2023年に発売する「デリカミニ」の需要は?「スペーシアギア」「タント ファンクロス」などライバル車種と比較する

三菱は、新型軽スーパーハイトワゴン「デリカミニ」を2023年に発売する。初代「デリカ」の発売から55周年となる2023年度初夏に発売するが、同様のカテゴリーである「スペーシアギア」「タントファンクロス」はとの違いなどをまとめてみた。

目次

三菱 新型 デリカミニ について

軽スーパーハイトワゴン「eKクロス スペース」をベースにしたよりSUVテイストとしたオールラウンダーワゴンである。「デリア D:5」により近いデザインはエクステリアに変更。現在もデザインは近しい部分が多いがより大型グリルや新世代ダイナミックシールドを採用することでイメージを変える。

新型プラットホームを採用。更にマイルドハイブリッド車もラインナップ、路面に応じた走りを実現するフルタイム4WD、滑りやすい道での発進をサポートする、「グリップコントロール」を搭載。急な下り坂もブレーキ制御で安心して走行。ヒルディセントコントロール[HDC]を採用。パッケージ化した「e-Assist」を標準搭載し「衝突被害軽減ブレーキシステム(FCM)」「車線逸脱警報システム(LDW)」「車線逸脱防止支援機能(LDP) 」「踏み間違い衝突防止アシスト」「オートマチックハイビーム(AHB)」更に、「MI-PILOTシステム」をオプション選択可能。両側パワースライドドアに後部座席の開口幅は650mmもある。ハンズフリーオートスライドドア」を採用。

スズキ 新型スペーシアにいて

スペーシア/スペーシア カスタム

スペーシア
新型スペーシア

スズキは新型スペーシアとスペーシアカスタムのフルモデルチェンジを行い2017年12月14日に発売した。プラットフォームを刷新し、剛性や静粛性、衝突性能、走行性能などを大幅に向上させた上で軽量化を達成している。

スペーシアカスタム
新型スペーシアカスタム

プラットフォームを滑らかな形状にすることで補強部品を減らし、さらに板厚を薄くするとともに骨格部を連続化することで、より少ない部品で十分なボディー剛性を確保。ボディーでは高張力鋼板を全体の約46%に使い、とくに強度の高い超高張力鋼板(1180MPa 980MPa)の使用範囲を11%から約16%まで拡大。アンダーボディーでは主要な構造と部品のレイアウトを全面刷新しており、剛性、静粛性、衝突性能、走行性能などを軽量化しつつ引き上げている。これらにより、曲げ剛性とねじり剛性を約30%向上させている。軽量化の面ではフロントフェンダーやロアクロスメンバーなどに樹脂素材をスズキ車として初めて使用。シートでもシートバックフレームの構造見直し、ボディー側に対する取付部品の溶接化を行う。

スペーシア
スペーシア

スペーシア ギア

スペーシアをベースに外観をSUVテイストに演出。見た目は今話題の新型ジムニーやハスラー、クロスビーに似たフロントマスクを採用している。ギアと名付けているが「道具」を表しており、ベースはスペーシアのためMTではなくCVTをそのまま採用している。

spacia-gear
新型 スペーシアギア

インテリアにはツールボックスをモチーフにした大きな助手席アッパーボックスアクティブにアウトドアを遊べるようにオレンジのステッチを施したはっ水加工のブラックシート、防汚仕様の荷室フロアとリアシート背面を採用している。

spacia-gear
新型 スペーシアギア

フロアが防汚仕様のため、泥のついた自転車やスノーボード、サーフボードなどもそのまま入れることができる。

spacia-gear
新型スペーシアギア

スペーシアの情報はこちら

スズキ 新型 スペーシアギア SUVテイスト 2018年12月20日発売

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スズキ 新型 スペーシアギア SUVテイスト 2018年12月20日発売 スズキは新型スペーシアの派生モデル新型「スペーシアギア」を追加し2018年12月20日発売した。価格:161万4600円~181万3320円。2018年12月1日よりススキのホームページ...

新型デリカミニと新型スペーシアギア ボディサイズ比較

サイズ新型スペーシアギア新型デリカミニ
全長3,395mm3,395mm
全幅1,475mm1,475mm
全高1,800mm1,775mm
ホイールベース2,460mm2,495mm
乗車定員4名4名

新型デリカミニと新型スペーシア NAエンジン比較

スペック新型スペーシアギア新型デリカミニ
エンジン660cc直列3気筒
DOHC+モーター
660cc直列3気筒
DOHC+モーター
最高出力38kW(52ps)/
6,500rpm
38kW(52ps)/
6,400rpm
最大トルク60Nm(6.1kgm)/
4,000rpm

60Nm(6.1kgm)/
3,600rpm

モーター最大出力2.3kW(3.1ps)/
1,000rpm
2.0kW(2.7ps)/
1,200rpm
モーター最大トルク50Nm(5.1kgm)/
100rpm
40Nm(4.1kgm)/
100rpm
トランスミッションCVTCVT
駆動方式2WD(FF)/4WD2WD(FF)/4WD
JC08モード燃費26.4〜28.2km/L21.4〜27.8km/L 

新型デリカミニと新型スペーシア ターボエンジン比較

スペック新型スペーシアギア新型デリカミニ
エンジン660cc直列3気筒
DOHCターボ+モーター
658cc 直列3気筒
DOHC i-VTECエンジン
最高出力47kW(64ps)/
6,000rpm
47kW(64ps)/
5,600rpm
最大トルク98Nm(10.0kgm)/
3,000rpm

