トヨタは「アクア」の一部改良を行い2022年11月29日発売する。TOYOTA GAZOO Racingは、新型「アクア」をベースとしたハイパフォーマンスバージョンとなる2代目「アクア GR SPORT」を2022年11月29日発売。トヨタの市販車に投入したコンバージョンモデル「GR SPORT」の国内ラインナップは、計6車種となった。
新型 アクア 一部改良 について
新たな新グレード「GR SPORT」に加え、メーカーオプション「自動防眩インナーミラー(ドライブレコーダー付)」を追加。ボディカラーに新色「ポップオレンジクリスタルシャイン」を追加、ツートーン4色ブラックルーフを追加する。
インテリアでは「ブラック×オレンジ」の内装色と合成皮革とチェック柄ファブリックをあわせたシート表皮をZグレードに新設定。
アクア 専用チューニングサスなど装備した 新グレード「GR Sport」
2代目「アクア GR SPORT」は、誕生当時から変わらない「意のままに操れる歓び」というコンセプトを踏襲し、先代アクア GR SPORTより操縦安定性がレベルアップ、加速性能も向上。TGRが目指す“モータースポーツを起点としたもっといいクルマづくり”で培った知見を活用し、ボディ剛性の強化や足回りやパワーステアリング制御のチューニングにより走行性能を向上。ベース車であるアクアの乗り心地の良さを継承しながら、様々な路面に追従するよう足回りに磨き上げた。
「アクア GR SPORT」の開発には、「GR」シリーズの開発ドライバーも携わり、「GR」の“走りの味”を「GR SPORT」でも継承することを目指した。エクステリアでは、ファンクショナルマトリックスグリル及び専用バンパーの採用や、ワイド&ローのスタンスの専用デザインにより走行や空力性能の向上に寄与する機能美を追求。
専用剛性アップパーツ
ベースとなるアクアの高いボディ剛性をより高水準なものにするため、フロア下2か所へブレースを、さらにリヤバンパーリンフォースを追加することで、操縦安定性の向上とフラットな乗り心地に寄与。
専用チューニングサスペンション
フロントサスペンション、アブソーバー特性やコイルスプリングの専用チューニング、スタビライザーの特性変更、専用バウンドストッパーの採用、ロアアームのブッシュの特性変更等により、優れた応答性、適切な車両姿勢やコントロール性能、質感の高い乗り心地を高次元で両立。
リヤサスペンション、アクアのトーションビームサスペンションを踏襲しつつ、GR SPORT専用にコイルスプリングやショックアブソーバーをチューニング、締結ボルトの変更などにより、優れた操舵応答性と質感の高い乗り心地の両立。
専用電動パワーステアリング制御
電動パワーステアリングをGR SPORT専用にチューニングすることで、操舵フィールを向上し、クルマとの一体感のある走りを実現。さらに、POWER+モードでは、よりスポーティな手応えを感じるEPS特性により、さらなるスポーツフィールを体感できる。
エクステリア
フロントバンパーの形状をベース車から改良し、フロントタイヤ周辺の空気流を整流化し、後方に流すことで空気抵抗を低減。バンパーサイドまで回り込んだロア加飾バーを「ファンクショナルマトリックスグリル」と融合させることで機能性と上質なデザインを両立した。専用の「ファンクショナルマトリックスグリル」を採用。六角形のメッシュ形状は“G”をモチーフにし、車両中心に対してシンメトリーに配置。Gモチーフの三角形部分を光が反射する角度で造形することで、立体感を演出。リヤバンパー下部を、ハの字のリヤバンパーガーニッシュでブラックアウトし、Gメッシュのテクスチャーを配し、ワイド&ローでスポーティなリヤビューを演出した。
専用ロッカーモールディング(カラード)ドア下端のロッカー部を張り出させてボディサイドの厚みを持たせ、低重心なスポーティさを表現した。205/45R17タイヤ(POTENZA RE050A)及び専用17インチアルミホイール(切削光輝+ブラック塗装/センターオーナメント付き)を採用。アルミホイールはまっすぐ伸びやかなスポークでスポーティな意匠。タイヤはグリップとコーナリング性能を高次元で実現しています。また、フロントブレーキキャリパーはGRロゴ入りの赤色塗装でスポーティなイメージを強化。
インテリア
体をしっかりとサポートしてくれるスポーティシート(GRロゴ付)を採用し、専用シート表皮(エアヌバック+合成皮革)で特別感を演出。天井や周辺部品をブラックで統一したコーディネート。
専用本革3本スポークステアリングホイール(GRロゴ付)、アルミペダル、専用コンソールオーナメントなどを採用。グロスを抑えたダークメタリック塗装、及びレジスターノブやインサイドドアハンドル(フロント)にはシルバー塗装を施した。
