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DSオートモビル 革新のクーペSUV「DS N°4」2025年5月14日発表 フレンチラグジュアリーと電動化の未来を、最先端テクノロジーで具現化

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DS Automobiles N°4

2025年5月14日、ステランティスグループの高級ブランド、DSオートモビルは、そのラインナップに新たな輝きを放つモデル、新型クーペSUV「DS N°4(ナンバーフォー)」を発表しました。かつてシトロエンの高級ラインとしてその名を馳せ、2015年に独立ブランドとして新たな道を歩み始めたDSオートモビル。その最新作であるDS N°4は、日本市場で2022年4月に登場した「DS4」のマイナーチェンジモデルとして位置づけられ、ブランドの新しい最上級モデル「DS N°8」に続く形で、従来の数字のみの命名ルールから、フランス語で数字を表す際に用いられる「N°(ナンバー)」を冠した新しいモデル名を採用しました。このDS N°4は、フランスならではの卓越した技術と、ブランドが深く追求する創造性を最先端テクノロジーと融合させ、力強いデザイン、卓越したダイナミズム、そして直感的な操作性を求める顧客層へ、他に類を見ないドライビングエクスペリエンスを提供することを約束します。

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DSオートモビルの新たな挑戦とDS N°4の位置づけ

  • 2025年5月14日、DSオートモビルが新型クーペSUV「DS N°4」を発表。日本市場で2022年4月登場の「DS4」のマイナーチェンジモデル。
  • ブランドの新しい命名ルール「N°(ナンバー)」を採用。
  • フランスの卓越した技術、創造性、最先端テクノロジーを融合し、他に類を見ないドライビングエクスペリエンスを目指す。
  • DSオートモビルズCEOザビエル・プジョー氏は「DSオートモービルズの真髄を凝縮したモデル」と表現。

魂を揺さぶるアヴァンギャルド・デザイン

  • エクステリア:
    • 完全に再設計されたフラットで力強いフロントエンド。ワイド化され細部までこだわった新ブラックグリル。
    • DS E-TENSE PERFORMANCEコンセプトカーやN°8から着想を得た、特徴的な新ライトシグネチャー(V字型デイライト+水平ライトライン)。
    • ボンネットを12mm延長しワイド感を強調。グリルは原液染色ブラック素材に超耐久ニス仕上げ。
    • ÉTOILE仕様にはDS MATRIX LED VISIONヘッドランプ(マトリックスライト+ディレクショナルライト)を搭載。
    • リアデザインはダークトーンの新テールランプ、ブランドエンブレムを「DS Automobiles」ロゴに変更。
    • 100%LEDテールライトに新開発「ダーククローム」カバーとレーザー彫刻された鱗模様のレリーフを採用。グロスブラックのストリップで連結。
    • ボディサイズ:全長4415mm、全幅1830mm(ミラー格納時1870mm)、全高1495mm(EVモデルは1470mm)、ホイールベース2680mm(EVモデルは2670mm)。ワイド&ローなクーペSUVスタイル。
    • アスレチックな形状と彫刻的表面、面一フィットのドアハンドルを採用。
    • 標準19インチ、オプションで20インチ(PHEVモデル)の大径ホイール(720mm)。
  • インテリア:
    • ドライバー正面にDS N°8グラフィック مستوحاة من 新10.25インチ高解像度デジタルメータークラスターとDSエクステンデッドヘッドアップディスプレイを配置。
    • ダッシュボード中央にAIアシスタント機能付きDS IRIS SYSTEMインフォテインメントシステム操作用の10インチセカンドタッチスクリーン。
    • DS N°8の精神を受け継ぎ、よりピュアな雰囲気に改良。操作系をタッチスクリーンに集約。
    • PALLAS仕様は最高級キャンバス/ファブリック、ÉTOILE仕様はクリオロブラウンのナッパレザーやブラックのアルカンターラ®にライトゴールドトリム。
    • 厚みのあるガラス等で静粛性を向上。コンパクトなベンチレーションシステム「DS AIR(インビジブル・ベント)」。
    • 高級時計 مستوحاة من 「クル・ド・パリ」ギョシェ彫り、ウォッチストラップデザインのナッパレザーシート(パールステッチ付)、ブラウンアッシュウッドインサート。
    • カスタマイズ可能なアンビエントライティング。オプションでFOCAL ELECTRA®オーディオシステム(14スピーカー、690W)。

