トヨタのコンパクトクロスオーバーSUV「ライズ」は一部改良を行い2024年11月5日に発売します。今回のモデルは安全装備強化と価格改定が行われる予定です。既に各ディーラーには情報が入ってきている様子です。
ダイハツの不正問題もありましたが、ダイハツ「ロッキー HEV」トヨタの「ライズ HEV」2車種について道路運送車両法の基準に適合していることが確認されたことから、出荷停止の指示を解除することが2024年4月19日に発表された。そして、2024年7月17日に生産 18日に出荷再開したばかりです。
トヨタ 新型 ライズ 一部改良 2024年モデルについて
今回の一部改良モデルでは、最新の法規に適合でバックセンサーを2つ追加、リアバンパーのセンサーは4つになり、合わせてディスプレイ表示も変更となります。2WDモデルの寒冷地仕様を標準化します。更に価格改定が行われる予定です。
トヨタ 新型 ライズ 一部改良 2024年モデル ボディカラーについて
ボディカラーは変更はありません。単色モデル8色と2トンカラー3色を設定。
単色
シャイニングホワイトパール ※1
ブラックマイカメタリック
ブライトシルバーメタリック
ファイアークォーツレッドメタリック
ナチュラルベージュマイカメタリック
マスタードイエローマイカメタリック
レーザーブルークリスタルシャイン ※1
ターコイズブルーマイカメタリック
2トーンカラー
ブライトシルバーメタリック×ブラックマイカメタリック※2
ターコイズブルーマイカメタリック×ブラックマイカメタリック※2
シャイニングホワイトパール×ブラックマイカメタリック※3
※1 ディーラーオプション 33,000円
※2 ディーラーオプション 55,000円
※3 ディーラーオプション 77,000円
トヨタ 新型 ライズ 一部改良 2024年モデル グレード 価格について
原材料価格の上昇なども考慮して、メーカー希望小売価格が改定されます。
グレード | エンジン | トランス ミッション | 駆動 方式 | 価格 (10%) | 新価格 (10%) |
---|---|---|---|---|---|
X | 1.2L 直列3気筒 エンジン | CVT | 2WD | 1,707,000円 | 1,800,700円 |
G | 1,857,000円 | 1,958,000円 | |||
Z | 2,039,000円 | 2,152,000円 | |||
X | 1.0L 直3気筒 ターボエンジン | CVT | 4WD | 1,984,800円 | 2,079,000円 |
G | 2,133,700円 | 2,235,000円 | |||
Z | 2,299,200円 | 2,413,000円 | |||
G | 1.2L 直列3気筒 エンジン +モーター | e-SMART HYBRID システム | 2WD | 2,163000円 | 2,263,000円 |
Z | 2,328,000円 | 2,442,000円 |
トヨタ 新型 ライズ 一部改良 2024年モデル スペック について
エンジンやスペックに変更はありません。
スペック | 新型ライズ ハイブリッド | 新型ライズ | |
---|---|---|---|
全長 | 3,995mm | ||
全幅 | 1,695mm | ||
全高 | 1,620mm | ||
ホイールベース | 2,525mm | ||
エンジン | 1.2L 直列3気筒 エンジン +モーター | 1.2L 直列3気筒 エンジン | 1.0L 直3気筒 ターボエンジン |
最高出力 | 60kW(82ps)/ 5,600rpm | 64kW(87ps)/ 6,000rpm | 72kW(98ps)/ 6,000rpm |
最大トルク | 105Nm(10.7kgfm)/ 3,200-5,200rpm | 113Nm(11.5kgfm)/ 4,500rpm | 140Nm(14.3㎏m)/ 2,400-4,000rpm |
モーター 最高出力 | 78kW(106ps) | – | – |
