トヨタは「ライズ」をベースにした「ライズベース」を2024年頃に発売する。ボディサイズ大型化で3列シート7人乗りある可能性が高い。通常モデルの「ライズ」とエクステリアデザインを変更し、よりワイルドで大型化により人気車種となりそうだ。2022年12月12日に日本の特許庁に「RAIZE SPACE(ライズベース)」申請(商願2022-141247)した。
トヨタ 新型 ライズ について
ライズは、トヨタ自動車が販売する小型クロスオーバーSUVである。5ナンバーサイズに収めたコンパクトSUVである。 エクステリアは、新型「RAV4」などに採用されるアウトドア思考のデザイン、トヨタSUVの伝統を踏襲した力強く大胆なデザインを採用。プラットフォームはダイハツの「DNGAプラットフォーム」を採用。新型タントに続く「DNGA」第2弾となる。「LEDフロントシーケンシャルターンランプ(流れるウィンカー)」を上位グレード「X」に採用。

全長3,995mm、全幅1,695mm、全高1,620mmと5ナンバーサイズに収めている。大径17インチタイヤまたは16インチタイヤを採用。最小回転半径は4.9~5.0mとした。更にダイナミックトルクコントロール4WDを採用。設計および開発・生産をダイハツが行っているため先進技術「次世代スマートアシスト」を採用する。

メーターには7インチフル液晶のディスプレイ「アクティブ マルチ インフォメーションメーター」を採用。ライズ専用「9インチ ディスプレイオーディオ」を採用。SmartDeviceLinkとApple CarPlayに対応したアプリをディスプレイ上で操作することが可能。

荷室容量は369Lである。「スマートアシストⅢ」は2つのカメラを装備。更に「全車速追従機能付ACC」(上位グレードのみオプション)などの機能を追加した「次世代スマートアシスト」を搭載する。ステレオカメラを採用、歩行者対応や従来より作動速度域を拡大。「セーフティ・サポートカーS〈ワイド〉」(サポカーS〈ワイド〉対象車対象車となる。
2021年11月頃に「ライズ」に新たにハイブリッドグレードを追加し発売。ハイブリッドシステムはトヨタから供給されるため新型「ヤリス」に搭載されるハイブリッドシステムは新世代「直列3気筒 1.5L 直噴 ダイナミックフォースエンジン M15A型」に新しい小型化されたTHSⅡを採用する可能性が高い。全体の質量的にも問題がなく採用することが可能だ。「ヤリス」の場合はこのエンジンを搭載したことでWLCTモード燃費36.0~35.4km/L(2WD)と驚異的な燃費を叩き出しているが「ライズ」の場合は車両重量が「ヤリス」よりあるためWLCTモード燃費30.0km/Lほどとなるだろう。

トヨタは新型「ライズ」の一部改良(マイナーチェンジ)を行い新たにハイブリッドグレード 「e-SMART HYBRID」 を追加し2021年11月1日に発売する。併せてOEM車、 ダイハツ新型「ロッキー」にもハイブリッドモデルを発売する。
新型ライズ ハイブリッド について
ハイブリッドシステムは「e-SMART HYBRID」を採用。新開発の1.2L 直3気筒 エンジン(WA-VEX)+モーターを搭載。このエンジンにはロングストロークを採用し⾼効率な速燃焼を実現する「⾼タンブルストレートポート」により最⼤40%という⾼い熱効率を実現。 エンジンは発電専用。その電力を使用し100%モーターで走行するシリーズハイブリッド方式を採用。 WLCTモード燃費28.0km/L(2WD)と驚異的な燃費る、1.0L 直3気筒ターボエンジンと比較するとWLCTモード燃費18.6km/Lであるためハイブリッドエンジンを搭載することで燃費においては申し分ないだろう。さらに走りは 1.5L エンジンクラスの走りが可能。走行モード「スマートペダル(S-PDL)」を設定。ボディの随所に遮音材や制振材の最適配置、ロードノイズと風切り音を低減。ガソリンモデルでは新たに新開発の1.2L 直3気筒 エンジン(WA-VE) を2WDに採用しWLTCモード 20.7km/Lの低燃費を実現、4WDモデルは従来の 1.0L 直3気筒ターボエンジン が採用された。最上位グレード「Z」とハイブリッド車に 「電動パーキングブレーキ」「オートブレーキホールド」 を装備。 予防安全機能「スマートアシスト」を全車標準装備化し夜間の対歩行者検知を可能とした衝突警報及び衝突回避支援機能や標識認識機能(進入禁止/最高速度/一時停止)を追加した。

新型ライズ ハイブリッドシステム「e-SMART HYBRID」について
「e-SMART HYBRID」 システムは新開発の「1.2L 直3気筒 エンジン(WA-VEX)+モーター」で構成されており、エンジンは発電専用。 その電力を使用し100%モーターで走行するシリーズハイブリッド方式を採用。小さな排気量でシンプルな構造とコンパクトなサイズを実現。低・中速走行に強く、街乗りでの使用頻度が高い小さなクルマに適したハイブリッドシステム。WLCTモード燃費28.0km/L(2WD)と驚異的な燃費る 。
発電用エンジンには 1.2L 直3気筒 エンジン(WA-VEX)最高出力 60kW(82ps)/5,600rpm、105Nm(10.7kgfm)/3,200-5,200rpmを採用。駆動用モーターは最高出力78kW(106ps)、最大トルク170Nm(17.4kgm)を発揮する。トルクがモーターの特徴を生かした走りが可能だ。アクセル操作のみで車速をコントロール可能。加減速を繰り返す街中や下り坂などで、アクセルからブレーキへの踏みかえ頻度が減り、ドライバーの負担を軽減しつつ軽快な走りを実現する「スマートペダル(S-PDL)」採用。