未来を駆る、多彩な電動化パワートレイン

  • マイルドハイブリッド(MHEV)、プラグインハイブリッド(PHEV)、100%電気自動車(EV)「N°4 E-TENSE」の3種類を設定。
  • DSオートモビルズ プロダクトディレクター オードリー・アマー氏:「どのエンジンを選択しても、卓越したダイナミックパフォーマンスと同等の快適性を提供」。
  • N°4 E-TENSE (EV):
    • 最高出力213ps、最大トルク343Nm。
    • 正味容量58.3kWhバッテリー搭載、航続距離450km(WLTP複合サイクル)。
    • 新ヒートポンプ構造、3つの減速モード(パドル操作)。
    • 空力特性改良(地上高10mm低減、グリル内空力パーツ)。
    • 11kWオンボードチャージャー標準、最大120kWのDC急速充電対応(約30分で20%→80%、約11分で100km分回復)。
  • N°4 PLUG-IN HYBRID (PHEV):
    • 180psの1.6Lターボエンジン+125ps電気モーター、システム合計225ps、トルク360Nm。
    • 新開発eDCT7(7速デュアルクラッチトランスミッション)採用。0-100km/h加速7.1秒。
    • バッテリー容量を14.6kWhに拡大、EV航続距離最大81km(WLTP複合、従来比30%増)。
    • 3.7kWオンボードチャージャー標準装備、オプションで7.4kW版も用意。
  • N°4 HYBRID (MHEV):
    • 145psの1.2Lターボエンジン+21kW(28ps)電気モーター、6速DCTに統合。
    • 市街地走行時に最大50%の時間を電気のみで走行可能。
    • 最大トルク230Nm、CO₂排出量116g/kmから。燃費約19.0km/L(WLTPモード)見込み。

卓越した走行性能とインテリジェントな先進技術

  • モジュラープラットフォーム「EMP2」採用、優れた剛性・精度・構造効率。
  • DSアクティブスキャンサスペンション:前方路面をスキャンし四輪ダンピングをリアルタイム調整、究極のフラットライド実現。
  • プロダクトディレクター オードリー・アマー氏:「ドライバーの冒険心を満たす技術を統合」。
  • 先進運転支援システム (ADAS):
    • DS DRIVE ASSIST 2.0:レベル2半自動運転(半自動レーンチェンジ、追い越し支援、標識読み取り速度推奨など)。
    • DSドライバー注意モニタリング(DAA4):赤外線カメラでドライバーの注意レベル・疲労を分析。
    • DS MATRIX LED VISIONヘッドランプ:3モジュール構成、5つのプリセットモード、対向車眩惑防止ハイビーム、照射範囲約300m。
    • DSエクステンデッド・ヘッドアップ・ディスプレイ:対角21インチ相当の情報を視界に投影(AR的表示)。
    • その他:360°ビジョン、ブラインドスポットモニター(ロングレンジ)、リヤクロストラフィックアラート、ポストコリジョンセーフティブレーキ、ファーサイドエアバッグ、アクティブボンネット。
  • コネクテッドサービス:
    • DS IRIS SYSTEM:ChatGPT API搭載SoundHound AI採用(「OK IRIS」で自然対話)。
    • CONNECT ONE PACK:10年間のコネクテッドサービス(DSデジタルサービスレコード、eコーチング、リモートアップデート等)。
    • CONNECT PLUS PACK:3年間有効、追加機能(コネクテッドナビ、ChatGPT音声認識、MyDSアプリ連携機能等)。
    • N°4 E-TENSE専用サービス:車載EVルーティング(充電休憩計画)、e-Routesアプリ(総移動時間計算)、バッテリープレコンディショニング、e-Remote機能(80%充電停止機能制御)、V2L (Vehicle to Load) 機能。

ラグジュアリーを日常に

  • 広々とした室内空間:十分な肘・足元スペース、快適なヘッドルーム。
  • レザー仕様フロントシート:ヒーター、クーラー、マッサージ機能。高密度フォーム製でサポート力と快適性を両立。
  • トランク容量:MHEVモデル430L(後席収納時最大1240L)、PHEVモデル360L、N°4 E-TENSE(EV)390L。
  • ハンズフリーアクセス機能付き電動テールゲート。

