ベースにしていることや、最新の「デュアルカメラブレーキサポート」を採用。安全技術の向上により「サポカーS ワイド」に対応するので軽商用車で安全性を気にする方にはおすすめの一台となる。そしてエンジンは直列3気筒660cc+モーター(マイルドハイブリッド)を採用しており、燃費では間違えなく「スペーシア ベース」に軍配があり軽商用車トップの21.2km/Lの低燃費となった。しかし、「N-VAN」ほどの最大積載量は見込めないのでその当たりがどのように響くかが気になるところだ。
スズキ スペーシア
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