アクア 専用チューニングサスなど装備した 新グレード「GR Sport」 スペックについて
スペック | 新型アクア GR SPORT |
---|---|
全長 | 4,095mm |
全幅 | 1,695mm |
全高 | 1,485mm |
ホイール ベース | 2,600mm |
タイプ | ハイブリッド |
エンジン | 直3 1.5L+ モーター M15A-FXE型 |
最高出力 | 67kW(91ps)/ 5500rpm |
最大トルク | 120Nm(12.2kgfm)/ 3800-4800rpm |
モーター 最大出力 | フロント:59kW(80ps) リヤ:3.9kW(5.3ps) |
モーター 最大 トルク | フロント:141Nm(14.4kgm) リア:52Nm(5.3kgm) |
WLCT モード燃費 | 29.3km/L(2WD) |
駆動方式 | 2WD/4WD |
乗車定員 | 5名 |
最小 回転半径 | 5.3m |
トランス ミッション | 電気式 無段階変速機 |
価格(10%) | 2,595,000円 |
新型 アクア 一部改良 について 価格 グレードについて
グレード | ハイブリッド システム | トランス ミッション | 駆動 方式 | 価格 (10%) |
---|---|---|---|---|
B | 直列3気筒 1.5L 直噴エンジン(M15A ) +モーター(THSⅡ) | 電気式 無段階変速機 | 2WD | 1,980,000円 |
4WD (E-Four) | 2,178,000円 | |||
X | 2WD | 2,090,000円 | ||
4WD (E-Four) | 2,288,000円 | |||
G | 2WD | 2,230,000円 | ||
4WD (E-Four) | 2,428,000円 | |||
Z | 2WD | 2,400,000円 | ||
4WD (E-Four) | 2,598,000円 | |||
GR SPORT | 2WD | 2,595,000円 |
2代目 新型 アクア について
アクアは2011年12月26日に正式発表し発売が開始された日本の人気車種である。発売から約10年のタイミングでフルモデルチェンジを果たし、フルモデルチェンジを行い2021年7月19日発売した。
TNGA(Toyota New Global Architecture)新開発「GA-Bプラットフォーム」を採用。
ハイブリッド専用車種 新世代「直列3気筒 1.5L 直噴 ダイナミックフォースエンジン M15A型」小型化された「THSⅡ」を採用。4WD(E-Four)を新たに設定。
バイポーラニッケル水素バッテリーを世界初採用。
「快感ペダル」をトヨタ初採用。
先進の予防安全技術、第2世代「 Toyota Safety Sense 」を搭載する。
7インチOR10.5インチのディスプレイオーディオを標準装備し「Apple CarPlay」と「Android Auto」を採用する。DCM車載通信機を標準装備。
最大で一般家庭約5日分の電力供給可能な外部給電機能を標準装備。
「Harmo-tech」(知性・感性を刺激する、人に寄り添う先進)をコンセプトにした上質・シンプル・クラスレスなデザインした。ボディサイズはそのままにホイールベースを従来型に対し50mm延長し全長4,050mm、全幅1,695mm、全高1,485mm(2WD)1,505mm(4WD)ホイールベース2,600mmとした。2015年12月9日に発売が開始された新型プリウスに採用されている「TNGA」をベースに開発。TNGA(Toyota New Global Architecture)に基づく新開発の「GA-Bプラットフォーム」を採用することによって、旧型モデルよりも広い室内空間を得ることが可能。 高い空力性能を実現するなど、新開発のプラットフォームを採用により「低重心化」「ボディ剛性がUP」し旧型モデルから大幅な進化を果たす。第2世代「 Toyota Safety Sense 」を搭載する。
2代目 新型 アクア エンジン仕様について
新型「アクア」はハイブリッド専用車種として販売。ハイブリッドシステムは新世代「直列3気筒 1.5L 直噴 ダイナミックフォースエンジン M15A型」に新しい小型化されたTHSⅡを採用。全体の質量的にも問題がなく採用することが可能だ。エンジンの熱効率やトランスミッションの伝達効率を向上させることで、パワートレーンシステム全体(エンジン・トランスミッション)で燃費は約25%、動力性能は約15%以上向上。バイポーラニッケル水素バッテリーを搭載。 これにより、燃費を劇的に向上させることが可能だ。E-Four(4WD)モデルも新たに採用。4WD専用リアサスペンションを新開発しダブルウィッシュボーン式を採用。WLTCモード35.8km/Lの低燃費を実現する。