個性とニーズに応えるラインナップ

  • 主要仕様(グレード):「PALLAS(パラス)」と「ÉTOILE(エトワール)」。
  • PALLAS 仕様:
    • インテリア:ダイヤモンドタングステンファブリックとDSブラックキャンバスシート、べっ甲柄玄武岩ブラックトリム。
    • 標準装備:デュアルゾーンAC、LEDヘッドランプ、フルLEDリアライト、バックカメラ付きパーキングアシスト、音響ラミネートフロントサイドウィンドウ等。
    • オプションパック:「快適性パック」「技術パック」。
  • ÉTOILE 仕様:
    • インテリア:アルカンターラ®とバサルト織りシート(新ステッチ)、アルカンターラ®ダッシュボード。
    • 標準装備:DS IRIS SYSTEM、DS MATRIX LED VISION、スクロールインジケーター付フルLEDリアライト、リアトラフィックディテクションパック、DS DRIVE ASSISTパック等。
    • オプションパック:「トータルコンフォートパック」「トータルテクノパック」。
  • ボディカラー:全5色(N°4専用カシミアカラー含む)。
  • E-TENSE(EV)専用19インチホイール2種類:「ローザンヌ」(PALLAS標準)、「チューリッヒ」(PALLASオプション、ÉTOILE標準)。
  • 価格:最新装備で上昇するが、MHEVモデル設定によりスタート価格抑制の可能性。旧DS4のディーゼルは543万円~、PHEVは667.2万円~。

【まとめと展望】DS N°4が示すDSオートモビルの未来

  • DS N°4は、DSオートモビルのさらなるラグジュアリー性とブランド独自性を市場にアピールするモデル。
  • 革新的デザイン、先進技術、多様な電動化パワートレインでプレミアムコンパクトSUVセグメントの新基準を目指す。
  • 単なる移動手段ではなく、乗る人の感性を刺激し生活に彩りを与える特別な存在になる可能性。
目次

CEOが語るDS N°4の核心:「DSオートモービルズの真髄」

DSオートモビルズCEO、ザビエル・プジョー氏は、「N°4は、DSオートモービルズの真髄を凝縮したモデルです。個性、エレガンス、そして何よりも、自動車の卓越性をリードするという唯一無二の野心を満たすための要件です」と語り、その自信を表明しています。

エクステリア:大胆かつエレガントなフロントフェイスと魅惑のライトシグネチャー

エクステリアデザインは、DS N°4のアヴァンギャルド精神を最も雄弁に物語る部分です。完全に再設計されたフロントエンドは、よりフラットでありながら力強い存在感を放ち、テクノロジーとエレガンスが見事に調和した自信に満ちた表情を創り出しています。特に目を引くのは、ワイド化され、細部にまでこだわり抜いて仕上げられた新しいブラックグリルです。ここには、DS E-TENSE PERFORMANCEコンセプトカーやブランドの最新フラッグシップモデルN°8からインスピレーションを得た、特徴的な新しいライトシグネチャーが組み込まれています。バンパー両端から伸びるライトビームが中央のDSロゴへと徐々に収束していくデザインは、DS N°4に独特の存在感と抗いがたい魅力を与えています。

デザインディレクターが明かす、光と影の造形美

DSオートモビルズのデザインディレクター、ティエリー・メトロズ氏は、「N°4では、DS E-TENSE PERFORMANCEコンセプトカーの、垂直かつ非常にスリムなV字型のデイライトシグネチャーを採用しています。また、新しいフラッグシップモデルであるN°8からインスピレーションを得て、点灯するグリルとDSバッジを繋ぐ水平の光のラインをデザインしました。この組み合わせにより、ドラマチックで一目で認識できる仕上がりとなっています」と、そのデザインの意図を説明します。ボンネットは従来モデルより12mm延長され、グリル上部をさりげなく覆うことで、ワイドな印象を一層強調しています。このグリルは、原液染色されたブラック素材に超耐久性の高いニス仕上げを施すという特殊な技術により、その輝きと美しさが永久的に保たれるよう工夫されています。この印象的なライトシグネチャーを備えた新しいフロントグリルは、パワートレインや仕様を問わず、全モデルに標準装備されます。さらに、ÉTOILE仕様では、マトリックスライトとディレクショナルライトを組み合わせたDS MATRIX LED VISIONヘッドランプが搭載され、最高の照明品質と極めて洗練された美観を実現しています。