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新型ライズ マイナーチェンジモデル スペック について
エンジンは従来通りの「1.0L 直3気筒ターボエンジン」に加え新たに 「1.2L 直3気筒エンジン」と 新開発の「1.2L 直3気筒 エンジン+モーター」を搭載。
スペック | ライズ ハイブリッド | ライズ | ライズ |
---|---|---|---|
全長 | 3,995mm | 3,995mm | 3,995mm |
全幅 | 1,695mm | 1,695mm | 1,695mm |
全高 | 1,620mm | 1,695mm | 1,695mm |
ホイールベース | 2,525mm | 2,525mm | 2,525mm |
エンジン | 1.2L 直列3気筒 エンジン +モーター | 1.2L 直列3気筒 エンジン | 1.0L 直3気筒 ターボエンジン |
最高出力 | 60kW(82ps)/ 5,600rpm | 64kW(87ps)/ 6,000rpm | 72kW(98ps)/ 6,000rpm |
最大トルク | 105Nm(10.7kgfm)/ 3,200-5,200rpm | 113Nm(11.5kgfm)/ 4,500rpm | 140Nm(14.3㎏m)/ 2,400-4,000rpm |
モーター 最高出力 | 78kW(106ps) | – | – |
モーター 最大 トルク | 170Nm(17.4kgm) | – | – |
トランス ミッション | e-SMART HYBRID システム | CVT | CVT |
駆動方式 | 2WD | 2WD | 4WD |
最小回転半径 | 4.9~5.0m | 4.9~5.0m | 4.9~5.0m |
WLCTモード燃費 | 28.0km/L | 20.7km/L(2WD) | 17.4km/L(4WD) |
JC08モード燃費 | 34.8km/L | 23.6~ 24.6km/L(2WD) | 21.2km/L(4WD) |
トヨタはインドネシアで新型「ヤリスクロス(YARIS CROSS)」を2023年5月15日(現地時間)発表した。デザインは「RAV4」や「ハイランダー」に似ていることから日本でも販売すれば人気車種になることは間違いない。


トヨタ 新型 ライズ スペース について
過去に発売した「スペース」と同じく、大型化を意味していると思われる。「ライズ」は販売が好調であり、2022年のSUVの販売台数では断トツ1位となる83,620台を記録している。OEM元のダイハツの「ロッキー」も22,223台で6位を記録している。

トヨタでは「ライズ」の上位に位置するモデルは「ヤリスクロス」であるが、全長4,180mm、全幅1,765mm、全高1,590mm、ホイールベース2,550mmの3ナンバーサイズのSUVであるが、「ライズ」は5ナンバーサイズに収めたコンパクトSUVである。 プラットフォームはダイハツの「DNGAプラットフォーム」を採用。新型タントに続く「DNGA」第2弾となる。全長3,995mm、全幅1,695mm、全高1,620mmと5ナンバーサイズに収めている。
新型 ライズ ハイブリッド ライバル車種について
コンパクトSUVはライバルが非常に多く、トヨタ「C-HR ハイブリッド」日産「キックス e-POWER」ホンダ「ヴェゼル e:HEV」と多くのモデルでハイブリッドモデルがある。そして魅力的な車種ばかりである。ライズが他車種と大きく違いう点はボディサイズである。ライズは唯一の5ナンバーサイズのSUVである。小さいSUVで更に燃費を求める人にはおすすめな1台となるだろう。
サイズ | ライズ | ヤリスクロス | C-HR |
---|---|---|---|
全長 | 3,995mm | 4,180mm | 4,385mm |
全幅 | 1,695mm | 1,765mm | 1,795mm |
全高 | 1,620mm | 1,590mm | 1,550mm |
ホイール ベース | 2,525mm | 2,550mm | 2,640mm |
以外にもヤリスクロスとライズはある程度差があるのでもう少しだけ大きなサイズとして「ライズ」の派生は「ライズスペース」を発売する意味はありそうだ。
トヨタ 新型 ライズ スペース 予想スペックについて
予想ではライズよりも全長を伸ばした室内空間にゆとりをもたせながらも5ナンバーサイズに収めたモデルとなりそうだ。
スペック | 新型ライズスペース |
---|---|
全長 | 4,095mm |
全幅 | 1,695mm |
全高 | 1,620mm |
ホイールベース | 2,525mm |
エンジン | 1.2L 直列3気筒 エンジン +モーター |
最高出力 | 60kW(82ps)/ 5,600rpm |
最大トルク | 105Nm(10.7kgfm)/ 3,200-5,200rpm |
モーター 最高出力 | 78kW(106ps) |
モーター 最大 トルク | 170Nm(17.4kgm) |
トランス ミッション | e-SMART HYBRID システム |
駆動方式 | 2WD |
最小回転半径 | 5.0m |
タイヤサイズ | 195/60R17 |
WLCTモード燃費 | 27.0km/L |

過去トヨタが発売した「スペース」は?
トヨタ「ピクシススペース」2014年(平成26年) 4月発売モデルトヨタ初の軽乗用車「ピクシススペース(PIXIS SPACE)」。ダイハツのムーヴコンテのOEM供給を受けて誕生。
ピクシススペース の名前の由来は?
- ピクシス – 「いたずら好きな小妖精」を意味する英語のpixieからの造語。
- スペース – トールワゴンの形状に由来。

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