2代目 新型 アクア Toyota Safety Sense の主な特長
先進の予防安全技術、第2世代「 Toyota Safety Sense 」を搭載する。2018年1月8日発売開始する新型「アルファード /ヴェルファイア」に搭載した第2世代の次世代 Toyota Safety Sense 全車標準搭載する。レーザーレーダーとカメラを用いて優れた認識性能・信頼性を確保するとともに、衝突回避支援型PCS、LDA、AHBをパッケージ化。高速域まで対応する衝突回避支援/被害軽減性能を確保している。上記の通り、トヨタセーフティセンスのプリクラッシュブレーキでは、歩行者との相対速度が約30km/h以内の場合に衝突回避を支援し、車両の場合だと10km/h~最高速の幅広い速度域で作動する。
次世代Toyota Safety SenseとToyota Safety Sense C違いについて
旧型「アクア」が採用している「Toyota Safety Sense C」から新型「ヤリス」になり「次世代Toyota Safety Sense」を採用することで大幅に機能追加と安全性の向上を果たすことになる。
システム | 次世代 Toyota Safety Sense | Toyota Safety Sense C |
---|---|---|
方式 | 単眼カメラ+ ミリ波レーダー | 単眼カメラ+ レーザーレーダー |
オートマチック ハイビーム | ◯ | ◯ |
衝突回避支援型 プリクラッシュ セーフティ | ◯ 昼・夜間歩行者 自転車 | ◯ |
レーントレーシング アシスト | ◯ | × |
レーン ディパーチャー アラート | ◯ ステアリング制御 白線/黄線 検出 道路端 検出 ふらつき警報 | ◯ 白線/黄線 検出 |
ロードサインアシスト | ◯ | × |
レーダークルーズ コントロール | ◯ | × |
先行車発進告知 | ◯ | ◯ |
次世代 Toyota Safety Sense」を搭載するこで格段に安全技術のレベルアップを果たす。
2代目 新型 アクアトヨタ ディスプレイオーディオについて
auの4G回線を利用する車載通信機「DCM(Data Communication Module)」を全車で標準装備。T-Connect基本サービス「ヘルプネット(エアバッグ連動タイプ)」「eケア走行アドバイス」「eケアヘルスチェックレポート」「マイカーサーチ」を購入後の5年間は無料で提供。オーディオディスプレイは7インチまたはグレードにより10.5インチディスプレイを採用。スマートフォンをUSBケーブルで接続することで連携が可能(「Apple CarPlay」と「Android Auto」に対応 オプション、SDL(Smart Device Link)「TCスマホナビ」「LINEカーナビ」「LINE MUSIC」など)となり、日常利用している地図アプリや音楽などをディスプレイで操作・利用が可能。
2代目 新型 アクア スペックについて
スペック | 新型アクア |
---|---|
全長 | 4,050mm |
全幅 | 1,695mm |
全高 | 1,485mm(2WD) 1,505mm(4WD) |
ホイール ベース | 2,600mm |
タイプ | ハイブリッド |
エンジン | 直3 1.5L+ モーター M15A-FXE型 |
最高出力 | 67kW(91ps)/ 5500rpm |
最大トルク | 120Nm(12.2kgfm)/ 3800-4800rpm |
モーター 最大出力 | フロント:59kW(80ps) リヤ:3.9kW(5.3ps) |
モーター 最大 トルク | フロント:141Nm(14.4kgm) リア:52Nm(5.3kgm) |
WLCT モード燃費 | 35.8~34.6km/L(2WD) 30.1~30.0km/L(4WD) |
駆動方式 | 2WD/4WD |
乗車定員 | 5名 |
最小 回転半径 | 4.8m~5.1m |
トランス ミッション | 電気式 無段階変速機 |
トヨタニュースリリース
https://global.toyota/jp/newsroom/toyota/38312711.html
アクア
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