リアビュー:力強さと洗練を纏う、新たなブランドアイデンティティ

リアデザインもまた、DSオートモビルの革新性を象徴しています。ダークトーンの新しいテールランプが採用され、リア中央のブランドエンブレムはDS Automobilesのロゴへと変更されました。100%LEDのテールライトには、新開発の「ダーククローム」カバーが装着され、レーザー彫刻された鱗模様のレリーフが光を巧みに捉え、見る者を圧倒する視覚効果を生み出します。これらのライトはグロスブラック仕上げのダークストリップで結ばれ、車幅の広さを効果的に強調。モデル名のすぐ上にはDS Automobilesの文字が刻まれ、ブランドの新たなアイデンティティを力強く宣言しています。遠くからでもDS N°4であることを瞬時に認識させる、強烈なシグネチャーと言えるでしょう。

クーペSUVの理想形:ダイナミックなプロポーションとエアロダイナミクス

ボディサイズは全長4415mm、全幅1830mm(ミラー格納時1870mm)、全高1495mm(100%電動モデルは1470mm)、ホイールベースは2680mm(電動モデルは2670mm)。エントリーSUV「DS3」(全長4120mm)とフラッグシップSUV「DS7」(全長4590mm)の中間に位置しながらも、全高は両モデルよりも低く抑えられ、ワイド&ローのダイナミックなクーペSUVスタイルを際立たせています。そのアスレチックな形状と彫刻されたような表面処理は、流麗さと緊張感、そして力強いラインが融合し、独特の落ち着きと品格を与えています。面一にフィットするドアハンドルは、ボディサイドの造形と完璧に調和し、デザインの純粋性を高めています。足元には、標準で19インチ、オプションで20インチ(プラグインハイブリッドモデル)の大径ホイール(720mm)が設定され、その存在感を一層引き立てます。プレミアムコンパクトハッチバックセグメントにおいて他に類を見ないこのボディとホイールの比率は、レーシーでスポーティ、かつ効率的なフォルムを実現する上で重要な要素となっています。

インテリア:五感を満たすフレンチ・サヴォアフェールと先進テクノロジーの融合

DS N°4のインテリアは、ブランド特有のデザイン性と最新テクノロジーが融合し、新たなラグジュアリー空間を創造しています。ドライバーの正面には、DS N°8のグラフィックにインスパイアされた新しい10.25インチ高解像度デジタルメータークラスターが配置され、視認性と静粛性を向上させるDSエクステンデッドヘッドアップディスプレイと共に、ドライバーに必要な情報を効果的に提供します。従来モデルの7インチから大幅に拡大されたこのデジタルメーターは、より分かりやすく情報を表示できるよう進化しました。ダッシュボード中央には、AIアシスタント機能も備えたDS IRIS SYSTEMインフォテインメントシステムを操作するための10インチのセカンドタッチスクリーンが配置されています。

インテリアデザイナーのこだわり:ピュアな空間と上質素材の調和

DSオートモビルズのインテリアデザイン責任者、トーマス・ブーヴェレ氏は、「N°4のインテリアは、N°8で培った精神を受け継ぎ、よりピュアな雰囲気を醸し出すよう、微妙な改良が加えられました。例えば、ドライバー側のインストルメントクラスターは10.25インチに拡大され、視認性が向上し、人間工学に基づいた操作性も向上しました。操作系へのアクセスも簡素化され、タッチスクリーンに機能が集約されています」と述べています。さらに、「PALLAS仕様では、最高級のキャンバス/ファブリックコンビネーション、ÉTOILE仕様では、クリオロブラウンのナッパレザーやブラックのアルカンターラ®といった洗練された素材に、ライトゴールドのトリムがアクセントとして加えられています」と、素材へのこだわりも語っています。