100Nm(10.2kgm)/
2,400rpm~4,000rpm

モーター最大出力2.3kW(3.1ps)/
1,000rpm
2.0kW(2.7ps)/
1,200rpm
モーター最大トルク50Nm(5.1kgm)/
100rpm
40Nm(4.1kgm)/
100rpm
トランスミッションCVT

CVT

駆動方式2WD(FF)/4WD2WD(FF)/4WD
JC08モード燃費24.0〜25.6km/L21.8〜23.2km/L 

新型デリカミニと新型スペーシアギア その他スペックを比較

デリカミニとスペーシアのスライドドアを比較するとekスペースは、開口幅650mm、スペーシアは、600mm。室内高はekスペースは-mm、スペーシアは1,410mmである。室内高は-mmの差なのであまりないが、スライドドアの会計幅がスペーシアが50mm開くのが狭いため乗り降りはekスペースの方が優位性がある。更にekスペースには「ハンズフリースライドドア」をオプション設定しており利便性でもekスペースに優位性がある。

 新型スペーシアギア新型デリカミニ
開口幅600mm650mm
室内高1,410mm-mm

ダイハツ 新型 タント タントカスタムについて

ダイハツは新型タント/タントカスタムのフルモデルチェンジを行い2019年7月9日に発売した。新開発プラットフォーム「DNGA(Daihatsu New Global Architecture)」を採用する。更に、「次世代スマートアシスト」を採用する。「ミラクルオープンドア」を採用し両側スライドドアである。新開発のミラクルウォークスルーパッケージ」として、車内での移動や乗り降りのしやすいパッケージとした。更に、世界初となる最大540mmの「運転席ロングスライドシート」を採用。「ハンズフリースライドドア」採用する。「タッチ&ゴーロック」「ミラクルアクセス」などの新機能も搭載される。

tanto
tanto
tanto

旧型同様に助手席側のセンターピラーレスを有効活用したパッケージングで「運転席ロングスライドシート(最大540mm前後可能)を採用。更に助手席を(380mm)前後が可能となり助手席を完全に前に移動できることで運転席から後部座席への移動を簡単に行え、ピラーレスを最大限に活用できる。

後席には上下2段調節式デッキボードを採用、デッキボードの脚を立てれば、2段積みモードに。更に防水加工シートバックを採用しており、濡れた荷物も気にせず載せられる。ラゲージルームランプ(デッキサイド右側/天井)USBソケット(後席右側1口)を採用している。

新モデル「タント ファンクロス」について

新型デリカミニと新型タントファンクロス ボディサイズ比較

サイズ新型タントファンクロス新型デリカミニ
全長3,395mm3,395mm
全幅1,475mm1,475mm
全高1,755〜1,775mm1,775mm
ホイールベース2,460mm2,495mm
乗車定員4名4名

新型デリカミニと新型タントファンクロス NAエンジン比較

スペック新型タントファンクロス新型デリカミニ
エンジン660cc直列3気筒
DOHC
660cc直列3気筒
DOHC+モーター
最高出力38kW(52ps)/
6,900rpm
38kW(52ps)/
6,400rpm
最大トルク60Nm(6.1kgm)/
3,600rpm

60Nm(6.1kgm)/
3,600rpm

モーター最大出力2.0kW(2.7ps)/
1,200rpm
モーター最大トルク40Nm(4.1kgm)/
100rpm
トランスミッションCVTCVT
駆動方式2WD(FF)/4WD2WD(FF)/4WD
JC08モード燃費27.2km/L(2WD)
25.4km/L(4WD)
21.4〜27.8km/L 

新型デリカミニと新型タントファンクロス ターボエンジン比較

スペック新型タントファンクロス新型デリカミニ
エンジン660cc直列3気筒
DOHCターボ
658cc 直列3気筒
DOHC i-VTECエンジン
最高出力47kW(64ps)/
6,400rpm
47kW(64ps)/
5,600rpm
最大トルク100Nm(10.2kgm)/
3,600rpm

100Nm(10.2kgm)/
2,400rpm~4,000rpm

モーター最大出力2.0kW(2.7ps)/
1,200rpm
モーター最大トルク40Nm(4.1kgm)/
100rpm
トランスミッションCVT

CVT

駆動方式2WD(FF)/4WD2WD(FF)/4WD
JC08モード燃費25.2km/L(2WD)
23.8km/L(4WD)
21.8〜23.2km/L 
価格1,549,800円〜
1,873,800円
1,635,700円~
1,991,000円

新型デリカミニと新型タントファンクロス その他スペックを比較

デリカミニとタントのスライドドアを比較するとekスペースは、開口幅650mm、タントはピラーレスなので、最大1,490mm。室内高はekスペースは-mm、タントは1,370mmである。室内高は-mmの差なのであまりないが、スライドドアの会計幅がekスペースが50狭いため乗り降りはタントの方が優位性がある。

 新型タントファンクロス新型デリカミニ
開口幅1,490mm650mm
室内高1,370mm-mm

三菱 新型 デリカミニ はありなのか?

「デリカミニ」はありなのか?三菱では一番販売力や商品力の高い「デリカD:5」のコンパクトバージョンという位置付けをすることにより「デリカミニ」は唯一無にの需要となるだろう。もちろんライバル車種はダイハツ「タントファンクロス」やスズキ「スペーシアギア」などである。特に「スペーシア」は派生はを多くラインナップしており「スペーシア」「スペーシアカスタム」「スペーシアギア」「スペーシアベース」とこれからの多様化の時代には派生はモデルをラインナップすることで販売力強化に繋がる可能性がありそうだ。

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