モーター 最大 トルク | 170Nm(17.4kgm) | – | – |
トランス ミッション | e-SMART HYBRID システム | CVT | CVT |
駆動方式 | 2WD | 2WD | 4WD |
最小回転半径 | 4.9~5.0m | ||
タイヤサイズ | 195/60R17 | ||
WLCTモード燃費 | 28.0km/L | 20.7km/L(2WD) | 17.4km/L(4WD) |
JC08モード燃費 | 34.8km/L | 23.6-24.6km/L(2WD) | 21.2km/L(4WD) |
新型ライズ ハイブリッドシステム「e-SMART HYBRID」について
「e-SMART HYBRID」システムは、新開発の1.2L直列3気筒エンジン(WA-VEX)とモーターで構成されています。エンジンは発電専用で、その電力を使い、100%モーターで走行するシリーズハイブリッド方式を採用しています。このシステムは、シンプルな構造とコンパクトなサイズを実現し、特に低・中速走行に強いため、街乗りが多い小型車に最適です。WLTCモードでの燃費は驚異的な28.0km/L(2WD)を達成しています。
発電用エンジンには 1.2L 直3気筒 エンジン(WA-VEX)最高出力 60kW(82ps)/5,600rpm、105Nm(10.7kgfm)/3,200-5,200rpmを採用。駆動用モーターは最高出力78kW(106ps)、最大トルク170Nm(17.4kgm)を発揮する。トルクがモーターの特徴を生かした走りが可能だ。アクセル操作のみで車速をコントロール可能。加減速を繰り返す街中や下り坂などで、アクセルからブレーキへの踏みかえ頻度が減り、ドライバーの負担を軽減しつつ軽快な走りを実現する「スマートペダル(S-PDL)」採用。
ライズについて
新型「ライズ」は、5ナンバーサイズに収めたコンパクトSUVです。エクステリアは、新型「RAV4」などで採用されているアウトドア志向のデザインを取り入れ、トヨタSUVの伝統を引き継いだ力強く大胆なスタイルが特徴です。プラットフォームには、ダイハツの「DNGAプラットフォーム」が採用されており、新型タントに続く第2弾となります。上位グレード「X」には「LEDフロントシーケンシャルターンランプ(流れるウィンカー)」が装備されています。
全長3,995mm、全幅1,695mm、全高1,620mmと、コンパクトなサイズながら大径17インチまたは16インチタイヤを装備し、最小回転半径は4.9~5.0mに抑えられています。また、ダイナミックトルクコントロール4WDを採用し、優れた走行性能を実現しています。設計、開発、生産はダイハツが担当し、先進技術「次世代スマートアシスト」も搭載されています。
インテリアには7インチのフル液晶ディスプレイ「アクティブ マルチ インフォメーションメーター」が採用され、ライズ専用の「9インチ ディスプレイオーディオ」も装備。SmartDeviceLinkやApple CarPlayに対応したアプリをディスプレイ上で操作することが可能です。
荷室容量は369Lである。
ライズ 先進技術「次世代スマートアシスト」標準搭載
「スマートアシストⅢ」は2つのカメラを装備。更に「全車速追従機能付ACC」(上位グレードのみオプション)などの機能を追加した「次世代スマートアシスト」を搭載する。ステレオカメラを採用、歩行者対応や従来より作動速度域を拡大。「セーフティ・サポートカーS〈ワイド〉」(サポカーS〈ワイド〉対象車対象車となる。
車体前後各二つのコーナーセンサー装備 さらに進化した「次世代スマートアシスト」が、運転中の「ヒヤッ」とするシーンで事故の回避を図り、あなたの安全運転を支援します。 ソナーセンサーに加え、ドライバーの視界や頭上空間を妨げない、世界最小ステレオカメラを新搭載。 歩行者や先行車、障害物などの様々な情報を的確に捉え、運転者に注意を促したり、緊急ブレーキを作動させます。