静謐性と快適性:細部に宿るクラフツマンシップ

室内の静粛性にも徹底的にこだわり、厚みのあるフロントガラスや窓ガラス、ドアなどを採用することで、外部からのノイズ侵入を効果的に抑制。また、コンパクトかつ効率的なベンチレーションシステム「DS AIR(インビジブル・ベント)」は、控えめに取り付けられた極薄の中央ベントが目に見えないフィンを隠し、洗練された調和のとれた外観を実現。先細りの先端から導かれる空気の流れは、上下方向への最適な分散を実現し、正確で均一な温熱環境を保証します。高級時計製造にインスピレーションを得た「クル・ド・パリ」のギョシェ彫り(エンボス加工)がセンターコンソールなどに施され、その雰囲気をさらに高めています。この精密な仕上げは、エレガントなタッチを添え、コックピットの洗練されたアイデンティティを際立たせる重要なディテールです。DSオートモビルズが誇る「ウォッチストラップデザイン」のクリオロブラウンナッパレザーシートは、ブラウンアッシュウッドのインサートと相まって、室内に比類なき高級感を醸し出します。ナッパレザーのワイドな表面には、DSオートモビルズ独自の刺繍技術であり、自動車業界における唯一無二のシグネチャーであるパールステッチが施され、その芸術性を高めています。洗練されたインテリアの雰囲気をさらに高めるのは、ドアパネルに設置されたカスタマイズ可能なアンビエントライティングです。この照明はサイドのアクセントを際立たせ、車内の静寂感を高めます。オプションのFOCAL ELECTRA®オーディオシステムは、14個のスピーカーと690ワットの出力を誇り、フロント(全グレードに標準装備)とリアのアコースティックサイドウィンドウとの組み合わせにより、驚くほどピュアで臨場感あふれるサウンド再生を実現します。

未来を駆る、多彩な電動化パワートレイン

パワートレインのラインナップは、DS N°4の電動化戦略を明確に示しています。マイルドハイブリッド(MHEV)、プラグインハイブリッド(PHEV)に加え、新たに100%電気自動車(EV)モデル「N°4 E-TENSE」が設定されました。これにより、DS N°4は、あらゆる用途に対応する3つのテクノロジー(セルフチャージングハイブリッド、プラグインハイブリッド、そして100%電気自動車)を用意し、他に類を見ない選択の自由を顧客に提供する、このセグメントで唯一のマルチエネルギーハッチバックとなります。

電動化へのコミットメント:プロダクトディレクターの言葉

DSオートモビルズのプロダクトディレクター、オードリー・アマー氏は、「すべてのユーザーのニーズに応えるため、100%電動エンジンのラインナップに一切の妥協を許しません。N°4は、どのエンジンを選択しても、卓越したダイナミックパフォーマンスと同等の快適性を提供します」と強調しています。

N°4 E-TENSE:妥協なきパフォーマンスを誇る100%電気自動車

注目のN°4 E-TENSEは、DSオートモビルズのエネルギー転換における新たなマイルストーンです。最高出力213ps、最大トルク343Nmを発揮する高性能電気モーターを搭載し、ニッケルを豊富に含む化学物質を組み込んだ正味容量58.3kWhのバッテリーを組み合わせることで、WLTP複合サイクルで450kmの航続距離を実現します。新しいヒートポンプ構造と冷却・加熱コンポーネントのサイズ拡大により、効率性が向上し、温度快適性が最適化されています。また、ステアリングホイールの後ろにあるパドルを介して3つの減速モード(D:低エネルギー回生、B:中程度のエネルギー回生、B+:高エネルギー回生)を選択可能です。空力特性も特別に改良され、地上高は10mm低く設定され、グリル内にはほとんど目に見えない空力要素が追加され、抗力を低減しエネルギー効率を最大化しています。充電に関しては、11kWのオンボードチャージャーを標準装備し、最大120kWのDC急速充電に対応。急速充電ポイントでは、約30分でバッテリー残量20%から80%まで充電可能で、約11分で100kmの走行距離を回復できます。

N°4 PLUG-IN HYBRID:航続距離を大幅に伸長した新世代PHEV

プラグインハイブリッドモデル「N°4 PLUG-IN HYBRID」も進化を遂げました。180馬力のターボチャージャー付き1.6L直列4気筒ガソリンエンジンと125馬力の電気モーターを組み合わせ、システム合計出力225ps、最大トルク360Nmを発揮。トランスミッションには、燃費とパフォーマンスを最適化するよう設計された新開発のeDCT7(7速デュアルクラッチトランスミッション)が採用されています。これにより、0-100km/h加速はわずか7.1秒と、前世代モデルよりも0.3秒短縮されました。走行用バッテリーの容量は、従来の12.4kWhから14.6kWhへと拡大され、その結果、100%電気モードでの航続距離は、従来の56kmから最大81km(WLTP複合サイクル)へと約30%も延長されています。3.7kWのオンボードチャージャーを標準装備し、オプションで7.4kWバージョンも用意され、より高速な充電が可能です。

