トヨタ ライズは、2019年11月に発売されたコンパクトSUVです。ダイハツ ロッキーのOEM供給モデルであり、トヨタとダイハツの共同開発によって生まれました。発売以来、そのコンパクトなサイズ感と優れた燃費性能、そしてSUVらしい力強いデザインが人気を集め、販売台数を伸ばしています。
この記事では、トヨタ ライズの販売台数と生産台数の推移、好調の背景にある理由、そして今後の展望について詳しく解説します。
トヨタ ライズの販売台数推移
トヨタ ライズの販売台数は、発売当初から好調を維持しています。2020年には年間販売台数で2位を記録し、その後も常に上位にランクインしています。特に2022年には、1月から4月の期間でSUV販売台数1位を獲得するなど、その人気は確固たるものとなっています。
2023年に入っても好調は続き、コンパクトSUV市場を牽引する存在となっています。
2022年 販売台数
2022年の年間のSUV販売台数はトヨタ ライズが83,620台で圧倒的な首位となりました。
年月 | ガソリン車 | ハイブリッド車 | 合計 |
---|---|---|---|
2022年1月 | 3,370台 | 5,120台 | 8,494台 |
2022年2月 | 4,590台 | 5,310台 | 9,903台 |
2022年3月 | 5,110台 | 6,500台 | 11,610台 |
2022年4月 | 3,070台 | 3,270台 | 3,270台 |
2022年5月 | 1,790台 | 1,860台 | 3,652台 |
2022年6月 | 2,710台 | 2,670台 | 5,376台 |
2022年7月 | 3,370台 | 2,750台 | 6,117台 |
2022年8月 | 2,770台 | 2,960台 | 5,733台 |
2022年9月 | 5,170台 | 3,660台 | 8,829台 |
2022年10月 | 6,530台 | 2,130台 | 8,660台 |
2022年11月 | 3,380台 | 2,210台 | 5,589台 |
2022年12月 | 1,360台 | 1,960台 | 3,312台 |
合計 | 44,810台 | 38,810台 | 83,620台 |
2023年 販売台数
2023年の年間のSUV販売台数はトヨタ ハリアーが75,211台で首位、そして2位がトヨタのライズで64,995台となりました。
年月 | ガソリン車 | ハイブリッド車 | 合計 |
---|---|---|---|
2023年1月 | 2,280台 | 2,170台 | 4,447台 |
2023年2月 | 3,470台 | 1,940台 | 5,409台 |
2023年3月 | 4,860台 | 1,800台 | 6,657台 |
2023年4月 | 3,380台 | 2,340台 | 5,723台 |
2023年5月 | 4,070台 | 1,140台 | 5,205台 |
2023年6月 | 5,790台 | 2台 | 5,792台 |
2023年7月 | 3,980台 | 0台 | 3,977台 |
2023年8月 | 5,070台 | 0台 | 5,071台 |
2023年9月 | 5,630台 | 0台 | 5,625台 |
2023年10月 | 5,750台 | 0台 | 5,754台 |
2023年11月 | 6,290台 | 0台 | 6,289台 |
2023年12月 | 5,050台 | 0台 | 5,046台 |
合計 | 55,620台 | 9,392台 | 64,995台 |
2024年 販売台数
2024年は生産停止が影響しており、台数が回復していません。
年月 | ガソリン車 | ハイブリッド車 | 合計 |
---|---|---|---|
2024年1月 | 2,130台 | 180台 | 2,312台 |
2024年2月 | 810台 | 280台 | 1,092台 |
2024年3月 | 1,430台 | 450台 | 1,874台 |
2024年4月 | 3,700台 | 50台 | 3,756台 |
2024年5月 | 2,790台 | 10台 | 2,799台 |
2024年6月 | 2,280台 | 2台 | 2,286台 |
合計 | 13,140台 | 972台 | 14,119台 |
2019年11月のフルモデルチェンジを発表し月販目標台数は4,100台となっています。2023年は目標台数を上回る平均約5,400台ほどを生産しています。
トヨタ ライズが売れ続ける理由
トヨタ ライズがこれほどまでに売れ続けるのには、いくつかの理由が考えられます。
- コンパクトなボディサイズ: 日本の道路事情にマッチしたコンパクトなボディサイズは、運転のしやすさや取り回しの良さに貢献しています。
- 優れた燃費性能: 燃費性能の高さは、家計を助けるだけでなく、環境への配慮という点でも高く評価されています。
- SUVらしい力強いデザイン: SUVらしい力強いデザインは、都会的な洗練さとアウトドアのタフさを兼ね備えており、幅広い層に appeal しています。
- 充実した安全装備: 最新の安全技術が搭載されており、安心して運転できるという点も人気の理由の一つです。
- 手頃な価格設定: 手頃な価格設定でありながら、高い品質と機能性を備えている点も魅力です。
トヨタは、2019年11月5日に新型5ナンバーサイズのコンパクトSUV「ライズ」を発売しました。これは、ダイハツが企画・開発から生産までを一括して担当し、トヨタに供給するOEM車です。同時に、ダイハツも新型「ロッキー」を発売しました。両車は5ナンバーサイズで、全長3,995mm、全幅1,695mm、全高1,620mmとコンパクトなSUVです。
エクステリアデザインは、新型「RAV4」などにも見られるアウトドア志向のスタイルを取り入れ、トヨタのSUVの伝統を受け継ぐ力強く大胆なデザインが特徴です。プラットフォームにはダイハツの「DNGAプラットフォーム」を採用しており、新型タントに続く「DNGA」シリーズの第2弾となります。また、上位グレード「X」には「LEDフロントシーケンシャルターンランプ(流れるウィンカー)」が装備され、さらに「次世代スマートアシスト」といった先進技術も取り入れられています。
編集部から一言
トヨタ ライズは、今後もコンパクトSUV市場をリードしていくことが期待されます。2022年にはハイブリッドモデルが追加され、さらなる燃費性能の向上が実現しました。
トヨタ ライズは、コンパクトなボディサイズ、優れた燃費性能、SUVらしい力強いデザイン、充実した安全装備、そして手頃な価格設定など、多くの魅力を備えた車です。
今後もさらなる進化を遂げ、コンパクトSUV市場を牽引していく存在となるでしょう。