衝突警報機能/衝突回避支援ブレーキ機能 ①衝突警報(対車両、対歩行者) 走行中に前方の車両や歩行者をカメラが検知し、衝突の危険性があると判断した場合、ブザー音とメーター内表示でお知らせします。
②一次ブレーキ(対車両、対歩行者) 衝突の危険があるとシステムが判断した場合、自動的に弱いブレーキ(一次ブレーキ)をかけ、運転者に衝突回避を促します。
③被害軽減ブレーキアシスト(対車両、対歩行者) 一次ブレーキ機能が作動している時にドライバーがブレーキを踏むと、ブレーキアシストが作動し、ブレーキ制動力を高めます。
④緊急ブレーキ(対車両、対歩行者) 衝突が避けられないとシステムが判断した場合、強いブレーキ(二次ブレーキ)で減速。衝突を回避したり、被害を軽減します。
車線逸脱抑制制御機能 走行中、ウインカーなしで車線からはみ出しそうになると、ブザー音とメーター内表示でドライバーに警告し、操作を促す。更に車線内に戻すようステアリン グ操作をアシスト。
先行車発進お知らせ機能 停止時に先行車が発進したことに気づかず、発進しなかった場合にブザー音とメーター内表示でお知らせ。
AT誤発進抑制制御機能+ブレーキ制御付誤発進抑制機能 ①前方誤発進抑制制御機能 ステレオカメラにより、前方4m以内に車両や壁などの障害物を検知している時に、シフトポジションを「前進」にしたままアクセルペダルを踏み込んだ場合、エンジン出力を制限することで、急発進を抑制します。②後方誤発進抑制制御機能 リアバンパーに内蔵されたソナーセンサーにより、後方2~3m以内に壁などの障害物を検知している時に、シフトポジションを「後退」にしたままアクセルペダルを踏み込んだ場合、エンジン出力を制限することで、急発進を抑制します。更にブレーキ制御を付加した。
ハイビームアシスト ステレオカメラが対向車のヘッドランプなどの明るさを検知し、自動でハイビームとロービームを切り替えます。これにより、切り替え操作なくハイビームでの走行が可能になり、街灯の少ない道路でも安心して夜間の走行ができます。
アダプティブドライビングビーム ハイビームで走行中に、対向車を検知すると、対向車の部分のみ自動で遮光。
標識認識機能 進入禁止の標識をステレオカメラが検知すると、メーター内表示でお知らせ。
ライズ 先進技術「スマートアシストプラス」
全車速追従機能付ACC(アダプティブクルーズコントロール)先行車の車速や距離をステレオカメラが検知し、車間距離や車速を維持、先行車に追従し停車 まで制御。
レーンキープコントロール 車線をステレオカメラが検知し、車線の中央を走行するよう、ステアリング操作をアシスト。
駐車支援機能「スマートパノラマパーキングアシスト」 軽自動車初 左右のカメ ラが駐車枠の白線を検知し、音声と画面ガイドに加えて、ステアリング操作をアシスト。
サイドビューランプ 夜間の右左折時、通常のヘッドランプに加え、左右方向を照らす補助灯を追加点灯させること で、ステアリングを切った方向を明るく照射。
トヨタ ライズ 2024年 販売台数
2024年は生産停止が影響しており、台数が回復していません。改良モデルで一気に回復するか注目ですね!
年月 | ガソリン車 | ハイブリッド車 | 合計 |
---|---|---|---|
2024年1月 | 2,130台 | 180台 | 2,312台 |
2024年2月 | 810台 | 280台 | 1,092台 |
2024年3月 | 1,430台 | 450台 | 1,874台 |
2024年4月 | 3,700台 | 50台 | 3,756台 |
2024年5月 | 2,790台 | 10台 | 2,799台 |
2024年6月 | 2,280台 | 2台 | 2,286台 |
合計 | 13,140台 | 972台 | 14,119台 |
編集部から一言
今回の改良で、ライズは安全性能がさらに向上し、より魅力的なコンパクトSUVになるでしょう。価格改定の情報も気になりますが、今後の発表に注目ですね!
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