N°4 HYBRID:効率性とダイナミズムを高次元で両立するMHEV

マイルドハイブリッドモデル「N°4 HYBRID」は、最高出力145psを発揮する1.2L直列3気筒ガソリンターボエンジンに、21kW(28ps)の電気モーターを組み合わせ、6速デュアルクラッチオートマチックトランスミッションに直接統合されています。この最適化されたハイブリッドアーキテクチャにより、市街地走行時に最大50%の時間を電気のみで走行することが可能となり、減速時および制動時にはエネルギーを回収してバッテリーに電力を供給します。最大トルクは230Nmで、CO₂排出量を抑えながら(116g/kmから)一流のパフォーマンスを保証し、効率の面でN°4 HYBRIDをベンチマークに位置付けています。このMHEVモデルの燃費は、約19.0km/L(WLTPモード)が見込まれており、前モデルの1.2Lガソリンモデル(17.7km/L)から改善されています。

卓越した走行性能とインテリジェントな先進技術

EMP2プラットフォームとDSアクティブスキャンサスペンション:究極のフラットライドへ

DS N°4の卓越した走行性能と快適性は、モジュラープラットフォーム「EMP2」をベースに設計されていることに起因します。この最先端のアーキテクチャーには、約34メートルの接着ビードと複数の溶接ポイントを組み合わせた溶接接合などの高度な技術ソリューションが組み込まれ、優れた剛性、精度、構造効率を保証しています。サスペンションとステアリングシステムは、DSオートモビルズの卓越した技術の結晶であり、比類なきハンドリング性能と快適性の卓越したバランスを実現するよう、特に重視して開発されました。さらに、DS N°4の足回りには、ブランドの先進技術「DSアクティブスキャンサスペンション」が採用されています。フロントガラス上部のマルチパーパスカメラが前方25mまでの路面を常時ハイスピードでスキャニングし、10mm以上の凹凸を検知。四輪それぞれのダンピングをリアルタイムで最適に調整することで、まるで路面を滑るかのような究極のフラットライドを実現します。

プロダクトディレクターが語る「ドライバーの冒険心を満たす技術」

オードリー・アマー氏は、「N°4のデザインは、ドライバーの大胆さゆえに大胆です。その冒険心を満たすために、私たちはN°4を日常生活だけでなく旅行にも適した車にする技術を統合しました」と述べています。

DS DRIVE ASSIST 2.0:安心と快適をもたらす先進運転支援システム

安全装備も最新かつ充実しています。DS N°4は、ドライバーの期待に限りなく沿うレベル2の半自動運転体験を提供する「DS DRIVE ASSIST 2.0」を搭載。これには、半自動レーンチェンジ、追い越し支援、標識読み取りによる速度推奨機能などが含まれ、車内外のあらゆる出来事を記録するセンサー群がスムーズで快適なドライビングをサポートします。さらに、車体のフロントピラーに設置された赤外線カメラを使用してドライバーの注意レベルと疲労を継続的に分析する「DSドライバー注意モニタリング(DAA4)」も提案されています。

DS MATRIX LED VISIONとDSエクステンデッド・ヘッドアップ・ディスプレイ:視認性と安全性の革新

夜間の視認性を高めるDS MATRIX LED VISIONヘッドランプは、3つのLEDモジュールで構成され、交通状況、ステアリングホイールの角度、速度、天候に応じて、市街地、郊外、高速道路、悪天候、霧の5つのプリセットモードから自動で選択。他の道路利用者を眩惑させることなく常にハイビームで走行でき、約300メートルの照射範囲を誇ります。そして、運転に必要な情報をドライバーの視界に直接投影することでドライビングエクスペリエンスを最適化する最先端技術「DSエクステンデッド・ヘッドアップ・ディスプレイ」も搭載。先進の光学効果により、データはまるでフロントガラスから4メートル前方、対角21インチのスクリーンに浮かんでいるかのように表示されます。この視覚的な没入感は、拡張現実(AR)への第一歩であり、速度、運転支援機能、ナビゲーション、警告メッセージ、マルチメディア情報を、道路から目を離すことなく確認できます。これらの先進機能に加え、車両の周囲を確認できる「360° ビジョン」、「ブラインドスポットモニター (ロングレンジ)」、「リヤクロストラフィックアラート」、「ポストコリジョンセーフティブレーキ」など、多数の最新安全機能が搭載されています。衝突安全機能としては、側面衝突時に前席乗員の頭部から脇腹までを保護する「ファーサイドエアバッグ」や、歩行者との衝突を検知すると瞬時にボンネットの後端を持ち上げてフードとエンジン上部とのスペースを拡大し、歩行者への衝撃を低減させる「アクティブボンネット」も採用されています。

