スバルは「WRX」のフルモデルチェンジを行い2022年モデルとして米国 2021年9月10日(現地時間)発表した。2022年に米国で販売開始。
当初は「ニューヨーク国際モーターショー」にて世界初公開すると2021年7月27日(現地時間)に発表していたが開催を中止となり発表が延期となっていた。
新型 WRX フルモデルチェンジ エクステリア
新型「WRX S4」 に採用する新プラットフォーム「SUBARU GLOBAL PLATFORM (SGP)」は高剛性化に寄与する「フルインナーフレーム構造」を採用。米国モデルのボディサイズは全長4,669mm(83.8in)、全幅1,826mm(71.9in)、全高1,468mm(57.8in)、ホイールベース2,672mm(105.2in)となる。
ねじり剛性が28%向上、サスペンションの取り付けポイントに至っては75%も剛性向上を果たしている。サスペンション形式はフロントがストラット、リアがダブルウィッシュボーンを採用。
新型 WRX フルモデルチェンジ インテリア
インテリアには11.6インチのフルHD大画面ディスプレイを搭載したナビゲーションシステムを採用する。スマートフォン感覚で快適に操作できるHMI(Human Machine Interface)を採用。「Apple CarPlay」「Android Auto」に対応。
新型 WRX フルモデルチェンジ エンジン
新型「BRZ」に搭載される新開発 2.4L 水平対向4気筒エンジンを採用、新開発のBOXERターボエンジンにリーン(希薄)燃焼技術+Subaru Performance Transmission(新制御ソフトウェア)または6速MTを採用し、加速性能と環境性能を高次元で両立。豊かなトルクによるストレスのない質感高い走りを実現。最高出力271HP(275ps)、最大トルク258lb-ft(350Nm)となる。
スペック | 2.4L 水平対向4気筒エンジン |
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最高出力 | 271HP |
最大トルク | 258lb-ft |
トランスミッション | Subaru Performance Transmissionまたは6速MT |
新型 WRX フルモデルチェンジ 新世代アイサイト 搭載
Subaru Performance Transmission(AT)搭載車には新世代アイサイトを標準装備。ステレオカメラが日立製からスウェーデンのヴィオニア社製の広角カメラ(従来から解像度は1.2メガピクセルから2.3メガピクセルに向上し、水平画角は2倍弱広い)、従来の後側方レーダー、後部の超音波センサーに加えて、車両前部の左右にミリ波レーダーが搭載。カメラの視野角の拡大は、カメラカバーをフロントガラスに密着させて搭載位置が前進したことが寄与。ブレーキブースター(ブレーキ力を高める装置)は電動式になり、アイサイトによる反応を向上。プロセッサにはザイリンクス社のFPGAであるZynq UltraScale+ MPSoC(マルチプロセッサシステムオンチップ)を採用。
新たにティーザー画像を発表、更に特設ページもオープンした。
スバル