コネクテッドサービス:ChatGPT連携DS IRIS SYSTEMとEV専用機能

コネクテッドサービスもDS N°4の大きな魅力の一つです。DS IRIS SYSTEMインフォテインメントシステムは、2024年3月よりDSオートモビルズが世界で初めて全モデルに標準装備した、ChatGPT APIを搭載したSoundHound人工知能を採用しています。音声認識が標準装備されている国では、「OK IRIS」と発声するだけで、車とのシームレスで自然な会話が始まり、車が真の旅のパートナーとなります。N°4には、DSデジタルサービスレコード、eコーチング機能、定期的なリモートアップデートなど、10年間のさまざまなコネクテッドサービスを提供する「CONNECT ONE PACK」が付属しています。さらに、装備に応じて3年間有効な「CONNECT PLUS PACK」は、コネクテッドナビゲーション、ChatGPTによる音声認識、MyDSアプリを介したe-リモートコントロール、リモートロック/ロック解除、コネクテッドアラーム、e-ルートなど、最高のコネクテッドドライビングエクスペリエンスを実現する追加機能を備えています。特にN°4 E-TENSEには、発売当初からユーザーエクスペリエンスの向上と、車の充電およびメンテナンスの簡素化を目的とした特別なコネクテッドサービススイートが含まれています。コネクテッドナビゲーションにコネクトプラスパックを通じて最初の3年間標準装備される車載EVルーティングは、長距離ルートにおける最適な充電休憩を計画。MyDSアプリを介したe-Routesアプリを使えば、出発前に総移動時間を計算でき、移動中はリアルタイムでデータを評価し、必要に応じて代替ルートを提案します。また、バッテリープレコンディショニング機能は、充電ポイントに停車する前にバッテリーを予熱することで、寒冷地での充電時間を最適化します。e-Remote機能では、バッテリーの充電状態と車内の温度調整に加え、バッテリーセルの寿命を保護するために「80%充電停止」(AC充電時)機能も制御できます。さらに、N°4はV2L (Vehicle to Load) 機能を備えており、特別なアダプターを介して車外の電源にエネルギーを供給することも可能です。

ラグジュアリーを日常に

広々とした室内空間と上質なシート

収納スペースも十分に確保されており、2.67mのホイールベースと1.87mのミラー格納幅により、ゆったりとした室内空間と豊富な収納スペースが確保され、各乗員は両列とも十分な肘と足元のスペース、そして快適なヘッドルームを享受できます。レザー仕様のフロントシートには、ヒーター、クーラー、マッサージ機能が備わり、エクスクルーシブな快適性を提供。高密度フォーム製のシートは、包み込むような形状と広々とした形状で、優れたサポート力と卓越した快適性を両立しています。

クラスをリードするトランク容量と利便性

トランク容量は通常時でガソリンMHEVモデルが430L、プラグインハイブリッドモデルが360L、そして新たに登場した100%電気自動車N°4 E-TENSEで390Lと、クラストップレベルのスペースを誇ります。後席を収納することで、MHEVモデルでは最大1240Lまで拡大可能です。完璧なサイズと低い荷室リップを備えたトランクには、ハンズフリーアクセス機能付きの電動テールゲートから容易にアクセスできます。

個性とニーズに応えるラインナップ

DS N°4は、「PALLAS(パラス)」と「ÉTOILE(エトワール)」という2つの主要な仕様(グレード)で展開され、それぞれに特定の装備レベル、パック、オプションが用意されています。

PALLAS:洗練されたエレガンス

「PALLAS」仕様は、ダイヤモンドタングステンファブリックとステッチ仕上げのDSブラックキャンバスシートを配した洗練されたインテリアを提供します。ダッシュボードとドアパネルには、べっ甲柄の玄武岩ブラックトリムとベレンブロンズインサートがあしらわれています。標準装備には、デュアルゾーン自動クライメートコントロール、LEDヘッドランプ、フルLEDリアライト、ヒーター付き折りたたみ式ドアミラー、クルーズコントロールとアダプティブスピードリミッターを備えたセーフティパック、カメラとレーダーで制御される自動緊急ブレーキ、バックカメラ付きのフロントおよびリアパーキングアシスト、音響ラミネートフロントサイドウィンドウ、Wi-Fi経由のワイヤレスミラースクリーンなどが含まれます。オプションパックとして、「快適性パック」(パワードライバーシート、ヒーター付きフロントシート、防音・着色リアガラス、パワーテールゲート)や、「技術パック」(キーレスエントリー&スタート、DS IRIS SYSTEM、ワイヤレススマートフォン充電)が用意されています。

ÉTOILE:ダイナミズムと究極の洗練

一方、上位仕様の「ÉTOILE」トリムは、アルカンターラ®とバサルト織りのシートに新しいステッチを施し、よりダイナミックで洗練された雰囲気を醸し出します。アルカンターラ®のダッシュボードとドアパネルには、ベレンブロンズのアクセントがあしらわれています。標準装備として、DS IRIS SYSTEMインフォテインメントシステム、DS MATRIX LED VISIONヘッドランプ、スクロールインジケーター付きフルLEDリアライト、リアトラフィックディテクションパック(RCTA + LCA)、パワーフロントシート、ラミネート加工および着色されたリアガラス、アルミニウム製ドアシルプロテクターおよびペダル、DS DRIVE ASSISTパック、ワイヤレススマートフォンチャージャーなどが充実しています。ÉTOILE仕様では、「トータルコンフォートパック」(マッサージ機能およびヒーター付きシート、ヒーター付きステアリングホイール、ハンズフリーアクセス機能付きパワーテールゲート、サンルーフ、FOCAL Electra®オーディオシステム、DS EXTENDED HEAD UP DISPLAY)や、「トータルテクノパック」(DSドライブアシスト2.0、360°パノラマビジョン、自動防眩外部ミラー、アラーム、DS拡張ヘッドアップディスプレイ)といった、さらに充実したオプションパックが選択可能です。どちらの仕様も、ボディカラーはパールホワイト、クリスタルパール、ペルラネラブラック、ナイトフライト、そしてN°4専用のカシミアカラーの5色が用意されています。新しいE-TENSEバージョン用には、19インチホイールとして「ローザンヌ」(PALLASに標準装備)と「チューリッヒ」(PALLASのオプション、ÉTOILEに標準装備)が特別に開発されました。

価格戦略と市場への期待

新型DS N°4の価格については、最新装備の採用により従来モデルから若干の上昇が見込まれますが、これまでエントリーモデルとなっていたディーゼルエンジンに代わり、ガソリンマイルドハイブリッドモデルを設定することで、スタート価格は戦略的に抑えられる可能性があります。参考として、マイナーチェンジ前のDS4の価格帯は、1.5Lディーゼルモデルが543万円から、1.6L PHEVモデルが667万2000円からとなっていました。

編集部から一言

2025年5月14日に発表されたマイナーチェンジモデル、新型DS N°4。DSオートモビルは、この改良されたDS N°4を通じて、さらなるラグジュアリー性とブランドの独自性を市場にアピールしていく計画です。その革新的なデザイン、先進のテクノロジー、そして多様な電動化パワートレインは、プレミアムコンパクトSUVセグメントにおいて新たな基準を打ち立てることでしょう。DS N°4は、単なる移動手段ではなく、乗る人の感性を刺激し、日々の生活に彩りを与える特別な存在となる可能性を秘めています。今後の市場の反応と、DSオートモビルがこのN°4で切り開く新たな未来に大きな期待が寄せられます。

ステランティスニュースリリース

https://www.media.stellantis.com/em-en/ds/press/n04-avant-garde-dedicated-to-excellence

DS Automobiles N°4

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この記事を書いた人

KAZUのアバター KAZU 編集長

自動車専門メディア『最新自動車情報』編集長のKAZU。IT企業から独立後、自動車専門サイト『最新自動車情報』を立ち上げ、編集長として12年間運営に携わってまいりました。これまでに、新車・中古車、国産車(日本車)から輸入車(外車)まで、あらゆるメーカーの車種に関する記事を6,000本以上執筆。その経験と独自の分析力で、数々の新型車種の発表時期や詳細スペックに関する的確な予測を実現してきました。『最新自動車情報』編集長として、読者の皆様に信頼性の高い最新情報、専門的な視点からの購入アドバイス、そして車(クルマ)の奥深い魅力をお届けします。後悔しない一台選びをしたい方、自動車業界のトレンドをいち早く知りたい方は、ぜひフォローをお願いいたします。

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